「部屋が汚いだけで、どうしてこんなにイライラするんだろう?」
「こんなにイライラするのは、もしかして病気のせい……?」
と、心配していませんか。
散らかった部屋にイライラしてくるのは自然な反応であり、一概に病気とは言い切れません。しかし、なかには病気が隠れているケースもあるため注意が必要です。
今回は汚い部屋にイライラする原因を病気や心理状態などの視点から解説し、イライラから解放されるために今すぐ始められる対処法を紹介します。きれいな部屋になった後にはどんな幸せが待っているか、片付けのメリットなども解説します。この記事を参考にして、汚部屋のイライラを断ち切ってしまいましょう!
<この記事で分かること>
- 汚い部屋にイライラする人と病気の関係
- なぜ部屋が汚いとイライラするの? 病気以外の理由
- 汚部屋に住むデメリット・きれいな部屋にするメリット
- 散らかった部屋のイライラから解放される方法
目次
部屋が汚いとイライラするのは病気のせい?
散らかった部屋にイライラするのは、ごく自然な反応です。そのため、イライラするからと言って必ずしも病気とは限りません。
しかし、なかには病気や精神的なトラブルが原因で部屋を片付けられなくなり、そのせいでイライラしてしまう人もいます。また、病気のせいでイライラしやすい精神状態になり、ちょっとした散らかりなどにも過敏に反応してしまうケースも考えられます。
部屋の汚さと病気が関連するケースでは、次のような病気が隠れていることがあります。
- うつ病
- 断捨離依存症
- 認知症
- セルフネグレクト
- 強迫性貯蔵症
- 統合失調症
- アスペルガー症候群・ADHD
それぞれについて、くわしく見て行きましょう。
汚い部屋にイライラしても「うつ」とは限らない
部屋の汚さにイライラしたとしても、うつ病とは限りません。しかし、うつ病にかかると気分が落ち込んでやる気が出にくくなり、掃除や整理整頓がおろそかになることがあります。結果として部屋が荒れ、汚い部屋を見てイライラが増したり、自分に失望したりといった悪循環に陥りやすくなります。
うつ病は、日本人の約15人に1人が一生のうちに罹患するとも言われる一般的な病気です。うつ病の特徴である次の症状のうち、5つ以上が2週間以上続いた場合には心療内科や精神科を受診することをおすすめします。
<うつ病の特徴>
- 悲しく憂うつな気分が一日中続く
- これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
- 食欲が減る、あるいは増す
- 眠れない、あるいは寝すぎる
- イライラする、怒りっぽくなる
- 疲れやすく、何もやる気になれない
- 自分に価値がないように思える
- 集中力がなくなる、物事が決断できない
- 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う
引用元:うつ病|厚生労働省こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~
過度に物を捨てたくなるのは「断捨離依存症」かも
物を捨てることに執着し、必要な物まで捨ててしまう場合には「断捨離依存症」の可能性があります。断捨離依存症は正式な病名ではありませんが、物を捨てるときに得られる快感や達成感がクセになり、エスカレートして生活に支障をきたす場合にそう呼ばれます。
たとえば、冬に必要な衣類や暖房器具まで捨ててしまって体調を崩したり、家じゅう空っぽにする勢いで捨て続けないとメンタルが不安定になりイライラしたりといった経験のある人は、断捨離依存症の可能性が高いです。断捨離は暮らしをすっきりさせるための方法ですが、あまりにもやりすぎると心と体に悪影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。
認知症がイライラの原因になる
