コラムblog
ゴミ屋敷の清掃や片付けを考えている方のなかには、業者への依頼を検討している方も多いのではないでしょうか。
自分でゴミ屋敷を掃除したり、片付けたりするのは大変ですから、業者に依頼するのは有効な手だと言えるでしょう。
ゴミ屋敷の片付けをしてくれる業者には、便利屋と片付け業者の2種類があります。
ゴミ屋敷の片付けを業者に頼もうと思っている方のなかには、この2つのどちらに依頼するかで迷っている方もいるかもしれません。
そこで今回はそんな方のために、便利屋と片付け業者の違いを、料金やサービスなどの面から徹底解説していきます。
ゴミ屋敷の片付けは、便利屋と片付け業者のどちらに依頼してもやってもらえますが、基本的に両者は全くの別のサービスです。
ここではまず、便利屋と片付け業者、それぞれのサービスの特徴について説明していきます。
便利屋は、日常の困りごとを手伝ったり、代行してくれる業者です。
便利屋の仕事は幅広く、おもに以下の作業をしてくれます。
このように便利屋の仕事は、実に幅広くなっています。
ゴミ屋敷の片付けは、便利屋がしてくれる仕事のなかの一つなのです。
片付け業者とは、その名のとおり、家の中の片付けをしてくれる業者です。
片付け業者がしてくれる作業には、以下のものがあります。
このように片付け業者は、家の中にあるゴミや不用品を回収して、家の中をきれいにしてくれます。
また業者によっては、オプションでハウスクリーニングや庭仕事をしてくれるところもあります。
便利屋がゴミの片付けもする「なんでも屋」なら、片付け業者はゴミの片付けの「専門家」と言えるでしょう。
ゴミ屋敷の片付けをしてくれるという点では一緒ですが、便利屋と片付け業者では、料金体系が大きく異なります。
ここでは便利屋と片付け業者、それぞれの料金体系について説明していきます。
便利屋の料金体系は、時間制をとっているところが多くなっています。
多くの便利屋の場合、料金の基本となるのは、一人あたりの作業料金×作業時間です。
例えば一人あたりの作業料金が3,000円で、作業時間が2時間なら、作業費は6,000円になります。
作業員を二人呼ぶ場合は、倍の12,000円です。
このように便利屋の料金体系は、アルバイトを雇う感覚に近いと言えるでしょう。
便利屋に依頼した場合、この作業費に加えて、別途出張費がかかります。
作業人員が二人の場合、出張費も倍になることもあります。
便利屋にゴミ屋敷の片付けを依頼した場合、一人あたりの作業費の相場は3,000円ほどで、エリアにもよりますが出張費は2,000~3,000円ほどです。
ゴミ屋敷の片付けを依頼する場合、別途出張費がかかるとはいえ、一時間あたりの作業費が3,000円なら安いと言えるでしょう。
ただし、片付けが完了するまで作業料金が時間で発生し続けるので、思ったよりも作業に時間がかかる場合はその分料金も上がっていきます。
ゴミの量によっては片付け業者より高くつく可能性もあるかもしれません。
追加で様々なことをお願いしたいという方は便利屋がおすすめです。
多くの片付け業者の場合、部屋の間取りや回収するゴミの量に応じて、大体の料金が決まっています。
例えば、我々ゴミ屋敷片付けの業者の「七福神」の基本料金は、以下のとおりです。
間取り |
料金 |
間取り |
料金 |
間取り |
料金 |
1R/1K |
3万円~ |
2DK |
11万円~ |
3LDK |
19万円~ |
1DK |
5万円~ |
2LDK |
14万円~ |
4DK |
22万円~ |
1LDK |
8万円~ |
3DK |
17万円~ |
4LDK |
24万円~ |
※料金は目安であり、回収するゴミの量によって変わります。
片付け業者の場合、出張費がかからないもしくは含まれているところもあります。
例えば我々、七福神にゴミ屋敷の片付けを依頼した場合、上の表の作業料金以外の料金は、基本的にかかりません。
ただしハウスクリーニングや庭仕事も依頼した場合は、オプション料金がかかる場合もあります。
片付け業者の料金は、便利屋に比べると高くなっています。
しかし優良な片付け業者には、スタッフに現地まで来てもらい、その場で見積りを出してもらうことで、事前に正確な料金が分かるというメリットがあります。
追加作業を依頼しなければ、見積額以上の料金を請求されることもありません。
そのため料金を事前に知りたいという人には、片付け業者のほうがおすすめです。
便利屋と片付け業者では、実はゴミ屋敷の片付け方が異なります。
家の中のゴミを分別したり、片付けてくれるのは同じですが、一部の便利屋と片付け業者では、ゴミの処分方法が違うのです。
一部の便利屋では、ゴミを収集所に出す手伝いはしてくれますが、ゴミを回収してもらうことはできない場合があります。
処分してもらう物が一般ゴミなら問題ありませんが、粗大ゴミがある場合、別途住んでいる自治体の「粗大ごみ受付センター」に申し込んで回収してもらわなければなりません。
片付け業者に依頼した場合、ゴミ屋敷にあるゴミは、粗大ゴミも含めて、全てトラックで回収してもらえます。
ゴミ屋敷を片付けるにあたって、便利屋と片付け業者は、どちらも非常に役に立つサービスです。
しかし両者には料金体系やゴミの処分方法などの違いもあるため、それぞれのメリットを理解したうえで、どちらに依頼するか決めるのがいいでしょう。
便利屋のメリットは、スタッフ一人の一時間当たりの作業費が3,000円ほどと安い点にあります。
片付け業者はスタッフが現地で見積りをとることで事前に正確な料金が分かった上で、依頼できるというメリットがあります。
便利屋と片付け業者、どちらに依頼するかで迷っているという方は、ぜひこの記事を参考にして、自分に合っているサービスはどちらか、考えてみてはどうでしょうか。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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