読み終わった漫画や雑誌などの本。
いつの間にか本棚では入り切らず、溢れかえって置き場に困ってしまった方も多いかのではないでしょうか。
本は捨てるに忍びないけど、読み返すわけでもないという方は、読まなくなった大量の漫画や雑誌などの本を処分しませんか。
今回は、大量の漫画や雑誌を処分する9つの方法を紹介します。
自分に合った方法で漫画や雑誌を処分して、本棚をスッキリさせましょう。
目次
漫画の処分方法9選
大量の漫画や雑誌などの本を処分する方法はさまざまです。
本の状態、誰に本を受け渡すのか、自分が主体的に動くのか、それとも業者に依頼するのかによって異なります。
ここでは、漫画や雑誌などの本を処分する9つの方法を紹介します。
自分に合った方法が見つかるはずですので、参考にしてみてください。
自治体の資源回収時に処分をする
漫画や雑誌などの処分を考えるときに、真っ先に思い浮かぶのが自治体の資源回収です。
ほとんどの漫画や雑誌は、資源ゴミであり回収の対象品です。
ただしその詳細な基準は、自治体毎ごとに異なります。
一部の特殊な装丁の本や、カバーにビニール素材が使われている本は回収対象にならない場合もあります。あらかじめ自治体に確認すると安心です。
集積所に出す際には、収集しやすいようにサイズ毎にまとめて紐で縛っておきましょう。
また、いらなくなった漫画や雑誌などの本を捨てる際には、収集日の決められた時間内に指定場所に出さなくてはなりません。
これも自治体毎にルールが異なる場合がありますので注意しましょう。
収集のルールを遵守しないと回収されないだけでなく、近隣トラブルになる恐れもありますから、慎重に行います。
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友人や親せきに譲る
状態の良い漫画や雑誌は、それを必要としている友人や親せきに譲るという選択肢も検討してみましょう。漫画はほとんどがシリーズものであり、全巻揃えるには相当な費用がかかります。
あなたが持っているシリーズが途中までであっても、譲り受けた方はそこから先だけを購入すれば良いので、ゼロから集めるよりも経済的負担が軽減されます。特に子どもがいる家庭では、新品で買うよりも中古で譲り受けることで、子どもの読書習慣を経済的に支援できるため、大変喜ばれることでしょう。
ただし、漫画や雑誌が大量にある場合は、運搬方法についても考慮が必要です。車が必要になることもあるため、事前に引き渡し方法や日時、必要な箱の数などについて綿密に打ち合わせておくと、スムーズに譲渡することができます。
SNSで漫画が欲しい人を探す方法も!
集めた漫画を引き取ってくれる友人・親せきがいない場合は、SNSで希望者を募ってみてはいかがでしょうか。
譲りたい漫画のタイトル・作者・巻数などを明記して募集すれば、欲しいと思った人が連絡してくれるでしょう。
ただし、SNSは相手の顔が見えない不特定多数の人たちにとやり取りすることになります。
SNS利用者は良心的な人ばかりではないため、譲渡の際にはトラブルが起こるかもしれません。
事前に漫画の画像を送信して状態を知らせておいたり、売買する際は決済システム付きのアプリを利用したりして、スムーズに取引できるようにしましょう。
古本屋に買い取り依頼する
大量の漫画や雑誌を処分する方法として、古本屋への買取依頼があります。買取方法は主に「店舗への持ち込み」「出張買取」「宅配買取」の3種類です。特に漫画の量が多い場合や、近くに古本屋がない場合は、出張買取や宅配買取が便利です。
ただし、これらのサービスには最低冊数の規定があることが多いため、事前に確認が必要です。また、買取時には身分証明書の提示が求められます。コピーの提出が必要な場合もあるので、各店舗の規定を確認しておきましょう。
便利なサービスである一方で、注意点もあります。見積もりの結果、予想より大幅に低い金額になったり、値段がつかないケースも少なくありません。特に大手チェーン店では全国から大量の本が集まるため、多くの漫画が供給過多状態です。
買取に出す際は、自分にとっての不用品は他者から見ても価値が低い可能性があることを理解しておきましょう。
「宅配買取」なら重い漫画を運ぶ手間なし!
