お役立ちコラム

ポストに無料回収のチラシを配る不用品回収業者は違法?危険?

「できるだけお金をかけずに不用品を処分したい」と考えているとき、ポストに「無料で不用品回収します」というチラシが入っていたことはないでしょうか。

しかし、「本当に無料なのか」と、不安に感じている方は多いかもしれません。

実際、悪質な業者がそのようなチラシを配布しているケースは少なくなく、後から高額請求される事例が多数報告されているので、注意が必要です。

この記事では、無料回収のチラシを配る不用品回収業者の目的や悪質な事例、依頼する際の注意点、信頼できる業者の見分け方について詳しく解説します

チラシの内容を安易に信じて悪質な業者に騙されないよう、判断基準をしっかり確認しておきましょう。

そもそもポストに無料回収のチラシを配るのは違法?

そもそもポストに無料回収のチラシを配るのは違法?

不用品回収業者が、ポストにチラシを投函すること自体は違法ではありません

ただし、ビラの配布が住居侵入罪にあたるとした裁判例があり、立入禁止の敷地内に無理やり侵入したなど、状況によっては違法になる可能性があります。

むしろ「無料回収」のチラシで問題となるのは、チラシを配布している業者が、自治体から必要な許可をとっていない違法業者の場合があることです。

一般家庭からの不用品を回収する場合、自治体から「一般廃棄物処理業」の許可をとらなければなりません。

この許可をとらずに、不用品回収をおこなう業者は少なくないため、後で解説する判断基準により、信頼できる業者かどうかを見極める必要があります。

不用品回収業者がポストに無料回収のチラシを配る4つの理由

不用品回収業者がポストに無料回収のチラシを配る4つの理由

不用品回収業者がポストに無料回収のチラシを配る理由として、以下の4つが考えられます。

  • 認知度を拡大するため
  • 無料訴求を使って興味・関心を引くため
  • WEBで集客できないため
  • 回収品を販売するため

それぞれ説明します。

認知度を拡大するため

まずは、営業したいエリアの住民に、自社の存在を知ってもらう意図があると考えられます。

チラシは低コストで大量配布できる広告手段であり、自社のサービスを広く認知してもらうのに効果的だからです。特に新規参入の業者ほど、積極的にチラシを活用する傾向にあります。

繰り返し配って頻繁に目にとまるようにすれば、その業者の存在感や信頼性が自然と高まり、必要なときに思い出してもらえる確率も上がります。

引越しが多くなる時期など、需要が高まる時期に合わせて配布をすれば、顧客獲得の効果も大きいでしょう。

このように、チラシは認知度の拡大に有効な手段となっているのです。

無料訴求を使って興味・関心を引くため

チラシで無料回収を強調しているのは、不用品の処分に悩む人の興味・関心を引こうとしていると考えられます。

「無料」という言葉は人を惹きつける力があり、問い合わせや依頼を得やすいからです。

ただし、全ての不用品を無料で回収してくれるケースは稀です。不用品を適切に処分するには、処理施設での処理費用や、家電リサイクル法によるリサイクル料金など、必ずコストが発生するためです。

