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埼玉県川口市の不用品リサイクルへの取り組みとは?リサイクル不可商品の処分方法についても紹介

埼玉県川口市の不用品リサイクルへの取り組みとは?リサイクル不可商品の処分方法についても紹介

川口市は人口およそ60万人で、埼玉県ではさいたま市に次ぐ規模の大きな街です。
かつては宿場町として賑わいを見せていた街は、都心に近い立地から戦後の経済成長期に急成長を遂げ、人口が増加しました。
そのため人も物も増えた川口市ですが、ゴミ問題も拡大しつつありました。

そこで川口市は様々な対策を実施するに至り、その一環として不用品のリサイクルを推奨しています。
どのような形で支援しているのか、リサイクルできない不用品の扱い等についても調べてみました。

川口市が不用品のリサイクルに力を入れている理由

川口市が不用品のリサイクルに力を入れている理由

埼玉県川口市は独自にリサイクルプラザを設置し、市民の不用品のリサイクル活動を支援しています。
このような対策を実施することで、川口市は人口が増えている一方で、ゴミの排出量は年々減少しています。
なぜそこまで川口市が不用品のリサイクルなど、ゴミ問題に力を入れているのか、まずはその背景を探ってみました。

川口市は最終処分場を有していない

川口市は大きな都市です。
そのため、人も物も多い、日本でも有数の大都市ですが、ゴミの最終処分場を有していません。

そのため、他の地域の公営最終処分場か、民間の最終処分場を利用しなければなりません。
環境問題への配慮はもちろんですが、費用負担も大きなものであることから、平成13年度(2001年)からゴミの減量化に取り組み初めていました。

利便性の高さなど、埼玉県はおろか全国的に見ても魅力のある街で人口が増えている川口市です。
だからこそ、いち早くゴミ問題に力を入れ始め、様々な施策を打ち出す一環としてリサイクルプラザを立ち上げました。

川口市のゴミ排出量の減少が頭打ちになっていた

川口市が不用品のリサイクルを行えるリサイクルプラザを開設したのは2018年です。
それまでにも様々な形でゴミの減量化に取り組んでいた川口市ですが、ゴミの減少量が頭打ちになっていました。
1日の1人当たりのゴミ排出量は、全国平均値こそ下回っているものの、埼玉県平均値を上回っているなど、更なる対策を求められていました。

ゴミ問題が川口市だけではなく全国的な課題となっていた

川口市だけではなく、全国的、さらには国際的にゴミ・資源の問題がクローズアップされるようになりました。
ゴミの減量化を推進し、環境を保全する動きが目立つようになっていました。
そこで川口市としてもリサイクルプラザを開設することで、不用品をゴミにするのではなく、他の人に使ってもらえるシステムを構築しました。

川口市のリサイクルプラザについて

川口市のリサイクルプラザについて

川口市のリサイクルプラザでは、2つの方法にてリサイクルを行っています。それぞれ少々ルールが異なる点を含めて、特徴等についてご紹介しましょう。

リサイクル品橋渡しコーナー

不用品を無償にて引き取り、欲しい方に無料にて引き渡すリサイクルコーナーです。
営利ではなく、あくまでも無償・無料でのリサイクルコーナーとなっています。
そのことから、川口市在住・在勤の方のみで、営利目的での利用は禁止されています。
また、利用は原則18歳以上ですが、付き添いがある場合は入場やリサイクル品の持ち帰りも可能です。