認知症を患っているとイライラしやすくなり、また、日常生活のルーティンが分からなくなって部屋を散らかしてしまうことがあります。
認知症の症状として、感情のコントロールが難しくなることが挙げられます。とくに高齢者で前よりイライラしやすくなった、些細なことで怒りっぽくなったなどの症状が見られたら認知症の可能性を視野に入れましょう。
認知症が進行すると記憶力や判断力が低下するので、ゴミを捨てる方法やゴミ出しの曜日などを忘れてしまい、部屋を清潔に保てなくなる人も少なくありません。その結果としてゴミ屋敷化することもあるため、注意が必要です。
セルフネグレクト
セルフネグレクトは「自己放任」とも呼ばれ、自分の健康や安全への関心がなくなってしまう状態のことです。食事や入浴、健康管理や部屋の片付けなどをしなくなり、孤独死に至る場合もあります。
セルフネグレクトになると部屋が荒れても片付けなくなるため、家がゴミ屋敷になってしまいます。配偶者の死別や失業などのショックを受け、生きる希望をなくしてしまうことがセルフネグレクトのおもな原因です。セリフネグレクトに陥っている人は認知症や統合失調症、うつ病などを患っている人に多く、これらの病気の症状としてイライラしやすくなっているケースも見られます。
強迫性貯蔵症
強迫性貯蔵症はため込み症とも呼ばれ、物を捨てることができずにたくさんため込んでしまう病気です。「物を捨てたら二度と手に入らないのではないか」という強い苦痛を感じるため、物を捨てるのを拒んだ家を汚部屋・ゴミ屋敷にしてしまいます。
強迫性貯蔵症の人は、物を捨てることに喪失感や不安を感じます。そのため、家族や近所の人などからゴミを捨てるよう迫られると強く反発し、いら立ちを見せることがあります。散らかっていることに文句を言われたくないからと、他人を家に入らせないなど極端な行動に出ることもあります。
総合失調症
総合失調症は幻覚や妄想などの症状が現れる病気で、初期症状としてイライラが見られることがあります。考えがまとまらずに集中力が低下してしまい、部屋の片付けができないなど日常生活に支障をきたすことがあります。
また、今までできていたことができなくなるのも統合失調症の初期症状のひとつです。歯磨きやゴミ出しのような、今まで当然にできていた生活習慣さえできなくなってしまう場合があります。そうなると部屋がどんどん汚くなっていき、汚い部屋を見てますますイライラするという悪循環に陥ってしまうことがあります。
アスペルガー症候群・ADHD
アスペルガー症候群とADHD(注意欠如・多動症)は発達障害の一種であり、どちらも部屋を散らかしてしまう場合があります。
アスペルガー症候群の人は、強いこだわりを持つことが多いです。そのため、特定の物が捨てられなかったり、特定の場所に物を置くことに固執したりすることがあります。他人からするとゴミだらけで汚い部屋に見えても、「自分はこういう配置でなければ気がすまない」とこだわりたがる場合があります。
また、ADHDは集中力を維持しにくく、掃除の途中で飽きてしまい部屋を散らかしてしまうことが多いです。アスペルガー症候群とADHDでは散らかる理由が異なりますが、結果としては自宅を汚部屋やゴミ屋敷にしてしまうおそれがあります。
汚部屋のせいで病気になる?汚部屋が心や身体にもたらす影響とは
病気ではなくても部屋が汚いとイライラする原因
部屋が汚いとイライラする原因は、病気だけではありません。誰でも多かれ少なかれ、散らかった部屋にイライラした経験があるのではないでしょうか? ここでは病気以外のケースに注目し、部屋が汚いとイライラする原因についてくわしく解説していきます。
視覚的な情報が多すぎてストレスに
散らかった部屋は、視覚的な情報がごちゃ混ぜ状態になっています。脳が大量の視覚情報を処理しきれなくなると、ストレスを感じやすくなります。
脱ぎ散らかった服の山、食べ終わったあとのお菓子の袋、積み上げられた書類の束、床に投げ捨てられたランドセルやバッグ……。想像しただけでも、頭が疲れてきませんか?
