家電リサイクル法の施行より、テレビは粗大ごみとして無料で処分ができなくなりました。
テレビの処分方法は全部で4つのやり方があり、それぞれメリットとデメリット、相場が異なります。
今回は、自分に合ったテレビの処分方法を選ぶために、特徴を解説していきます。
自宅に古いブラウン管テレビがあり困っている方、壊れたテレビの処分したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
テレビは粗大ごみにならないの?
家電リサイクル法が施行されてから、実は使わなくなったテレビを無料で捨てることはできなくなっています。
家電リサイクル法とは、一般家庭または事務所から出されたテレビや洗濯機から、まだ使える部品や素材をリサイクルして、廃棄物を減らすために施行されました。
家電リサイクル法の対象となる「家電4品目」
- テレビ(ブラウン管テレビ、液晶テレビ・プラズマテレビ)
- 冷蔵庫、冷凍庫
- 洗濯機、衣類乾燥機
- エアコン
家電リサイクル法で決められている上記の4つの品目は、小売業者や一般廃棄物運搬業の認可を受けている・提携を組んでいる業者、不用品買取業者へ引き渡す必要があります。
テレビの種類
不用品テレビの種類は大きく分けて3種類ありますが、どのテレビでも処分方法は基本的に同じです。
ブラウン管テレビ
現在の液晶テレビ、プラズマテレビが登場する前に使われていたのがブラウン管テレビです。ハイビジョンブラウン管を採用しています。
液晶テレビ
現在主流の液晶テレビは消費電力は低く、年々薄型でコンパクトなモデルが登場しています。
プラズマテレビ
液晶テレビよりも色再現性が高いのが特徴のプラズマテレビは動きが滑らかで、スポーツ観戦などに向いています。
テレビの処分方法
テレビを処分するには4つの方法があります。
新しくテレビを買い替える場合は、販売店に古いテレビを引き取ってもらえます。
販売店により無料で引き取ってくれる店とリサイクル料金と収集運搬料金が別途かかる店があります。
また新しいテレビを購入せずに、古いテレビを処分するには、自治体の家電リサイクル受付センターへ依頼したり、不用品回収業者へ依頼する方法があります。
では、それぞれのメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。
①自治体の粗大ごみ収集を利用する
お住まいの自治体にある家電リサイクル受付センターへ電話またはネットから申し込んで、処分してもらう方法があります。
自治体により不用品の処分料金は変わりますが、相場は15型以下の場合のリサイクル料金は約1,800円、運搬料は2,700円程かかります。
15型以上の大型テレビの場合は、リサイクル料金は約2,900円、運搬料2,700円くらいとなります。
小さいテレビは5,000円位、大きいテレビは5,600円くらいで処分できる自治体が多いようです。
処分をされる方は、自治体が指定している郵便局またはコンビニエンスストアでリサイクル券を購入すれば、あとは取りに来てもらうだけです。
リサイクル券は1,500円くらいですが、指定引取場所に直接自分でテレビを持ち運ぶと1,000円くらいに安くなることもあります。
自治体に依頼するメリットはリーズナブルな料金で処分できることですが、複数点の不用品処分には向かないのがデメリットです。
②不用品回収業者におまかせする
引越しや大掃除などで大量の不用品が出た場合は不用品回収業者へ任せることも一つです。
不用品回収業者はテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの生活家電をまとめて引き受けてくれます。
不用品回収業者によって料金は変わりますが、テレビは5,000円程度が相場です。
まとめて依頼したほうが安くなるので、一気に処分したい方は、不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収業者は電話1本で、部屋から不用品を処分してくれるので便利です。
エレベーターがなくてもスタッフが運んでくれるので手間がかからないのもメリットです。
即日でも土日祝でも対応している業者が多いので、引越し準備で急いでいる方におすすめです。
③リサイクルショップに買い取りに出す
液晶テレビやプラズマテレビの比較的新しい機種の場合はリサイクルショップに出すのも良いです。
リサイクルショップにて買い取ってもらえば、買取額が収入になるのがメリットです。
デメリットとしては、古いモデルのテレビは買取りしてもらえないので、予め電話で問い合わせてみる必要があるでしょう。
買取りしてもらえる場合は自宅に引き取りに来てもらえるところもあるので持ち運ぶ手間はかからず、リサイクル券の購入も必要ありません。
リサイクルショップで買取しているテレビは発売から
5年〜7年以内、そして高機能・高品質なテレビほど高額買取してもらえます。
④新しいテレビを買い替え時に引き取ってもらう
新しいテレビを購入される方は、販売店にて古いテレビを引き取ってもらえることが多いです。
家電量販店は、家電リサイクル品目の買い替えの時に古いものを引き取る義務があるため、断られることは基本的にありません。
自宅まで引き取りに来てくれるので自分で持ち運ぶ必要がなく、リサイクル券を購入する必要がないのがメリットです。
デメリットとしては、家電量販店によりよっては1,500円から3,000円程度の運搬料金が発生することです。
不用品処分の際に、別途料金がかるかどうか予め確認しておきましょう。
テレビを処分する際の注意点
テレビの種類はブラウン管、液晶テレビ、プラズマテレビがありますが、どれであっても処分方法は基本的に同じです。
自治体に不用品処分を依頼する場合は、家電リサイクル券が必要になるので、忘れずに購入しましょう。
家電リサイクル券は自治体が指定している郵便局やコンビニエンスストアなどで処分するための料金を支払う必要があります。
家電リサイクル券には種類や大きさによりコードがあり、しっかりメーカーへ行き渡ったかどうかのマークとなります。
まとめ
今回は、自分に合ったテレビの処分方法を選ぶために、特徴を解説していきました。
テレビの処分方法4つのやり方には、それぞれメリットとデメリット、相場が異なります。
自分にあったやり方を選んで、正確に処分しましょう。