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ゴミ屋敷片付け

ゴミ屋敷化した実家の片付けのコツやポイントを専門業者が解説

ゴミ屋敷化した実家・・・片付けのコツやポイントを専門業者が解説

ゴミ屋敷の理由・原因は様々ですが、一つの現実として高齢者に多い点が挙げられます。
社会的孤立や認知症等によって、ゴミに依存してしまうことからゴミが溢れ、ゴミ屋敷となってしまうのです。
それまで活発だったものの、ゴミ屋敷にさせてしまった高齢者もいるなど社会問題化しています。

このことから、実家がゴミ屋敷となってしまう可能性もゼロではありません。
久しぶりに実家を訪ねたらゴミ屋敷になっていた……。
もしこのような現実に直面したら、子供としてゴミ屋敷の片付けを行わなければなりません。
そこでゴミ屋敷の片付けのポイントについて解説します。

ゴミ屋敷化した実家・・・片付けのコツやポイントを専門業者が解説

目次

ゴミ屋敷の実家を放置するのは親にも子にもリスク大

ゴミ屋敷の実家を放置するのは親にも子にもリスク大

「親が嫌がるから」「自分が住んでいるわけじゃないから」などの理由で、ゴミ屋敷の実家を放置してしまうことも少なくありません。

しかし、実家をゴミ屋敷のまま放置しておくと親にも子にもさまざまなリスクが発生する可能性があるため危険です。

どのようなリスクが考えられるのか、見ていきましょう。

病気やけがにつながる恐れも

実家をゴミ屋敷の状態で放置すると、病気・けがにつながる恐れがあります。

ゴミ屋敷は床一面にさまざまな不用品が散乱しており、足の踏み場もない状態です。ゴミはたまり続け、実家に住んでいる親は歳を重ねて足腰が弱くなります。やがて床に散乱したゴミにつまずいて転倒し、その拍子に骨折したり頭を家具にぶつけたりするかもしれません

また、ゴミ屋敷の状態はさまざまな害虫の温床になり、それが原因で喘息・アレルギーなどの病気を引き起こしてしまいます。放置し続ければ発症した病気が悪化するリスクも高まるので危険です。

火事リスクが高まる

ゴミ屋敷に放置されているゴミのなかには可燃性の高いものもあり、小さな火花で大火事につながる可能性があります

例えばコンセントのそばに、可燃性の高いゴミが放置されていたとしましょう。長期間にわたって近くのゴミが熱せられて発火し、大火事につながる可能性もあります。

仮に小さな炎の間に火事に気付いたとしても、近くに放置されている衣類・紙類は燃えやすい性質から簡単に引火して短時間で燃え広がってしまうでしょう。自力での消火活動では燃え広がる炎を抑えられない可能性は高いといえます。

また、火事に気付いて逃げようとしても行く手を大量のゴミにさえぎられて逃げ遅れてしまうかもしれません。

このように、ゴミ屋敷で発生する火災は深刻なのです。

ご近所とトラブルになる

ゴミ屋敷の問題は、当事者だけでは済まされません。ゴミ屋敷からは悪臭がただよったり、害虫が周囲にまで及んだりして近隣住民にも迷惑をかけます

周囲の環境悪化は近くの住民にとっては迷惑でしかなく、当事者・自治体に苦情を申し立てたり我慢を強いられたりすることになるでしょう。近隣住民は清潔に生活したいと思っているからです。

ゴミ屋敷が進むと家の中だけに収まりきらず、玄関先の道路にまでゴミがあふれ出してしまうこともあります。道路は公共の場であり、ゴミが通行の妨げになって交通事故が起こる可能性も高まるので危険です。

貴重品探しや遺品整理で困る

ゴミ屋敷になると貴重品の保管場所がわからなくなり、必要なときに見当たらなかったり遺品整理で困ったりします

例えば実家にする両親が急病で倒れた場合には保険証が必要ですが、実家がゴミ屋敷状態では容易に見つからないかもしれません。自宅をゴミ屋敷にしてしまう人のなかには、整理整頓ができなくなるケースもあり、保険証などの貴重品を決まった場所に保管する判断ができなくなるからです。

