「賃貸の部屋をゴミ屋敷にしてしまったのでリセットの意味でも引っ越ししたい」
「ゴミ屋敷でも引越し業者は依頼を受けてくれる?」
「ゴミ屋敷から引っ越しをするためには何をしたらいいのか知りたい」
自身で片付けることが困難なほどに膨れ上がったゴミや不要品の山、それでも引越しをしたい人、引っ越さなければならない人など、事情は人それぞれあるでしょう。
しかし、ゴミ屋敷にしてしまった家から引越しをすることなど実際にできるのでしょうか?
ここではゴミ屋敷でも業者に引越しの依頼ができるのか、どうやってゴミ屋敷の状態から引越しをするのかなど、ゴミ屋敷と引越しについて解説します。
目次
引越し業者はゴミ屋敷の部屋には対応できない!その理由とは
結論から言いますと、引越し業者はゴミ屋敷状態からの引越しには対応していません。
何故家の中がゴミ屋敷だと引越し業者は引き受けてくれないのでしょうか?
見積もりが取れない
引越し業者は主に以下の要素によって見積もりを取って費用を算出します。
- 運搬する荷物の量
- 運搬する移動距離または移動時間
- 人件費や梱包資材費などの費用
- オプション料金(繁忙期など)
部屋がゴミ屋敷状態であると、何が不用品で何を運び出すのか、ゴミで動線が塞がれていて物を運び出すのにどれだけ時間が掛かるのかなど、引越し業者は目算することすらできません。
そのため見積もりを出すことができずに依頼を断ることがあります。
不用品回収をしていない
引越し業者は基本的に不用品回収には応じていません。
中には不用品回収サービスを売りにしている引越し業者もありますが、引き取ってくれるものはあくまで不要品であって、ゴミ屋敷のゴミに関しては受け付けてもらえないでしょう。
引越し業者の主な業務は荷物の運搬作業です。
業者として不用品やゴミを処理するには、
- 産業廃棄物収集運搬処理業者
- 一般廃棄物収集運搬処理業務
などの許認可が必要なため、これらの許認可がない引越し業者に不要品や産業廃棄物などのゴミの処理をさせることはできません。
片付けや清掃はサービス外
引越し業者によっては退去後のお掃除サービスがあるところもありますが、ゴミ屋敷レベルの散らかり様なら断られる可能性が大きいでしょう。
引越し業者の多くは一日に複数件の引越し業務を行うため、1件の案件に大量のゴミを処分するような時間は取れません。
前述しましたが引越し業者は荷物の運搬業者に過ぎず、清掃会社ではありません。
ゴミ屋敷から引越しをするためには何から始めるべき? 具体的な2つの方法
引越し業者に頼れないならゴミ屋敷からの引越しは諦めるしかないのか?というと、そんなことはありません。
ゴミ屋敷から引越しするための具体的な方法を2つご紹介しましょう。
自身でゴミ屋敷を片付けてから引越し業者に依頼する
ゴミ屋敷から引越しするためには、ゴミ屋敷を綺麗にすることから始めなければなりません。
そこで1つ目の提案は、自身で片付けを行い、ゴミ屋敷の状態を改善してから引越し業者に依頼する方法です。
ただし、自力でゴミ屋敷を片付けることができなければ、引越しそのものができません。
時間を掛けてゴミ屋敷を片付けていく必要があります。
ゴミ屋敷専門の清掃業者に片付けてもらってから引越し業者に依頼する
2つ目の提案は、ゴミ屋敷専門の清掃業者にゴミ屋敷を片付けてもらい、綺麗な部屋にしてから引越し業者に依頼するパターンです。
この場合、異なる2つの業者に依頼することになるため、スケジュール調整を行う必要がある点や、それぞれの業者に費用を支払うので費用が掛かることに留意しなければなりません。
ゴミ屋敷専門の清掃業者はどこまでしてくれるの?