受付可能な不用品

市で処分できるものは以下のもので、かつ需要のあるものとなっています。

  • 衣類
  • ベビー・子供用品
  • 玩具類
  • 食器類
  • 図書

また、リサイクルが目的となっていますので、良い状態での提供が推奨されています。
ちなみに1人1日10点まで受付可能です。

受付不可の不用品

以下のものは受け付けていません。

  • 家具
  • 家電
  • 需要の低いもの
  • 衛生的に管理が難しい物
  • 汚れのひどいもの

また、保管・展示スペースにも限りがありますので40cm以上の大きなものは受付不可です。

リサイクル家具類販売コーナー

毎月第4日曜日に、粗大ごみを修繕・清掃し、再生した家具類の販売を行っています。
こちらは無料ではなく、リサイクルプラザが設定した最低価格からの競争入札方式での販売です。
1回につき1人2点までとなっており、入札は成人のみで、営利目的での申し込みは不可です。

リサイクルプラザ
住所:埼玉県川口市朝日4-21-33(朝日環境センター・リサイクルプラザ棟3階)
電話番号:048-228-5306
受付時間:8時30分~17時15分
※祝日、休日、年末年始を除く

リサイクルプラザの施設見学も可能

リサイクルプラザでは施設見学が可能です。
団体だけではなく、個人・少人数グループでの見学もできます。
ガイドボランティアが駐在している時にはガイド付きでの見学が可能です。
電話、あるいはリサイクルプラザの窓口から予約が可能です。

川口市で引き取れない不用品について

川口市で引き取れない不用品について

川口市では不用品のリサイクルの場を提供してくれていますが、それらはあくまでもリサイクルを前提としたものなので、状態の良いものでなければなりません。
状態の悪いものは、リサイクルプラザで引き取ることはできませんので、自らで処理しなければなりません。

川口市の公式サイトではゴミに関する情報も発信しています。
分け方・出し方等についても解説していますので、一度目を通しておくとよいでしょう。

しかし川口市として対応できないゴミもあります。
以下の物等は川口市としては受け付けていません。

  • ボタン型電池
  • 充電式電池
  • 家電リサイクル法対象品目
  • パソコンリサイクル対象品目
  • ピアノ
  • 耐火金庫
  • 消火器
  • 自動車部品

家電リサイクル法対象品目について

テレビや冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの家電リサイクル法対象品目に関しては川口市としては収集・施設での受け入れ共に行っていません。
購入した家電量販店に依頼するか、買い替えの際に依頼するか、あるいは家電リサイクル券を購入し指定取引場所に搬入することができます。

パソコンのリサイクルについて

パソコンは基本的に回収・リサイクルがメーカーの義務となっています。
そのため、川口市では不用品となった使用済みパソコンの収集を行っていません。
川口市の協力事業者にて回収をしてもらうか、販売メーカーに問い合わせてみましょう。

有毒性のあるものや処分施設に危害を及ぼすおそれのある不用品

以下の物なども川口市としては引き取りを行っていません。

  • ガスボンベ
  • 石油類
  • 自動車用燃料添加物
  • 工業薬品
  • 火薬
  • 印刷用インク
  • 土砂
  • ブロック
  • 漬物石
  • エンジン式の農機具

これらに関しては、販売店や取扱業者、不用品回収業者に依頼するなど、自らでの処理が求められます。

川口市ではリサイクルできる不用品もある

埼玉県でも有数の都市、川口市では様々なサービスが登場しています。
一方でゴミの減量化に向けての施策も多々登場しています。

不用品をリサイクルするためのリサイクルプラザの登場もその一つです。
リサイクルプラザはすべての不用品を受け入れている訳ではありません。
あくまでもリサイクルなので、状態の悪い不用品は受け入れていません。

川口市の公式サイトをチェック

川口市として受け入れない不用品もいくつかあります。
リサイクルできない不用品に関しては、販売店・取扱店や不用品回収業者を活用しての処分が求められます。
川口市の公式サイトではゴミに関する様々な情報を発信していますので、まずは一度、目を通しておくとよいでしょう。

処理が困難な不用品について

処理が困難な不用品について

ピアノや耐火金庫、自動車部品など処理が困難な不用品については、川口市としては引き取り・収集を行っていません。
販売店に相談するか、不用品取引業者に頼るなど、適正な処理が求められています。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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