整理整頓された空間とは正反対の、雑然とした部屋の中。目から入ってくる情報が多ければ多いほど、私達の脳は情報を処理しようとして疲れていきます。疲労が溜まれば、イライラするのも当然です。
探し物が見つからなくてイライラが溜まる
部屋が汚いとすぐに物がまぎれ込んでしまうので、必要な物が見つからずにイライラすることが多くなります。とくに、時間に追われているときや重要な用事があるときは、探し物が見つからないイライラはより一層強くなるでしょう。
出かける直前にカギが見つからなかったり、大切な書類がどこにあるか分からなかったり……。さらに、自分だけでなく家族も失くし物が増えるため、パートナーや子どもの探し物を手伝わされることもあるかもしれません。そのような場合には、焦りやイライラでつい周囲にキツく当たってしまうこともあるでしょう。
やりたいことがすぐにできずイライラする
部屋が汚いと、やりたいことになかなか取りかかれずにイライラすることがあります。たとえば、趣味の手芸を楽しもうと思っても、テーブルに書類や食べこぼしなどが残っていたらまずは掃除から始めなければなりません。リビングでヨガをしたくても、物だらけの散らかった床では満足に手足を伸ばすことさえできないでしょう。
やりたいことがすぐにできないと、時間をロスするだけでなくイライラも溜まっていきます。とくに、忙しい毎日を送っている人は、限られた時間を有効活用できないことに強いストレスを感じるでしょう。
片付けタスクが頭から消えないプレッシャー
部屋が汚いと「片付ける」というタスクが常に頭から離れなくなり、プレッシャーを感じることがあります。とくに責任感の強い人や几帳面な人は、散らかった部屋に罪悪感を覚えて片付けのことばかり考えるようになってしまうことがあります。
いつまでも解消できない片付けタスクのせいで精神的な疲労が蓄積して、イライラする人も少なくありません。片付けなければならないと思いながらも行動に移せずにいると、自己嫌悪に陥ることもあるので注意が必要です。せっかくの休憩時間にも、タスクのことを考えてリラックスできなくなる可能性があります。
汚い部屋にいると自己肯定感が下がる
部屋が汚いと、自分自身の生活を管理できていないと感じて自己肯定感が下がることがあります。とくに、SNSやテレビできれいな部屋の写真を頻繁に見ている人は、自分の部屋とのギャップに自信を失いやすくなります。
「汚い部屋にいる自分はだらしない人間だ」「みんなきちんと片付けられているのに、自分は満足に片付けることもできない」というネガティブな気持ちで頭がいっぱいになってしまうと、意欲や行動力が低下してますます片付けが億劫になってしまうことも……。
汚い部屋は疲れが溜まりやすいので、ネガティブ思考が加速しやすいことに注意しましょう。
汚い部屋を放置するのは悪循環の始まり
汚い部屋はイライラするだけでなく、私たちの心身に悪影響を及ぼします。部屋を散らかしっぱなしで放っておくとさまざまなトラブルが現れ、さらに片付けられなくなるという悪循環にはまり込むおそれがあります。
家事や仕事のミスの多さや体調不良、時間のロスなどに悩まされたりしていませんか? あなたが抱えているそれらの悩みは、もしかすると部屋が汚いせいかもしれません。散らかった部屋を放置すると引き起こされる悪循環について、くわしく解説していきます。
注意散漫やうっかりミスが多くなる
汚い部屋は視覚的な情報が多すぎるため、ついつい注意力が散漫になります。いらない物や情報が視界に入ると、本来集中すべき作業に集中できなくなるのです。その結果、仕事や勉強でケアレスミスが増えたり、日常生活でも忘れ物や勘違いが多くなったりするおそれがあります。
また、汚い部屋にいるとイライラや焦りを感じやすくなるため、ミスをしやすい心理状態に陥りがちです。注意散漫やうっかりミスは仕事や家事、勉強などの効率を下げるだけでなく、人間関係が悪くなる原因にもなるので注意しましょう。
掃除や片付けタスクが溜まり続ける
