「一人暮らしをしていると部屋の中がゴミ屋敷状態になりやすい気がする」
「ゴミ屋敷に住んでいる人って一人暮らしのイメージがあるのはなぜ?」
実際、ゴミ屋敷に住んでいる人の中には一人暮らししている人の割合が多いです。
ここでは、一人暮らしをしている人がゴミ屋敷になりやすい理由と、それを踏まえてゴミ屋敷になってしまった際にはどのように対処したら良いのか、その対処法をご説明します。
目次
どうして一人暮らしをしているとゴミ屋敷になるのか?
どうして一人暮らしだからと言ってゴミ屋敷になりやすいのでしょうか?
実は、一人暮らしはゴミ屋敷になりやすい理由が幾つかあります。
そこで、一人暮らしに潜むゴミ屋敷になる理由について解説します。
周囲の人に気を遣わずに生活できる
一人暮らしは自由で気ままです。
何をしても誰からも注意されることはありません。
そうするとやりたいことを優先しているうちに、面倒な片付けやお掃除は後回しになったり、やろうと思っていても先延ばしにしてしまいがちです。
そうすると、ゴミ出しも今度にしようと思っているうちに、回収されないゴミ袋やゴミが増えてきて、ゴミ屋敷になっていくのです。
孤独感があり社会から孤立している
人との接触が減ってしまうと、孤独感からゴミを溜めてしまうことがあります。
これは物に囲まれていると落ち着く、というためこみ症の症状であり分離不安の表れです。
また、孤独感はココロの健康を害し、自分のことに無関心になり、自分の世話を放棄するというセルフネグレクトと呼ばれる行動に出ることもあるのです。
前述しましたが、高齢者であれば面倒を見てくれる人がいないことで、片付けやゴミ出しが難しくなってきて次第にゴミが溜まっていてしまうといったことも起こりがちです。
誰も来ないので片付ける機会がない
ある日、家族や友人、知り合いなどが家に来ることとなり急いで掃除をした、といった経験は多くの人があるのではないでしょうか。
ただ一人暮らしをしていると、誰かが部屋に来るという機会は減っていきます。
そうすると、自分だけなので片付けなくても気にならなくなっていきます。
そもそも散らかっていても困らないので、今度片付けようとか、今度ゴミ出ししようと思っているうちに、どんどんと部屋がゴミ屋敷になっていくのです。
一人暮らしでゴミ屋敷になる人の特徴
一人暮らしにはゴミ屋敷になる要素が色々あることを解説しましたが、それでもみんながゴミ屋敷になる訳ではありません。
どういう人がゴミ屋敷の住人になりやすいのかについてご説明します。
忙しくて時間がない
職場ではバリバリと働いている人でも、家に帰ると疲れてしまって何もする気がしない、そういう人はたくさんいらっしゃいます。
- 家事をする時間があったら寝ていたい
- もっと自分の時間が欲しい
そう考えている人が多く、やがて家は寝るだけの場所となっていき、掃除や片付けはサボりがちになります。
たまに片付けたとしても、そのゴミ袋を決まった日に出すことができない。
そうなると回収されないゴミ袋が並んでいき、片付けられない物が床に散らばっていって、ゴミ屋敷になってしまうのです。
片付けるのが苦手
片付けるのが苦手な人や整理整頓が得意でない、という人は勿論います。
特に実家では親が全てやってくれた、散らかしたら常に注意してくれたとなれば、一人暮らしを始めても片付ける習慣がありません。
ゴミ出しもやったことがないのでどうして良いかわからないということになって、ゴミやゴミ袋が溜まっていくことがあります。
散らかっていても気にならない
家の中が多少汚れていたり、散らかっていても気にならないという人がいます。
むしろその方が落ち着くと言う人も中にはいます。
片付いていないことや散らかっていることを問題視しないために、どんどんと部屋が汚れ、散らかっていき、ゴミ屋敷になるのです。
買い物依存症
買い物依存症というのは買い物がやめられない病気ですが、そこまでいかずとも、買い物でストレスを解消している人はいるでしょう。
そうした場合、部屋の中にどんどん物が増えていきますから、収納場所がなく、片付けられない物も出てきます。
これを床などに放置、椅子などに置きっぱなしとなってくると、ゴミ屋敷へと近づいていくことになるのです。
