お役立ちコラム

ゴミ屋敷片付け

静岡市、ゴミ屋敷に対する条例の制定へ

静岡市、ゴミ屋敷に対する条例の制定へ

静岡市でもまた、ゴミ屋敷条例の制定に向けて動き出しました。
2022年8月15日、ゴミ屋敷問題を解決するための条例案のパブリックコメント(市民意見公募)を開始しました。

これは2023年にゴミ屋敷条例を制定したいからとされていますが、ゴミ屋敷条例を制定することで得られるメリット・効果や、そもそもなぜゴミ屋敷条例が必要になるのか、その背景等についてを見てみるとしましょう。

静岡市がゴミ屋敷条例を必要としている理由

静岡市がゴミ屋敷条例を必要としている理由

静岡市ではパブリックコメントを開始しました。
これは市民から様々な声を聞くことを目的としたものですが、ではなぜ静岡市でゴミ屋敷条例を必要としているのか、その理由を探ってみました。

静岡市がゴミ屋敷条例を必要としている理由①ゴミ屋敷が社会問題となっている

静岡市に限らず、ゴミ屋敷は全国的な社会問題へと発展しつつあります。
かつてゴミ屋敷といえば、好奇の視線を向けられるもので、テレビ番組でもどこか面白おかしく取り上げられるものでした。
しかし近年は痴ほう症高齢者、単身高齢者がゴミ屋敷とさせてしまうことが増えていることから、社会問題へと変化しつつあります。

結果、ゴミ屋敷条例を制定し、対策を講じている自治体も増えています。
静岡市としてもやがて発生するであろうゴミ屋敷問題を、先手を打って条例化することで、備えようとしているのです。

静岡市がゴミ屋敷条例を必要としている理由②条例でなければ対応できない

ゴミ屋敷問題が社会問題となっている背景に、法律で対応できない点が挙げられます。
我々の生活の根幹をなすものが法律です。
しかしゴミ屋敷は、不快なものではあっても法律違反を問うことが難しいです。

それもそのはず、自宅が汚いだけなのです。そのため、法律的見地からの解決が難しいのです。
一方で、周辺住民が迷惑を被っているのも事実です。
そこで法律に頼らない制度作りとして、条例の制定が求められているのです。

静岡市がゴミ屋敷条例を必要としている理由③静岡市でも苦情が増えている

ゴミ屋敷は全国的に増えているとお伝えしましたが、静岡市でもゴミ屋敷に関する相談や苦情が増えています。
つまり、ゴミ屋敷で困っている人が増えているのです。
行政の役割は市民生活を支えることです。

市民が困っていると訴えているのであれば応えることこそ、行政の責務です。
ましてや多くの苦情が寄せられているのであれば、一早くゴミ屋敷条例を制定することが求められています。

静岡市がゴミ屋敷条例を必要としている理由④高齢化が進んでいる

静岡市に限った話ではなく、全国的に高齢化が進んでいます。
そしてゴミ屋敷は、高齢者が招いてしまうケースが増えています。
つまり、今後さらにゴミ屋敷が増えることが予想されますので、起きてからではなく、早めに条例を制定し、備えておくことが大切です。

行政はどうしても「何かあってから動く」性質を持っていますが、ゴミ屋敷に関しては住民の生活がかかっています。
増えることが分かっている以上、「増えてから」ではなく、一早く条例化し、来るべき時に備えようと考えるのもよく分かる話です。

ゴミ屋敷条例を制定することで見込まれる効果

ゴミ屋敷条例を制定することで見込まれる効果

静岡市はこれからゴミ屋敷条例を制定するのですが、実際にゴミ屋敷条例を制定することで、どのようなメリットが生まれるのか、見込まれる効果についてもご紹介しましょう。

ゴミ屋敷条例を制定することで見込まれる効果①行政主導で動ける

先にもお伝えしましたが、ゴミ屋敷は法律では対処できません。
周囲が「ゴミ屋敷だ」と騒いでも、該当住居の居住者が「ゴミじゃない、財産だ」と主張すれば、第三者は何もできません。
しかし条例を細かく制定することで法律に頼らずに、かつルールの名の下にゴミ屋敷を解決できます。