宅配買取は買取業者に買取を依頼すると指定日時に集荷業者が自宅を訪れ、依頼品の漫画を回収してくれるサービスです。
主に以下のような理由・事情を抱えている人におすすめします。
- 近くに買取店がない
- 漫画の冊数が多くて直接店舗に運べない
- 買取業者スタッフの自宅訪問は避けたい
買取業者のなかには宅配買取を依頼すると無料宅配キットを送付してくれるところもあり、ダンボール箱などの梱包資材を準備する必要がありません。
漫画の冊数が多い場合は、このような無料のダンボール箱を配布してくれるところへの依頼してみてください。
寄贈や寄付をする
地域の図書館や学校といった教育関係の施設などでは、書籍の寄贈や寄付を受け付けることがあります。
ただし、どのような漫画でも受け入れているわけではなく、特に学校を始めとする教育関係の施設などに寄贈する際は、内容を精査する必要があるでしょう。
「教育」の観点から内容を確認して所蔵するかしないかを決めているからです。
一方、図書館の場合も市が運営している場合は、内容によっては寄贈・寄付を断られる可能性があります。
インターネットで検索すると漫画図書館という施設があり、このような施設ならさまざまな種類・ジャンルの漫画を所蔵しているので、寄贈・寄付を受け入れてもらいやすいでしょう。
受け入れる本の種類や条件が異なり、受け入れに対して厳しい姿勢の施設もあります。検討する際は、直接問い合わせてみましょう。
フリマアプリやインターネットサイトで売る
インターネットのオークションやフリマアプリを利用して漫画や雑誌を販売する方法も選択肢の一つです。このメリットは、自分で価格設定ができることと、パソコンやスマートフォンさえあれば時間や場所を選ばずに出品できる手軽さにあります。
古本屋の買取価格に納得できない場合や、希少価値のある作品を持っている場合は、より高額で売れる可能性があります。しかし、この方法には手間がかかる側面もあります。商品の写真撮影、魅力的な商品説明文の作成、購入希望者との価格交渉や質問対応など、思いのほか時間を取られることもあるでしょう。
また、梱包材の準備や発送作業も自分で行う必要があります。さらに、出品しても購入者が見つからないリスクもあります。利用するサイトや選択する発送方法によっては、見知らぬ購入者に住所などの個人情報を開示しなければならないケースもあるため注意が必要です。
古紙回収業者に引き取ってもらう
自治体の回収とは別に、専門の古紙回収業者に漫画や雑誌を引き取ってもらう方法もあります。これらの業者は無料または少額の手数料で古紙としての回収を行っています。買取業者に断られた漫画や、次の自治体回収日まで待てない場合などに便利な選択肢です。
特に大量の漫画を一度に処分したい場合に適しています。
ただし、古紙回収業者に依頼する際には注意点があります。多くの業者は一定量以上でないと引き取りに来てくれない場合が多く、一部屋分くらいの量が必要になることもあります。
また、業者によっては回収エリアが限られていたり、特定の日にしか回収していなかったりすることもあります。依頼前に業者のウェブサイトや電話で条件を確認しておくと安心です。回収の際は、紙以外の素材(ビニールカバーなど)は取り除き、紐でまとめておくなどの準備をしておくとスムーズに引き取ってもらえます。
古紙回収ボックスへ持ち込み処分
不要になった漫画や雑誌は、古紙回収ボックスへ持ち込んで処分する方法も便利です。この方法の最大のメリットは、自分のタイミングで好きな時に処分できる点にあります。自治体の資源ごみ回収日に合わせられない場合や、少量の漫画をこまめに処分したい場合に特に役立ちます。
古紙回収ボックスは、スーパーマーケットの駐車場や公民館、学校、団地やマンションなどの共用スペースに設置されていることが多いです。ただし、利用する際にはいくつかの注意点があります。
例えば、利用者が限定されている場合があり、特定の地域住民のみが利用できるケースもあります。また、利用可能時間が決められていたり、回収できる紙の種類が制限されていることもあります。
フリーマーケットで販売する
地域で開催されるフリーマーケットも、不要になった漫画や雑誌を処分する方法の一つです。お金に変えられる可能性があり、直接購入者とコミュニケーションを取れるというメリットがあります。
しかし、この方法にはいくつかの課題もあります。まず、フリーマーケットへの出店には事前申し込みが必要で、開催日までに時間がかかることがあります。当日は朝早くから準備を始め、一日中出店場所に立ち続けるという体力も必要です。
