きれいな部屋で生活したい、汚部屋とはもうお別れしたいなどの悩みを持っていませんか。
- 「汚部屋から脱却しよう!」
- 「部屋を片付けたい…!」
そう考えていても、いざ片付けるとなると、どこから手を付ければ良いのか頭を抱えてしまうもの。
ですが、部屋の片付けは、事前に準備をして正しい段取りで行えば、それほど難しくありません。
この記事では、部屋がすっきりキレイな空間になる「片付けのコツ」について紹介します。
目次
どこから始める?片付けをする3つのメリット
まずは、片付けをすることによって得られるメリットから考えてみましょう。
整理が行き届いたキレイな部屋での暮らしは、時間・お金・気持ちの面でさまざまなメリットをもたらしてくれます。
【片付けのメリット①】時間のムダがなくなる
散らかった部屋で暮らしていて、鍵やスマホなど、必要な物が見つからない経験はありませんか?
探し物をする時間はもったいないだけでなく、物が見つからなくていらだってしまいませんか。
ですが、しっかり整理収納された部屋なら、どこに何が置いてあるのかが一目瞭然です。
お出かけ前に、「スマホが見つからない!!」なんて焦らず済みます。
【片付けのメリット②】お金のムダがなくなる
片付けができない人はムダな買い物が多い傾向があります。
以前購入した物や似たような服を買うなど、ムダ遣いを繰り返してしまうことも…。
部屋が片付いて、自分の所有物が把握しやすくなれば、重複買いは確実に減らせます。
【片付けのメリット③】気持ちの変化
不要な物がなく、整理整頓が行き届いた部屋での暮らしは、気分が良く快適なことは言うまでもありません。
「片付けなきゃ!」という焦りからも解放されるので、イライラや気分の落ち込みもなくなります。
このように、部屋を片付けることは、幸せの連鎖を引き起こします。
片付けの成功は「やる気」から
部屋を片付けることは大切なことだと分かっていても、重い腰上がらない…なんてこともあるでしょう。
また、片付け作業中に集中力が切れてしまい、中途半端なところで終わることも少なくありません。
片付けをしっかりやり切るには、「やる気を引き出すこと」が重要なポイントです。
自分の好みに合わせて、やる気をアップしてから作業をスタートしましょう。
- 好きな音楽を聴く
- 作業時間を決めておく
- 片付け後のご褒美を用意しておく
やる気を引き出すコツは、楽しい気分になることです。
好きなアーティストの音楽を聴きながら作業をしたり、片付けを頑張った後のご褒美を準備したりするのも良いですね。
また、やる気は達成感からも引き出されますので、作業時間や場所を決めておくのも効果的です。
「今日は1時間」「トイレ掃除を頑張る」など作業を決めておくと、短時間でもしっかり達成感が味わえます。
片付けに必要なアイテム
片付けに必要な物を、しっかり揃えておくことも忘れてはいけません。
最低限揃えておきたいアイテムを、以下にまとめました。
- 軍手
- マスク
- ゴム手袋
- ゴミ袋
- ダンボール
- 紙ひも
- ビニールひも
- はさみ
- ほうき
- 掃除機
- 雑巾
片付け中は、大量の不用品やゴミが出ますので、ゴミ袋は用意しておきましょう。
ほこりや汚れから身体を守るための、マスク・軍手・ゴム手袋も欠かせません。
ダンボールは、雑誌や新聞などの紙類が出た時にあると便利です。
これらのアイテムは、ほとんど100円ショップで購入できます。
ただし、ゴミ袋は自治体のルールに沿った物を用意しましょう。
収納グッズの購入は「片付け後」
部屋を片付けるのなら、収納が必要なイメージがありますよね。
ですが、収納ケースやグッズは、片付け前の購入は避けた方が無難です。
片付け後は物量が減るため、「用意した収納を使わなかった…」と言うケースは少なくないのです。
キレイな部屋を取り戻すには、「片付け→収納」の流れが基本です。
片付け前に収納を購入することは、すでに順序を誤っています。
せっかく購入した収納を役立てるためにも、片付け後に購入を検討しましょう。
どこから片付ける?掃除の5ステップ
必要な道具を揃えたら、いよいよ部屋の片付けに取り掛かります。
今回は、片付けの手順を5ステップで解説します。
ルールに沿って作業を進めれば、片付け上手になれますよ。
【ステップ①】物をすべて出してみる
まずはシンプルに、家中の物をすべて出してみましょう。
物を出すことで、部屋がさらに散らかりますが、大丈夫!
