団地のゴミ屋敷問題が増加中!過去の事例や解決策まとめ

自分の持ち家が空き家になっていて、ずっと放置していてゴミ屋敷になってしまうことはあります。ただ、今は人が暮らしていてもゴミ屋敷化しているところが急増しており、大きな問題となっている地域もあります。

特に、団地でのゴミ屋敷問題は増加しており自治体でも改善するために対策を取っているほどです。ただ「なぜ団地でゴミ屋敷が急増しているの?」「どのような問題があるの?」と疑問を感じる人もいるでしょう。内容を徹底紹介しましょう。

団地でのゴミ屋敷問題は増加しており自治体でも改善するために対策

なぜ団地がゴミ屋敷に?原因を解説

なぜ団地がゴミ屋敷に?原因を解説

団地でゴミ屋敷があると、近隣住民の方にも迷惑をかけてしまうことになります。ただ、団地は一軒家と違うため、なぜゴミ屋敷になるのか原因を知っておきたいでしょう。団地がゴミ屋敷になってしまうのは以下のような原因があるため、明記しておきましょう。

団地に高齢者が多いため

団地でゴミ屋敷化してしまうのは、高齢者が関係していることもあります。日本は高齢化社会なので、団地でも高齢者が生活している世帯も多いです。しかし、高齢者の場合は認知症や体力の衰えなどもあるため、ゴミを分別して出すだけでも難しい場合があります。

例えば、認知などの問題でゴミを出す日を忘れてしまうと、その分ゴミが溜まっていき、気付けばゴミで団地の部屋がいっぱいになるということもあります。

また、団地の場合はゴミを出しに行くのも大きな労力が必要になるため、後回しにしてそのまま溜まっていきゴミ屋敷化することもあるようです。高齢者が多い団地だとゴミを上手く出すことができないので、ゴミ屋敷のようになるケースがあります。

団地の高層階からのゴミ出しが大変

団地の高層階に住んでいる人の場合は、ゴミ出しをするだけで大変な作業となります。都心部ではタワーマンションなども多くあり、中には20〜50階というところもあるほどです。タワーマンションだとリッチなイメージもありサポートも付いているため、ゴミ屋敷のイメージが無いかもしれませんが、実際は存在するところもあるようです。

例えば、ゴミステーションが1階に設置されていると、団地の高層階に住んでいる人は降りるのが面倒なので、そのまま放置してしまうケースもあります。また、高層階に住んでいると引きこもりがちになり、外出する機会が減ってしまうので、そのままゴミを溜め込んでしまうこともあるようです。

高層階の場合は扉の前にゴミを捨てておくと、団地の管理人が回収してくれるサポートをしているところもありますが、全てではありません。そのため、リッチそうなマンションでもゴミ屋敷の部屋が生じることもあります。

団地に一人での入居が増加している

1人での入居が増加していることも団地でゴミ屋敷化している原因です。1人で団地に入居されている方の場合、自分で全てゴミ捨てや分別などの管理を行わなくてはいけません。生活はゴミ出し以外にもいろいろあるため、仕事などが忙しくてゴミを出し忘れてしまい、溜まってゴミ屋敷化することもあるようです。

また、性格的に片付けや掃除が苦手なため、そのままゴミを部屋に放置して団地がゴミ屋敷になることもあれば、実家が元々ゴミを放置しても何も感じない環境下で育ったため、ゴミ屋敷になることもあります。別の問題としては健康に問題があって身の回りのことを自分で行うことができず、ゴミが溢れてしまうこともあるようです。

いずれの問題も、1人暮らしをしている状態だと誰もサポートをしてくれないため、自分の感性や計画、健康によって団地がゴミ屋敷化してしまうリスクが高くなると言えるでしょう。

団地がゴミ屋敷化した時に考えられるリスク

団地がゴミ屋敷化した時に考えられるリスク

団地がゴミ屋敷化してしまうと、いろいろなリスクを背負うことになります。ゴミ屋敷による問題は小さなことではなく、大きなトラブルに発展することもあるため、注意する必要があります。団地のゴミ屋敷化の場合は以下のようなリスクを明記しておきましょう。

団地の部屋が悪臭を放つ

ゴミ屋敷化していると団地が悪臭を放つようになり、近隣住民の方に迷惑をかけることになるでしょう。団地のゴミ屋敷には生ゴミなど腐りやすいものも含まれているため、強烈な臭いを生じさせます。

悪臭をずっと嗅ぐと本人は慣れてしまうこともありますが、体にも良いとは言えず、臭いから害虫が寄ってきたり悪い菌が発生したりすることもあります。大量のゴミで溢れている状態だと悪臭からトラブルの火種になるため注意しましょう。