汚い部屋を放置すると掃除や片付けのタスクがどんどん溜まり、ますます手を付けるのがいやになるという悪循環に陥りがちです。最初はちょっとした拭き掃除や書類の整理で済む程度の散らかり具合だったはずなのに、時間が経つにつれて手に負えない状態になり、どこから手を付ければ良いか分からなくなることがあります。
また、片付けタスクが常に頭にあると、プレッシャーを感じて精神的な負担もどんどん重くなっていきます。実際のタスクの数と精神的な負担が増え続けると、ますます現実逃避したくなってしまいます。そうなると片付けがどんどん後回しになるので、いつまで経っても悪循環から抜け出せません。
汚い部屋に住むと体調が悪くなる
汚い部屋はホコリやカビ、ダニなどが増えやすいため、住んでいるとアレルギー性鼻炎や喘息などの病気になる可能性が高くなります。ゴミや食べ残しを放置すると害虫が湧いて、感染症のリスクも高まるのでさらに注意が必要です。
はっきりとした病気としての症状が出なくても、不潔な住環境による体調不良が起こる可能性があります。花粉症でもないのに鼻水や鼻づまりが続いていたり、身に覚えのない虫刺されができていたりする場合には、ハウスダストやダニ刺されなどが原因かもしれません。
また、汚れた部屋では質の良い睡眠を取るのが難しくなるため、慢性的な睡眠不足や倦怠感に悩まされやすくなります。汚い部屋が思わぬ体調不良につながりうることを、認識しておきましょう。
時間を浪費する
汚い部屋では失くし物が多くなるので、物が見つからずに時間を浪費してしまう可能性があります。探し物に時間を取られると、本来やるべきことをするための時間がなくなってしまいます。
また、探し物が見つからないと、探すのを諦めて同じ物をもう一度買う羽目にもなりかねません。無駄に買い足せば室内の物がますます増える悪循環となり、物が増えた結果として探し物の難易度が上がり、時間の浪費がさらに深刻になるおそれがあります。
タイムロスはストレスや焦りにつながり、心に余裕がなくなるとますます部屋を片付けたくなくなってしまいます。時間を有効活用するためには、部屋からいらない物を取り除いて失くし物をしにくい環境を作ることが欠かせません。
ストレス発散のため無駄遣いが増える
汚い部屋にいるとストレスが溜まりやすくなり、ストレス発散のために無駄遣いが増えることがあります。散らかった部屋で溜め込んだイライラや不快感を、ショッピングや飲食の楽しさで解消しようと考えてしまうのです。
しかし、衝動買いや食べ過ぎによるストレス解消は一時的なものでしかなく、後悔して自己嫌悪に陥ることも少なくありません。無駄遣いはお金を失うだけでなく、部屋をさらに汚くしてしまう原因にもなります。ストレス発散のために買い物や飲食をして浪費するのではなく、きちんと部屋を片付けて根本的に問題を解消することが大切です。
部屋が汚くてイライラするときの対処法
部屋が汚くてイライラするとき、私達にできることは大きく分けて2つです。それは、「自分の心身をケアすること」と「片付けていくこと」。自分自身のケアをしながら、時間をかけてじっくり気長に片付けていきましょう。
大量の物を溜め込んできた部屋を、自分一人で一気に片付けることはできません。汚れた部屋にイライラしている人に向けて、具体的な心構えと片付け方法を解説します。
部屋が汚くても自分を責めない
まず大切なのは、部屋が汚くても自分を責めないことです。片付けたいと思った自分を認めて、ほめてあげましょう。自己否定をせず、ネガティブな気分にならないようにすることが大切です。今、片付けに向き合おうとしているあなたは、その時点できちんと評価されるべきなのです。
自分を責める気持ちがあると、気が滅入って片付けに集中できなくなってしまいます。罪悪感や自己否定は作業効率を下げる要因になるので、できるだけ冷静な気持ちで、片付けのプランを練ったり必要な掃除道具を揃えたりするほうに意識を向けましょう。
しっかりと休み、ストレスを和らげる
疲れやストレスが溜まっているようなら、部屋の片付けはいったん置いておき、休養を取りましょう。散らかった部屋ではリラックスしづらいかもしれませんが、本格的な片付けに取りかかる前にできるだけ休んでおくことが大切です。