また、販売面でも注意が必要です。最新刊や人気シリーズ以外の漫画は、なかなか購入者の目に留まらないことが多いです。一日かけて出店しても、結局多くの本を持ち帰ることになるケースも少なくありません。その場合、出店料や交通費、時間といった投資に見合った成果が得られないこともあります。
不用品回収業者に引き取りに来てもらう
最後にご紹介するのは、不用品回収業者を利用して漫画や雑誌などの書籍を一括処分する方法です。
この業者は古本屋で買取不可の古い本や大量の書類も引き取ってくれます。古本屋やネットオークション、フリマなどを使えば多少のお金は戻ってくるかもしれませんが、そこには時間や労力がかかります。
費やした時間や細かな経費を考えると、得られる金額が見合わないと感じる方も多いでしょう。不用品回収業者なら梱包の手間もなく、依頼者は作業完了を待つだけです。経験豊富なプロが見積もりをし、迅速に作業して不用品をトラックで搬出してくれます。
引っ越しで期日が決まっている場合や、遺品整理で本以外にも多くの不用品がある場合は、不用品回収業者への相談がおすすめです。
【宅配買取OK】漫画の処分におすすめの買取業者3選
漫画を整理したいけれど、どう処分すれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に大量の漫画を持っている場合、一冊ずつ持ち込むのは大変です。そんな時に便利なのが宅配買取サービスです。自宅から出ることなく漫画を処分でき、お金にもなるため一石二鳥です。
今回は、漫画の宅配買取に特におすすめの買取業者3社をご紹介します。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったサービスを選んでみてください。
ブックオフ
ブックオフの中でも「ブックオフオンライン」は、宅配買取に特化したサービスを提供しています。漫画を含む本はもちろん、ゲーム、フィギュア、ブランド品、カメラ、美容家電など幅広いジャンルの商品を買い取っています。最大の魅力はそのスピード感にあります。最短であれば申し込みの翌日に集荷が行われ、およそ1週間で査定が完了します。
また、集荷を待つ必要がなく、お近くのコンビニエンスストアや郵便局から直接発送することも可能です。これにより、受け渡しの時間を大幅に節約できます。特に初めて買取サービスを利用する方にとって安心なのは、送料や手数料がすべて無料である点です。査定額に満足できなければ、商品を無料で返送してもらうこともできます。漫画をまとめて処分したい方にとって、使いやすいサービスといえるでしょう。
買取王子
「買取王子」は買取専門業者として、漫画を含む多様なカテゴリの商品を買い取っています。自宅にある不要なものをまとめて売ることができるため、大掃除や引っ越しの際にも便利です。買取方法は宅配買取のみとなっていますが、その手軽さが特徴です。
利用方法は非常にシンプルで、無料で届く専用の梱包キットに売りたい商品を詰めて送るだけです。様々なジャンルの商品が混在していても、アイテムごとにダンボールを分ける必要がありません。
また、送料、査定料、返送料のすべてが無料なので、費用面での心配もありません。他の買取店で断られた商品でも買い取ってもらえる可能性が高いのも大きな魅力です。査定金額に納得できなければ、無料で商品を返送してもらえるので、まずは自分の漫画がいくらで売れるのか知りたいという方にも最適なサービスです。
バリューブックス
「バリューブックス」は15時までの依頼で当日集荷が可能という、迅速な対応が魅力の宅配買取サービスです。最も特徴的なのは、独自の「本棚スキャン」や「バーコードスキャン」機能を使った査定システムです。これにより、本を本棚に置いたままで査定ができ、簡単に買取価格を確認することができます。
ただし、1箱につき500円の送料がかかる点には注意が必要です。一方で、キャンセル時の返送料は無料となっています。利用方法も簡単で、査定価格を見てから売る本を選び、集荷を依頼するだけです。自宅にいながら手軽に本の整理ができる点が多くの利用者から支持されています。特に大量の漫画を整理したい方や、事前に買取価格を知りたい方にとって、画期的な査定機能を持つ魅力的なサービスといえるでしょう。
漫画を高く売るコツ
読み終えた漫画や、もう読まなくなった漫画がご自宅に眠っていませんか?断捨離や引っ越しの際、単に捨ててしまうのはもったいないものです。漫画は適切な方法で売れば、思った以上の金額になることもあります。
しかし、ただ単に買取店に持ち込むだけでは、本来得られるはずの金額より低く査定されてしまうかもしれません。
ここでは、漫画を少しでも高く売るためのコツをご紹介します。
業者のキャンペーンを利用する