ゴミ屋敷を専門とした清掃業者では、以下のような作業を引き受けてくれます。
どの作業でも複数の人員でもって短時間で完了してくれるところが業者を利用するメリットです。
ゴミ屋敷の片付け
ゴミ屋敷状態になった部屋にある物やゴミ、不要品を片付けて外へ搬出します。
出入口や階段、通路を通らないような大きな粗大ゴミがあれば、その場で解体して外に搬出してくれます。
粗大ゴミや不要品の処分
ゴミ屋敷から搬出した物の中でも粗大ゴミや産業廃棄物に指定されたものがあれば、適切に処理してくれます。
中には不要品を買取してくれる業者もあり、その分作業費用から差し引いてくれます。
仕分け作業
ゴミは可燃ごみや不燃ごみ、資源ごみなどの種類に分けて捨てる必要があります。
特に資源ごみなどは分別が面倒なので、ゴミ屋敷内にある量となると自身で分別作業をすることは大変な労力です。
そしてゴミ屋敷の中にある物には貴重品が紛れ込んでいたり、利用者にとって大切な物も紛れています。
そういったものを逐一確認、分別してゴミを処分してくれるところが業者を利用する利点とも言えるでしょう。
ハウスクリーニング
ゴミ屋敷状態の部屋からゴミや不要品を持ち出すと、どうしても床や壁が汚れていたり、部屋中ホコリまみれになっているものです。
業者であれば床を掃く、雑巾がけするなどの簡易清掃は行ってくれます。
状態によっては特殊清掃扱い
汚れの程度によっては特殊清掃の範囲になることがあるため、別料金になる業者もあるので事前に確認しましょう。
特殊清掃扱いになる部屋の状態は以下を参考にしてください。
- 消臭、消毒、除菌が必要となる空間
- 害虫駆除(ゴキブリ、コバエ、蛆など)
- 孤独死などによる遺体からの体液汚れ
- 動物の多頭飼育崩壊などによる糞害
参照:日本除菌脱臭サービス協会 特殊清掃とは何をする?作業内容・方法を解説
自身で片付けた場合と業者に依頼した場合の費用はどれくらい?
ゴミ屋敷は何とかしたいけれど、ゴミ屋敷清掃費用と引越し費用の両方必要になることを知ったら費用面のことが心配ですよね?
自身でゴミ屋敷を片付けた場合と、ゴミ屋敷専門の清掃業者に依頼した場合の費用感について見ていきます。
自身で片付けた場合
ゴミ屋敷を自身で片付ける場合は、以下の費用が掛かります。
- 不要品の処分費(自治会指定のゴミ袋やステッカー)
- 粗大ゴミの回収費
- ゴミをまとめるためのゴミ袋やビニール紐代
- 清掃道具や洗剤、手袋、マスクなどの備品代
これらが揃えば自身でもゴミ屋敷を片付けることができますが、時間とコストは相当掛かることが考えられます。
ゴミ屋敷専門の清掃業者に依頼した場合
ゴミ屋敷専門の業者に依頼する際の費用の目安としては、ゴミの量に対して以下に書かれた料金が一般的な相場とされています。
ゴミを乗せるトラックの大きさ | 料金目安 |
---|---|
軽トラック1台分 | 約3万円~4万円 |
2トントラック | 5万円〜8万円 |
4トントラック | 20万円~30万円 |
上記に加えてゴミの分別や搬出作業を業者に全て任せる場合、作業量に合わせた人件費や作業時間などが加味されます。
また、片付けた後に水回りの掃除やハウスクリーニングなどの追加作業が発生することがあれば追加料金となる業者もあります。
トータルの費用はそれなりに掛かりますが、ゴミ屋敷清掃が1日もしくは数時間で終わることを考えれば、業者に全てを任せることも一案です。
ゴミ屋敷から引っ越すために留意すべきポイント5選
ゴミ屋敷からの引越しは、ゴミを片付けるだけに留まらない引越しを前提とした幾つかのポイントがあります。
事前にポイントを押さえてから引越し業者に依頼をするようにしましょう。
清掃業者への依頼時に引越しであることを伝える
ゴミ屋敷専門の清掃業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する場合は後に引越しが控えていること、引越しの日程が決まっていればその日程も伝えておきましょう。
引越しを控えたゴミ屋敷の片付けの場合、引越し作業当日までに部屋をキレイにする必要があるためスケジューリングが重要になります。
以上の理由により、引越し前までにゴミ屋敷の片付け作業を行える業者を確保する必要があることにも注意しましょう。
新居に持っていく物は予め伝えておく
清掃業者にゴミ屋敷を片付けてもらうに当たり、部屋の中にあるものがゴミなのか不要品なのか、新居でも使うものなのか、そういった判断は業者にはできません。