捨てるのが勿体ない
物を捨てようとしても、
- 勿体ないと思ってしまう
- 捨てることに罪悪感を抱いてしまう
中にはこういった人もいます。
そういった人は、どんな物でもとりあえず捨てないで取っておこうとし、場合によっては他人の不要品をもらってきてまで置いておくこともあります。
こういう性格の人も物が増えていきますから、次第にゴミ屋敷になっていきます。
精神疾患
精神疾患の影響で、片付けができなかったり、片付けようとしても最後までやりきることができなかったりすることがあります。
精神疾患の中には片付けられないばかりでなく、前述したためこみ症のように物をため込んでしまう病気もあります。
そうした精神疾患が疑われた場合には、まずは専門医に相談することが重要でしょう。
高齢者
高齢者の増加に伴い、一人暮らしの高齢者が増えています。
その中には元々未婚だった人の他に、
- 配偶者と別居または離婚
- 配偶者と死別
このように、結果的に一人暮らしになった人もいます。
そういった人は家族や親族と疎遠になって面倒を見る人がいないため、次第に社会から孤立していきます。
社会から置いて行かれた孤独感からゴミを集めてしまう人や、自分の世話を放棄するセルフネグレクトに陥ってしまい、ゴミ屋敷になる人もいるのです。
また、加齢により心身の健康を害し、自力でゴミ出しや片付けができなくなったことでゴミ屋敷になってしまうこともあります。
一人暮らしでゴミ屋敷化するターニングポイント7選
色々と特徴を挙げてみましたが、ちょっと思い当たる節のある人もいるかもしれません。
ただ自分の部屋がゴミ屋敷なのか?という点については、他の人の部屋を知らないので分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで、ゴミ屋敷の前兆として代表的な例を7つのポイントで紹介します。
ポイントが複数該当するようであれば、少なくともあなたは立派なゴミ屋敷予備軍と言えるでしょう。
脱いだ服が放置されている
- 着た服を洗濯せずに椅子やソファなどに放置する
- 脱いだ服をすぐに床の上やベッドの上に置く
このように汚れ物がそのまま部屋の中に放置されているようであれば、それはゴミ屋敷の第一歩です。
また、洗濯した服が床に置いてある場合も黄色信号と言えるでしょう。
使いたいものが見つからないことがある
ただ単にしまった場所を忘れているだけであれば、ゴミ屋敷になるとは限りません。
しかし、床や机の上など、部屋の中に物があふれていて、それを引っかき回して探してみるけど何処にあるか分からないとなると、かなり重症です。
放置された飲みかけのペットボトルがある
ペットボトルが転がっていることも問題ですが、特に飲みかけがあるような部屋は危険です。
食べ終わった弁当や惣菜の容器はもちろん、時には食べ残しがそのまま容器に入って放置されていることもあるかもしれません。
そうなると生ゴミが腐敗して悪臭が発生することもありますし、害虫が発生することもあります。
特に生ゴミは放置するとゴミ屋敷化が進みやすいです。
出せていないゴミ袋がある
片付けや掃除ができても、ゴミ袋を回収してもらうところまでできなくては片付けたことにはなりません。
回収されないゴミ袋が部屋に並ぶことは、まさにゴミ屋敷への第一歩です。
足の踏み場がない
床に物が散らばっていて、ちょっと歩くのにも物を踏んで痛い思いをしないように気を遣うような状態なら、これはかなりゴミ屋敷レベルが高いです。
自分が普段いる場所が決まっていて、そこ以外が物で埋まっている場合や、決まった通路以外が物で埋まっている場合もかなりゴミ屋敷に近いでしょう。
こうなってくると、一人で片付けることが難しくなり、誰かの手を借りないとゴミ屋敷を片付けることが難しくなってきます。
室内なのに靴下が汚れる
床に物が置かれ始めると、部屋の掃除が行き届かなくなります。
そうすると床に髪の毛やホコリなどが落ちていることが当たり前になってくるでしょう。
それ以外にも食べこぼしなどの様々な汚れが床について放置されていれば、部屋の中を歩いているだけで靴下が汚れるという状態になってきます。
このまま放置すればゴミ屋敷になるのは確実です。
悪臭や害虫が発生している
