不用品を売りたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
かつて不用品を売りたいと思ったら、リサイクルショップ等に持ち込むか、友人・知人に売る等、限られた選択肢しか用意されていませんでした。
しかし昨今はWEB環境を活用することで、不用品を気軽に売ることができます。
そこで不用品を売りたいと考えた時の選択肢や注意点について見てみましょう。
目次
不用品を売りたい場合の選択肢
不用品を売りたい場合、どのような選択肢が用意されているのかをご紹介します。
リサイクルショップへの持ち込み
リサイクルショップに不用品を持ち込み、買取ってもらう方法です。
リサイクルショップも多様化が進んでいます。
様々なジャンルの不用品の買取に対応しているリサイクルショップも登場していますし、リサイクルショップが扱っている品目であれば、買取に応じてくれるでしょう。
しかし、リサイクルショップへの持ち込みは基本的に安価です。
リサイクルショップにとっては、買取は仕入れです。
できれば安価に仕入れたいとの考えがあります。
フリーマーケットへの出品
いわゆる「フリマ」に出品する方法です。
この場合、業者に売るのではなく、直接消費者に売ることになります。
ですので、自らが設定する値段で売ることができます。
但し、必ず売れる保証はありません。
値段設定がおかしい、需要がないといった理由で、売りたいと思った不用品が売れない可能性は十分にあります。
また、現実的にフリーマーケットまで持ち運びが難しい不用品も、売ることはできないでしょう。
フリマアプリやオークションサイトでの売却
フリマアプリやオークションサイトでは、売りたいと思った不用品を出品し、買い手が現れることで取引成立となります。
つまり、フリマ同様買い手が現れなければ売ることはできません。
しかし、フリマのように現実空間で、かつ現物を直接持ち運ぶ必要はありませんので持ち運びが難しい重量物の不用品であっても売買が可能です。
また、フリマアプリやオークションの場合、現実のフリマのように、目の前の人だけが対象ではありません。
フリマアプリやオークションサイト利用者全てが閲覧・取引可能なので、売れる可能性が高いです。
友人や知人への譲渡
友人や知人への譲渡という選択肢もあります。
但し、不用品を欲しがる友人や知人を見つける必要があります。
但し、金銭の授受が絡みますので、口約束の場合、トラブルに発展する可能性もあります。
お金を出して譲ってもらったのにすぐに壊れたら、人間関係にも影響が出るかもしれません。
そのため、信頼を損ねない形での売買・やり取りが求められます。
お得に処分する方法
売ることはできないとしても、お得に処分する方法もいくつかありますので、こちらもご紹介します。
行政への持ち込み
どの自治体でも不用品回収を行っていますが、持ち込みに対応している自治体もあります。
焼却工場まで自らで持ち込むと、回収よりも安価に不用品の処分が可能です。
売ることができない不用品の処分としてはお得な方法になります。
但し、車での持ち込みが基本となりますので、車をお持ちでない場合には、車の手配代等を含めるとさほどお得にはならないでしょう。
あくまでもマイカー保持者で、かつ持ち込みを行っている自治体にお住まいの方のみの選択肢です。
自治体のイベントに出品する
こちらも自治体次第ですが、近年、環境問題への取り組みに力を入れる自治体が増えています。
ゴミの減量化のために、自治体がリサイクルイベント等を開催し、まだまだ使用できる不用品の再利用のために住民の不用品を他の住民に安価、あるいは無料で引き渡すイベントです。
開催している自治体にお住まいであれば、このようなイベントに参加することで不用品をお得に処分できる可能性があります。
しかし、貰い手が現れるのかという問題もあります。
引っ越し業者に任せる
引っ越し時に限った話ではありますが、不用品の処分や買取を行っている引っ越し業者も登場しています。
新居への運搬時、不用品も同時に処分してもらえる業者であれば、引っ越し料金にて不用品の処分が可能なので、他の選択肢と比較するとお得です。
ただし、あくまでも引っ越し時のみのサービスとして提供されていますので、引っ越しの予定がない場合、選択肢から外れてしまいます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者であれば、一度に大量の不用品の回収に対応してもらえます。
依頼者として費用を支払う側ではありますが、不用品が大量にある場合は、不用品回収業者に依頼した方が手間もかかりません。
さらに、行政にて不用品回収を依頼するよりも、安価に抑えられるケースもあります。
但し、僅かな量の場合、コストパフォーマンスが低下する傾向にあります。
つまり、自らでは処分が面倒な量の不用品を抱えている等、量が多ければ多いほどコストパフォーマンスが高まる傾向にあります。
慈善事業者に委ねる
昨今、貧困対策として先進国の不用品を集め、発展途上国に送る取り組みが行われています。
こちらは行政・自治体ではなく、NPO等が行っています。
NPO等が求めている不用品であれば、こちらに委ねるのも良いでしょう。
こちらはあくまでも慈善事業になりますので、売却利益は得られませんが、費用を支払うこともありません。
NPOの事務所への送料程度の負担で不用品を処分できると考えると、お得です。
不用品をより高く売りたい時のポイント
不用品を処分するのであれば、できればお金にしたいと考える人も多いことでしょう。
そこで、不用品をより高く売りたい場合のポイントについても抑えておきましょう。
状態の良さで価格が変わる
不用品が高値で売れるかは不用品の状態に左右されます。
ボロボロな不用品と、新品同然の不用品であれば、需要は大きく変わります。
つまり、穴が開いている、塗装が剥げている、凹んでいるといった状態の不用品は高く売りたいと思っても難しいでしょう。
不用品の需要でも変わる
物が売れるかの成否は、需要次第です。
例えば自分にとっては不用品だとしても世間で人気のアイテムであれば売れる可能性がありますし、需要の低い不用品は、売りたいと思ってもなかなか売れないでしょう。
近年ではスマホに関する物であれば売れる可能性が高いですが、趣味性の強いものは売れない可能性が高いです。
付属品の有無によって価値が変わる
物によっては、付属品の有無で売却価格が変わります。
箱、説明書といった物は、実用性のあるものではありませんが、買う側にとっては貴重なアイテムなので、それらが付属されているかで価値が大きく異なります。
例えば未開封であれば付属品が全て揃っていることを意味しますので、自身にとっては不用品ではあっても、欲しい人にとっては価値のあるものになります。
ですので、売れる可能性が高まりますし、金額も変わります。
付属品がない場合
裏を返せば、付属品がない場合、価値が下落する物があることを意味しています。
場合によっては、同じ物でも付属品によって買取金額が大きく変わります。
不用品を高く売りたいならポイントを抑えよう
不用品を高く売りたいのであれば、高く売るためのポイントを抑えることが大切です。
なぜ高く売れるのかといえば、買いたいと思っている人がいるからです。
そのため、不用品にどれだけの価値があるのかを把握することが重要です。
一方で需要のない不用品に関しては、売りたいと思っても難しいので他の処分方法を考えた方がよいでしょう。