冷蔵庫が要らなくなり、どうやって処分すれば良いのか迷っていませんか?
2001年から家電リサイクル法が施行されてから、冷蔵庫は特定家庭用機器として指定され、処分方法が決めれられています。
そこで今回は、正しい冷蔵庫の処分方法6つのやり方を解説していきます。
それぞれメリット・デメリット、相場が異なるので予め確認しておきましょう。
目次
冷蔵庫は粗大ごみにならないの?
家電リサイクル法が施行されるまでは、冷蔵庫は粗大ゴミ扱いとして無料で捨てることができました。
今では粗大ごみにはならないので、正しく処分する必要があります。
家電リサイクル法とは、一般家庭または事務所から出された冷蔵庫やテレビなどから、部品や素材をリサイクルして、廃棄物を減らすために施行されました。
家電リサイクル法の対象となる「家電4品目」は以下の通りです。
- 冷蔵庫、冷凍庫
- 洗濯機、衣類乾燥機
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- エアコン
上記の品物はリサイクルすることが義務付けられているので、粗大ごみにはならず正しく処分する必要があります。
冷蔵庫を買い替える場合は新しく製品を買う販売店に古い冷蔵庫を引き取ってもらえます。
販売店によっては、リサイクル料金と収集運搬料金がかかる場合があります。
新しい冷蔵庫を買う予定はなく、処分だけしたい場合は不用品回収やリサイクルショップに出す方法があります。
冷蔵庫の種類
冷蔵庫にはサイズやメーカーにより、リサイクル料金が変わります。
冷蔵庫のリサイクル料金の目安は、容量170リットル以下の小さい冷蔵庫は3,672~5,524円、容量171リットル以上の大きな冷蔵庫は4,644~5,092円です。
コロナ製の冷蔵庫は大小関係なく4,644円、サムスン電子製の冷蔵庫は4,968円です。
冷蔵庫は6つの処分方法
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象家電と分かりましたが、どのような処分方法があるでしょうか?
新しい冷蔵庫を購入する場合は、販売店が古い冷蔵庫を引き取ってもらえることが多いです。
ただ単に処分したい場合は自治体に不用品回収の依頼をしたり、不用品回収業者に依頼したり、リサイクルショップに出すなどの方法があります。
①不用品回収・廃品回収業者に依頼する
冷蔵庫の他にも色々と不用品がある方には、不用品回収業者にお願いすると便利です。
回収業者は業者により処分料金が異なるため、一概には言えませんが、冷蔵庫は5,000円程度が相場です。
冷蔵庫の他にテレビや洗濯機などまとめて依頼すると安くなる場合もあるので、見積もりを出すと良いですね。
家電リサイクル法品目の収集を行う業者は、一般廃棄物収集運搬業の認可もしくは、認可を持った業者との提携が必要となります。
最近は、無許可・無提携で無料の不用品回収をしている業者も多いので、業者選びには十分に気をつけましょう。
不用品回収業者は部屋から不用品をすべて運んでくれて、一気に処分できるのが最大のメリットです。
エレベーターがなく自力で運ぶのが難しい方も安心して依頼できます。
時間や日程に関わらず、電話1本ですぐに取りに来てくれる手軽さもメリットと言えますね。
デメリットとしては、運搬出張費がかかる場合があるということです。
なので、1点よりも複数点をまとめて処分したい方に向いています。
②ネットオークションに出品する
まだ冷蔵庫が使える場合は、ヤフオクなどのネットオークションに出すのも一つの方法です。
メリットとしては、売上が収入になることですが、いつ売れるのかわからず、時間がかかるのはデメリットと言えます。
そして、売れたあとも配送手続きや配送料金もかかるので、料金設定はよく考える必要があります。
引越しされる方は、引越し日までに間に合うように早めに出品するようにしましょう。
③家電買い取りショップに出す
新しい機種で高性能の冷蔵庫ならば、処分せずにリサイクルショップを検討しましょう。
年式が2010年以降の新しい機種の冷蔵庫の場合は、リサイクルショップに出すと売れる可能性があります。
リサイクルショップに買取りしてもらえば、買取り金額が収入となり、リサイクル料金や収集運搬料金がかからないのがメリットです。
多くのリサイクルショップは査定から買取までを無料で行ってくれます。
電話をして買取してもらえると分かったら、出張に来てもらえば便利ですね。
デメリットとしては、形式が古かったり、使用状態が悪い場合は買取してもらえないことです。
リサイクルショップに電話をして、品物が売れるかどうか尋ねると良いですね。
④自治体の指定取引場所へ直接冷蔵庫を持ち込む
お住まいの自治体の不用品指定取引場所へ直接冷蔵庫を持ち込むことも一つの方法です。
自治体に電話または公式サイトから申し込んで、自治体が提携している郵便局またはコンビニエンスストアにて家電リサイクル券を購入します。
家電リサイクル券を冷蔵庫に貼り付けて、お住まいの指定取引場所へ直接冷蔵庫を持ち込めば処分してもらえます。
不用品処分の料金は自治体により変わりますが、冷蔵庫の場合は1,500円前後が相場です。
メリットは収集自分で運ぶので運搬料金がかからないこと、リーズナブルな料金で処分できることです。
しかし、複数点の不用品処分には難しく、まとめて不用品処分したい方は、不用品回収業者に依頼したほうが良いですね。
⑤新しい冷蔵庫を買うときに古い冷蔵庫を引き取ってもらう
新しい冷蔵庫を購入される方は、販売店に古い冷蔵庫を引き取ってもらえる場合が多いです。
販売店によって無料で引き取ってくれる店やリサイクル料金や収集運搬料が別途かかる場合があります。
メリットとしては、運搬する手間や費用がかからないことです。
しかし、ただ古い冷蔵庫を処分したい方には無料では引き取ってもらえないので、他の選択肢も検討しましょう。
⑥過去に購入した販売店に引き取ってもらう
新しい冷蔵庫は買わないけど、古い冷蔵庫を処分したい方は、購入店舗に引き取ってもらうことができます。
購入した販売店がわかっている場合は、リサイクル料金と収集運搬料を支払えば、不用品回収をしてもらえます。
家電リサイクル法は、家電を販売した販売店がリサイクルを受け付けるよう義務を定めています。
そのため、家電4品目を扱っている販売店ならば断られることなく、リサイクル料金と収集運搬料金を支払えば処分してもらえます。
リサイクル料金の目安は、170L以下の小さい冷蔵庫の場合は5,000円くらい、171L以上の大きな冷蔵庫の場合は、5,900円くらいです。
冷蔵庫の処分する際の注意点
冷蔵庫の処分するには、家電リサイクル券が必要となります。
リサイクルショップやネットオークションに出品する以外は、「家電リサイクル券」の控えが発行されます。
家電リサイクル券に記載された番号は家電メーカーに引き渡されたかどうか確認するためのものです。
家電リサイクル券は、冷蔵庫の他にも、テレビ、洗濯機、エアコンの家電4品目がリサイクルされるための控えとなります。
不用品回収専門業者を選ぶ際は、「一般廃棄物収集運搬許可」を持った業者、もしくは提携を結んでいる業者を選ぶようにしましょう。
最近は、無許可・無提携で無料の不用品回収をする業者が増えてトラブルも多くなっているので注意してください。
まとめ
今回は、正しい冷蔵庫の処分方法6つのやり方を解説しました。
それぞれのメリット・デメリットを抑えて正しいやり方で冷蔵庫を処分するようにしましょう。