コラムblog
ゴミは日常生活の中で必ず出てくるものです。
整理整頓を心掛け、こまめに捨てなければゴミは増えていく一方です。
ですが、ついつい放置してしまうこともあるでしょう。
ゴミが増えても、誰にも迷惑をかけていないと思うかもしれません。
ですが、ゴミを放置していると様々な問題に発展しかねません。
ゴミの放置がなぜ問題なのか、放置しないために心掛けるべき点について解説していきます。
目次
「ゴミを放置しても誰にも迷惑をかけていない」
このように思う人もいるかもしれません。
実際には、ゴミを放置することで、周囲の人にも悪影響を及ぼすことがあります。
ゴミを放置することで、どのような問題が生じるのか見てみましょう。
それぞれのポイントについて説明します。
ゴミを放置すると、以下のような悪影響が生じます。
- ゴミからカビが生える
- 埃が大量に蓄積する
これらは人体にも影響を及ぼします。
例えば、埃を吸い込むことで鼻炎、さらにアレルギーにまで発展するケースもあります。
事実、花粉症で悩んでいる人の原因を調べると、花粉ではなくハウスダストが原因の場合もあります。家中の塵や埃が原因で、目のかゆみや鼻詰まり、鼻水に悩まされている人もいるのです。
ですので、ゴミの放置がこういった症状を招く可能性は十分にあります。
自室にゴミを放置しても、自分だけの問題だと思いがちです。
しかし、目に見えないもので周囲に迷惑を与えているケースも多いです。
それが、悪臭です。
ゴミから発生する強烈な悪臭は目に見えませんが、自宅だけでなく周囲にも臭いを撒き散らします。
近隣は、悪臭のせいで窓を開けることができない状態になりかねません。
このような状況では、「誰にも迷惑をかけていない」とは言えません。
放置されているゴミを好む存在があります。
それは、虫です。
次のような害虫は、人間の出すゴミが大好物です。
- コバエ
- ゴキブリ
- ネズミ
害虫にとって、ゴミの山は宝の山です。
そこに居着いてしまうことも多々あります。
お腹を満たした害虫は繁殖します。
初めは、少ない数かもしれません。
しかし、放置期間が長ければ長いほどその場に居着いてしまい、繁殖して大量発生を招きかねません。
害虫はゴミを漁るだけでなく、活動範囲を拡大していき、住人の日常生活を脅かします。
放置されているゴミは、いざという時に大きなリスクになります。
例えば、火災が起きれば燃え移りやすいので、火災被害を甚大なものにしてしまいます。
強めの地震が起きた場合、ゴミによってドアが塞がれてしまい、部屋に閉じ込められてしまうかもしれません。
ゴミを放置していると「割れ窓理論」で、汚い部屋だからどうせ無駄だと、掃除の意欲が低下します。
綺麗な部屋であれば少し汚れただけでも気になるものです。
しかし、ゴミが放置されていると、多少汚れていても気にしなくなります。
その結果、更なる汚部屋化を招いてしまいます。
ゴミは捨てるものです。
では、なぜゴミを放置してしまうのでしょうか。
その理由は様々です。
ゴミの放置を防ぐためには、なぜ放置してしまうのか理由を知ることが大切です。
忙しい日々を送っていると、ゴミ捨ては後回しになりがちです。
ゴミ捨ては、日常生活の中で大切なことですが、自分自身のための事です。
そのため、仕事と比較すると、優先順位が低くなるのも仕方ない部分ではあります。
毎日仕事に追われることで、ゴミを放置してしまいがちになります。
近年、ゴミ問題は社会問題となっています。
ゴミの減量は国際問題として、日本でも多くの自治体がゴミの減量化・リサイクルに取り組んでいます。
結果、ゴミ出しのルールが細分化されました。
細かい分別や、粗大ゴミを予約しての個別収集等、ゴミを出す側の負担が増えてしまいました。
そのため、面倒に思ったり、ルールがよく分からないのでゴミを捨てられず、放置してしまうのです。
まとめて掃除しなければいけない、と考えている人もいます。
毎日コツコツではなく、時間を確保してまとめて掃除をするものと考えています。
そのため、時間を確保できなかったり、気が乗らなかったりで、結局はゴミを放置してしまうケースもあります。
毎日忙しい人や、物事を後回しにしてしまう人に多く見られます。
自分の家や部屋は、自分の自由な空間です。
ゴミを放置していても自分自身の自由であり、誰にも迷惑をかけていないと考えて、放置してしまう人もいます。
確かに、自分の部屋を綺麗にするのも、汚いまま放置するのも自由です。
しかし、臭いなど目に見えない部分で周囲に迷惑をかけていますし、いざという時に困ります。
ゴミを放置していても良いことはありません。
そこでゴミを放置しないための心がけやポイントをいくつか解説します。
まずは住まいの地域、あるいはマンションのゴミ出しのルールを確認しましょう。
面倒でも、ルールは順守しなければなりません。
ゴミ出しのルールを把握することで、ゴミをいつ出せばよいのかが分かります。
そのため、ゴミ放置の防止に繋がります。
掃除に限った話ではありませんが、「いつかやる」と物事を後回しにしがちな人もいます。
ですが、掃除に関しては「いつか」ではなく、気付いた時に行いましょう。
僅かなゴミを捨てるだけでも、部屋は綺麗になります。
ゴミだらけの部屋になってしまったとしても、コツコツとゴミを捨てていけば、いつかは綺麗になります。
「いつか一気に片付けよう」ではなく、気付いた時にできることを行うだけでも、ゴミの放置防止になります。
ゴミの掃除は自分で行うものだ、と思っている人も多いかもしれません。
しかし、ゴミの掃除をしてくれる業者もいます。
不用品回収業者のように、大量のゴミでも問題なく掃除を行える業者もあります。
ゴミを放置してしまう人は、掃除は自分で行うものという意識が強い場合もあります。
しかし、自分でできないので放置状態となってしまいがちです。
しかし、掃除は必ず自分で行わなければならないというものではありません。
忙しい日々を送っているのであれば、ゴミ掃除は業者に任せると割り切るのも手です。
ゴミを放置していると、病気のリスクや自然災害時に被害が大きくなることもあります。
また、近隣への悪臭や害虫といった悪影響もあります。
それに加え、自分自身の気持ちにも影を落とし、更なる汚部屋化を招いてしまいかねません。
しかし、ゴミ出しのルールを把握したり、コツコツと掃除に取り組むことで汚部屋化を防ぐことができるでしょう。
あるいは、業者に依頼してゴミの放置を防ぎましょう。
綺麗な部屋を維持すると、衛生観念も高まります。
ゴミは、放置しても勝手になくなることはありません。
自らの意志でゴミの放置を防ぎ、綺麗な部屋を維持しましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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