なので、依頼人からの指示がなければ新居で使う予定だった物が処分される可能性があります。
「もし部屋から○○が出てきたら新居に必要な物なので教えてください」等、ゴミに埋もれた大切なものがあれば事前に業者に伝えておきましょう。
家具付き物件からの退去は自身で家具を処分しなければならない場合がある
賃貸物件の中には家具・家電が既に備わっている家具付き物件というものがあります。
家具付き物件と聞くと、家具・家電を代々の入居者が使用していくようなイメージですが、物件によっては新たな入居者が入る度に新品に取り換えるところもあるのです。
もし自身が住んでいた物件が家具付き物件だった場合は、自身で家具・家電を処分する必要があるのかどうか、契約書の内容を改めて確認してください。
自身で処分しなければいけない場合は、その分の処分費用や業者の人件費を考慮しましょう。
ゴミ屋敷だった部屋は原状回復費用がかかる可能性がある
ゴミ屋敷だった部屋は長期間清掃がされていないことが多く、カビや頑固な汚れ、シミが残っていることが多くあります。
ハウスクリーニングをすれば多くの汚れはキレイになるかもしれませんが、それだけでは大家や管理会社が考える「原状回復」には至らないかもしれません。
「原状回復」とは、借主が賃貸契約終了時に、物件を契約当初の状態に戻す義務のことです。
この義務は、通常賃貸契約書に保証されています。
一般的に通常の生活で発生する汚れや経年劣化については、賃借人が負担する必要はありません。
しかし、故意や不注意による損傷や汚れだと判断されれば、借主が修繕費を負担する必要があります。
部屋をゴミ屋敷状態にして生じた深刻な汚れや劣化があった場合は修繕費を請求されることがあるので、費用面に関して注意が必要です。
ゴミ屋敷の片付けスケジュールは余裕をもって組もう
ゴミ屋敷からの引越しは片付けに時間を要するため、早めの準備が必要です。
目安としては約1ヶ月前から、この時点で「自身で片付けるか」「業者に依頼するか」を決めましょう。
もし自身で片付ける場合、粗大ゴミや資源ゴミの回収日が自治体によっては月に何日もない場合があるため、予め自治体のゴミ回収日や粗大ゴミの出し方を確認してから行動するとスムーズです。
ゴミ屋敷専門の清掃業者に依頼する場合は、自身の条件に合った業者を複数選び、相見積もりを取ってから検討しましょう。
引越し前のゴミ屋敷の片付けはプロに全てお任せ!
引越しの前にゴミ屋敷問題を解決するには、ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼することが最善の方法です。
ゴミ屋敷バスター七福神は全国でサービスを展開するゴミ屋敷片付け業者なので、大量の不要品があるようなゴミ屋敷部屋に困っている方の力になります。
以下は七福神がゴミ屋敷を片付けしている様子です。
【ゴミ屋敷】大量のゴミやペットボトルが散乱しているお部屋を大掃除!|名古屋市編
ゴミ屋敷バスター七福神のゴミ屋敷清掃の基本料金
ゴミ屋敷バスター七福神の基本料金は以下になります。
特急料金、深夜料金、女性スタッフのリクエスト料金は一切掛かりませんので、お客様のご都合の良い日時をご要望ください。
間取り | 御料金・費用(税込) |
---|---|
間取り | 御料金・費用(税込) |
1R/1K | 33,000円〜 |
1DK | 55,000円〜 |
1LDK | 88,000円〜 |
2DK | 121,000円〜 |
2LDK | 154,000円〜 |
3DK | 187,000円〜 |
3LDK | 209,000円〜 |
4DK | 242,000円〜 |
4LDK | 264,000円〜 |
また、相談やお見積もりは無料で行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
ゴミ屋敷からでも引越しはできる!プロの力を借りて新生活を迎えよう
ゴミ屋敷から引越しするためには、ゴミ屋敷の片付けだけではなく、ハウスクリーニングもして部屋を綺麗にする必要があります。
ゴミ屋敷の片付け業者に片付けてもらうか、あるいは自身で片付けてから引越し業者へと依頼するか、決断は早い方が良いです。
もし退去日までに時間がない場合は、ゴミ屋敷専門の清掃業者に依頼して短時間で片付けてもらう方法をおすすめします。
専門業者に依頼して無理のないスケジュールで引っ越しを済ませましょう。