また、両親が他界してしまうとゴミ屋敷の片付けと遺品整理を同時に行わなければならなくなり、心身ともに負担が大きくなります。

相続のときに親族が揉める原因になる

ゴミ屋敷は相続の際に親族と揉める原因にもなりますが、その理由は管理義務があるからです。

法律上の手続きとして相続放棄がありますが、これは財産を相続する権利を放棄するためのものであり、ゴミ屋敷そのものの放棄はできません。

相続として残された実家がゴミ屋敷の場合は、住める状態にするなどの管理をしなければならず、それにかかる費用も親族が負担します。片付け・処分にかかる費用が多くなればなるほど、親族と揉める可能性は高くなるでしょう。

実家がゴミ屋敷となった原因を知る

実家がゴミ屋敷となった原因を知る

実家をゴミ屋敷のままにしておくと、さまざまなリスクが増大してしまうため、早めに片付けたほうが良いといえます。しかしその一方で、両親が片付けを嫌がるなどの理由があって片付けられないケースもあるでしょう。

ゴミ屋敷の片付けが進まない場合は、その原因を知るとスムーズな片付け方法が見つかるかもしれません。どのような原因が考えられるのか、見ていきましょう。

判断能力や認知能力が落ちている

歳を重ねるごとに人の判断能力や認知能力は徐々に低下し始めます。その結果、片付けることが困難になりゴミ屋敷になってしまうケースも少なくありません。

例えば必要なものか不要なものかの判断ができなくなり、賞味期限が切れた調味料や食品を捨てずに保管しておくことがあります。

また、貴重品は決まったタンスの引き出しに片付けるということが難しくなり、机や玄関先に出したままの状態で放置してしまうケースもあげられるでしょう。

このような状態が何回も続くと、やがて実家はさまざまなものであふれかえり、ゴミ屋敷と化してしまうのです。

親は「もったいない精神」で捨てられない

「もったいない精神」で捨てられない可能性もあります。

「今は不要でもいつか使う日が来るかもしれない」「賞味期限が過ぎているけれど火を通せば食べられるだろう」などの考えがあり、捨てなければならないとわかっていても捨てられません

このような特徴を持つ人は「ホーダー」と呼ばれ、ゴミ捨て場で見かけた不用品も「修理すれば使えるかも」と考えて拾ってきてしまうことがあります。しかし自分で修理することはせず、「いつか修理しよう」と思いながらそのままの状態になってしまうのです。

責任感や羞恥心が強く、人の手を借りられない

責任感・羞恥心が強い人は誰かに助けを求めることを嫌がり、自宅もゴミ屋敷と化してしまうことがあります。

このタイプの人は自分のことは自分でしなければならないという考えを持っていますが、何らかの事情で意思と行動が伴わないことが原因です。「ゴミの量が多すぎてやる気にならない」「いつか片付けようと思っている」などが行動が伴わない理由として考えられます。

自宅をゴミ屋敷にしてしまったのは自分だから、たとえ家族であっても誰かの手を借りて片付けることは良くないと思い、助けを求められないのです。このような思いには「こんな状態にしてしまって恥ずかしい」という思いも含まれています。

親の体力が落ちているから片付けられない

親の体力が落ちて片付けられないことも、ゴミ屋敷になる原因のひとつです。

日常的にこまめに片付けていれば時間・体力ともにあまり必要ではありません。しかし「あとで片付けよう」と思っていたことが増え続けていくと、一度に片付けなければならないゴミの量や範囲が大きくなってしまいます。

たとえ1部屋であったとしても、ゴミの量・広さによっては想像以上の体力が必要になり、片付けが苦痛に感じてしまうのです。その結果ゴミ屋敷となり、どうしようもない状態に陥ります。

