コラムblog
一人暮らしは自由で快適なものですが、家族から注意されることがありませんので、だらしない生活になってしまうケースもあります。
自分以外、誰もいないので、親が勝手に掃除をすることもなく、汚い部屋はいつまでも汚いままです。
やがては汚部屋となってしまう人もいます。
汚部屋は誰にも迷惑をかけていないとしても、さらにゴミ屋敷化してしまったり、より自堕落な生活を招きかねません。
そこで一人暮らしの汚部屋を解消するための方法をご紹介しましょう。
目次
一人暮らしの汚部屋住人は、多くが自室が汚部屋との自覚がありません。
多少汚いとは思っていても、汚部屋だとは思っていないことでしょう。
そこで、汚部屋に該当する条件をいくつかご紹介します。
以下の項目に一つでも当てはまったら、立派な汚部屋です。
部屋で探し物をしてみましょう。
綺麗かつ清潔な部屋であれば探し物はすぐに見つかりますが、汚部屋の場合中々見つかりません。
使うものだけ手元に置いてある汚部屋もありますので、普段使うものではなく、たまに使用するものを探してみましょう。
数分以内に見つからなければ立派な汚部屋です。
綺麗な部屋であればコート程度は椅子やベッドにかかっているかもしれませんが、基本的に衣服はすべて収納されているものです。
取り込んだ洗濯物がそのまま置かれている、脱いだままの衣服が散乱しているといった状況もまた、立派な汚部屋です。
綺麗で清潔な部屋には、床に物がありません。
全ての物が収納、あるいは意図した場所に設置・収納されており、床にそのまま置かれていることはありません。
しかし汚部屋の場合、床にそのまま置かれている物も多数あることでしょう。
衣服だけではなく、飲みかけ・食べかけの物、ゴミとして捨てるべきもの、書類、買い物袋等、床にそのまま置かれてしまっている物がある部屋も立派な汚部屋です。
意味を持って置かれているのではなく、飲み終えて捨てていないだけのペットボトルがある部屋も汚部屋です。
飲み終えたペットボトルはゴミとして処理するものです。
ゴミとしての処理が面倒なのか部屋にそのままにしていたり、一本だけではなく複数のペットボトルがある場合には、綺麗な部屋だとは言えないでしょう。
飲み終えたものではなく、いつ開封したか分からない飲みかけのペットボトルがある場合、汚部屋だと断定して良いでしょう。
一人暮らしでは、誰からも何も言われませんので、だらしない人は部屋の掃除もままならず、結局は汚部屋にしてしまうケースが見受けられます。
そして一人暮らしである以上、勝手に綺麗になることはありません。
汚部屋の解消は自らの意志で実践しなければいけません。
そのための方法をいくつかご紹介しましょう。
一人暮らしで汚部屋になる理由として、自分以外の誰も部屋に入らないことから、清潔にする理由を見いだせず、掃除をしない点にあります。
つまり、誰かが部屋に来るのであれば掃除をする理由になります。
そこで少々荒療治ではありますが、恋人や友人、知人、あるいは家族を家に招待しましょう。
頻繁に誰かがくる状況をつくることで、頻繁に掃除をするようになるかもしれません。
掃除をしなければ汚部屋を見られてしまうのです。
「それならば」と、一念発起して掃除に力を入れるのではないでしょうか。
汚部屋の状態の人の中には、自身の部屋をさほど問題視していない場合も見受けられます。
綺麗か汚いかの二択であれば汚いとは思っていても、汚部屋だとは思っていないことから、実はそこまで問題意識を持っていません。
綺麗にしなければと思ってはいても、危機意識が希薄なので後回しにしてしまいます。
この場合、問題意識を持つところから始めなければなりません。
ですので、いわゆるゴミ屋敷の事例等を調べてみると良いでしょう。
すると、問題ないと思っていた自宅が、汚部屋であること、さらにはゴミ屋敷化するリスクを持っていることに気付けるはずです。
危機感を募らせることで、掃除のモチベーションも高まることでしょう。
一人暮らしからの退去時、汚部屋があると現状回復の代金を多く取られる可能性が高いです。
汚部屋は残念ながら「明らかな過失」に該当します。
長らく汚部屋を放置していたことで生まれた汚れ、飲みかけの物が多かったことで湿気が溜まって損傷した家屋、さらには異臭などは、リフォームの対象になります。
敷金との相殺となりますが、敷金の額や現状回復の費用次第では大きな出費となる可能性があると知れば、掃除をしなければとの気持ちになるでしょう。
いざ汚部屋を綺麗にしようと思っても、汚部屋の掃除は一人では難しいのも事実です。
そこで、汚部屋掃除を手伝ってくれる存在もご紹介しましょう。
汚部屋に友人や知人をいれるのは恥ずかしいことでしょう。
しかし、もしも引き受けてくれる友人・知人がいれば無料です。
羞恥心が芽生えることでしょう。
見られてはならない物を見られてしまう可能性もあれば、その後の人間関係が変わってしまうリスクもありますが、基本的に無料です。
清掃・クリーニング業者も汚部屋の掃除を引き受けてくれます。
ただし、あくまでも業務として引き受けるので費用が発生します。
また、清掃・クリーニング業者の場合、あくまでも掃除がメインになりますので、汚部屋から大量に出たゴミに関しては、別の業者に依頼するか、あるいは別途料金が必要となるケースが多いです。
いわゆる便利屋・なんでも屋も汚部屋の掃除を手伝ってくれることでしょう。
一人暮らしで頼れる存在がなく、かつ清掃業者に依頼するとなると大げさだと感じる人にとっては、気軽に依頼できる存在です。
しかし、便利屋はあくまでも「何でも引き受ける」が強みであって、決して掃除の専門業者ではありません。
さらには相場もなく、業者側の言い値になりますので、思いのほか高額請求されるケースもあれば、結局は他の業者を依頼せざるを得ないケースもあります。
不用品回収業者であれば不要な物を全て処分してくれるので、一人暮らしの汚部屋の掃除も可能です。
汚部屋の掃除に慣れている不用品回収業者もいますので、依頼する相手としては悪くはありません。
ただし不用品回収業者も多々あります。
信頼できる業者なのかを見極めて依頼することが大切です。
一人暮らしの場合、汚部屋の解消は自力だけでは難しいです。
そのため、頼れる業者や相手を見つけて依頼した方が良いでしょう。
しかし、本来であれば汚部屋にしてから慌てるのではなく、汚部屋にしないことです。
そのため、業者を頼って汚部屋を卒業できたら、二度と汚部屋とならないよう、再発防止が重要です。
生活習慣等を見直し、綺麗で清潔な生活を送れるよう心がけましょう。
実際、汚部屋やゴミ屋敷になる再発率が高いので、十分に留意しなければならない部分です。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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