何かを業者に依頼する際「悪徳業者だったらどうしよう」「費用を多く請求されたら嫌だな」と不安になりますよね。残念ながら、家の清掃を行うハウスクリーニング業者にも、優良業者と悪徳業者がいます。
そこで今回は、ハウスクリーニング業者の選び方や避けるべきハウスクリーニング業者の特徴についてまとめました。正しい選び方や避けるべき業者の特徴を知るだけで、悪徳業者を選んでしまう可能性は大きく下がります。
ハウスクリーニング業者への依頼を考えている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
ハウスクリーニング業者とは?
ハウスクリーニング業者とは、家の清掃を専門に行っている業者のことです。フローリングや壁はもちろんのこと、キッチンやトイレなど、自力での掃除が大変な箇所の清掃も依頼できます。
また数ヶ月、数年と掃除をしておらず、自力では元のようにピカピカにすることが難しい場合も、ハウスクリーニング業者であれば綺麗に清掃が可能です。
ハウスクリーニング業者は、以下のような場合に利用されます。
- 自力ではどうしようもできないほど自宅が汚れてしまった場合
- 賃貸退去に際して清掃が必要な場合
- 汚いのが苦手で自力で掃除をしたくない場合
ハウスクリーニング業者の中には、不用品回収や遺品整理など、ハウスクリーニング時に必要となる他のサービスを提供している業者もあります。
ハウスクリーニング業者の選び方5ステップ
ハウスクリーニング業者の選び方は、以下5ステップに分けられます。
- 対応エリアを確認する
- サービス内容や実績を確認する
- キャンペーンの有無を確認する
- Googleマップなどで「口コミ」を確認する
- 気になる2〜3社に見積もりを出す
それぞれ詳しく見てみましょう。
対応エリアを確認する
まずはあなたが住んでいるエリアでサービスを展開しているハウスクリーニング業者かどうかを確認しましょう。いくら良いハウスクリーニング業者でも、対応エリア外であれば依頼はできませんし、受け付けてくれたとしても、知らない外部の会社に委託されてしまう可能性があります。
自身が住んでいるエリアでサービスを展開しているハウスクリーニング業者を見つけるには、例えばGoogle検索時に「ハウスクリーニング業者 地名」のような形で検索をしましょう。最初にエリアを絞っておくことで、効率的にハウスクリーニング業者を探せます。
サービス内容や実績を確認する
エリアでハウスクリーニング業者を絞ったら、次にサービス内容や実績を確認しましょう。例えば親族が亡くなって部屋を片付けるのであれば、ハウスクリーニングに加えて遺品整理のサービスも利用できた方が良いかもしれません。
また部屋にゴミが溜まっているのであれば、ハウスクリーニングに加えて不用品の片付けやゴミ屋敷清掃のサービスも提供している業者がいいかもしれません。自身が求めるサービスを提供しているハウスクリーニング業者をいくつかピックアップしましょう。
またハウスクリーニング業者の実績もチェックしてみてください。ホームページを訪れると、ハウスクリーニングのビフォーアフター画像が掲載されているはずです。実績を見て、きちんとクリーニングを行ってくれるハウスクリーニング業者なのかどうかを判断しましょう。
キャンペーンの有無を確認する
中にはお得なキャンペーンを実施しているハウスクリーニング業者もあります。キャンペーンの例としては、以下の通りです。
- 期間限定で〇〇円オフ
- 期間限定で〇〇%割引
ハウスクリーニング業者への依頼にかかる費用は、抑えられるに越したことはありません。よってこういったキャンペーンをうまく利用しましょう。
ただしキャンペーンは期間限定で実施されている場合が多いです。よって申込時に期限切れにならないよう、できるだけ早めに申し込みをするか、きちんと期限を管理しておくことをおすすめします。
キャンペーンの実施状況やキャンペーンの実施期間については、ハウスクリーニング業者のホームページを確認してみてください。
Googleマップなどで「口コミ」を確認する
ハウスクリーニング業者のホームページには、利用者からの口コミが掲載されているケースが多いです。しかしホームページに掲載されている口コミには、原則良いことしか書かれていません。
よりリアルな口コミを見るために、Googleマップや口コミサイトをチェックしてみましょう。そうすれば、良い口コミも悪い口コミも手に入ります。
ただしそういったサイトでは、悪い口コミの方が多くなりやすいので注意が必要です。良いサービスを受けた方が口コミを書くのは稀ですが、不快な思いをして「仕返しに口コミを書いてやろう」と考える方は多いですからね。
よって口コミに左右されるのではなく、口コミを見て自分で良いサービスかどうかを考える必要があります。
気になる2〜3社に見積もりを出す
- 対応エリアを確認する
- サービス内容や実績を確認する
- キャンペーンの有無を確認する
- Googleマップなどで「口コミ」を確認する
上記4つのステップを終えたら、気になるハウスクリーニング業者がいくつかに絞れるはずです。業者を絞り込めたら、見積もりを出して、かかる費用を比較しましょう。そして費用とサービスを比較して最も良いと思えたハウスクリーニング業者に依頼をします。
最初の4ステップを経ない場合、見積もりを出す業者が多すぎて大変です。よって「本当に依頼をしたい」と思えるハウスクリーニング業者を複数ピックアップしてから、見積もり依頼を出すようにしましょう。
避けるべき悪質なハウスクリーニング業者の特徴8選
避けるべき悪質なハウスクリーニング業者の特徴は、以下の8つです。
- 見積書を提示しようとしない
- ホームページにて実績が公開されていない
- ホームページのクオリティが低い
- やりとりに違和感を感じる