自治体のサービスや、大手家電量販店による買い替え時の引き取りサービスなどでない限りは、警戒したほうが良いでしょう。

悪質な業者は、無料回収という言葉で客を引き寄せ、後からさまざまな理由をつけて高額請求してくるため、安易に信頼してはいけません

WEBで集客できないため

WEBでの集客が難しいため、チラシを配布している業者もいると考えられます

WEB広告の費用はチラシよりも高額な場合が多く、予算に限りがある小規模業者などは、チラシによる集客のほうが取り入れやすいからです。

また、不用品回収は地域密着型のビジネスであり、WEB広告よりも、チラシを配布したほうが、ターゲット層に直接アプローチできるという利点があります。

高齢者など、インターネットをあまり利用しないターゲット層に対しては、WEBよりもチラシのほうが目に留まりやすいため、広告効果が大きいでしょう。

ただし、WEB上で会社情報やサービス内容を公開していない不用品回収業者は、信頼性に欠ける場合が多いため、警戒するのが賢明です。

回収品を販売するため

無料で回収した不用品を、販売することで利益を出している業者もいます

リサイクル品の転売、家電を金属スクラップとして売却、機械類の部品を取り出して個別販売など、さまざまなビジネスモデルが存在するからです。

そうした業者は、チラシで無料回収を全面に押し出し、大量に不用品を回収しようとします。

ただし、販売価値のあるものだけしか回収してくれなかったり、依頼していないものまで強引に回収しようとしたりする悪質なケースもあります。

お得だと思い、このような業者に無料回収を依頼してしまうと、大切なものを不当に安い値段で取られるような被害にあう危険性があるのです。

ポストに無料回収のチラシを配る業者に依頼する5つの注意点

ポストに無料回収のチラシを配る業者に依頼する5つの注意点

ポストに無料回収のチラシを配る業者に依頼するときは、以下の5つの点に注意が必要です。

  • 不法投棄される可能性がある
  • 高額請求される
  • 回収可能な商品が少ない
  • キャンセルできない
  • 回収予定ではない商品まで持ち去られる

それぞれ説明します。

不法投棄される可能性がある

無料回収をうたう業者の中には、回収した不用品を不法投棄する悪質な業者がいます

そのような業者は、適切な処分ルートを持たず、回収したものを路上や山中などに不法投棄することで処分費用を回避し、回収料金をそのまま自分の利益にするのです。

不法投棄は廃棄物処理法に違反しますが、実行した者だけでなく、依頼者も責任に問われ、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金を科すとしています。(廃棄物処理法第25条第1項第6号

もし不法投棄されたものから所有者が特定されれば、警察から連絡を受けたり、撤去費用を請求されたりする可能性があります。

回収された不用品が適切に処分されるためにも、必ず信頼できる業者に依頼しなければなりません

高額請求される

チラシには「無料回収」と書いていても、実際に依頼すると高額な処分料を請求されるケースがあります

このような業者の手口として、無料だからという理由で見積もりを出さず、正式な契約書もなしに作業を開始するといった特徴があります。

しかし、回収後に「想定外の作業が発生した」「リサイクル料金がかかる」などと言って、事前に説明のなかった高額な追加料金を要求してくるのです。

トラブルを避けるために、依頼前に無料回収の条件やリサイクル料金についてよく確認し、書面で見積書をもらうようにしましょう。

自分からも、不用品の具体的な品名やサイズ、エレベーターの有無、駐車場所などについて事前に伝えておけば、追加請求のリスクを減らせます。

回収可能な商品が少ない

無料回収をうたうチラシでも、無料で回収できる不用品が限られている場合は少なくありません。

チラシの下部や裏面に小さな字で条件が書かれていることが多く、依頼したいアイテムが有料だったり、回収不可だったりします。

大型家具や家電リサイクル法対象の4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)などは、運搬費やリサイクル料などの名目で、追加料金を請求されることが一般的です。

無料回収されるのは、基本的には業者にとって利益が見込めるものであり、再販価値のあるものや、リサイクル可能なものなどに限られます。

チラシに記載された条件を見落とさないよう、最後まで目を通すことが重要です

キャンセルできない

無料回収をうたう業者の中には、一度申し込むとキャンセルができない場合があります。

悪質な業者は、この点を事前に説明せずに作業を進め、作業後に高額な費用を請求してきます。料金に納得できない依頼者がキャンセルを申し出ると、高額なキャンセル料を請求してくるのです。

脅迫的な態度を取る業者もおり、依頼者は恐怖心からキャンセルを諦めざるを得なくなります。

見積もりの段階でキャンセルしても、「出張費」などの名目で料金を請求されるケースもあるので、見積もりだけなら大丈夫だろうと安易に考えないようにしましょう。

事前の十分な説明と、キャンセルの自由を保証してくれる業者を選ぶことが重要です

回収予定ではない商品まで持ち去られる

回収予定ではなかった不用品まで、無断または無理やり持ち去ろうとする業者もいます。

再販価値のある家具や家電製品、貴金属などを狙い、転売やリサイクルによる利益を得ようとしているような業者です。

不用品の回収中に部屋の中を勝手に物色し、欲しいものを見つけると威圧的な態度で処分を迫ってきます。回収するまで帰ろうとしないため、回収に応じざるを得ないケースがあるのです。