誰だって、ストレスが溜まっているときにはやる気が出づらくなり、集中力が落ちてしまいがちです。くたくたに疲れた心と体では、片付けに挑むことができません。
休んでいる自分を責めたり、散らかった部屋に嫌悪感を抱いたりといったネガティブな気持ちが湧いてくるかもしれませんが、暗い感情はいったん脇に置いておき、きちんと心身を整えましょう。
家族や友人に相談し、一緒に片付けてもらう
一人で抱え込まず、家族や友人に相談して一緒に片付けてもらうのがおすすめです。物だらけの部屋を自分だけで片付けるのは大変なので、誰かに手伝ってもらったほうが短時間で片付けられます。
「散らかった部屋を見せるのが恥ずかしい」と感じるかもしれませんが、信頼できる相手や同居の家族など、相手を選んで手伝ってくれるかたずねてみましょう。人に頼ることは決して恥ずかしいことではありませんし、片付けの悩みを聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。
時間を決めて少しずつ片付ける
「1日15分だけ」「今日は仕事が長引いたから10分だけ」というように、短時間でできる片付けを継続しましょう。汚い部屋を一気に片付けようとすると、途中で嫌になってしまうからです。短時間なら集中力を切らす前にやり終わりますし、毎日少しずつ続けていると片付けの心理的なハードルを下げることができます。
継続は力なりというように、少しずつでも毎日続けていけば部屋は確実にきれいになっていきます。玄関周りや水回りなど特定のエリアに集中して毎日作業すると、進捗が見えやすくて達成感を味わいやすくなるのでおすすめです。
片付け後の自分へのご褒美を用意する
片付けを終えた後に自分へのご褒美を用意すると、モチベーションを維持することができます。たとえば、おいしいコーヒーを淹れる、おやつにお気に入りのチョコレートを食べる、好きなドラマを観るなど、自分が元気になるものを選ぶのがおすすめです。
ただし、無駄な物を買い足したり、カロリーの高い物を食べすぎたりすると、後悔することになるので注意しましょう。ご褒美はちょっとしたもので、自分が嬉しいと思えるものにするのがポイントです。
まずは一箇所だけでもキレイなスペースを作る
手あたり次第いろいろな場所を片付けようとするのではなく、まずは一箇所に集中してきれいなスペースを作ってみましょう。きれいなスペースがひとつでもあると、「自分でもこんなに片付けられた」という実感が湧いて、他の場所も片付けようという意欲が湧いてきます。
たとえば、机の上やベッド周り、玄関や食品棚など、自分が一番気になる一区画から始めていくのがおすすめです。毎日片付ける習慣を続けることで、徐々にきれいな場所が増えて部屋全体が整理されていきます。
汚部屋片付け専門業者に依頼する
疲れが溜まって掃除に取り組めない、忙しくて時間がない、手伝ってくれる人がいないなど、自分で片付けるのが難しい場合には専門の片付け業者に依頼することを検討しましょう。問い合わせから最短即日で、部屋いっぱいにあふれる物もきれいに片付けることが可能です。
業者のスタッフは短時間ですばやく片付けを行い、ゴミの分別や不用品の回収処分をしてくれます。毎日少しずつ片付けることに苦痛を感じてしまう人も、プロの手を借りていったん部屋をリセットするのがおすすめです。
部屋を空っぽにするための努力を続けるよりも、リセットした後の部屋を維持するための努力のほうが、ポジティブな気持ちになれるという人も多いです。
イライラする汚部屋を脱出するメリット
汚部屋から脱出できると、嬉しい変化がたくさん訪れます。気持ちが明るくなったり、暮らしやすくなったりして楽しい毎日が始まりますよ。汚部屋を脱出するメリットについて解説します。
自己肯定感が上がる
きれいな部屋で過ごすようになると、「自分は部屋をきれいに管理できている」「快適な部屋でくつろげている」という実感が湧いて、自己肯定感が高まります。