少々の臭いや害虫であれば一般家庭でも見られますが、これが例えば周囲から苦情になるようなレベルになってくると、もうかなり立派なゴミ屋敷です。
あまりに酷いと、賃貸であれば大家さんや管理会社から苦情が来て、場合によっては退去させられるかもしれません。
ここまでくると自分だけでは対処することが難しくなってきますから、専門業者に依頼した人が良いでしょう。
一人暮らしだからこそ注意したいゴミ屋敷にしない方法
自分の部屋をゴミ屋敷にしたくない場合、どうしたら良いのでしょうか。
きちんと掃除や片付けができて、ゴミを回収してもらうところまで既にできている人は問題ないのですが、そうでない場合にはまずは簡単なところから始めましょう。
片付ける習慣を作ろう
- 1日の中で10分程度の掃除の時間を作る
- 1週間の中でここだけ(例えば週末の午前中など)は掃除をすると決めてやるようにする
- 一ヶ月の中でもこの日だけ(例えば最終日曜日など)は大掃除をすると決めてやってみる
このように、何らかのルーチンを決めて、掃除や片付けを習慣づけるようにしてみましょう。
ゴミ捨ての習慣を作ろう
ゴミの収集日を日を把握しましょう。
たとえ面倒であったとしても、例えば生ゴミだけは出すようにするとか、そんなことからでもかまいません。
とにかく定期的にゴミを出すという習慣を作っていくと、ゴミが出せずにゴミ袋が部屋に並ぶといったことはなくなってくるはずです。
カレンダーに印を付けたり、決まった日時に鳴るアラームをセットしておく方法がお勧めです。
無駄なモノは買わず、買ったら捨てよう
部屋に物が多くなれば収納する場所がなくなり、そのうち床に置かれるようになり、ゴミ屋敷化が進んでいきます。
衝動買いなど買い物でストレス解消をしがちな人は、収納する場所を考えてから買うようにしましょう。
新しい物を買ったら、古い使わなくなった物はに捨てる。
そうやって、部屋に物を増やさない努力をすることもゴミ屋敷にしないためには重要です。
ゴミ屋敷から卒業する方法2選
ゴミ屋敷になってしまった場合、どうしたら良いでしょうか。
ゴミ屋敷という状態にまでなってしまうと、一人で対処するのは難しい物です。
そこで、まずは誰かに相談してみることをオススメします。
家族や友人に片付けを手伝ってもらう
家族や親戚、手伝ってくれるような友人や知人が近くにいるのであれば、そういった人に協力してもらって片付けても良いでしょう。
しかし、自由気ままに生活してきた結果、部屋にゴミ屋敷になってしまったなんて、親しい人に知られたくない人もいるかもしれません。
ゴミの中には人に個人情報などの見られたくないゴミもあるかもしれないので、ある程度自力で片付けてから手伝ってもらう方がいいでしょう。
ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼する
ゴミ屋敷専門の片付け業者は片付けのプロですから、効率的に時短で片付けることができます。
依頼内容によっては、2~3時間程度でゴミ屋敷がきれいになっていきます。
しかも、ゴミや不要品の回収までしてくれるので、片付けで出た大量のゴミ袋について自身でゴミ出しをする必要もありません。
一人暮らしのゴミ屋敷ならゴミ屋敷バスター七福神におまかせ
ゴミ屋敷バスター七福神は全国でサービスを展開するゴミ屋敷片付け業者なので、ゴミ屋敷状態の部屋に困っている一人暮らしの方の力になります。
以下は七福神がゴミ屋敷を片付けしている様子です。
アパートの1室がゴミ屋敷!?大量のごみを片付けます!|名古屋市千種区編 #01
まとめ
ここでは一人暮らしとゴミ屋敷の関係について説明しました。
一人暮らしであってもその人の性格や様々な事情によって、ゴミ屋敷になる理由も変わります。
一人暮らしでは思い切って部屋を片付けようと思っても、なかなか手伝ってくれる人がいなかったりするでしょう。
そういう場合には片付けの専門家である専門業者に依頼することをオススメします。
特にゴミ出しに問題がある人は、ゴミの回収までやってもらえる片付け業者に依頼すると、ゴミ出しの心配がなくなりますので安心です。
一度部屋をキレイにしたら再度ゴミ屋敷にならないように予防をしましょう。