コラムblog
育児や家事に追われていると、つい部屋が汚れてしまいますよね。
とくに、育児と同時進行の場合、中途半端なところで手が止まることも頻繁です。
その結果、家がどんどん汚部屋化になってしまう方もいらっしゃいます。
気づいたときには、どうにもできないほどひどい状態になる方も少なくありません。
いざ部屋を片付けようと思っても、「どこから手をつけて行けばよいのかわからない」と、自分を責めてしまう人も多いです。
そこで今回は、汚部屋に悩む主婦の方向けに、部屋を片付けるテクニックについてご紹介します。
お金や手間をかけることなく、片付けが苦手な主婦の方でも簡単に始められる方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
誰しも、「キレイで清潔感のある我が家で過ごしたい」と思うのではないでしょうか。
それなのに、気づけば自宅は汚部屋化してしまう…。
主婦が汚部屋に陥りやすいのには、次の原因が考えられます。
まだ子どもが小さく、家庭保育中の場合は、いつも子どもにつきっきりになってしまいます。
子どもを見ながら片付けても、遊び相手やおむつ替えなど、育児でたびたび作業がストップすることもあります。
何度も手が止まれば、時間と労力が何倍も必要です。
また、子どもはいろいろなものに興味を持つため、せっかく片付けてもまた散らかしてしまうこともあります。
核家族化が進んでいる日本では、「夫婦+子ども」の世帯が多いです。
夫婦共働きの場合、家事育児を妻と夫でまわしながら、仕事もしなければなりません。
家事と育児の負担は妻側が大きくなりがちで、ワンオペ状態の家庭も少なくありません。
その結果、心身ともに疲れがたまり、片付けに手がつかなくなってしまうケースもあるのです。
子どもがいると、成長とともに物が増えます。
サイズアウトした服、使わなくなったベビーグッズ、幼稚園や学校から持ち帰った工作、教材、毎日持ち帰るプリント類などが増えていくのです。
増えたものは、必要に応じて断捨離・整理しなければ、部屋は物で溢れていきます。
子育て中の主婦だからと言って、必ずしも汚部屋になるというわけではありません。
日ごろから整理整頓ができていれば、物が増えてもキレイな部屋をキープできます。
ですが、次の項目にあてはまる人は要注意です。
汚部屋の主婦に多い共通点は、次の7つです。
<汚部屋の主婦に多い共通点>
・床に置かれている物が多い ・飲み終わったペットボトルをすぐに捨てない ・衝動買いが多い ・使っていない収納アイテムがある ・家のなかで失くし物や探し物が多い ・ソファーやダイニングテーブルが物置化している ・「いつか使う」と捨ててない物がたくさんある |
汚部屋の人は、床にすぐ物を置くことが多いです。
『部屋がごちゃごちゃしている』→『置き場所がない』→『とりあえず床に置いておこう』
このサイクルがずっと続けば、当然家は汚れていきます。
また、不用品が出ても「またいつか使うかも」「まだ使えるのにもったいない」という理由で、捨てずにとっておくことはありませんか?
もったいない精神は大切ですが、時には手放すことも大切です。
必要に応じて断捨離ができないと、汚部屋化は進んでしまいます。
「キレイな部屋を取り戻したい!」と意気込んで、手当たり次第に掃除や片付けを始めるのはまだ早いです。
一生懸命片付けても、汚部屋化した原因となる「習慣」を改善しないと、またすぐ元の状態に戻ってしまいます。
まずは、次の3つをやめて、汚部屋化を防ぎましょう!
主婦の方で多いのが、『物を買いすぎてしまう』ということです。
買い出しのついでに、「安かったから」「便利そうだから」という理由で、予定外のものを買った経験はありませんか?
たとえ小さなものでも、ちりも積もればどんどん置き場所がなくなっていきます。
安くて便利なアイテムがたくさんある“100円ショップ”は、とくに注意です。
1つ100円という手ごろさから、つい買い物欲がでてしまいがちです。
便利グッズや珍しい商品が多いので、気づけばカゴいっぱい買ってしまった…ということはよくありませんか。
買い物をするときは、購入する前に「本当に必要か」「買わないと困るものなのか」をじっくり考えましょう。
必要なアイテムだけを厳選すれば、自然とムダ買いは減らせます。
「物をしまう場所がないから」と、どんどん収納場所を作るのは危険です。
収納場所を増やせば、その分物を増やす原因となってしまいます。
せっかく買った収納ケースも、ちゃんと使いこなせなければ、ただの物置です。
しまう場所がなくなったのなら、収納を増やすのではなく、「物を減らすこと」を先に考えましょう。
汚部屋を脱出するには、物を減らすことが重要です。
しかし、物が捨てられない人は、手放す理由の前に、「とっておく理由」を探しがちです。
もちろん必要な物ならとっておくのは正しいですが、しばらく使っていないものなら、捨てても困らないことが多いです。
「いつか使うかもしれない」「念のためとっておく」など、捨てない理由を無理に探すのは避けましょう。
部屋が物で溢れかえっているような状態の場合、まずはものを減らさないことには片付けも進みません。
飲みかけのペットボトルやコンビニ弁当の容器など、ゴミと思われるものはとにかくどんどん処分していきましょう。
ゴミを処分するだけでも、片付けるスペースが確保できるようになります。
汚部屋化してしまう原因は、ゴミだけではありません。
部屋の広さに対して、抱えきれないくらいものが多いことも、汚部屋化してしまう大きな原因です。
ゴミが処分できたら、次はものをどんどん減らしていきましょう。
1年以上来ていない服は、状態に関わらず手放すことを意識しましょう。
購入時、どんなに心がときめいた服であっても、1年以上袖を通していないのなら、処分を考えましょう。
キッチンの戸棚から、賞味期限切れの調味料やお菓子が出てきたことはありませんか?