買取ショップは、定期的に買取金額アップキャンペーンを開催します。そのキャンペーンを活用すれば、通常よりも高値での買取が期待できます。
そのため、お店の公式サイトやSNSを見て、買取金額アップキャンペーンはいつ開催されるのか確認しておきましょう。
需要が高いうちに売る
漫画の買取価格は、主に「需要」と「状態」によって決まります。特に需要は時間の経過とともに変化し、一般的には発売直後が最も高く、徐々に下がっていく傾向にあります。アニメ化やドラマ化されたタイミング、続編の発売時期なども需要が高まる時期です。
例えば、アニメ放送中の作品は放送終了後よりも買取価格が高く、映画化された作品も公開前後は需要が高まります。また、完結した漫画シリーズは、完結直後が最も高値になることが多いです。その後は徐々に価格が下がっていき、数年経つと大幅に価値が下がることもあります。
したがって、読み終わった漫画や、もう読まないと決めた漫画は、できるだけ早めに売却することをおすすめします。「いつか高くなるかも」と長期保管することで、かえって価値が下がってしまうケースが多いので注意しましょう。
単品ではなくセットで売る
漫画を売る際は、単品よりもセットで売った方が高額査定を期待できます。これは、「シリーズがそろっている」という付加価値がつくためです。買取業者にとっても、シリーズがそろった状態で販売できる方が売りやすく、そのため高い金額で買い取る傾向があります。
例えば、1巻から最新巻までがそろったセットは、バラバラに売るよりも20%から30%ほど高く買い取られることもあります。完全にそろっていなくても、連続した巻数があれば「セット」として扱われることが多いです。特に人気シリーズや完結済みの作品は、セットでの価値が高まります。
また、同じ作者の作品や同じシリーズの関連作品もまとめて売ることで、全体の査定額がアップする可能性があります。単品で売るつもりでも、関連する漫画がないか確認して、できるだけまとめて買取に出すことをおすすめします。
漫画は帯はつけたまま!新品に近づける
漫画を高く売るためには、できるだけ新品に近い状態を維持することが重要です。特に注目すべきは「帯」と呼ばれる紙の部分です。帯には作品の魅力的なキャッチコピーやレビューが書かれており、これが付いているだけで買取価格が上がることがあります。
特に初版本や限定版の帯は、コレクターにとって価値が高いものです。また、帯以外にも、付録や特典、カバーなども捨てずに保管しておくと良いでしょう。これらが揃っていると、状態が良いとみなされ、査定額アップにつながります。
また、漫画本自体も、折り目やシミ、破れがないように丁寧に扱いましょう。読むときにページを強く開きすぎると背表紙に折れ線がつき、査定額が下がる原因になります。保管時は直射日光を避け、湿気の少ない場所に立てて置くことで、本の状態を良く保つことができるでしょう。
漫画を処分する時の注意点
不要な漫画を処分する際は、以下のようなポイントに注意してください。
- ゴミ出しルールの確認
- 絶版・限定版の処分
- 電子書籍版の有無
- 紐で固定
- ビニール袋の使用
- プライバシー配慮
それぞれの注意点についてみていきましょう。
住んでいる自治体のゴミ出しのルールを確認する
漫画を自治体の回収サービスで処分する場合は、各自治体によってルールが異なるため、事前に確認してください。
自治体 | 古紙類のゴミ出しルール |
大阪市 | 古紙・衣類の収集日に処分 |
奈良市 | 地域の資源回収を利用 |
神戸市 | 燃えるゴミで回収可能 |
上記は一部の自治体で定められている古紙類の処分ルールです。
例えば奈良市の場合、自治体として古紙類の回収・処分は行っておらず、住んでいる地域で実施されている資源回収を利用しなければなりません。
一方の神戸市では古紙類は燃えるゴミとして出すことも可能ですが、可能な限り地域で実施されている資源回収の利用を呼び掛けています。
このように自治体によっては漫画を含む古紙類の回収を行っていないところもあるので、事前に確認しておきましょう。
絶版や限定版などは処分するか慎重に検討する
漫画を処分する際には、絶版や限定版の有無の確認をしてください。
このような漫画は一度処分すると二度と手に入らないため、誤って処分すると後悔だけが残ります。
またわかっていて処分したとしても、買取サイトやネットオークションで高額取引されていることが判明すると「処分を早まった」と思うかもしれません。
漫画の種類・保存状態にもよりますが、絶版・限定版は定価以上の金額で取引されることとがあります。
処分のタイミングで高額取引されるとは限らず、ある程度時間が経ってから値が吊り上がることもあるので、注意が必要です。
