コラムblog
読み終わった漫画や雑誌などの本。
いつの間にか本棚では入り切らず、溢れかえって置き場に困ってしまった方も多いかのではないでしょうか。
本は捨てるに忍びないけど、読み返すわけでもないという方は、読まなくなった大量の漫画や雑誌などの本を処分しませんか。
今回は、大量の漫画や雑誌を処分する8つの方法を紹介します。
自分に合った方法で漫画や雑誌を処分して、本棚をスッキリさせましょう。
もう読まない漫画や雑誌などの本を処分しようと一度は思い立っても、時間とともにもう少し手元におきたい、また読むかもしれない、といった気持ちになる方が多いようです。
愛着がある漫画や雑誌なら尚更、手放すのは寂しいと感じます。
漫画や雑誌などの処分で後悔しないために、あらかじめ考えておきたい4つのポイントを紹介します。
1つ目に考えたいポイントは、漫画や雑誌といった本が多くなると重量が重くなり、スペースをとることです。
本で床が抜けるというと驚く人も多いのではないでしょうか。
実は作家や研究者といった大量の蔵書を抱える人の中には、本の重さで床が抜ける経験をした人もいます。
本の種類は豊富で、比較的コンパクトで軽いものが多い文庫本でも、300ページ程度もので1冊あたりおよそ150グラムあります(筆者計量のデータによる)。
ページ数が増えれば増えるほど重みも増します。
これがハードカバーで装丁がしっかりした新書や図鑑、辞典とになれば、相当な重量です。
漫画や雑誌は軽いというイメージがあるのではないでしょうか。
筆者が計量してみると、少年漫画の単行本1冊あたりの重さは約170グラムほどでした。
文庫本同様1冊2冊であればさして重くありません。
しかし、連載の漫画を全巻揃えればあっという間に10冊、20冊と増えることがあるため、その重さも10倍20倍に増えていきます。
頻繁に使うものであれば、それを保管するスペースも当然必要でしょう。
しかし、先の床が抜けたエピソードで言及したように作家や研究者でもない限り、それほど大量の漫画や雑誌をはじめとする本を所持し続ける必要があるでしょうか。
所有した時間が長いほど愛着が湧くのは止むないことですが、一度冷静に考えてみましょう。
2つ目のポイントは、漫画や雑誌などの本を所有するリスクです。
読まない漫画や雑誌などの本を所有することに、どのようなリスクがあるのでしょうか。
ここで自分の部屋を思い浮かべてください。
押し入れやクローゼットを開けると、読まない漫画や雑誌などの本をギュギュウに詰め込んだダンボール箱が鎮座していませんか。
漫画や雑誌、読み終わった本が収納しきれないからと背の高い書棚を設置したり、書棚の最上段までぎっしりと本を詰め込んで収納していませんか。
日本では地震が発生します。
地震で書棚が大きく揺れたことが原因で、本が一気になだれ落ちる危険があります。
仕事の都合で引越しが多い、引越しを予定しているといった場合も、大量の漫画や雑誌などの本があることでリスクを生じることもあります。
箱に詰めるのも決して楽ではない上に、運搬にも一苦労します。
さらに漫画や雑誌などの本はかさばりますから、段ボールの数も増えます。
引越し料金が高騰する恐れもあるでしょう。
大量の漫画や雑誌、本は、所有し続けるだけでさまざまなリスクを伴います。
この点も考慮に入れて処分するか否かを検討しましょう。
3つ目のポイントは、漫画や雑誌などの本は保管が難しいという点です。
本は私たちの生活に身近に存在するものです。
しかし、紙の取り扱いは難しく、長期にわたって保管する場合は丁寧なケアが欠かせません。
読了後全く読み返すことなく本棚や段ボール箱に収納しっぱなしの場合、紙を好んで食べる虫などがわく可能性があります。
また、日の当たる場所に漫画や雑誌などの本を長期間放置すると、紫外線の影響で紙が変色したり、インクが劣化して読みにくくなることも考えられます。
本も手入れが必要です。
懐かしく読み返そうとページをめくったら虫に喰われて穴が空いていたのでは、思い出まで虫喰いになったようで後悔してもしきれません。
大事に保管すれば、古書として思わぬ価値を生む可能性もあるのが書籍です。
しかし、忙しい毎日の中で所有する本の手入れを続けることが可能か、自分のライフスタイルに照らし合わせて検討する必要があります。
4つ目のポイントは、情報はあっという間に劣化することです。
特に古い雑誌や話題になった最新情報を掲載していた本は、掲載されている過去の情報は今では古い情報のため役に立たないこともあります。
例えば、街の人気スポットを紹介するタウン誌や旅行ガイドは、あっという間に情報が更新されます。
雑誌の情報は、タイムリーでなければどんどん劣化していきます。
漫画や雑誌、本にその時々の思い出があり思い入れがあるなら、無理に手放す必要はありません。
しかし、なんとなく手元に置いているだけであれば、処分という方法を考えてみませんか。
大量の漫画や雑誌などの本を処分する方法はさまざまです。
本の状態、誰に本を受け渡すのか、自分が主体的に動くのか、それとも業者に依頼するのかによって異なります。
ここでは、漫画や雑誌などの本を処分する8つの方法を紹介します。
自分に合った方法が見つかるはずですので、参考にしてみてください。
漫画や雑誌などの処分を考えるときに、真っ先に思い浮かぶのが自治体の資源回収です。
ほとんどの漫画や雑誌は、資源ゴミであり回収の対象品です。
ただしその詳細な基準は、自治体毎ごとに異なります。
