足の踏み場もなく、室内にゴミが積み上がった状態のゴミ屋敷や汚い部屋を見ると、「なぜこんなになるまで放置したの?」という疑問の声もよく聞かれます。しかし、ゴミ屋敷化する可能性が高い家は、すでに玄関にその兆候が現れており、現在ゴミ屋敷化していなくてもそのまま放置するのは大変危険です。
ゴミ屋敷化しやすい玄関の特徴を知り、早い段階で片付けて室内のゴミ屋敷化を防ぎましょう。今回は、ゴミ屋敷や汚部屋になりやすい玄関において、共通して見られる特徴を詳しく解説します。
目次
ゴミ屋敷になる家の玄関5つの特徴
ゴミ屋敷や汚部屋は、最初から室内が現在の状況になったわけではありません。玄関の入り口付近からその兆候が表れ始め、住んでいる人が見慣れてしまった結果状況が悪化し、気がついたら取り返しがつかないほど家屋が散らってゴミ屋敷化したのです。
ゴミ屋敷とまではいかなくても、現在室内が散らかっていて不安を感じている人は、これからご紹介する特徴と照らし合わせて、早急に対応してください。ゴミ屋敷になる家に共通して見られる、玄関の5つの特徴を詳しくご紹介しましょう。
1.出し損ねたゴミ袋がある
玄関に出し損ねたゴミ袋がある人は、将来的に家屋がゴミ屋敷化・汚部屋化する可能性が高いです。勝手口がない一軒家に住んでいたり、物理的に玄関しか出入り口がない集合住宅は、ゴミを出す時にも玄関を使用します。集めたゴミは最終的に収集場所へ運びますから、理屈だけでいうならゴミ袋を玄関に置いた方が、ゴミの日にも忘れずに出せると思いがちです。
しかし、ゴミ袋がある状態でも玄関の出入りに支障がなければ、ゴミの日に集めたゴミを出し忘れるケースも少なくありません。「次の収集日に出そう」「後日まとめて出そう」と溜め込んだ結果、ゴミ袋があることに違和感すらなくなり、気がつくと玄関から室内までゴミが溜まってしまいます。
2.出しっぱなしの汚い靴
履いていない靴や汚い靴が出しっぱなしになっているのも、ゴミ屋敷化しやすい玄関でよく見られる特徴です。出しっぱなしの汚い靴は、そこにあるだけでも見た目が悪く、玄関のタタキ(上り口付近)のスペースを圧迫しています。
靴箱に収まりきれない靴は、家主が整理整頓できてないサインの現れで、最悪の場合靴の上にゴミ袋が置かれるケースも珍しくありません。靴の出しっぱなしが続いた結果、必要な靴を見失い新たに買い足す人も多く、やがて玄関に収まりきらなくなった物が室内にまで進出し、家屋全体にゴミが溢れてしまうのです。
3.傘が多く、状態も悪い
ゴミ屋敷になりやすい玄関は、住んでいる人数に対して傘の所持数が上回っており、その状態もあまりよくありません。例えば、ワンルームで一人暮らしをしている場合、必要な傘は1〜2本あれば事足ります。
しかし、住人が整理整頓や持ち物の管理が苦手だった場合、壊れた傘は溜め込みがちで室内で見失った傘も見つけられません。古い傘を処分しないまま新たに増やしたりするため、玄関には状態の良し悪しを問わず傘が増え続け、なかなか片付かない状態が続きます。
ゴミ屋敷や汚部屋の住人には、整理整頓が苦手で持ち物の管理ができないという特徴がありますが、玄関がすでに似たような状態なら、室内がゴミ屋敷化する可能性はかなり高いです。
4.未開封の通販ダンボールが山積み
通販で送られてきた商品を、未開封でダンボールのまま玄関に山積みにしているのも、ゴミ屋敷化する玄関の特徴と言えます。本来、購入した物は室内に入れて開封するべきですが、室内に広げるスペースがなければ一旦どこかに置いておくしかありません。