ゴミ屋敷条例を制定することで見込まれる効果②ゴミ屋敷になる前に動ける

ゴミ屋敷条例次第ではありますが、ゴミ屋敷になってからだけではなく、成る前のことまで制定することで、ゴミ屋敷を未然に防ぐこともできます。
静岡市に関してはこれから条例を制定しますので、他の自治体や住民の声を元に条例化を進めていくことになります。
その際、ゴミ屋敷になる前のことまで条例化すると、ゴミ屋敷になる前の段階で行政主導で何らかの対策を打ち出すことができます。

ゴミ屋敷条例を制定することで見込まれる効果③抑止力となる

静岡市はこれからゴミ屋敷条例の制定を目指します。
つまり、まだゴミ屋敷条例がありませんので、静岡市としてゴミ屋敷に対処できません。
つまり、ゴミ屋敷にしてしまう側とすれば、ゴミ屋敷にしてしまったところでデメリットがありません。

法律であれば違反することで逮捕されてしまいますが、法律では対処できないのです。
しかし条例にて罰則まで設けることで、抑止力として期待できます。

静岡市でも罰則付きで検討中

実際、静岡市の条例制定においても罰則は必須との声が上がっています。
罰則がなければ結局は実効性に乏しく、かつ抑止力としても期待できないとの声があります。

ゴミ屋敷条例を制定することで見込まれる効果④対策の迅速化

ゴミ屋敷条例を制定することで、もしもゴミ屋敷を発見した場合、どこに連絡するかや、そこでどのように対応するかなどが明文化されますので、対策の迅速化が期待できます。
まだゴミ屋敷条例がない静岡市の場合、ゴミ屋敷を見つけても何もできないのはもちろんですが、そもそもどこに連絡を入れればよいのかさえ不明瞭です。

行政側にとってもありがたい

条例がないと、連絡を受けた行政側としても何をすればよいのか分かりません。
しかしゴミ屋敷条例を制定することで、どこに連絡を入れるのか、連絡を受けて何をするのかなども明文化されますので、よりスピード感のある対応が可能になります。

ゴミ屋敷条例のない静岡市でのゴミ屋敷解決方法

ゴミ屋敷条例のない静岡市でのゴミ屋敷解決方法

静岡市はパブリックコメントを開始するなど、ゴミ屋敷条例制定に向けて動いています。
では、既にゴミ屋敷となってしまっている場合にはどのような解決策があるのか、その点も見てみるとしましょう。

自発的な解決を待つ

静岡市には、まだゴミ屋敷条例がありません。
つまり、ルールとしてゴミ屋敷問題を解決することができませんので、住居者の自発的な問題解決に期待するしかないのです。

レクチャーする

ルールに頼れない以上、自発的に解決してもらうしかありませんが、例えば不用品回収業者を教えるなど、解決方法をレクチャーすることは可能です。
静岡市にも不用品回収業者は多々ありますので、ゴミ屋敷解決の実績のある業者に依頼することで、ゴミ屋敷の解決が見込めます。
住居者とすれば、条例化され、行政による代執行であっても費用を負担しなければなりませんので、自発的に不用品回収業者を依頼した方が、結局は安くなる可能性が高いです。

静岡市のゴミ屋敷条例についてのまとめ

静岡市は今後、ゴミ屋敷条例を進めていくことになります。
条例がなければ、ゴミ屋敷に対して何もできません。
法律では居住者側の権利もあることから、いくら静岡市ではあっても何もできません。

しかし今後、高齢化が見込まれていますのでゴミ屋敷の増加が見込まれています。
ゴミ屋敷の問題を解決するためには条例の制定は不可欠です。
今後、静岡市がどのような条例を制定するのか注視しておきましょう。

ゴミ屋敷の片付け,
不用品の処分
をご検討なら

ゴミ屋敷バスター七福神へご相談を

散らかった部屋からの脱出
要らない物の整理整頓
など片付けのお悩みに
お応えします!

この記事を読んで少しでもゴミ屋敷や汚部屋を掃除したい、
要らない不用品を整理したいなど片付け・清掃を検討された場合は
是非、まずはお気軽にゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください!

この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

ゴミ屋敷片付け,汚部屋掃除,不用品回収の専門業者のロゴマーク
MENU
ゴミ屋敷片付け,汚部屋掃除,不用品回収の専門業者のフルロゴ
静岡市、ゴミ屋敷に対する条例の制定へ