一度すべて物を出すことは、次のステップへ進むための重要な作業です。
物を出す時は、キッチン・トイレなど場所を区切って、1箇所ずつ進めていきます。
例えばキッチンの場合、棚・引き出し・ラックなど、すべての収納場所から物を取り出します。
出した物を集めてみると、同じキッチン用品が複数見つかることも…。
このように、キッチン収納をすべて解放することで、要らない物と必要な物の分別がしやすくなります。
【ステップ②】手放す物・残す物に分別
物を取り出した後は、分別作業に移ります。
仲間分けは2つだけ。「手放す物」と「残す物」のどちらかに分けます。
分別時のポイントは、気持ちを優先しすぎないことです。
残す物は、今後も使うか使わないかを基準に分けていきます。
「まだ使える」「いつか使うかも」という理由で残していると、作業がスムーズに進みません。
もし手放すのは惜しい…という物があれば、捨てるのではなく、友人に譲る・フリマアプリに出品するなど、家に残すのとは別の方法で考えましょう。
不用品をまとめて、リサイクルショップの買取に出すのも良いですね。
【ステップ③】とにかく捨てる
手放すと決めた物は、迷わず捨てていきましょう。
衣類・紙類・家具・家電など、品目によって処分方法が異なりますので、種類別に分別します。
紙類はダンボールへひとまとめに、その他のゴミも種類ごとに袋へ入れて、ゴミの日にすぐ出せる状態にしておくことが大切です。
家具などの大きな不用品など、家庭ゴミに出せない物は、粗大ゴミや処分場への自己搬入など、処分方法についても決めておきましょう。
【ステップ④】定位置を決めながら収納する
片付けが苦手な人にありがちなのが、帰ってきたら服を脱いだら脱ぎっぱなし、散らかっていて物がどこに定位置をあるか分からないということに陥りがちです。
すっきり片付いた後も、部屋が汚れてしまうことのないよう、物に定位置を決めておくことが重要です。
定位置を決めておくこと、どこに何があるか把握しておくことで、探し物の時間も減り、ストレスも軽減されます。
収納する際は、動線や使用頻度も考えながら、取り出しやすく戻しやすいことを意識することが大切です。
できれば、ワンアクションで簡単に収納できる場所が良いですね。
【ステップ⑤】部屋の清掃・ゴミ捨て
長らく物が散らかっていた部屋には、ほこりやゴミがたくさん落ちているはずです。
片付けを終えた後は、掃除機やほうきを使って、隅々まで清掃しましょう。
汚れが頑固な場合は水拭きしたり、リビング用の中性洗剤で拭き取ったりするとキレイになります。
また、集めたゴミを収集日に出すことも忘れずに。
キレイな部屋をキープするために
ダイエットと同じように、片付けにもリバウンドがあります。
時間をかけてキレイになった部屋も、汚くなってしまうケースは少なくありません。
片付けをするよりも、整理された部屋をキープすることの方が重要です。
すっきり片付いた後は、次の3項目を意識しながらリバウンドを防ぎましょう。
- 収納場所を必要以上に増やさない
- 買い物は収納場所を確保してから
- 物が増えたら1つ手放す
キレイな部屋での暮らしを手に入れた後も、日ごろから整理整頓の習慣を付けることが大切。
ここの場所は毎日やる、クローゼットは季節ごとに整理しようなど、自分の中で片付けのマイルールを決めておきましょう。
また、収納場所は安易に増やさないのが吉です。
収納スペースが増えれば、部屋と物量が見合わなくなる可能性もあります。
部屋のスペースや自分が管理できる量以上に物を持たないよう意識して、リバウンドは回避しましょう。
手に負えない時は業者に相談を
不用品やゴミの量があまりにも多い場合や、自分では手に負えないような場合は、業者に力を借りることも手です。
片付けは得意・不得意がありますから、苦手意識のある方は思い切って依頼した方が、肩の荷が下ります。
不用品回収業者
家中の要らない物を処分・片付けるのなら、「不用品回収業者」の利用してみましょう。
自分で仕分ける必要がなく、早ければ即日中の作業も可能です。
大型家具や家電もまとめて引き取ってもらえるので、処分の手間もかかりません。
少しでも早く、キレイな部屋での暮らしをスタートしたい方にもぴったりです。
家事代行業者
それほど物が多くなく、片付けと収納をお願いしたい場合は、「家事代行業者」が良いでしょう。
簡単な片付けと掃除もしてもらえます。
整理収納アドバイザーを派遣
自分でも片付けたい!という意志の強い方は、「整理収納アドバイザー」を派遣するのが一番です。
整理収納のプロから直々に、収納術や片付けのコツを学べます。
ちなみに、遺品整理と一緒に片付けを依頼したい場合は、「遺品整理業者」にお任せすることも可能です。
部屋の状態に合う業者へ依頼しましょう。
まとめ
今回は、「部屋を片付けるコツ」について解説しました。
片付けに苦手意識を持っている方にとって、始めの一歩のハードルが高いものです。
「どこから手を付ければ良いのか分からない」という想いは、誰もが抱えている悩みです。
しかし、片付けは基本の手順さえ守れば、案外難しくありません。
基本の流れは、片付け後に収納をすることです。
「出す」「分別する」「捨てる」「しまう」「清掃する」この5ステップで進めれば、きっとキレイな部屋を取り戻せます。
片付いた後も、整理整頓された状態をキープすることが大切です。
肩の力を抜き、ラクな気持ちでちょっぴり意識しながら暮らすだけでも、リバウンドは避けられます。
自力で片付けるのが難しい場合は、プロの力も借りて、キレイな部屋での生活を送りましょう。