つまり、玄関にダンボールを山積みしているということは、すでに室内のスペースには余裕がないと考えられ、家屋全体が不用品だらけになるのも時間の問題なのです。たとえ開封していたとしても、中身を出さずにそのまま積み上げているのであれば放置と同じなので、片付けない限りはゴミ屋敷化する危険性は残り続けます。
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5.カバンや貴重品がそのまま
ゴミ屋敷化しやすい玄関では、カバンや貴重品がそのまま放置されているシーンも珍しくありません。外出用のカバンや貴重品は、本来室内の安全な場所や管理しやすい場所におくべきですが、室内が散らかっていると失くさないように保管するのは困難です。
そのため、貴重品を玄関脇の棚に置いたり、カバンごと玄関先に置いたりしてしまい、やがて玄関が物置場所へ変貌します。一時的に置いて部屋を片付けるのならまだ良いですが、玄関先に置いても不自由を感じなければその状態が続いてさらに悪化し、最終的に玄関先までゴミ屋敷化するのも時間の問題です。
ゴミ屋敷は玄関から片付けるのが基本
家屋がゴミ屋敷化してしまったり、ゴミ屋敷になりそうなほど散らかったりしたら、まず玄関から綺麗にします。玄関は、家の顔であり人や物・空気が流れる本流なので、本格的な片付けの基礎を固めるためにも早急な対応が必須です。
玄関から片付ければ他の場所の掃除もしやすくなり、片付けに対するモチベーションも途切れません。ゴミ屋敷を片付けるとき、なぜ玄関掃除から始めるのが基本なのか、その理由を以下で解説します。
玄関を通り道!ゴミを運び出しやすくなる
玄関は、人や物が出入りする通り道なので、最初に片付けておくとゴミを運び出しやすくなり、室内の片付けもスムーズです。例えば、玄関にゴミ袋やダンボール箱を積み上げたままだと、室内を片付けてもゴミを運び出すことができないため、いつまでたっても床面が見えてきません。
玄関を最初に片付けておけば、出入りしやすいためゴミも運び出しやすく、片付けに必要な掃除道具の買い出しも楽にできます。まずは玄関から片付けて導線を確保し、今後の掃除の下準備を整えましょう。
スペースが狭く片付けやすい
玄関は、室内と比較するとスペースが狭いため、片付けやすく短時間で成果を実感できます。玄関よりも広い場所を先に掃除し始めると、なかなか片付けが進まず結果を得られないため、片付けのモチベーションが下がり長続きしません。
家屋によって多少の差はありますが、玄関は室内よりもスペースが狭く収納も少ないので、短期間で片付けられて掃除が苦になりにくく、目に見える成果がさらにやる気を起こさせます。ゴミ屋敷化するほど散らかった室内は、コツコツと最後まで続ける姿勢が重要なので、まずは玄関から片付けてモチベーションを保ち、最後までやる気を持続させることが大切です。
玄関を片付けると風水的に運気も上がる
風水における玄関とは、良い運気を招き悪い運気を排出する、運気の通り道と考えられています。したがって、玄関を片付ければ良い運気が入りやすくなり、悪い運気が入ってきても家屋内に留まり続けられません。
その結果、風水的な運気が全体的に向上し、やがて実感できる形で良いことや嬉しいことが起こるようになるのです。もちろん、最終的には家屋全体を片付けることが重要ですが、まずは玄関から片付けて最短で運気の入り口を確保し、徐々に室内を片付けて全体的な運気の底上げをしてください。
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こんなゴミ屋敷は片付け専門業者に相談!
