家族団らんの場やくつろぐために欠かせないソファは、大切な家具ではないでしょうか。
しかし、そんなソファにも当然寿命はあります。
毎日使うものだからこそ、汚れたり傷んだりしてしまいます。
そこで今回は、
- ソファの寿命はどのくらいか
- 使わなくなったソファの処分の仕方
などをまとめていきます。
ソファーの処分に困っている方や、買い替えを検討している方は是非参考にして下さい。
目次
ソファーの買い替え時期は?
ソファーの買い替えのタイミングは一般的にどのぐらいなのでしょうか。
ソファーの素材ごとに見ていきましょう。
布ソファーの場合
ソファーによく使われる素材の中で、布素材は丈夫で破れにくいと言われています。
布の生地に厚みがあるほど丈夫です。
布素材は汚れが付きやすいですが、カバーが外せるようになっているものが多いので、汚れたら小まめに洗うようにすれば、長くキレイに使うことができます。
使用状況によって寿命は異なりますが、布ソファーの場合7〜10年程が目安になるとされています。
もちろん汚れが酷く、落ちない場合や、修繕できないほど破れてしまっている場合は、使用年数を問わず買い替えが必要です。
合皮ソファーの場合
合皮素材のソファーは布素材よりも耐久性が劣ってしまいます。
寿命の目安は平均で3年程度です。
耐久性が低いのがデメリットではありますが、安価で購入でき、水気や汚れにも強いのでお手入れも簡単なのが特徴です。
合皮素材は使い込んでいくうちに、表面のコーティングが剥がれてくるので、そうなった時が買い替えの目安と言えます。
日光によく当たっていると、傷むのも早くなるため、長持ちさせるには直射日光をなるべく避けるようにしましょう。
本革ソファーの場合
本革ソファーは耐久性に優れている素材です。
大切に使えば10年以上使うことができるでしょう。
本革ソファーは、牛など動物の皮を加工して作られているので、使い込んでいくうちに味が出てくるところも魅力と言えるでしょう。
ただその分、購入時は値も張ってしまいます。
買い替えの目安は、表面がひび割れてきた時がサインと言えます。
合皮ソファーと同じく、直射日光を避け、水濡れにも気をつけていれば、それだけ長く使うことができるでしょう。
本革ソファーは見た目も格好いいので、インテリアとしての魅力もあります。
大型家具のソファーの処分方法
一般的にソファーは大型家具でゴミ袋にも入らない大きさです。
そのため、処分するのが困難なものの一つでしょう。
そんなソファーを処分したい場合、どうしたらいいのかご紹介します。
自分で解体する
手続きの手間やコストが最も掛からない方法は、ソファーを解体して家庭ごみとして出すことです。
ごみ袋に入る大きさまで解体できれば、特別な手順を踏む必要もなく、自治体のごみ回収日に出すことができます。
しかし、大きなソファーを自力で解体するのはかなりの労力が必要となります。
中にはノコギリでは切れない素材のものもありますし、家庭ごみとして出すためにはソファーの中に入っているスプリングを取り除かなくてはいけません。
そのため、ソファーなどの家具の解体に知識がある方でなければ難しいかもしれません。
粗大ごみで回収してもらう
1番手軽な方法は自治体で粗大ごみとして回収してもらう方法です。
粗大ごみとして出す手順は、
- ソファーのおおよそのサイズを測定し、市役所・区役所などに連絡をする
- 粗大ごみ回収の受付と料金を聞く
- コンビニや市役所・区役所で「粗大ごみ処理手数料券」を購入する
- 粗大ごみ処理手数料券を貼り付けてごみ収集場へ運ぶ
という流れになります。
「粗大ごみ処理手数料券」を購入する必要はありますが、指定された場所に置いておけば回収してもらえます。
自治体のごみ処理施設に持ち込む
粗大ごみの回収日まで自宅にソファーを置いておきたくない場合は、ごみ処理施設までソファーを持ち込むことも可能です。
粗大ごみ回収と同程度の費用で処分することができます。
ただし、コンパクトなサイズのソファーならいいですが、大きなソファーの場合、自身でごみ処理施設まで運ぶのは大変です。
場合によっては自家用車には乗り切らず、軽トラックが必要となることもあるため、運搬する車が用意できる方に限った方法となるかもしれません。
また、自治体によってはごみの持ち込みを行っていないところもあります。
新しいソファーを購入したお店で回収をしてもらう
ソファーを購入した家具店や日用品店などで、ソファーの引取りサービスを行っていることがあります。
回収料金は3,000円程度が相場ですが、大きいものだと料金も高くなります。
