コラムblog
部屋がゴミだらけになってしまう原因には、ものが捨てられない、整理できない、忙しい、また病気や障害によるものなど、いろいろあります。
ですが、ゴミだらけの部屋は、精神的にも肉体的にも悪影響を及ぼします。
まずは頑張って、いったん片付けましょう。
そのあとは、ものを床に置かない、ものの位置を決める、ものを増やしすぎないなどの予防をして、きれいな環境を保ちましょう。
目次
ゴミだらけの部屋に好んで住みたいと思う人はいないでしょう。
なのに、どうしても汚れてしまう、片付けられないという状況になる人がいます。
部屋がゴミだらけになってしまう原因とは何なのでしょうか。
物を大切にするのは良いことです。
しかし、ゴミだらけの部屋に住む人は、使わないものや使えないものも捨てられず、とっておく傾向があります。
「いつか使うかもしれない」と思い、次のようなものまで捨てられないのです。
- レジ袋
- 紙袋
- コンビニでもらった割り箸
- 街でもらった試供品
こうして物はどんどん増えていき、やがて部屋を占領するのです。
次のような人は、部屋がすぐに散らかってしまいます。
- よく考えれば必要ないのに、つい衝動買いしてしまう
- 安くなっているからと大量に買ってしまう
結局、置くところがなくてその辺に積み上げるしかありません。
そして、部屋のスペースを奪っていきます。
このように散らかった部屋では、ものを見つけることが難しいため、いざ必要になったときに取り出すことができません。
そのため、部屋のどこかにあるにも関わらず、また同じものを買うことになります。
そして、ますますものが増えていく悪循環に陥ってしまいます。
部屋が散らかっている人は、次のように帰ってきてすぐに物をしまわない傾向があります。
- 会社から帰って、脱いだ上着をすぐクローゼットにしまわずソファーに置く
- 買い物から帰ってきて、買い物袋の中身をすぐに出さず、テーブルの上に置きっぱなしにする
- 読んだ本や使ったコップをすぐに片付けない
このようなことを繰り返しているうち、ものが積み上げられていきます。
そして、どこに何があるのかわからなくなってしまうのです。
仕事が忙しかったり、育児に忙殺されている人は、どうしても片付けに回す時間が少なくなってしまいます。
気になっていながらも、掃除や片付けになかなか手をつけられません。
そして、気がついた時にはゴミだらけの部屋になっています。
また、夜勤がある人や、長時間働いている人の場合、ゴミ出しの時間に間に合わないという状況があります。
そして、出せないままどんどんゴミが溜まっていってしまうのです。
もともと掃除や片付けが苦手だったり嫌いなので、ものがどんどん溜まっていってしまうこともあります。
このような人は、上手な片付け方やゴミの分別がよく分からず、物やゴミが溜まっていってしまいます。
病気にかかっていたり、高齢化で体力や気力が衰えてしまうと、どうしても片付けられないことがあります。
ゴミを捨てたり、モノを動かしたりすることは、体力のない人にとっては重労働です。
そのために、なかなか片付けられません。
また、高齢になって他人との交流が少なくなる人も多いようです。
このような人は、自宅に人を招いたりすることが少なくなります。
そして、人の目を気にしなくなるため、片付けに力が入りません。
新型コロナウィルスの流行で、外出したり、人に会ったりする時間が極端に減りました。
家にいる時間が増えたことで、オンオフの区別がつきにくくなります。
ついだらけてしまい、片付けも適当になってしまいます。
ADHDなど、大人の発達障害が話題になることが多くなっています。
発達障害のために、どうしても片付けという行動ができない、集中できない人がいます。
また、鬱病などで心のバランスを崩してしまい、引きこもったり、セルフネグレクトに陥ることもあります。
このように、自分のことが何もできなくなってしまう人も増えているようです。
他にも、買い物依存症や溜め込み症といった「捨てられない」精神状態になってしまう人もいます。
ゴミだらけの部屋は、健康に良くありません。
次のような状況になる場合もあります。
- カビやホコリを吸い、呼吸器系の病気にかかる
- ダニなどの害虫に刺される
