家庭で出た不用品を、どう処分したら良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
ゴミの日に出せる物なのか、まだまだ使えるのでリサイクルショップに出すのかなど。
物は買うのは簡単ですが、処分が大変です。
粗大ゴミで出す方が費用は安いけど手間が掛かる、不用品回収をどの業者に依頼すれば良いのか分からないなど悩みも尽きないでしょう。
今回は、業者に依頼するのと自力で処分するのはどちらがお得か検討してみてください。
目次
家庭で出た不用品の処分方法
自治体の粗大ゴミ回収センターに出す
各自治体での粗大ゴミ回収サービスを利用する手もあります。
ただし粗大ゴミとして処分できない物や指定の日時など決まっているので注意が必要です。
リサイクルショップに不用品を売る
不用品の持ち込みや、ダンボールに詰めて売る方法などの方法があります。
高い値段はそこまで期待できないですが、全国に店舗を構えていることもあり、安心して売買することができるのが、リサイクルショップのメリットと言えるでしょう。
オークションサイトで不用品を売る
近年は個人でやり取りをするオークションサイトを利用する人が増えています。
リサイクルショップより高値で売れる場合もあり人気ですが、手間や労力が掛かります。
友人、知人に譲る
不用品を必要な人に譲る方法もオーソドックスです。
引越しや結婚などで、不必要になったものを譲ってもらう方も多いでしょう。
冷蔵庫や洗濯機などは処分するのも、購入するのもお金が掛かるので双方にメリットがあることが多いです。
不用品回収業者を利用する
民間の不用品回収を利用する方法もあります。
費用が掛かったり、悪徳業者もいるので注意は必要ですが、時間を掛けたくない、一気に処分できる方法です。
業者と自治体どっちがお得
不用品回収業者と、自治体にはそれぞれ特徴があります。
便利を取るか、料金を取るかによって変わってきます。
家具や家電などを処分したい場合を想定し、それぞれ比較してみましょう。
自治体によってルールは変わってきますが、今回は練馬区を例に紹介したいと思います。
回収可能な日時
不用品回収業者
仕事などで忙しい人向けなのが、不用品回収業者です。
自治体では日時が指定されている場合が多いですが、業者の場合は双方の日時さえ合えば土日や夜間も回収してくれます。
自治体
練馬区の収集の場合は、申し込み日に指定した場所に午前の8時までに自宅前に出して下さい。
午前8時から午後4時までの間に収集されます。
持ち込みの場合は、粗大ごみ持ち込みセンターに必ず申し込みをしてください。
申し込み時に指定した日時に持ち込むことができます。
回収できるもの
不用品回収業者
粗大ゴミ、リサイクル家電、パソコンなどの電子機器、金属やエアコンなど自治体で回収が難しい品物も回収してくれます。
回収できるものは、業者ごとに異なるので事前に確認しておきましょう。
自治体
粗大ゴミ(家具・家電など)、資源ゴミ(びん・缶・ペットボトル・紙類など)各自治体のホームページを参考にしてください。
回収できないもの
不用品回収業者
医療廃棄物や薬品、液体や塗料、動物の死骸などは回収が難しい場合があります。
何が回収できないか、見積もり時などに相談しましょう。
自治体
家電リサイクル法に該当する洗濯機・テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・衣類乾燥機は小売店へ、家庭用パソコンはメーカーでの引き取りになります。
回収方法
不用品回収業者
家の中まで取りに来てくれるので、外に出しておく必要もないです。
自治体
回収の場合は粗大ゴミセンターに申し込みます。
有料の粗大ゴミ券を購入し、粗大ゴミに券を貼り、指定された場所と時間内に出しておきます。
持ち込みの場合は、1回に持ち込みできる個数は15個までです。
注意が必要なのが、1世帯あたり年度内3回(4月から3月まで)の利用なことです。
また、申し込みをされた本人または同一世帯のみの方のみ持ち込み可能で、その際に運転免許証などの本人確認が必要です。
回収費用
不用品回収業者
業者によって値段が違うので、見積もりをしてもらうのが安心です。
8,000円〜30,000円くらいが一般的です。
また、何個かまとめて処分したい場合は人件費によって変動があります。
自治体
回収費用は自治体によって異なります。
練馬区では電子レンジなどは400円、シングルベッドは1200円、電子ピアノは2000円など品物によって値段が変わってきます。
不用品業者を選ぶ際の注意点
無許可で営業している
家庭から出るゴミを収集・運搬・処分するには、各自治体の許可または提携が必要です。
許可や提携もなく営業している業者もいるので注意が必要です。
無料引き取り・買い取りを売りにしている業者
「無料で引き取ります」など拡声器を使用し、軽トラックで巡回している業者や、ポストにチラシが入って目にしたことがあるのではないでしょうか。
無料と言いながら、何かしら理由をつけて高額な料金を請求されるケースもあります。
そのような悪質業者とのトラブルを防ぐためには、「無料」という甘い言葉に惑わされないことです。
所在地が不明確
会社の所在地が分からないような、軽トラックで回っている業者に依頼することは避けることが無難でしょう。
何かあった時に連絡が取れずに泣き寝入りをすることになるかもしれません。
まとめ
家庭にある不用品で、処分に困る物として大型家具・家電はもちろんのこと、家電リサイクル法に該当している品物や、思い出の品、個人情報が流失する恐れのある物などがあります。
不用品を処分する方法は様々ありますが、何をどれくらい回収してもらいたいかによって変わってきます。
書籍や洋服などはリサイクルショップに売る、時間と手間を考えて予算と時間のどちらがトータル的に考えて、不用品回収業者と自治体どちらがお得なのかで判断しましょう。
物を処分することは、エネルギーが必要な作業ですので、先延ばしにせず早めに手をつけることもポイントです。
生きていると、気づいたら物が増えていることも多いので、家庭の不用品はこまめに処分していけたら良いですね。