近年、自宅がゴミ屋敷化してしまったことに悩む男性が増えてきています。男性がゴミ屋敷を作り出してしまう心理はどのようなものがあるのでしょうか?
一般的には、男性が部屋をゴミ屋敷状態にしてしまっている場合、仕事が忙しくて時間がない、小さい頃から掃除する習慣がない、収集癖があるなどのほか、心理的なストレスやうつ病やADHDなどの精神疾患が原因となっている場合があります。
今回の記事では、ゴミ屋敷にしてしまう男性の心理や、ゴミ屋敷からの脱出方法を解説していきます。
目次
ゴミ屋敷を作るのは男性と女性どちらが多い?
ゴミ屋敷化してしまうのは男性と女性のどちらが多いんだろう。そんなふうに疑問に感じたことはないでしょうか。
女性は家事に慣れていそうだし、仕事に追われている男性は片づける暇がなさそうだし、と男性のゴミ屋敷率の方が高いと予想をする方が多いのですが、実はゴミ屋敷専門業者に助けを求めてくるのは女性の比率の方が圧倒的に多いというデータがあります。
相談に寄せられる男女比は、
- 女性 70%
- 男性 20%
- その他 10%
となっています。
女性の比率が多いことに驚く方もいるかもしれませんが、それでも男性でももちろんゴミ屋敷に悩んでいる方はいます。
男性がゴミ屋敷を作ってしまう原因や心理は?
男性がゴミ屋敷を作ってしまう心理や背景にどのようなものが考えられるのかを4つ挙げていきます。
仕事が忙しい
ゴミ屋敷化してしまう男性は、仕事に追われている方がとても多いです。
仕事が激務で疲れ果てているために、心理的にも自宅まで掃除する余裕は残っていないというパターンが多いようです。
平日、帰宅後に掃除をするのは難しいとしても、休日にまとめてやればキレイな部屋を保てると考えてしまいますが、余りに仕事で疲れていると、休日まで体を動かしている体力や心理的な余裕はないと、休日は丸1日ベッドで寝ているという方も珍しくはないようです。
実家では掃除は親に任せていた
ゴミ屋敷を作り出してしまう男性に多いのは、実家暮らしをしていた時は掃除や片づけにノータッチで家族に任せていたというパターンです。
片づけをする習慣が身についていないから、そもそも片づけの仕方自体が分からないという男性の心理が働くようです。
収集癖がある
男性の中には趣味で集めているものをコレクションしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように収集癖がある男性は珍しくなく、気付けば部屋の中が集めたもので溢れているといったケースも存在します。好きなものに囲まれたいという心理が働くようです。
収集しても保管場所が決まっていればいいのですが、とりあえず買って部屋の中に積み重ねている状態の場合も珍しくなく、それではせっかくのコレクションもゴミ屋敷状態になってしまったらもったいないですよね。
片づけに苦手意識がある
中には「自分は片づけができない」と決めつけて思い込んでいる人もいます。
片づけをすることに苦手意識があるから、「どうせ片づけてもすぐにまた散らかる」という心理が働き、なかなか重い腰を上げられないのです。
最初の一歩さえ踏み出せたらスムーズに片づけが進んでいく場合もあるので、まずは不要なものを捨てるところから始めていきたいところです。
ストレスや精神疾患が原因でゴミ屋敷になることがある?
