コラムblog
ゴミ屋敷はゴミの片付けだけで終わるケースはありません。
長らくゴミが堆積していたことから、床や壁に汚れが見受けられます。
様々なゴミが混ざり、長年放置されていたのです。
その後も同じ家屋で住み続けるのであれば、片付けの後のハウスクリーニングも必須です。
そこで気になるのがハウスクリーニングの相場です。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングとなれば、通常のハウスクリーニングよりも高額なのではと思う方もいるようです。
今回はそんなゴミ屋敷のハウスクリーニングの相場についてを見てみるとしましょう。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングの相場が分からない理由として、ハウスクリーニングは頻繁に依頼・利用するサービスではないので、費用を見かける機会が少ない点が挙げられます。
そこで、ハウスクリーニングの相場を知る前に、ハウスクリーニングの費用の決まり方をご紹介しましょう。
ハウスクリーニングの費用の一つに、汚れの量が挙げられます。
単純な理屈で、汚れが多ければ多いほど、清掃時間・手間がかかるからです。
ゴミ屋敷の場合、汚れている場所が多いことが予想されますので、同じ大きさの普通の家屋のハウスクリーニングよりは高額になることが予想されます。
特に長年に渡ってできてしまった汚れは落ちにくいので、それ相応のスキルが求められることから、より高額となってしまうのです。
ハウスクリーニングを行う広さです。
広ければ広いほど、ハウスクリーニングを行う作業量が増えますので高くなります。
特に高くなりやすいのが一軒家です。
マンションやアパートと比較すると広いので作業量が増えます。
一部屋だけのハウスクリーニングと、家全体のハウスクリーニングでは作業量やスタッフの人数が大きく変わりますので、費用も高くなります。
具体的には駐車場の有無、そして家からの距離です。
ハウスクリーニングを行う場合、ハウスクリーニングを行うの機器を車両に搭載して家まで移動します。
もしもですが、家の前の前に駐車場があれば手間はかかりません。
しかし家はおろか近隣に駐車場がなければ、遠くに停車させなければなりませんので手間がかかり、その分時間がかかるので費用が高くなってしまうのです。
家の目の前ではあっても、階段を挟んでいる場合なども手間がかかるので費用が高くなってしまいます。
ゴミ屋敷をハウスクリーニングする場合、基本的には家屋全体となりますので、間取りによって相場が変わります。
| 1R・1K | 15,000～25,000円 |
| 1DK・2K | 28,000～32,000円 |
| 1LDK・2DK | 40,000～45,000円 |
| 2LDK・3DK | 50,000～53,000円 |
| 3LDK・4DK | 60,000～65,000円 |
| 4LDK・5DK以上 | 65,000円～ |
上記が大まかな目安となっていますが、ゴミ屋敷の場合、もう少し高くなることが予想されます。
また、相場はあくまでも相場です。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングを行っている業者は多々あり、業者によって費用は異なります。
そのため、相場をより詳しく知るためには、下記の方法を実践してみましょう。
一つの業者だけではなく、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を、ゴミ屋敷のハウスクリーニングでも実践してみましょう。
複数の業者がハウスクリーニングの費用を提示しますので、自ずと相場が分かります。
また、相見積もりは相場の理解だけではなく、どのような対応を取るのかを調べることもできますので安心して依頼できるのか、信頼できる業者なのかも併せて判断できます。
業者によっては、過去のゴミ屋敷のハウスクリーニングの実績を公式ホームページに掲載しています。
そこには作業内容と共に、費用が掲載されているケースもありますので、様々な業者の実績を調べることで、大まかな相場を把握できます。
この場合、「自らが依頼したら」ではなく、あくまでも過去の実績になりますので、自らがハウスクリーニングを依頼した場合と同じ費用になるとは限りませんが、相場を把握するという点では有効な手段です。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングを実際に利用した口コミを多数調べることでも相場を把握できます。
口コミもまた、実績同様、自分自身ではなく依頼者の状況次第になりますので必ずしも自分自身が依頼した際の費用を正確に知れるものではありません。
しかし、似たような状況の口コミをいくつか調べることができれば、ハウスクリーニングを相場を知ることができます。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングの相場を理解すると、様々な点が見えてきます。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングを依頼するとどれくらいの費用がかかるのかも大切ではありますが、むしろ「それ以外に分かること」こそ、大切な部分です。
相場を知ることで、ハウスクリーニングの費用が高い業者なのか、安い業者なのかが分かりますが、費用には訳があります。
相場よりも明らかに高い場合には、何らかの付加価値が用意されているケースが多いですし、逆に相場よりも大幅に安い場合には何かを削っている可能性があります。
ハウスクリーニングでは、費用とクオリティはある程度比例していますので、あまりにも安すぎる業者への依頼は控えた方が良いでしょう。
費用の内訳を出してもらうことでゴミ屋敷のハウスクリーニングの相場だけではなく、その業者の信頼性が伺えます。
費用の内訳を事細かく記載している業者と、料金の根拠が曖昧で、かつ記録に残そうとしてくれない業者とでは、信頼性は大きく異なるのではないでしょうか。
また、相場との相違を説明できるのか、あやふやにするのかなども業者の「実態」を知る大切な材料となります。
業者が何を強みにしているのかも見えてくることでしょう。
例えば相場よりも大幅に安いのであれば安さを強みにしている業者になりますし、高いのであれば、その理由こそ、強みとなっていることでしょう。
相場より大幅に高い業者ではあっても、付加価値のあるハウスクリーニングを提供しており、かつその付加価値に魅力を感じるのであれば、依頼者にとっては魅力的な業者となります。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングを行っている業者もそれぞれ特徴・強みが異なりますが、相場からある程度、業者の個性・強みを伺い知ることができます。
ゴミ屋敷のハウスクリーニングの費用は汚れや広さ、駐車場から入り口までの距離で決まります。
そして相場は間取りによって異なりますが、1K・1Rで15,000円から、1部屋増えるごとにおよそ1万円増え、4LDKでは65,000円程度となっています。
もちろんあくまでも相場ではありますが、相場を知ることで費用だけではなく、業者の特徴も把握できますので、ゴミ屋敷のハウスクリーニングを依頼するのであれば、事前に相場を調べておくことをお勧めします。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名：新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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