「絶版・限定版の所持数が少ない」「保存できるスペースが確保できる」という場合には、いったん手元に保管して市場価値をこまめに確認してみてはいかがでしょうか。
電子書籍で購入できるものは迷わず処分
漫画の世界は大きく変化しています。かつては紙媒体が主流でしたが、現在は新刊と同時に電子書籍版も発売されるのが一般的になりました。さらに、過去に紙のみで出版された作品も次々と電子化されています。
電子書籍には保管スペースを取らない、劣化しない、持ち運びが楽といった多くのメリットがあります。特に引っ越しや部屋の整理を考えると、電子版で入手できる漫画を紙で保管し続ける必要性は低いかもしれません。
もちろん、思い入れのある作品や初版本、サイン本などは例外です。しかし、それ以外の一般的な紙の漫画は、電子書籍で入手可能なら思い切って処分することをおすすめします。
紐でずれないようにきっちり結ぶ
漫画を廃品回収に出す際は、しっかりと紐で縛って固定することが大切です。回収業者は多くの場所を短時間で回るため、スピーディーな作業が求められています。特に漫画は表紙が滑りやすい素材でできているため、固定せずに積み重ねただけでは、持ち運び中にバラバラと崩れてしまう可能性が高いです。
これは回収業者の方々にとって余計な手間と時間のロスになってしまいます。できれば丈夫な紐でしっかりと十字に結んで固定するか、紙袋や段ボール箱に入れておくとスムーズに回収してもらえます。少しの配慮が回収作業の効率を上げ、廃品回収システム全体の円滑な運営にもつながりますので、ぜひ実践してみてください。
雨の日はビニール袋に入れる
漫画を含む古紙の回収日が雨天になることは珍しくありません。雨の日に漫画を無防備に外に置いておくと、水分を吸収して重くなるだけでなく、紙質が変わってしまいます。濡れた漫画は再生紙として活用できないため、回収業者が引き取りを拒否するケースも少なくありません。
透明なビニール袋を使えば中身が確認しやすく、回収業者にも分かりやすいというメリットがあります。こうした少しの配慮が、スムーズな回収につながります。
せっかく整理した漫画が回収されず、そのまま置き去りにされてしまっては手間が無駄になってしまいます。雨が予想される日には、大きめのビニール袋や防水性のあるゴミ袋に入れて、上部をしっかり縛るなどの対策をとりましょう。
プライバシーに配慮!個人情報の漏洩に注意
漫画を捨てる際、なぜプライバシーに配慮しなければならないのか、疑問に感じる人もいるかもしれません。
例えば成人した子供の漫画を捨てる場合、漫画の背表紙やカバーを取り外した漫画本体に、名前や住所が書かれていることがあります。
子供同士で漫画の貸し借りをする際、自分の漫画と友人の漫画の区別がつかず、手元に戻ってこない可能性があるからです。
このように名前・住所などが書かれた漫画をそのまま捨ててしまうと、個人情報の漏洩につながります。
自分のものではない漫画を捨てる際には、どこかにプライバシーにつながる情報が書かれていないか確認したほうが良いでしょう。
漫画処分がもったいない時に考えるべき4つのポイント
もう読まない漫画や雑誌などの本を処分しようと一度は思い立っても、時間とともにもう少し手元におきたい、また読むかもしれない、といった気持ちになる方が多いようです。
愛着がある漫画や雑誌なら尚更、手放すのは寂しいと感じます。
漫画や雑誌などの処分で後悔しないために、あらかじめ考えておきたい4つのポイントを紹介します。
漫画は重くかさばる
漫画や雑誌が増えていくと、その重量とスペースの問題は意外と深刻になります。「本で床が抜ける」と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、大量の蔵書を持つ作家や研究者の中には実際にそういった経験をした方もいます。
一般的な少年漫画の単行本1冊は約170グラムほどあります。1、2冊なら気にならない重さでも、人気シリーズを全巻揃えると簡単に10冊、20冊と増え、重量も10倍、20倍になっていきます。
比較的軽い文庫本でも300ページ程度のものは約150グラムあり、ページ数が増えるとさらに重くなります。まして図鑑や辞典ともなれば相当な重さになります。また、本を保管するためのスペースも必要です。 長く所有しているとどうしても愛着が湧きますが、実際にどれだけの漫画や雑誌を手元に置いておく必要があるのか、一度冷静に考えてみる価値があります。
本を大量に所有するリスク
漫画や雑誌などの本を大量に所有することには、意外なリスクが潜んでいます。あなたの部屋を思い浮かべてみてください。押し入れやクローゼットに、読まなくなった漫画や雑誌が詰まったダンボール箱が置かれていませんか?