一部の特殊な装丁の本や、カバーにビニール素材が使われている本は回収対象にならない場合もあります。
あらかじめ実体に確認すると安心です。
集積所に出す際には、収集しやすいようにサイズ毎にまとめて紐で縛っておきましょう。
また、いらなくなった漫画や雑誌などの本を捨てる際には、収集日の決められた時間内に指定場所に出さなくてはなりません。
これも自治体毎にルールが異なる場合がありますので注意しましょう。
収集のルールを遵守しないと回収されないだけでなく、近隣トラブルになる恐れもありますから、慎重に行います。
まだきれいな漫画や雑誌などの本で必要としている友人や知人があれば、譲り渡すのもよいでしょう。
漫画や雑誌が大量にある場合は、引き渡しに車が必要になる可能性があります。
綿密に打ち合わせておくと安心です。
大量に漫画や雑誌などの本がある場合は、古本屋に依頼する方法もあります。
古本屋で買い取りを依頼する方法は3つあります。
漫画や雑誌などの本が大量で、しかも古本屋が遠方にしかない場合は、出張買取や宅配買取を活用すると便利です。
ただし出張買取や宅配買取は買取依頼したい本が何冊から、という規定があります。
また身分証明書の提出の仕方が各社異なり、コピーを用意するケースもありますから、事前に確認しましょう。
古本屋の多くが、便利な買取サービスを実施しています。
読まなくなった漫画や雑誌などの本を処分するのが容易になるのはメリットです。
その一方で、見積もりの結果ほとんど値段がつかないことがよくあります。
特にチェーン展開する古本屋の場合、全国から大量に漫画や雑誌が集まります。
ほとんどの本が供給過多で、少額の金額にしかならないことがあり、値段がつかないことも多々あります。
買取に出す際は、自分にとっての不用品は他者目線でも不用品である可能性が高いと覚悟する必要があります。
地域の図書館や学校といった教育関係の施設などでは、書籍の寄贈や寄付を受け付けることがあります。
受け入れる本の種類や条件が異なり、受け入れに対して厳しい姿勢の施設もあります。検討する際は、直接問い合わせてみましょう。
インターネットのオークションやフリーマーケットサイトを活用して、漫画や雑誌などの本を販売する方法もあります。
販売希望価格を自分で設定でき、パソコンやスマートフォンがあればいつでも販売できるのがメリットです。
ただ商品画像の撮影や商品紹介文章の作成、価格交渉や問い合わせ対応、梱包資材の準備や発送など、手間がかかります。
手間をかけて出品しても、購入者が見つからないこともあるでしょう。
またサイトや発送方法次第で、見ず知らずの購入者に個人情報を開示しなければならないケースがあるのもデメリットです。
自治体とは別に、古紙回収業を営む事業者があります。
古紙回収業者は無料、もしくは比較的安価な手数料で新聞や雑誌などを古紙として回収します。
しかし、古紙回収業者に引き取り依頼するには、かなり大量の漫画や雑誌等が必要な場合があり、一部屋全て埋まる程度の漫画や雑誌等が目安になります。
地域のフリーマーケットも、漫画や雑誌などの本を処分する際に活用できます。
ただしフリーマーケットは申し込みから出店の時間がかかります。
また新刊や人気の書籍のようにタイムリーに需要があるもの以外は人目に留まりにくく、1日かけて出品しても持ち帰ることになる可能性も否めません。
費やした労力に対する見返りがないこともあります。
フリーマーケットの顧客層を調査し需要がありと判断できれば、出品するとよいでしょう。
最後に紹介するのが、不用品回収業社を活用して一気に不要になった漫画や雑誌などの書籍を処分する方法です。
不用品回収業者は、古本屋で買取できない古い本や大量の書類といった処分に困るものも一括で引き取ります。
ここまで紹介したように古本屋やインターネットオークション、フリーマーケットなどを活用すれば、わずかながらでもお金が戻ってくる可能性はあるでしょう。
ただしそれぞれ手間がかかることを考慮しなければなりません。
自分が費やした時間や労力、細かな経費を考えたとき、果たして戻ってきた金額と見合うかと問われれば、疑問を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不用品回収業者に依頼すれば、漫画や雑誌を梱包する必要もありません。
依頼者は作業が終わるのを待つだけで、経験豊かなプロの業者が見積もりした上でスピーディーに作業し、不用品もトラックで速やかに搬出してくれます。
引っ越しを控えており処分を終わらせる期日が決まっている、遺品整理で本以外にも大量の不用品がある、といった場合は、不用品回収業者に相談してみるとよいでしょう。
もう読まない大量の漫画や雑誌などの本は、自宅の本棚に収納するのを止め、処分にまわすことを検討してみませんか。
本の収納スペースは有限です。
所有し続ければ管理が必要になり、メリットだけでなくリスクも負うこともあります。
漫画や雑誌などの本を処分する時は、自分のかけがえのない時間を浪費しない方法を選択するのがポイントです。
失った自分の時間を買い戻すことはできません。
不用品処分の時間と膨大な労力に対して、得られる経済効果は果たして見合うのかを念頭に、処分方法を検討しましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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