汚部屋にいると「私はなんてだらしないんだろう」とネガティブな気持ちになりがちですが、きれいな部屋では自己管理能力の高さを全身で実感できてポジティブに暮らせるようになります。自己肯定感が高まると何事にも前向きに取り組めるようになるため、人生全体の満足度も高まります。
時間を有効利用できる
きれいな部屋を維持できるようになると、必要な物をすぐに探せて時間のロスが少なくなります。物の位置が一目で分かり、物を失くしにくくなるからです。
時間を有効に使えるようになり、出勤前や登校前にバタバタすることが減って生活に余裕が生まれます。空いた時間で趣味を楽しんだり、スキルアップの勉強をしたり、より充実した毎日を送れるようになるでしょう。時間に追われずに済むと、自己肯定感もさらに高まっていきます。
人間関係が良好になる
部屋がきれいだと、人間関係にもプラスの効果が生じます。きれいな部屋は人を招待しやすいので、自分や子どもの友達などを気楽に呼べてコミュニケーションを深めやすくなるからです。
片付いた部屋で暮らすと自己肯定感が高まりやすいというのも、人間関係が良くなる理由のひとつです。自己肯定感が高い人は周囲にポジティブな印象を与え、好かれやすくなるというメリットもあります。さらに、整った部屋で暮らすと時間にもゆとりが生まれやすくなるため、自由な時間でこれまでよりも活発に人と関われるようになるでしょう。
お金を貯めやすい
きれいな部屋は物の管理がしやすいので、無駄な買い物をしないで済みます。必要な物がすぐに取り出せるため、同じ物を何度も買うことがなくなり、お金が貯まりやすくなるのです。
さらに、きれいな部屋で暮らすとストレス解消のための衝動買いの頻度も減ります。イライラしにくくなるので、衝動買いの快楽に頼る必要がなくなるからです。お金が自然と貯まっていき、自己肯定感や新しいことにチャレンジする資金も得られて、まさに良いことづくめと言えます。
部屋が落ち着く場所になりストレスが減る
きれいな部屋は心身ともにリラックスできる空間となり、ストレスを感じることが少なくなります。ゆっくりくつろげて疲労回復しやすくなるため、仕事や人間関係で疲れたときにもリフレッシュしやすくなるでしょう。
きれいな部屋を手に入れた人のなかには、「自分の部屋でこんなにくつろげるなんて……」と汚部屋だった頃との違いを体感して驚く人が少なくありません。
長期間ずっと汚い部屋で生活してきた人はストレスをたくさん抱えて暮らしていたにもかかわらず、ストレスを自覚できない状態に陥っていることが多いです。きれいに部屋をリセットして、心からくつろげる生活を実感してみましょう。
健康状態が改善する
部屋がきれいになると、これまで抱えていた体調不良が改善することがあります。たとえば、慢性的な鼻水・鼻づまりなどのアレルギー症状は、ホコリやダニのようなアレルゲンが取り除かれるとすっきり収まることが多いです。
睡眠不足による倦怠感やメンタル不調も、部屋を片付けて入眠環境を整えると解消するケースが多く見られます。きれいな部屋は、健康的な生活を送るための基盤です。自分や家族の健やかな毎日のために、積極的に片付けていきましょう。
まとめ
汚い部屋にイライラしても、必ずしも病気とは限りません。視覚的なストレスや探し物による焦り、自己肯定感の低下などさまざまな要因でイライラしている可能性があります。汚部屋を放置するとケアレスミスが増えたり、体調不良を起こしたりといった問題が生じるおそれがあるので注意しましょう。
汚部屋から脱却するには、自分を責めずに休息を取りながら、少しずつ片付け続けることが大切です。無理せず家族や友人に相談したり、片付け専門業者に依頼したりすることも検討しましょう。
部屋がきれいになると自己肯定感が高まり、時間やお金を有効活用できるなどのさまざまなメリットを得られます。汚部屋をすっきり片付けて、心身ともに健康的な毎日を送りましょう。
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