セルフネグレクトや認知症になっている

セルフネグレクト・認知症もゴミ屋敷になってしまう原因であり、この場合は深刻です。

セルフネグレクトとは自分自身の管理を放棄してしまうことで、自室や自宅を清潔に保とうとしなくなります。さらに症状が進むと入浴や食事も放棄してしまい、病気を併発することも少なくありません。

認知症の場合も記憶力の低下が伴うため、「ゴミとして処分する」「掃除をする」といった日常的な判断ができなくなったり忘れたりすることが多くなります。このような状態が繰り返されることで実家にゴミが少しずつ溜まり、ゴミ屋敷となってしまうのです。

実家の片付けはゴミ屋敷に住む親を説得することから

実家の片付けはゴミ屋敷に住む親を説得することから

実家は両親が住んでいる自宅であることから、ゴミ屋敷を片付ける場合は親を説得しなければなりません。親の反対や意思を無視して無理矢理片付けてしまっても、短期間で再びゴミ屋敷と化してしまう可能性が高いからです。

しかし親を説得してゴミ屋敷を片付ける方法は容易なことではありません。ここではどのような方法で、親に片付けのやる気を出してもらうのか見ていきましょう。

親がゴミ屋敷の実家の片付けを拒否したら無理に説得しない

親がゴミ屋敷の実家の片付けを拒否したら、無理に説得しないことです。

拒否しているにもかかわらず無理矢理納得させようとして説得を続けてしまうと、考えや態度が頑なになり、ますます片付けに同意してもらえなくなります。

ゴミ屋敷は長期にわたって形成されたものであり、不都合を感じていない可能性もあることから、短期間での説得は難しいと考えたほうが良いでしょう。

時間をおいて再び話し合いをすることで、態度が軟化したり気持ちに変化が起こったりする可能性が高まります。時間をかけて繰り返し話し合いを続けてください

環境に変化の起こったタイミングで説得する

環境の変化が起こったタイミングで説得すると、受け入れてもらえる可能性が高まります。環境の変化は親の気持ちにも変化を与え、「片付けよう」という気持ちも起こりやすくなるからです。

例えばデイサービスの利用をスタートするタイミングに合わせて片付けを提案すると、自宅に他人を迎え入れることになるので片付ける気力がわき上がりやすくなります。

実家のゴミ屋敷の片付けを促す目的で、一時的に訪問介護・デイサービスなどを利用する方法もあるので、試してみてください。

ゴミ屋敷で暮らすことのリスクを伝える

ゴミ屋敷で暮らすことのリスクを伝えてみる方法もおすすめです。

ゴミ屋敷は病気・けがの原因になり、ご近所トラブルが発生するなどのリスクも抱えています。ゴミ屋敷の状態のまま放置することは自分たちだけの問題ではなく、周囲の環境悪化・犯罪発生率の上昇などにもつながるため危険です。

このような危険性・リスクを丁寧に親に説明することで、片付けなければならないという思いが強まり、ゴミ屋敷の片付けに同意してもらえるかもしれません。

親が亡くなることを連想させるネガティブワードは使わない

ゴミ屋敷の片付けに賛同してもらうためには親の説得が欠かせませんが、その際、ネガティブなワードは使わないことです。

例えば、「遺産」「相続」「終活」などのような死をイメージさせるような表現・発言は避けましょう。このような言葉を使うと「自分は長くないと思われている」「財産目当てで説得している」などと思われてしまい、片付けの話し合いが進みません。

気持ち良くゴミ屋敷の片付けに同意してもらうためにも、亡くなることを連想させるワードは使わないように注意してください。

とことん言い分を聞き、否定的な言葉は使わない

親の言い分を聞くことも、ゴミ屋敷を片付けるために重要な方法です。

実家をそのような状態にしてしまったことに引け目・負い目を感じているケースもあり、その場合は言い分を言葉にして吐き出してもらう必要があります。ゴミ屋敷にしてしまった自分を心のどこかで責め続けている可能性があるからです。