男性が部屋をゴミ屋敷状態にしてしまっている場合、背景に心理的なストレスや精神疾患が隠れていることがあります。うつ病やADHDなどがそうです。
どのような病気が隠れていると推察されるのか、関係がありそうな疾患を見ていきましょう。
①うつ病
- 一日中気分が落ち込んでいる
- 何をしても楽しめない
- 食欲がない
- 眠れない
などの身体症状が表れるのがうつ病です。うつ病は過度なストレスを受け続けることで発症すると言われています。
無気力状態に陥ってしまうので、部屋の片づけや掃除をする心理状態ではなくなってしまいます。
それどころかゴミ捨てなどもできなくなることも珍しくないため、家の中のゴミ屋敷化が進んでしまいます。
こうなると自力で片づけるのはなかなか難しいので、ゴミ屋敷を解決させるためにはゴミ屋敷専門業者に依頼をするのがおすすめです。
②ADHD(注意欠陥・多動性障害)
- 物をなくしやすい
- 注意力がない
- 落ち着きがない
などの症状が出るのがADHDです。
精神的な病気というよりも、発達障害の一種なので本人の特性として抱えて生きていくこととなります。
ADHDを持っていると、整理整頓が苦手なだけでなく、ゴミ捨てのルールの把握もできないといったケースが出てきます。いつゴミを捨てたらいいか分からないため、家がどんどんとゴミ屋敷化していってしまうのです。
③OCD(強迫性障害)
強迫性障害は精神障害の一種で、強い不安にとらわれたり、同じ思考や同じ行動を繰り返す病気のことを指します。
例えば、
- 自分の手が汚れているような気がして何時間も手を洗ってしまう
- 玄関のカギを閉めたか不安で何回でも自宅に戻って確かめてしまう
などの行動を繰り返してしまいます。
また、物に対して強いこだわりを持つ場合も多く、客観的に見たらゴミにしか見えないような物でも本人からしたらゴミではないという心理となり、片づけが進んでいかないケースも多く見られます。
④認知症
認知症は、記憶力が低下していく病気です。物忘れが酷くなって、自分がゴミを出したかどうかが分からなくなったり、自分の意思で行動を起こすのが難しくなる場合もあります。
ゴミ出しも自分で行えなくなるので、どんどん家のゴミ屋敷化が進行していってしまうケースも多発しています。
認知症は、高齢者だけの病気ではなく、「若年性認知症」を発症するケースもあるので、おかしいなと感じたら早めに医療にかかる注意があります。
このように、ここで挙げたような疾患を中心に、病気が理由で男性の家がゴミ屋敷化してしまうこともあるのです。
ゴミ屋敷化してしまった背景にこうした病気があれば、自力でのゴミ屋敷解決は難しくなるので、ゴミ屋敷の専門業者に依頼をしたり、行政の支援などを受ける必要が出てきます。
ゴミ屋敷になった人、お風呂はどうしている?
ゴミ屋敷化が酷くなると水回りまで荷物で溢れてしまう場合も少なくありません。
不用品でバスタブが埋め尽くされているような状態になった男性はどのようにしてお風呂に入っているのでしょうか?
お風呂に入っていない
仕事で人に会うなら匂いエチケットも気になるので、お風呂に入らないわけにはいきませんが、コロナ禍の影響でテレワークで部屋から余り出る機会がなかったり、引きこもり状態の場合、そもそもお風呂に入らないという選択をしている人もいます。
そうなると、ただでさえ不衛生になりがちなゴミ屋敷の中で、自分まで汚れた状態でいると心理状態の悪化や健康を損なうリスクが懸念されてしまいます。
銭湯通いをしている
自宅のお風呂は物で溢れて入れないけれど、仕事などの関係でお風呂に入らざるを得ない場合、わざわざ銭湯へと出かけて入浴を済ませているという人もいるようです。
この場合、自宅がゴミ屋敷だと気付かれたくないという心理が働いている場合が多いようです。
とはいえ、毎日のように銭湯に通うと金銭的にも大変なので、数日置きに通ったり、週に1回程度通っているなど、頻度は人によって分かれています。
男性がゴミ屋敷にしてしまいがちな行動6選
それでは男性がゴミ屋敷を作ってしまうのに、やってしまいがちな行動も6つ挙げていきます。
①使ったら出しっぱなしにする
何か物を使ったら片づけずにそのまま出しっぱなしにしてしまうことはありませんか?