または、背の高い本棚を設置して、最上段まで漫画をびっしり詰め込んでいませんか?日本は地震大国です。地震の際、重い本が詰まった本棚は倒れやすく、漫画が一気に崩れ落ちて危険な状況を招くことがあります。
また、引越しの多い方にとっても、大量の本は大きな負担になります。梱包作業は時間と労力を要し、運搬も困難です。さらに、本の重量によって引越し料金が予想以上に高額になることもあります。こうした物理的なリスクや経済的な負担を考慮した上で、漫画の処分について検討することが大切です。
漫画は保管が難しい
漫画や雑誌は私たちの生活に身近な存在ですが、実は適切な保管が難しい品物です。紙媒体は長期保存するには繊細なケアが必要です。読み終えた後、ただ本棚や段ボールに放置していると、紙魚(しみ)やカビなどの害虫被害を受けるリスクが高まります。
また、日当たりの良い場所に置いておくと、紫外線によって紙が黄ばんだり、インクが褪せたりして、作品の価値が大きく損なわれます。大切な漫画コレクションが、後になって読み返そうとしたときに虫食いだらけになっていたら、思い出まで台無しになってしまいます。
適切に保管すれば古書としての価値が生まれる可能性もありますが、忙しい日常の中で継続的なメンテナンスを行えるかどうかは、自分のライフスタイルを考慮して判断する必要があります。
情報は劣化する
4つ目のポイントは、情報はあっという間に劣化することです。
特に古い雑誌や話題になった最新情報を掲載していた本は、掲載されている過去の情報は今では古い情報のため役に立たないこともあります。
例えば、街の人気スポットを紹介するタウン誌や旅行ガイドは、あっという間に情報が更新されます。
雑誌の情報は、タイムリーでなければどんどん劣化していきます。
漫画や雑誌、本にその時々の思い出があり思い入れがあるなら、無理に手放す必要はありません。
しかし、なんとなく手元に置いているだけであれば、処分という方法を考えてみませんか。
大量の漫画の処分、引き取りは七福神にお任せください
大量の漫画・雑誌などを一度に処分したくても、「自治体が回収してくれない」「地域の資源ごみ回収日にタイミングが合わせられない」などの理由で自宅に保管したままにしている人もいるでしょう。
不要だとわかっていても捨てられずに置き去りになった漫画が自宅にあると、それなりのスペースを取るので部屋が狭くなったり窮屈に感じたりして不便です。
七福神では、このような大量の漫画の処分・引き取りを行っています。
漫画が汚れていても、ダンボールに入ったままの状態でも問題ありません。
大量の漫画の処分・片付け・運び出しまですべて七福神スタッフが一括で行います。
ご相談・お見積りは無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
もう読まない大量の漫画や雑誌などの本は、自宅の本棚に収納するのを止め、処分にまわすことを検討してみませんか。
本の収納スペースは有限です。
所有し続ければ管理が必要になり、メリットだけでなくリスクも負うこともあります。
漫画や雑誌などの本を処分する時は、自分のかけがえのない時間を浪費しない方法を選択するのがポイントです。
失った自分の時間を買い戻すことはできません。
不用品処分の時間と膨大な労力に対して、得られる経済効果は果たして見合うのかを念頭に、処分方法を検討しましょう。