ゴミとともに溜め込んでしまったさまざまな思いを言葉にして吐き出してもらえばすっきりし、「片付けよう」という気持ちに切り替わる可能性があります。

言い分・気持ちを吐き出してもらう場合は、批判せずに聞き役に徹しましょう

最後は父親・母親に決めてもらう

ゴミ屋敷の片付けの最終判断は、父親や母親です。片付けが終わった後も親はその家に住み続けるため、納得するだけではなく、最終的に片付けをするかしないかの判断も親にゆだねられます。

ゴミ屋敷のリスクを伝えたり、言い分を聞いたりするなどして時間をかけて説得した後、最終的にどうするかを親に決めてもらってください。

人は自分で決断して行動したことには責任を持つ性質があり、片付けを決断してもらうことで以降も綺麗な状態を保てるなどのメリットが得られます。

実家のゴミ屋敷を片付けるための流れ

実家のゴミ屋敷を片付けるための流れ

実家がゴミで溢れているゴミ屋敷となっていたら、そのまま放置しておくわけにはいかないでしょう。
そこで、実家のゴミ屋敷を片付けるポイントについて、流れに沿って解説していきましょう。

親をゴミ屋敷から引き離す

まずはゴミ屋敷の片付けの前に、親をゴミ屋敷から引き離しましょう。
自分以外に頼る人がいない場合は難しいですが、実家に親がいたままでは片付けは進みません。

物を捨てようとしても「それは必要」「それはいつか使う」など、片付けを妨害しますのでゴミ捨てが捗りません。
そのため、外に連れ出すことでスムーズなゴミ屋敷の片付けが可能になります

実家のゴミ屋敷の片付けのために用意するもの

絶対に必要なものはゴミ袋です。
とにかく大量のゴミが出ますので、実家の地域指定のゴミ袋を用意しておきましょう。
どれだけのゴミ袋を使用するかはゴミの量次第ですが、日常生活における一般的な掃除とは比較できないほど、大量のゴミが出るので多めに用意しておきましょう。

地域のゴミ出しルールを把握しておく

地域・自治体によってゴミ出しのルールが異なります。
そのため、ゴミの分別などゴミ出しのルールを把握しておく必要があります。
ゴミ屋敷には大量のゴミがありますが、それらは何も区別されていません。
しかし、捨てる時には分別しなければなりません。

燃えるゴミ・燃えないゴミといった大まかな分類だけではなく、再資源化が可能なもの、地域の収集ではなく粗大ゴミとして出さなければならないもの等、細かいルールを用意している自治体もあります。
いくらゴミ屋敷の片付けではあっても、自治体のゴミ出しルールを守る必要があるので、ルールを把握しておきましょう。

どの自治体も公式サイトにてゴミ出しのルールを説明しています。
自己判断するのではなく、実家の自治体の公式サイトをチェックしておきましょう

捨てられるものは捨てる

ゴミ屋敷とは、物が溢れている状態です。
ゴミ屋敷の住人は、それらを「ゴミではなく私物」だと言い張るケースが多いのですが、収納されておらず、かつ腐食がみられるようなものは私物ではあってもゴミです。
ゴミ屋敷の解消のポイントはとにかく物を捨てることに尽きるのですが、ゴミ屋敷を目の前にすると、何から手を付ければよいのか分からないものです。

そこで、とにかく細かいもので良いので捨てられるものは捨てていきましょう。
ゴミ屋敷の掃除は時間がかかります。
しかし、時間をかけてゴミ屋敷となったのです。
そうそう簡単には解決できません。

地域のゴミ収集で捨てられるものはとにかく捨てていきましょう
その点では、翌日がゴミ収集日等に行うと効率が良いです。
ゴミ収集日まで時間がある場合、出たゴミをゴミ収集日まで保管しておかなければなりません。