回収対象を事前にはっきりさせ、回収作業中も最後まで目を離さず、依頼したいもの以外の回収には絶対に応じないという強い意志を持ちましょう

悪質な不用品回収業者に関するトラブル事例

悪質な不用品回収業者に関するトラブル事例

悪質な不用品回収業者の実際のトラブル事例が、自治体のホームページなどで紹介されているので、3つのケースをここで紹介します。

事例1:不法投棄

「『不用品回収します』と訪問され、パソコンディスプレイと自転車を渡して処分代金1500円を払った。後日、回収品が道路脇に捨て去られていた。」

引用:流山市「悪質な不用品等の回収業者にご注意ください」

回収されたものが不法投棄され、処分代金だけとられた事例です。

同じように、回収された品が近隣に不法投棄されていたという事例を報告している自治体はいくつかあります

自治体のホームページでも、依頼主が不法投棄を疑われ、再度処分料を負担する可能性があると記載されているので、このような業者に依頼しないよう注意しましょう。

事例2:無料ではなかった

「ポストに入っていた無料回収のチラシを添付してごみ処理を依頼した。軽トラックに積込んだ後で作業料などを徴収された。」

引用:横浜市「「無許可」の廃棄物回収業者に注意!」

『無料』とアナウンスする業者に廃品回収を依頼したが、不用品をトラックに積み終えたあとに6万円を請求された。『回収料金は無料だが、積み込み料金は発生する』としつこく請求された。

参照:独立行政法人国民生活センター

上の事例のほかにも、「これは無料対象品目ではない」「リサイクル料金がかかる」などさまざまな理由で急に料金を請求される事例が報告されています

引越しの日が迫っているなどの理由があり、やむを得なく支払ってしまう人も多くいます。

事例3:キャンセルできなかった

「キャンセルしようと思っても、「出張料金がかかる」と料金を請求されたり、「積み込んだものは自分で全部降ろしてくれ」などと無理難題を言われることにより、キャンセルを断念せざるを得なくなる。」

引用:東京都「ご家庭から出るごみ(粗大ごみ・廃家電など)の出し方についての注意」

「高額だったためキャンセルしようとしたら、暴力的な言動で威圧され、断れずに支払った。」

引用:厚木市「不用品(廃品)回収業者とのトラブルにご注意ください」

キャンセルできない事例も複数報告されており、悪質な業者の場合、強引に作業を進めたうえに、依頼者がキャンセルの申し出をした途端、態度が急変する場合があります

安心・信頼できる不用品回収業者の5つの判断基準

安心・信頼できる不用品回収業者の5つの判断基準

悪質な不用品回収業者の被害にあわないため、安心・信頼できる不用品回収業者の判断基準として、以下の5つを覚えておくと良いでしょう。

  • 必要な許可証を持っている
  • 会社名・代表者氏名・電話番号が実際にある
  • 見積書をもらえる
  • 見積もり後のキャンセルができる
  • 顧客満足度・口コミが高い業者を選ぶ

