買い替えや引っ越しなどで、現在使用しているガスコンロを処分したいものの、どのように捨てればいいか分からないという方は多いのではないでしょうか?
ガスコンロは火を扱う器具なので、取り外すときに注意しなければ火事になってしまいかねないうえ、大きいため、処分にも困ってしまいます。
そこで今回は、ガスコンロを取り外す際の注意点や、処分方法について説明していきます。
目次
ガスコンロの種類
ガスコンロには、大きく分けて以下の2種類があります。
- 据え置きタイプ
- ビルトインタイプ
「据え置きタイプ」は、コンロ台の上などに直接置くタイプのガスコンロで、「テーブルコンロ」とも呼ばれています。
据え置きタイプのガスコンロは、ガスホースをガスの元栓に接続するだけで利用できます。
ビルトインタイプは、システムキッチンに組み込まれているタイプのガスコンロです。
最初から、ビルトインタイプのガスコンロが組み込まれている住宅も多くなっています。
ガスコンロを取り外す際の注意点
据え置きタイプでも、ビルトインタイプでも、ガスコンロを処分する際には、まず取り外しをしなければなりません。
取り外しの方法は、据え置きタイプとビルトインタイプで異なるほか、取り外しの際には、それぞれに注意点があります。
ここでは、タイプごとの注意点について説明していきましょう。
据え置きタイプのガスコンロを取り外す際の注意点
据え置きタイプのガスコンロは、自分で取り外しが可能です。
やり方は、ガスコンロのホースを、ガスの元栓から取り外すだけです。
この際、以下の2点に注意しましょう。
- ガスの元栓を締めてから取り外す
- ガスホースの中身を空にする
ガスの元栓が開いた状態で、ガスホースを抜いてしまうと、ガスが漏れてしまい、火事になる危険があります。
そのため、必ずガスの元栓を締めてから、取り外すようにしましょう。
また、ガスホースを抜いたとき、中にガスが溜まっていると、引火して、やはり火事になってしまう危険があります。
据え置きタイプのガスコンロは、ガスホース内のガスを使い切って、中身を空にしてから処分するようにしましょう。
ガスコンロの5つの処分方法
取り外しが済んだら、いよいよガスコンロを処分することになります。
ガスコンロの処分方法は、主に以下5つあります。
- 粗大ゴミに出す
- リサイクルショップや買取店に買い取ってもらう
- 引き取りサービスを利用する
- ガスコンロの取り外し業者に回収してもらう
- 不用品回収業者に回収してもらう
ここでは、それぞれの処分方法について説明していきましょう。
ガスコンロの処分方法①粗大ゴミに出す
ガスコンロは粗大ゴミになるため、一般ゴミには出せません。
粗大ゴミであるガスコンロの処分手順は、以下のとおりです。
- 自治体の「粗大ゴミ受付センター」に申し込みをする
- 回収日と処分にかかる手数料の額を確認する
- コンビニなどで手数料分の処理券を購入する
- 処分するガスコンロに処理券を貼る
- 回収日の回収時間までに、自宅の前にガスコンロを出しておく
以上で、自治体にガスコンロを回収してもらえます。
申し込みから回収までにかかる期間は2週間程度ですが、混んでいる時期はもっとかかる場合もあります。
ガスコンロの処分方法②リサイクルショップや買取店に買い取ってもらう
まだ使用できるガスコンロは、リサイクルショップや家電製品の買取店に買い取ってもらえます。
買取には、以下3つの方法があります。
- 店頭買取
- 宅配買取
- 出張買取
出張買取は、自宅にリサイクルショップや買取店のスタッフが来て、ガスコンロをその場で査定してもらえます。
査定額に納得すれば、そのまま回収してもらえるので、自分で運び出す手間がかかりません。
ガスコンロの処分方法③引き取りサービスを利用する
ガスコンロは、引き取りサービスを利用して引き取ってもらうことも可能です。
引き取りサービスは、主に以下2種類に分かれます。
- 買い替え時に引き取ってくれるサービス
- 引き取りだけしてくれるサービス
店によっては、新しいガスコンロを購入する際、古いガスコンロを引き取ってくれるところもあります。
買い替えの際は、こうした店でガスコンロを購入するといいでしょう。
すでに新しいガスコンロを購入している場合は、引き取りだけをしているサービスを利用することも検討してみましょう。
ガスコンロの処分方法④ガスコンロの取り外し業者に回収してもらう
ビルトインタイプのガスコンロの場合、取り外しを依頼した業者に回収してもらう方法もあります。
業者によって、回収が無料のところと、有料のところがあります。
業者を選ぶ際は、取り外したガスコンロを無料で回収してもらえるか、事前に確認しておくといいでしょう。
ガスコンロの処分方法⑤不用品回収業者に回収してもらう
ガスコンロ以外にも、回収してもらいたい不用品や粗大ゴミがある場合は、不用品回収業者に依頼することも検討してみましょう。
不用品回収業者に依頼すれば、スタッフが自宅まで来て、その日のうちに宅内の不用品を全て回収していってくれます。
ガスコンロも含め、重たい粗大ゴミも全てスタッフが運搬してくれるため、処分の手間がかかりません。
ただし、不用品回収業者はガスコンロを取り外すための資格を持っていないこともあるため、ビルトインタイプのガスコンロを処分する場合は、先に取り外しを済ませておきましょう。
まとめ
ガスコンロの主な処分方法は、以下のとおりです。
- 粗大ゴミに出す
- リサイクルショップや買取店に買い取ってもらう
- 引き取りサービスを利用する
- ガスコンロの取り外し業者に回収してもらう
- 不用品回収業者に回収してもらう
これからガスコンロを処分するという方は、ぜひこの記事を参考にして、自分に合った方法で処分するようにしましょう。