ゴミの分別が終わったら掃除

ある程度ゴミの分別が終わったら部屋を掃除しましょう
腐食がみられる場合には補修作業も必要になります。

腐食部分が小さい場合は自力での修繕が可能ですが、広範囲の場合は時間が経てば腐食が再び広がるなどのリスクが高まるので危険です。

腐食の状態などにもよりますが、自分の手に負えないと判断した場合は業者などに依頼してください。

実家のゴミ屋敷の片付けが難しい時は業者に依頼

実家のゴミ屋敷の片付けが難しい時

大まかな流れを説明しましたが、これらを自力で行うのは簡単ではありません。
実家の広さ、片付け作業に取り掛かる人数によっては、ゴールの見えない作業に感じることでしょう。
そこで、自力での実家のゴミ片付けが難しいと感じたら、頼れる存在に任せるのも手です。
そこで、ゴミ屋敷の片付けを依頼できる選択肢をいくつかご紹介しましょう。

実家のゴミ屋敷を自力で解消するか/業者に片付け依頼するかの判断基準

ゴミ屋敷の片付けを自力で行うか業者に依頼するか迷うところです。どちらを選択するか決める際には、以下のようなポイントに注目して部屋の状態をチェックしてみてください。

  1. 間取りが3DK以上
  2. お風呂・シンクなどの水回りが使用不可なほど汚れている
  3. 床一面が足の踏み場もない
  4. 粗大ゴミなど普通ゴミでは処分できないものが多い
  5. 害虫が発生している
  6. 少しの揺れで物が落ちてくるなど安全が確保できない

これらはあくまで目安ですが、いずれかに該当する場合は業者に依頼したほうが良いでしょう。健康面・安全面などから、いずれの場合もスピーディーな片付けが必要とされるからです。

また汚部屋の自力での片付けは可能ですが、部屋が複数にわたったゴミ屋敷の場合は片付ける面積だけではなく、ゴミの量も膨大になります。なかには自宅の外に運び出すことが困難な大型のゴミもあるでしょう。それらを一度に片付ける意味でも、業者に依頼することをおすすめします。

不用品回収業者に依頼する

ゴミ屋敷の片付けは不用品回収業者が適しています。
その理由として、不用品回収業者はゴミの片付けだけではなく運搬まで行ってくれるからです。

ゴミ屋敷の片付けのネックとなるのは家の中や外のゴミの分別よりも、出たゴミの処分です。
ゴミ屋敷にあるものは、地域の収集で出せるものばかりではないでしょう。
また、地域の収集日まで保管しなければなりません。
ですが、不用品回収業者に依頼すれば、ゴミ屋敷から出たゴミの処分まで行ってくれます。

ゴミ屋敷の片付けは部屋の掃除だけではなく、ゴミの運搬まで考慮しなければなりません。
ですので、ゴミの運搬まで行う不用品回収業者が適しています。

ハウスクリーニング業者

ハウスクリーニング業者は部屋の掃除の専門家です。
汚い家を綺麗にする業者ですが、ゴミ屋敷の場合、実はさほど向いていません。
なぜなら、先にもお伝えしましたがゴミ屋敷の片付けの肝はゴミの運搬です。

ハウスクリーニング業者は家の中を綺麗にするという点では不用品回収業者よりも優れていますが、ゴミの運搬は作業領域外です。
そのため、ゴミ屋敷からの依頼を断っているハウスクリーニング業者もあります。
任せるタイミングとしては、不用品回収業者に依頼し、ゴミがなくなった実家を綺麗にする時でしょう。

便利屋

便利屋は依頼者のどのような依頼も引き受けます。
もちろん掃除も可能ではありますが、ゴミ屋敷に関しては現実的に難しいでしょう。
片付けのお手伝いは可能ですが、ゴミ屋敷を完全に解決することは、便利屋だけでは難しいです。
気軽に依頼できる存在ではありますが、ゴミの運搬能力も未知数です。

