現在社会では核家族化・少子化が進み、ペットを家族の一員として迎える家庭が多くなっており、特に若い世代の一人暮らしでペットを飼う方と高齢者世帯でペットを飼う方が増えています。
ペットを飼う事は「動物による癒し」いわゆる「アニマルセラピー」の効果もあると言われています。
これ自体はいいことでペットがいればその世話のために日々、忙しくなりますし、ペットと外へ散歩に出掛ければ、良い運動にもなります。
また、仕事を終え一人の部屋へ帰るとペットが出迎えてくれると癒され、日々の生活がより充実したものとなるでしょう。
しかし、これは飼い主が健康で元気、平常な状態であることが前提で、もしお仕事の都合や体調の問題で部屋が片付かなくなるという事になり、これが慢性化してしまうとどうなるでしょう?
仕事の都合や体調の問題でペットお世話ができなくなった
例えば、部屋の中でペットを自由に複数頭飼われている方でペットの毛や排泄物など部屋のいたるところに散乱している、壁や床が爪の跡だらけであるという事態が起こりうるかもしれません。
またケージに入っているペットだとしても少し世話をしないだけでケージの中は排泄物だらけになってしまい、異臭を放つことになりかねません。
そうなってしまうと臭いが部屋の壁や床などにこびりついて取れなくなるという状況がでてきます。
ペットがいる状態のゴミ屋敷のダメージ
もしこの状況でゴミ屋敷ともなると一般的なゴミ屋敷に比べ、部屋に対するダメージが何倍にもなってしまいます。
こういった部屋をクリーニングするとなると、ご自身で元の部屋の状態に戻すというのはまず不可能でしょう。また業者に委託する場合でも多くの時間と費用がかかることは覚悟しなければなりません。
ご自身は臭いに慣れてしまい気づかないかもしれませんが、ペットつまり動物の独特な臭いは慣れていない人からするとかなりのものです。
例えば、引越しなどでペットと暮らしていた家を売りたい、集合住宅なら次の人に明け渡したいと考えたとしても、臭いがこびり付いてしまっていては手放したくても手放せません。
もちろんペットと暮らしながらでも、掃除をしっかりし、きれいな環境を保っていれば何も心配はいりませんが、掃除ができていない、ましてゴミ屋敷状態になっているとなるといざという時に苦労することになるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ペットがいる生活を憧れる方は多いでしょう。
ただし、それはペットをしっかりお世話できるという条件下の元で初めて成立します。
ペットのためにも自分の為にも、ペットを飼う際はこういったことを念頭に入れておくことを忘れないようにしましょう。