「もう使わなくなったピアノを処分したいけど、どこに連絡したら良いか分からない」
「ピアノを処分したいけど、高額な費用がかかりそうで迷っている」
このようにピアノの処分にお困りの方も少なくないのではないでしょうか。
ピアノは頻繁に処分に出すものではないため、いざ処分しようとすると「粗大ゴミとして引き取ってもらえるのか」「中古として販売することは可能なのか」など、何が最適な処分方法か悩みますよね。
この記事では、そんなピアノの処分方法や、処分にかかる費用を抑えるためのポイントを詳しく解説していきます。
目次
ピアノの種類別オススメ処分方法
ピアノには大きく分けて3種類あります。
- 重さが軽くコンパクトな電子ピアノ
- 家庭用ピアノとして一般的なアップライト
- コンサートホールなどで使用される大型のグランドピアノ
ピアノと一口に言っても、大きさや重さ、素材などが異なるため処分方法は異なります。
以下ではこの3種類のピアノについて処分方法を説明していきます。
電子ピアノ
電子ピアノのおすすめの処分方法は、以下の3つです。
- 友人、知人へ譲る
- フリマアプリやネットオークションなどで販売する
- ピアノ買取業者へ買い取りを依頼する
家庭用として価格も安く、買い求めやすい電子ピアノは多くの需要があります。
そのため廃棄処分するよりも、誰か次の使い手を探す方が良いかもしれません。
友人や知人へ譲ったり、ネットやアプリなどで利用して販売することで費用がかからず処分することができます。
アップライトピアノ
アップライトピアノのおすすめの処分方法は、以下の3つです。
- ピアノ買取業者に買い取りを依頼する
- フリマアプリやネットオークションを利用して処分する
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
重さが200〜250kgと比較的重いアップライトは、家の外へ運び出すのも大人2人がかりの大仕事になり、処分費用は高くなります。
ピアノ業者に買い取ってもらう際には問題ありませんが、もしネットやアプリを利用して販売する際には運送費用を購入者側の負担とする、自宅まで引き取りにきてもらうなどして処分方法に気をつけましょう。
グランドピアノ
グランドピアノのおすすめの処分方法は、以下の3つです。
- ピアノ買取業者に買い取りを依頼する
- フリマアプリやネットオークションを利用して処分する
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
コンサートホールなどでも使用されるグランドピアノの中には3mを超える大きなピアノもあります。
重量も250〜400kgと重く、運送や搬出も大人3人程度必要です。
よほど状態が悪くない限りピアノ買取業者に買取を依頼、もしくはネットを利用して売却するのが良いでしょう。
ピアノ処分方法6選
ピアノの種類などは関係なく、どのような処分方法があるのかとにかく知りたいという方のために、一般的なピアノの処分方法を以下にまとめました。
知人や友人にタダで譲る
親戚や友人のお子さんがピアノを習い始めたなど、もらい手が近くにいる場合にはピアノを譲るという選択肢もあります。
処分費用もかからない上に、もらい手側にとっても嬉しい贈り物となります。
特に、軽量の電子ピアノは運搬も容易なため、受け取り側も気軽に譲り受けることができるため喜ばれる可能性が高いです。
被災地や施設へ寄付する
被災地の小学校や、ピアノイベントが定期的に開催されているような緩和ケアの病院、老人ホームなどの施設へ寄付するという方法もあります。
最近では音楽療法として音楽を利用したケアを行う病院や施設も増えてきました。
もし住まいの近くに、そのような病院や施設があればぜひ一度話をしてみるのも良いかもしれません。
しかし、一点注意なのが運送費や搬出にかかる費用についてです。
もし、寄付が決まった場合には運送費や搬出費用の負担先をどちらにするか必ず確認しておきましょう。
フリマアプリやネットオークションを利用して販売する
ピアノの中でも電子オルガンや電子ピアノではなく、キーボード式の電子ピアノはサイズも小さく、手軽に生活環境へ取り入れることができます。
そのため、ネットやフリマアプリでも多数取引が行われています。
アップライトピアノやグランドピアノについても、フリマアプリやネットオークションで数は少ないですが取引が行われています。
その際には運送費用を購入者側で負担としておくと、万が一輸送費に追加費用が発生した場合にも安心です。
しかし、高額商品となるため、買い手が決まるまでに時間がかかる可能性があります。
もし、1日でも早くピアノを処分したいという場合には別の処分方法を検討することをおすすめします。
ピアノ買取業者を利用する
年式が古い、汚れや傷が著しいピアノでない限り、ピアノ買取業者に買い取ってもらえる可能性があります。
買取業者は複数あり、同じピアノでも業者によって買取り価格がかなり変わります。
相場感を掴むためにも3社を目安に買取査定を依頼してみるのがおすすめです。
買取査定依頼の際に以下の点が確認されるので事前に確認しておきましょう。
- モデル名(品番)
- 製造番号
- メーカー名
- ペダルの数
- 傷や汚れの有無
大まかな買取価格がすぐに分かります。
その後、その買取価格に合意すると引き取りです。
再度傷があるかなどを引き取り業者が確認し搬出・運搬を行います。
自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する
大型ピアノは大きさや重さ、中にピアノ線があることなどから一般の家庭用粗大ゴミとしては扱うことが難しいです。
ほとんどの自治体で大型ピアノの粗大ゴミとしての回収は行っていません。
ただし、キーボード型の電子ピアノであれば規定のサイズ内であれば粗大ゴミとして回収可能としている自治体もあります。
一度お住まいの自治体に確認してみると良いでしょう。
不用品回収業者に回収を依頼する
ピアノ買取業者でも買取価格がつかず、引き取り手も見つからない場合には、不用品回収業者に引き取りを依頼しましょう。
ネットで検索すると多くの不用品回収業者が出てきますが、不用品業者の中には不法投棄などを行う悪徳業者も存在するため注意が必要です。
多くの自治体のホームページでは、このような悪徳業者の利用を防ぐためにも「一般廃棄物収集運搬業者」の資格をもった不用品回収業者が紹介されています。
もし、自治体で紹介されていない不用品回収業者を選ぶとしても、必ず「一般廃棄物収集運搬業者」の資格があるかどうか確認してからピアノの回収を依頼すると良いでしょう。
まとめ
ピアノの種類別の処分方法や、費用を抑えるためのポイントを解説してきました。
ピアノは種類によっても処分方法が異なってきます。
処分にかかる費用や手間、かけられる時間などを鑑みながら最適なピアノ処分方法を選択してください。