行政・自治体

営利団体ではありませんが、行政や自治体もゴミ屋敷問題に取り組んでいます。
ですので、一度相談してみるのも良いでしょう。

ただし、仮に解決に進むとしても勧告、行政代執行と手順を取らなければなりませんので時間がかかります。
また、行政代執行の費用は住居人が負担するケースが大半ですが、その費用は行政側の言い値です。
行政側とて業者に依頼して作業してもらいますので、結局は自らで業者を手配するのと、基本的には変わりません。

実家の片付け業者の選び方

実家の片付け業者の選び方

実家の片付けを請け負う業者は多数ありますが、すべての業者が優良とは限りません。なかには悪徳業者もあるため、慎重に選定することをおすすめします。

ここでは、実家の片付け業者の選び方を紹介するので、参考にしてください。

ゴミ屋敷清掃の専門業者を探す

実家のゴミ屋敷の片付けを依頼する際には、ゴミ屋敷清掃の専門業者を探しましょう。ゴミ屋敷の清掃を専門に請け負っている業者のほうが手順などを熟知しており、スムーズに作業がはかどるなどのメリットが期待できるからです。

清掃業者はほかにも汚部屋の清掃を専門とするところもありますが、ゴミ屋敷と汚部屋では清掃範囲やゴミの量などに差があり、片付ける手順なども異なります。

ゴミ屋敷の清掃を専門とする業者なら、少ない人数で短時間で片付けるノウハウなどがあるため、人件費などのコスト削減も期待できるのです。

必要なサービスがあるか確認する

依頼する清掃業者にどのようなサービスがあるのか、希望するサービスは提供してもらえるのかなどもチェックしてください

例えばハウスクリーニングのサービスがあれば不用品・廃品の運び出しを行った後、ホコリ・カビなどの清掃もしてもらえます。

また生ゴミの長期放置の場合は、害虫やゴミ特有の臭いなどが発生していることもあるでしょう。消臭・消毒や害虫駆除のサービスがあれば、同時に依頼することで対応してもらえて便利です。

このようにゴミ屋敷の状態をチェックし、どのようなオプションサービスが必要なのかもチェックしたうえで、提供してもらえる業者を選んでください。

費用相場に近い業者を選ぶ

ゴミ屋敷の清掃を依頼する場合、その費用は業者によって異なりますが、ある程度の相場は決まっています。

しかしなかには一般的な相場以上の金額を請求する業者もあり、このようなところに誤って依頼してしまわないように注意が必要です。

片付けてもらうべき部屋の大きさとそれに対応した相場を調べてから、その金額に近い価格で清掃・片付けを行ってくれる業者を選んでください

なお、一般的な価格は各業者の公式サイトに明記されていますが、さらに正確な金額が知りたい場合には見積もりを依頼すると良いでしょう。公式サイトに明記されている金額よりもさらに詳細な費用を提示してもらえて便利です。

実家のゴミ屋敷を片付けてもらうときの費用相場

ゴミ屋敷を片付けてもらう際の費用相場は間取りによって異なり、掃除が必要な広さが大きくなればなるほど費用が高くなります。

間取り費用相場(税込)
1R/1K33,000円~
1DK55,000円~
1LDK88,000円~
2DK121,000円~
2LDK154,000円~
3DK187,000円~
3LDK209,000円~
4DK242,000円~
4LDK264,000円~

これらはあくまで目安であり、作業人数・時間などが多くなればなるほど金額は高くなるので注意してください。

より正確な相場が知りたい場合は、各清掃業者に連絡して見積もりを依頼しましょう。

事前の対応が丁寧な業者に依頼する

事前の対応が丁寧な業者に依頼することも重要なポイントです。

ゴミ屋敷の清掃は依頼する側にとってあまり気持ちの良いものではなく、状態によっては申し訳ない気持ちがわき上がってくることもあるでしょう。そのような後ろめたさがあるなかで横柄な態度を取る業者に清掃を担当してもらうと、嫌な気持ちだけが残ってしまいます。