「後で元に戻せばいいや」と思いつつ、結局元に戻さずに出しっぱなしのまま放っておいてしまうことを繰り返すうちに、気付けば部屋中が物で溢れていたといった事態を招きかねません。
② 物を捨てられない
物にこだわりを持つ男性が多いからか、使わないなと思っていてももったいないという心理が働き、なかなか物を捨てられないといったパターンも多いです。
「絶対に取っておきたいもの」「捨ててもいいもの」「保留」と3つに分けて少しでも物を減らしていけるように工夫をしていくといいでしょう。
③収納場所を決められない
物の定位置が決まっていたら家の中は汚れません。
収納ラックなどを活用して、「ここにはこれをしまう」と決めていって、収納スペースに収まりきる分だけ物を持つようにすれば家は散らかりません。
ですが、元々物の定位置が決まっていないばかりに、物があちこちに溢れてしまったり、どこに物が置かれているのか分からなくて探し回る羽目になってしまいます。
④自分の縄張りを作る
男性の深層心理に自分の縄張りを作るといったものがあります。自分の好きな物に囲まれていると心も落ち着きますよね。
そんな感じでストレスが溜まるにつれて、どんどんと自宅の自分のスペースに物を置いて囲っていってしまうまるで「巣作り」のような行動をしてしまう男性もいます。
⑤計画性なく物を買ってしまう
欲しいと思ったらその心理的衝動のままに物を買ってしまうタイプの男性はゴミ屋敷を作ってしまうことが多いです。
なぜかというと、先ほど話した「物の定位置」が決まっていなかったり、そこに収まりきらない量なのに、どんどんと物を増やしていってしまうので、収納場所から溢れてしまった分が、部屋の中のあちこちに置かれることになり、結果ゴミ屋敷状態となっていってしまうのです。
⑥セルフネグレクト
ストレスが溜まってくると、「全てが面倒くさい」「もうどうでもいい」などといった投げやりな心理状態となって、自分のやるべきことを怠ってしまうことがあります。
そのせいで、部屋の片づけができずゴミ屋敷化してしまうこともよくあります。
ゴミ屋敷にならないための対策
ゴミ屋敷は改善を心掛けていかないと、どんどんと状況は悪化していってしまいます。これ以上、ゴミ屋敷が悪化してしまわないように取れる対策をまとめていきます。
いらないものを捨てる
部屋を片付けるには、物をとにかく減らすことです。物量が減れば、その分部屋の中は散らからなくなるのでゴミ屋敷化するのを予防できます。
まずは不要だと感じるものを捨てていくことから始めていけば、物を捨てていくリズムが身に着きます。
後回しにしない
ゴミ屋敷化しないキレイな部屋を作るためには、やるべきことを後回しにしないことも大切です。
忙しいと、ついついやるべきことを後回しにしてしまいがちですが、後回しにしていくうちにどんどんと物で溢れていって、手が付けられない状態になりかねないので、やれるうちに少しずつ片づけをしていく習慣をつけていくのがおすすめです。
不用品回収業者や清掃業者に依頼する
自力で片づけるのが無理だと感じたら、不用品回収業者や清掃業者に片づけを依頼するのも1つの方法です。ゴミ屋敷の片付け、掃除の経験が豊富な業者であれば、1日であっという間に部屋の中をキレイに片づけてくれるでしょう。
自分で片づける手間も、不要になった物をまとめたゴミ袋を処分する手間も不要で、全て業者に任せることができます。
仕事に追われて忙しい男性こそ、そういった業者を利用するとスムーズに部屋の中をキレイにできます。
ゴミ屋敷の片付けは業者にご相談を
「七福神」では、ゴミ屋敷の片づけ、掃除、ハウスクリーニングなどを行っていますので、お気軽にご相談ください。
- 見積もり費用
- 車両代
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の全てが0円無料で行っております。
余分な追加費用が一切不要でご利用頂くことができます。
〇ゴミ屋敷バスター七福神の料金プラン
間取り | 御料金・費用(税込) |
---|---|
1R/1K | 33,000円〜 |
1DK | 55,000円〜 |
1LDK | 88,000円〜 |
2DK | 121,000円〜 |
2LDK | 154,000円〜 |
3DK | 187,000円〜 |
3LDK | 209,000円〜 |
4DK | 242,000円〜 |
4LDK | 264,000円〜 |
間取りごとの料金プランの目安は上記のようになっています。
ゴミ屋敷に住む男性の心理のまとめ
今回の記事では、ゴミ屋敷になってしまいがちな男性の心理について解説しました。
ゴミ屋敷になりやすい男性の特徴に1つでも当てはまる方は、できるだけ早く行動を起こしましょう。早く片付ければ片付けるほど、かかる費用も労力も少なく済みます。
すでに自宅がゴミ屋敷になってしまっている男性は、ゴミ屋敷片付け業者への依頼がおすすめです。
ゴミ屋敷になりやすい男性に共通する特徴に当てはまる男性が身近にいる場合も、ゴミ屋敷片付け業者を勧めてみてください。