賞味期限切れであっても「まだ食べられる」ととっておいてはキリがありませんし、健康を害する恐れもあります。
賞味期限切れの食品は、食べたと思って処分しましょう。
食器や鍋、フライパンなどのキッチン用品はご家庭にいくつあるでしょうか。
使ったものを洗うのが面倒、食器がなくなる、買い足す、の無限ループで、数がどんどん増えてしまうことがあります。
とくに、洗いものが苦手な方や後回しにすることが多い方は要注意です。
フライパンは、大中小1つずつで、鍋も大きいものと小さな鍋があれば十分です。
キッチン用品は数を厳選し、取捨選択をしましょう。
どんなのに元値が高いものでも、今必要ないものなら処分してみましょう。
「高かったから」「もったいないから」と理由でとっておくと、物は思うように減らせません。
ブランド品は捨てるのではなく、フリマアプリやリサイクルショップで売却することを考えましょう。
ゴミの定位置が決まっていないと、部屋が汚れてしまいます。
できれば、1部屋に1つずつゴミ箱があると理想的です。
そのほか、脱衣場など、ゴミが出やすい場所にもゴミ箱を置きましょう。
ゴミ収集日は、あまりゴミが溜まっていなくても都度捨てることが大切です。
特に生ゴミは、時間とともに臭いもきつくなります。
ゴミ袋がいっぱいになっていなくても、ゴミ収集日にゴミを捨てましょう。
「物の置き場所が決まっていない」ことも、汚部屋化する一つの原因です。
リモコンはテレビ台、スリッパは玄関など、物1つ1つに「定位置」を決めておきましょう。
定位置があると、物が家のなかで迷子にならなくなり、重複買いが減らせます。
スーパーやドラッグストアなどの特売品をついつい買ってしまいませんか?
買う予定がなくても、お得感からつい買ってしまうことはありませんか?
家にまだストックがある物を買えば、物の置き場に困ってしまいます。
買い置きを保管する場所が足りなくなれば、家が汚くなるのは当然です。
必要以上にストックはもたず、必要な分だけ買うことも汚部屋からの脱出に繋がります。
汚部屋から完全に脱出するには、「リバウンドしないこと」が大前提です。
物をせっかく減らしても、汚部屋に逆戻りしてしまっては、片付けをする意味がありません。
汚部屋へリバウンドしない部屋を作り、整った部屋をキープしましょう。
片付けがしづらい状態では、一度片付けてもすぐに部屋が散らかってしまいます。
ラクにキレイをキープするのなら、「ハンガー掛け」を実践してみましょう。
ハンガー掛けにすることで、洗濯して乾いた状態のまま、ワンアクションで片付けられます。
乾いた後に畳む必要もないので、忙しい主婦の負担を減らせるメリットもあります。
ハンガー掛けの衣類をクローゼットに収納するので、家事ラクできます。
掃除が苦手な方は、時間をかけずラクにできる「プチお掃除」の習慣をつけましょう。
たとえば、キッチンなら、使った後にお掃除シートでさっと拭きましょう。
手すりを乾いた布で抑えながら階段を昇れば、ながら掃除もできます。
このように、普段の生活の取入れやすい「プチお掃除」をするだけで、キレイな部屋を保ちやすくなります。
また、お掃除アイテムも、できるだけ簡単なものを使うことも大切です。
掃除機は、コンセントにさす手間がないコードレスタイプを検討してみましょう。
さっと使えるハンディモップや、フローリングワイパーも便利です。
今回は主婦の方は自力で汚部屋を脱出する方法をご紹介いたしました。
ですが、自力で処分、片付けることが難しい場合もあるでしょう。
そんなときは、ゴミの片付けや不用品処分を行う専門業者に頼るのもひとつの手段です。
自力では難しいという場合は、片付け業者を頼ることも検討してみましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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