それぞれ説明します。

必要な許可証を持っている

そもそも、必要な許可を得ずに営業をおこなっている違法業者が多くいます

家庭から不用品回収をおこなえるのは、回収を実施する区域の自治体から「一般廃棄物処理業」の許可を取得した業者のみです。

この許可証がある業者は、法的な手続きを経て営業し、行政の監督下にあるため、安心して依頼できます。

なお、「産業廃棄物処理業」や、中古品の売買に必要な「古物商」の許可証だけでは、家庭からの不用品は回収できません。

「一般廃棄物処理業」の許可を得ているかどうかは、チラシやウェブサイトで業者の許可証番号を確認し、自治体に問い合わせるのが確実です。

許可証番号が見つからない業者への依頼は避けるべきです。依頼をする前に、業者が適切な許可を得ているか、必ず確認してください。

会社名・代表者氏名・電話番号が実際にある

チラシに記載された業者情報が正しいかどうかも、信頼性を測る上で重要なポイントです。

悪質な業者は、依頼者や行政機関からの追跡を避けるために、架空の情報を載せている可能性が高いからです。

会社名や代表者名、電話番号が実在するかどうかをネットで検索したり、Googleマップで確認したりしましょう。

全ての法人が掲載されているわけではありませんが、国税庁の法人番号公表サイトで社名などを入力して確認することもできます。

これらの方法を組み合わせて、依頼前に、実在する会社かどうかを調べるようにしましょう。

見積書をもらえる

事前に見積書を発行してくれる業者は、信頼できる可能性が高いです

悪質な業者は、後から高額な請求をするために、見積書を作成せず、口頭での説明や曖昧な約束に留めようとする傾向があるからです。

見積書を出さない業者や、見積書の内容が不明瞭な業者は避けたほうが良いでしょう。

不用品回収を依頼する前に必ず見積書を依頼し、具体的な不用品の種類や量を伝え、正確な金額を提示してもらうことが重要です。

見積書は、トラブルになった際の重要な法的根拠となるため、内容をよく確認して、疑問点は納得いくまで質問しましょう。

見積もり後のキャンセルができる

見積もり後のキャンセルに応じてくれる業者かどうかも、重要な判断材料です

悪質な業者のなかには、見積もりは無料としながら、見積もり後に断ろうとすると、高額なキャンセル料を請求し、無理に契約を結ばせようとするものがいるからです。

見積もりの段階で、事前にキャンセル料の説明がない場合は、キャンセル料を支払う義務はありません。

トラブルに巻き込まれないためにも、見積もりを依頼するときに、見積もり金額に納得できない場合はキャンセルできるかどうかを確認してきましょう。

顧客満足度・口コミが高い業者を選ぶ

ネット上の口コミや評判を、依頼する前にチェックするのも有効です。

実際に利用した人の生の声は、業者の実態を知る手がかりになるからです。

口コミでは、実際の対応の良し悪しや料金の妥当性、スタッフの人柄など、業者のホームページでは確認できない貴重な情報が多く得られます。

「Google マップ」や「暮らしのマーケット」など複数の口コミサイトを確認したり、SNSで情報収集をしたりするのがおすすめです。

ただし、事実でないことが書かれている可能性もあるため、個々の口コミの内容をすべて鵜呑みにせず、あくまで参考程度に捉え、複数の口コミを見比べることが大切です。

不用品回収ならゴミ屋敷バスター七福神にご依頼がおすすめ

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無料回収のチラシは魅力的ですが、悪質な業者も多く、数十万円の被害にあう事例もあります。不用品回収を依頼する際は、本当に信頼できる業者なのかをしっかり見極めましょう。

その点、ゴミ屋敷バスター七福神は安心して依頼できます。

ゴミ屋敷バスター七福神は、関東1都7県、関西6県、東海4県、東北1県を対象に、ゴミ屋敷清掃、不用品回収、ハウスクリーニングなどのサービスをおこなう清掃専門会社です。

「一般廃棄物処理業」の会社と提携し、必要な許可を得て回収をおこなっています。「古物商」の許可もあるため、その場で買取可能なものは買取し、回収料金から値引きしてくれます。

見積もりのみでも無料で依頼でき、見積もり金額からの追加請求は一切ありません

相談件数は2万件を超え、口コミサイトでの評価も高く、多数のメディアでも紹介されているので信頼性も確かです。

不用品1点の回収から対応してくれるため、まずは気軽に相談してみるのをおすすめします

まとめ

ポストに投函された無料回収をうたうチラシを見て、安易に依頼すると、悪質な業者にあたってしまう危険性があります

回収作業後の高額請求や不法投棄などの事例が多数報告されているのです。

優良な不用品回収業者を見極めるために、「一般廃棄物処理業」の許可の有無、会社情報の信頼性、見積書の提示、キャンセル対応、顧客満足度などを必ずチェックしてください。

依頼するときは複数社見積もりを取り、成約前に納得いくまで契約内容を確認することが賢明です

自分で業者を選ぶ自信がない場合は、信頼と実績のあるゴミ屋敷バスター七福神に依頼するのはいかがでしょうか。

この記事で紹介した安心・信頼の不用品回収業者の基準をすべて満たしており、顧客満足度も高くなっています。

見積は無料で、押し売りは一切ないため、安心して相談してみてください。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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