ゴミ屋敷レベルで散らかっていると感じたら、片付け専門業者に相談するのが解決への一番の近道です。しかし、実際に依頼しようと思うと「この程度でお願いするの?」と不安を感じ、見知らぬ人に現状を見せる恥ずかしさから躊躇する人もいます。
片付け専門業者への相談は、できるだけ早い方が料金も掛かりすぎず片付けも簡単です。どのような状態の人が依頼しているのか、具体的な例をご紹介しますので、依頼を検討する時の参考にしてみましょう。
玄関、廊下、部屋までゴミ屋敷化している
現時点で玄関から廊下、部屋までゴミ屋敷化している人は、すぐに片付け専門業者へ相談するのが得策です。玄関だけなら自力で片付けても短期間で済みますが、廊下から部屋まで散らかっていると、全体的な作業はなかなか進みません。
せっかく片付けた玄関にもすぐゴミ袋が溢れ、最終的に片付け自体を諦めることもあります。散らかっている状態でも人の出入りができるなら、片付け専門業者に相談して一掃した方が、短時間で綺麗になりストレスも溜まりません。
玄関のドアがゴミで全部開けられない
玄関に不用品やゴミ袋が溜まり、ドアを全部開けられないケースも、片付け専門業者への相談案件です。ドアが開けられないほどゴミが溜まっていると、ゴミを運び出すのも一苦労で、一人で片付けるのにも限界があります。
片付け専門業者へ相談すれば、状況に合わせて作業員数を設定してくれるため、人手が増えて短時間での片付けが可能です。ゴミ屋敷状態の部屋を見せるのには勇気がいりますが、思い切った判断で早急に依頼すれば、短期間で部屋が綺麗になるので不安も和らぎます。
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玄関の片付けもゴミ屋敷バスター七福神へ
ゴミ屋敷化しそうなほど散らかった玄関の片付けは、ゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください。七福神は、一軒丸ごとのゴミ屋敷から賃貸のワンルームまで、さまざまなゴミ屋敷の片付け実績がある専門業者です。
事前にお見積もりに伺い、状況を確認してから最適なプランをご提案いたしますので、安心して玄関の片付けをお任せいただけます。実際の事例をご紹介いたしますので、ぜひご依頼のご参考にしてみてください。
ワンルームゴミ屋敷片付けとハウスクリーニング事例
最初にご紹介するのは、ワンルームのゴミ屋敷の片付けとハウスクリーニングの事例です。宇都宮市で一人暮らしをしていたC子さんは、日々の忙しさから片付けまで手が回らず、玄関から室内までゴミが散らかっている状態でした。転勤により退去しなければならなくなりましたが、自分一人の片付けでは退去日まで間に合いそうにありません。
そこで七福神にご相談いただき、ご提案したプランが玄関から室内までの片付けと、ハウスクリーニングの実施です。ご契約後、作業員3人で室内の片付けとハウスクリーニングを行ったところ、約3時間で全行程を終了しました。
玄関から奥に進めない1K一人暮らしの片付け事例
次にご紹介するのは、玄関から奥に進めないほどのゴミ屋敷をなんとかしたいとご相談いただいた、一人暮らし男性Bさんの片付け事例です。大阪市内の1Kアパートにお住まいのBさんは、室内から玄関まで物が溢れる状態を友人から指摘され、早急な片付けをしなければなりませんでした。
しかし、狭いはずの玄関ですら足の踏み場がないほど散らかっており、奥までスムーズに進めません。ご契約いただいた後、七福神の作業員3人が1Kのアパートに出向き、持ち物やゴミの分別から撤去までを行いました。作業完了までに掛かった時間は、水回りのハウスクリーニングまで含めて約3時間です。
玄関までゴミ屋敷の片付け料金
玄関まで散らかっているゴミ屋敷の場合、料金は広さよりも作業員数・プラン内容で金額が変動します。今回ご紹介したケースでいうと、最初にご紹介したCさんは作業員数3人・室内全体のハウスクリーニングを行ったため、料金は約20万円ほど掛かりました。
次にご紹介したBさんの場合、作業員数は3人で水回りのみのクリーニング、持ち物自体が少なめだったので、料金は約10万円ほどで済んでいます。つまり、必要な作業を吟味して依頼すれば、費用を安くしたり無理のない範囲で依頼したりすることも十分可能です。七福神は、事前にお客様の悩みをヒアリングし最適なプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
玄関にゴミ袋が溜まっていたり、貴重品やカバンが置かれダンボールが積み上がっている部屋は、今後ゴミ屋敷化する危険性を孕んでいます。毎日少しずつでも玄関を片付けると、室内のゴミ屋敷化を阻止できて風水的にも良い効果が得られるので、思い立ったらすぐ片付け始めるのが理想的です。
片付け自体が苦手だったり、時間的にどうしても片付けられないという人は、片付け専門業者へ依頼する方法もあります。室内全体ではなくても、玄関を綺麗にしてもらえれば他の部分も掃除しやすくなるので、片付け業者の力も借りながら心地よい玄関を蘇らせましょう。