通販では対応していないことが多く、店舗で購入・依頼をする必要があることがほとんどです。
回収が可能かどうかは、ソファーを購入する際にお店に確認をしてみましょう。
リサイクルショップで買取をお願いする
ソファーを処分する場合、大型家具なので料金が発生してしまいます。
しかし、リサイクルショップで買取をしてもらえれば、逆にお金を得ることができるかもしれません。
ただし、必ず買い取ってもらえるわけではなく、お店の買取基準で評価されます。
買い取り査定は、ブランド品や有名なメーカー品だと評価が高くなります。
万一査定されなくても、無料で引き取ってもらえる場合もあるので、気になる方はリサイクルショップに問い合わせてみると良いでしょう。
新しいソファーを買うための軍資金となることも期待できるので、まだまだキレイなソファーを手放す時はリサイクルショップの利用も検討してみてください。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、大抵のものなら回収してくれます。
ソファーだけに限らず、他にも不用品があればまとめて回収してくれるので、処分したいものが多い方にはおすすめです。
また、不用品回収業者は、24時間受け付けをしているところもあるので、仕事で夜間にしか家にいられないという方でもソファーを処分することができます。
フリマアプリで販売する
フリマアプリや地域限定のリサイクルアプリなども最近よく利用されています。
店舗の買い取りサービスだとソファーが汚れていたら、買い取ってもらえないことが多いですが、フリマアプリの場合、多少汚れていても取り引きが成立することもあります。
ソファーは大型家具なので発送や引き渡しが困難ではありますが、店舗で売れないものが売れる可能性があるのでフリマアプリを活用してみるのも良いでしょう。
それぞれのメリット・デメリット一覧
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
自分で解体する | 特別な手続きが不要家庭ごみの収集日に出せるごみ袋代だけでソファーが処分できる | 解体する手間がかかる家庭ごみでは出せない部品もある材質によっては家庭で切断できない |
粗大ごみで回収してもらう | 安価で処分できる電話1本で手続きが済ませられる回収の日程もある程度融通が利く | 指定の回収場までは自力で運ぶ必要がある例えば、一人暮らしの場合、2人掛けのソファーを一人で運ぶのは容易ではありません。 |
自治体の処理施設に持ち込む | すぐに処分ができる処分費用が安価 | ソファーを運搬するための車が必要受付していない自治体もある |
新しいソファーを購入したお店で回収をしてもらう | 業者が回収してくれるので、自力で運ぶ必要がない新しいソファーのお届け時に回収する場合、二度手間にならないソファーの分解なども全て業者に任せられる | 料金が自治体の回収よりも高いすべての家具店で実施しているわけではない |
リサイクルショップで買取をお願いする | 売上金をもらえる可能性がある売上金が出なくても無料で引き取ってもらえることもある | 査定のためにお店に持ち込みが必要なお店もある売れない場合もある訪問見積もりの場合は、日数がかかる場合もある |
不用品回収業者に依頼する | 搬出から積込みまで行ってくれる夜間や土日祝日でも対応してくれる業者もある | 相場一つ5,000~10,000円程度。粗大ゴミなどに比べると料金が高くなる可能性有り |
フリマアプリで販売する | お店では値段がつかないものでも売れることがある欲しい人に譲れるため資源の無駄にならない自分が大切にしていたソファーを活用してもらえる | 大型家具のため送料が高い引き渡しが困難なことがある利用するアプリによっては住所や名前を教えることになる |
ソファーは壊れたら修理できる?
まだ使えそうなのに、ソファーを買い替えるのはもったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ソファーの修理代の目安は30万程度とも言われています。
余程思い入れのあるソファーなら別ですが、そうでなければ修理するよりも新しくソファーを購入した方が安く済む事の方が多いので、ソファーを修理に出すのは余り現実的ではないでしょう。
まとめ
ソファーの寿命の目安や処分方法を解説しました。
ソファーは大型家具のため処分するのは容易ではありません。
当記事ではそれぞれの処分方法のメリットとデメリットもまとめたので、ご自身に合ったものを選んでみてください。