- 個人のハウスクリーニング業者
- 女性スタッフが在籍していない(女性依頼者の場合)
- 損害保険に加入していない
- ハウスクリーニング以外のサービスを提供していない
それぞれ詳しく見てみましょう。
見積書を提示しようとしない
こちらから要求をしない限り見積書を提示してこず、見積もりをしないまま作業を開始しようとするハウスクリーニング業者は、悪徳業者の可能性が高いです。作業前におおよそいくらかかると聞いていても、作業後に「他の作業が発生したので追加で費用がかかる」と、追加で費用を請求されるケースがあります。
こういったトラブルを避けるためにも、各作業にどれくらいの費用がかかるのかを記した見積書は必要です。大半のハウスクリーニング業者では、ホームページに「見積もり無料」のような記載があります。
しかしホームページに見積もりに関する記載が一切なかったり、見積もり自体に費用がかかったりする場合には、そのハウスクリーニング業者は避けましょう。
ホームページにて実績が公開されていない
ハウスクリーニング業者を選ぶ際には、実績を確認することが大切です。どのくらいの実績があるのか、どんな作業をしているのか(BeforeAfter画像)を確認して、ハウスクリーニング業者を選びます。
しかし中には、実績を一切公開していないハウスクリーニング業者もあります。実績を公開していない理由として考えられるのは、以下の2つです。
- 開業まもないため公開できる実績がない
- 作業のクオリティが低いためあえて実績を公開していない
実績を公開していないハウスクリーニング業者を避けることで、上記のような業者に当たる可能性を減らせます。
ホームページのクオリティが低い
ハウスクリーニング業者を選ぶ際は、ホームページにアクセスをして、サービス内容や実績などをチェックします。その際、サービス内容や実績に加えて、ホームページのクオリティもチェックしましょう。
ハウスクリーニング業者のホームページに掲載されている内容はそれぞれ異なりますが、中にはクオリティが明らかに低いホームページも存在します。
そしてホームページのクオリティが低いハウスクリーニング業者は、悪徳業者である可能性が高いです。直感で構いませんので、ちゃんとしたホームページかどうかを確認してみましょう。
なんとなく「簡易的なホームページだな」「企業のホームページではなく、個人でやっているブログみたいだな」というイメージを抱くハウスクリーニング業者は、避けておいた方が無難です。
やりとりに違和感を感じる
ハウスクリーニング業者とメールや電話でやりとりをする際、違和感を感じるのであれば、そのハウスクリーニング業者は悪徳業者である可能性が高いです。違和感の例としては、「明らかに態度が悪いな」「この人本当にサービスのことを理解しているのかな」といったことが挙げられます。
ハウスクリーニング業者に連絡をするのは、業者を3社程度に絞って、相見積もりをする時です。その時のやりとりに違和感を感じるのでしたら、悩むことなく候補から外して、残りのハウスクリーニング業者を比較検討しましょう。
個人のハウスクリーニング業者
個人で運営を行っているハウスクリーニング業者は、サービスが充実していない可能性が高いです。またスタッフが少ないと、作業に時間がかかってしまうことも考えられます。よって法人化しておりスタッフも複数名いるハウスクリーニング業者の方がおすすめです。
女性スタッフが在籍していない(女性依頼者の場合)
ハウスクリーニングの業務は力仕事、体力勝負ということもあり、男性スタッフの割合が高いです。男性スタッフしか在籍していないハウスクリーニング業者も珍しくありません。
女性の方がハウスクリーニングを依頼する場合「男性の方に部屋の中を見られるのは嫌だ」と考えている方も多いのではないでしょうか。最も散らかっていたり汚れていたりする箇所を見られるので「できれば同性が良い」という気持ちも分かります。
そういう場合は、女性スタッフが在籍しているハウスクリーニング業者を選びましょう。女性スタッフの割合が低いということもあり、女性スタッフが在籍しているハウスクリーニング業者のホームページには、必ずその旨が記載されています。
損害保険に加入していない
ハウスクリーニング業者の多くは、家のものを万が一破損してしまった時のために、損害保険に加入しています。損害保険は、引越し業者など、家の中で業務を行う業者の大半が加入しているものです。損害保険に加入しているかどうかは、ハウスクリーニング業者のホームページを見れば確認できます。
もちろん、ものが破損したりといったトラブルは、そうそう起きるものではありません。しかし万が一の場合に備えて、損害保険に加入しているハウスクリーニング業者を選びましょう。
ハウスクリーニング以外のサービスを提供していない
記事前半で、ハウスクリーニング業者の多くは、ハウスクリーニング以外のサービスも提供しているとお伝えしました。具体的には、ゴミ屋敷の片付けや不用品回収、遺品整理といったサービスを提供しているハウスクリーニング業者が多いです。
ハウスクリーニング業者に依頼をするのであれば、こういったハウスクリーニング以外のサービスも提供している業者を選びましょう。
「ハウスクリーニングしか提供していない=悪徳業者」という訳ではありません。しかしハウスクリーニングを依頼する際は、他のサービスが必要になることも多いので、まとめて依頼ができる業者に依頼をした方が、費用面でもお得ですし、手間もかかりません。
まとめ
ハウスクリーニング業者の選び方や避けるべきハウスクリーニング業者の特徴について解説しました。ハウスクリーニング業者を探す際は、今回紹介した内容を参考にしてみてください。
良いハウスクリーニング業者に依頼をして、部屋を綺麗にしてもらい、新しい生活のスタートを切りましょう。