さらに、深刻な健康被害に陥ることもあります。
また、ゴミだらけの部屋は精神的にも悪影響を及ぼし、気力を奪っていきます。
汚部屋に住んでいては、何ひとつ良いことはありません。
一念発起、部屋を片付けましょう。
部屋の片付けや掃除をするためには、不用物やゴミを運び出す通路が必要です。
通路を作らないとゴミを運び出すことができません。
結局、ゴミを部屋に置くことになってしまいます。
まずは玄関と、玄関に通じる廊下を、人が通れる程度のスペースを作りましょう。
明らかにゴミであるとわかるものから捨てていきます。
以下のゴミを最初に捨ててしまいましょう。
- ペットボトル
- お弁当の容器
- 紙くず
ゴミを捨てたあと、部屋に残ったものを分類します。
「残すもの」「捨てるもの」「保留」の箱を作り、どんどん分けていきます。
- 残すもの:仕事などで必要なものや貴重品など
- 捨てるもの:もう使わないもの、長く使っていないもの
- 保留:思い出の品など、すぐに決められないもの
このように基準を決めて分けていきます。
この時、長く考え込んでしまうと、結局捨てられなくなってしまうのでよくありません。
直感でどんどん決めていきましょう。
「捨てるもの」の箱に入ったものを処分します。
未練を残さず、思い切って捨てましょう。
ここまで片付ければ、久しぶりに壁や床が見えてきます。
部屋の汚れを落とし、清潔にしましょう。
以下の理由で、どうしても自分で片付けができないかもしれません。
- 片付けが苦手
- 体力がない
その時は、思い切ってプロの片付け専門業者に依頼するのもおすすめです。
専門業者は、スピーディーに片付けを行ってくれます。
次の事まで全てを行なってくれます。
- 不用物の撤去・処分
- 害虫の駆除
- ハウスクリーニング
作業日も自分の都合に合わせてもらえます。
近隣に汚部屋を知られたくない人にも安心です。
近年、汚部屋の片付けを依頼する人が増えているようです。
費用は少しかかってしまいますが、プロの技術でピカピカになった部屋は、もう二度と汚したくなくなるかもしれません。
スッキリきれいになった部屋は気持ちいいものです。
でも、油断していると、またすぐゴミだらけになってしまうかもしれません。
部屋を再びゴミだらけにしないための予防法を知っておきましょう。
ものを床に置いてしまうと、動線が確保できなくなります。
掃除がしづらくなってしまうので、ホコリも溜まりがちになります。
さらに、床に転がった物の中身を確認するのが面倒になってしまい、放置してしまいます。
そして、一気に元の散らかった部屋に戻ってしまいます。
床はものを置く場所ではないと心得て、置かない習慣をつけましょう。
物を床に置かないためにも、物を置く位置を決めましょう。
何をどこに置くか決めておき、必ずそこに戻すようにします。
そうすれば、部屋が散らかることはなく、物を探す手間もなくなります。
最初は面倒かもしれませんが、やがて習慣になります。
物の位置を決めると、おのずと適正な物の量が分かってきます。
住んでいる部屋の間取りや広さにもよりますが、どのくらいの量の物を置ける部屋なのか把握しましょう。
物を増やさず、新しい物を買ったら古いものを捨てます。
物を一定量を保つようにすれば、部屋が散らかることはなくなります。
クローゼットや本棚は、物が溢れてしまいやすい場所です。
季節ごとや、2ヶ月に1度など、定期的に収納場所を点検する習慣をつけましょう。
そうすれば、必要以上に物が増えることはなくなります。
部屋がゴミだらけになるのには、必ず原因があります。
まず、自分の部屋がなぜゴミだらけになってしまうのか考え、解決の道を探りましょう。
部屋をゴミだらけにしないためには、物の量を適正に保つのが一番です。
自分の部屋できちんと管理できる物の量を把握し、それ以上増やさないようにしましょう。
そして何より、片付けの習慣をつけることが大切です。
物をしまう位置を決め、使ったらすぐに戻す癖をつけましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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