不用品・廃品などがすべてなくなり綺麗な状態になったとしても、清掃業者に嫌なことをいわれた思い出が残り、その家に住み続けることが困難になる可能性もあるかもしれません。

清掃後も親が気持ち良く実家に住み続けられるように、事前の対応が丁寧な業者に依頼しましょう。

実家のゴミ屋敷の片付け後は再発防止策を

実家のゴミ屋敷の片付け後のポイント

実家のゴミ屋敷を片付けたらゴミ屋敷問題が終わると思ったら大間違いです。
ゴミの撤去は、あくまでも表面処理にしかすぎません。
実際、行政による行政代執行後、再度ゴミ屋敷化させてしまうケースもあるなど、ゴミ屋敷問題は再発防止も考慮してこそです。

実家とコミュニケーションを深める

実家がゴミ屋敷になるのは、実家とのコミュニケーションが不足している点が挙げられます。
社会的孤立や寂しさ等からゴミ屋敷化するケースもあります。
ですので、実家と頻繁に連絡を取ったり足を運ぶなど、コミュニケーションを深めることもゴミ屋敷の再発防止策です。

ただし、「実家まで遠い」「仕事で定期的に訪れることが難しい」などの理由でコミュニケーションを深めることが難しいこともあるでしょう。

その場合は、家事代行サービスや高齢者見守りサービスなどを利用してみてください。親族ではなく、他人が定期的に自宅を訪れるだけでも孤立感や寂しさがやわらぎ、ゴミ屋敷になるリスクも軽減されるのでおすすめです。

行政に相談する

行政はゴミ屋敷対策を行っているとお伝えしましたが、行政代執行だけではなく、その後の支援まで用意している自治体もあります
福祉や医療との連携、あるいは経済的支援などを用意している行政もありますので、一度相談してみるのも良いでしょう。

例えば東京都足立区では、ゴミ屋敷対策事業を行っています。ゴミ屋敷の苦情・相談の対応はもちろん、片付け費用を区が負担する協力団体が片付けたりする支援、再発防止のための見守りなど幅広く展開中です。

すべての自治体でこのような取り組みが行われているわけではありませんが、市役所などの相談窓口に問い合わせをしてみてください。

ゴミ屋敷化した実家の片付けは七福神にお任せください

サイトアイコン

ゴミ屋敷バスター七福神では、さまざまな状態・タイプのゴミ屋敷の掃除を専門に請け負っています。

ゴミの分別・運び出しなどはもちろん、オプションサービスとしてハウスクリーニングや庭掃除などもあり、必要に合わせてお申込み頂けます。大まかな費用ついては公式サイトに間取り別に掲載しておりますので、ご確認ください。

なお不用品のなかに未使用品などのリサイクルが可能なものが含まれていた場合には、買取が可能です。買取代金は清掃費用から差し引きされるので、最終的なお支払金額が安くなる可能性があります。

ご相談・お見積りは無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

実家のゴミ屋敷を片付けるポイントについてのまとめ

実家のゴミ屋敷を片付けるポイントについてのまとめ

実家のゴミ屋敷を片付けるためには、実家の自治体のゴミ出しルールを把握し、ルールに則ったゴミの分別・撤去が求められます。
しかし、現実的に一人、あるいは少人数での片付けは難しいですので、業者に依頼した方が良いでしょう。

また、片付けた後の再発防止策も重要です。
ゴミ屋敷問題は、ゴミの撤去だけではなく、再発させないことが大切なので、実家とのコミュニケーションを深めるなどして再発させないよう努めましょう。

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この記事を読んで少しでもゴミ屋敷や汚部屋を掃除したい、
要らない不用品を整理したいなど片付け・清掃を検討された場合は
是非、まずはお気軽にゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください!

この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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