団地が害虫やカビなど体に害を及ぼす

ゴミ屋敷化するなら、害虫やカビなどによって体に悪い影響を与えてしまうリスクが高いです。団地のゴミは悪臭を放つことになり、それがダニやゴキブリなどの害虫を寄せ付けることもあります。害虫が繁殖するようであれば、自分の部屋だけでなく、団地に住む人にも害虫が住み着くようになるため、周りに迷惑をかける事にもなります。

さらに、害虫は病原菌を運ぶものも多く、それが原因でアレルギーや病気にかかってしまいやすくなリスクも高いです。カビも同様に部屋で至るところに発生するようであれば、人体に悪影響を及ぼし頭痛などを引き起こすこともあります。ゴミ屋敷化すると健康を損なう原因になることを認識しておきましょう。

クラッキング火災の原因にも

ゴミ屋敷状態になっているなら、クラッキング火災の可能性もあります。団地のゴミはすでに腐敗しているため、燃えやすい状態と言えます。そのため、家の中にゴミが散乱しているなら、少しでも火が生じたときに火事になりやすいです。

特に夏の時期になれば、部屋全体が温度が上がってゴミが熱を帯びるようになり、自然発火してしまうリスクも高くなります。火元に注意していても、自分が留守のときに自然発火して部屋が全焼してしまう、また最悪の場合は団地なので近隣住民に家にも飛び火して火事が広がってしまうことも考えられるでしょう。

団地がゴミ屋敷化しているといつ家が燃えてもおかしくない状態でもあるため、大きなリスクを背負っていることになります。

団地をゴミ屋敷にしてしまった場合にかかる費用は?

団地をゴミ屋敷にしてしまった場合にかかる費用

団地でゴミ屋敷にしてしまった場合、ゴミを撤去することが大事です。しかし、団地のゴミの撤去には費用がかかり、もし行政代執行されてしまうと、かなりの費用を負担しなくてはいけません。団地をゴミ屋敷にしてしまった際の費用について紹介しましょう。

団地の行政代執行の場合は高額で自分が負担する

団地がゴミ屋敷化して自治体から強制撤去されてしまうと、自分が費用を支払わなくてはいけません。行政代執行については後で詳しく解説しますが、大体数十万円から数百万円という金額です。撤去の費用はゴミの量や種類、処分料によって変わり、ゴミ屋敷のレベルが高いほど費用負担は大きくなるでしょう。

例えば、愛知県のある家はゴミ屋敷と認定され、費用が400万円ほどかかったこともあるようです。費用が高額で自分が全て負担することになれば、支払いが難しくなるため、その前に自分で撤去するようにしましょう。

なお、行政代執行とは、行政代執行法1条と2条に定められた強制執行の一種です。
管理等の義務を負う者が地方自治体などの行政からの再三の指導を無視してその義務を履行しない場合、自治体などが強制的に義務を執行します。
そして、その費用を、義務を負う者に対して請求します。

ゴミ屋敷にしてしまったら専門業者に依頼する

ゴミ屋敷の状態がひどいようなら、自分や数人の友人では解決できない場合もあるでしょう。その際は専門業者に依頼してみることもおすすめです。専門業者に依頼する際も費用はかかりますが、行政代執行されるよりも安く抑えることができ、数万円から数十万円程度に抑えることが可能です。

費用はゴミの量やどの程度まで業者に任せるのかによって金額が変わってきます。例えば、一部のみを業者に任せてそれ以外は自分で撤去できるようなら、費用を安く抑えることも可能です。見積もりを無料で行ってくれる業者もいるため、複数見積もりを取って価格を比較してみるのもおすすめです。業者依頼も1つの手段と考えておきましょう。

団地の強制退去が執行される前に対応しておきたいこと

団地の強制退去が執行される前に対応して

ゴミを溜め込んでゴミ屋敷化していると強制退去が行われることがあるため、その前に自分で行動することが大事です。それは、強制退去される前に、やはり自分でゴミ問題を解決することです。ゴミをそのまま放置しておくと、強制退去のリスクが高まり、自分の生活に影響が出ます。

団地のゴミ屋敷を改善するために自分1人では限界を感じるようなら、友人や家族にお願いして掃除や撤去を手伝ってもらうことができるでしょう。また、専門業者に依頼するなら強制執行されるよりも、費用を抑えて処理することも可能です。期間内にしっかりゴミ屋敷の問題を解決できるようにしてください。

団地の行政代執行について

団地のゴミ屋敷は大きな問題として自治体でも取り上げられているため、ひどいレベルの家の場合は強制的にゴミを排除して綺麗にする行政代執行が行われます。

法律で定められているわけではありませんが、団地のゴミ屋敷を放置していると悪臭や害虫の発生、火災のリスクもあるため、自治体によって条例として作成して、問題改善を行えるようにしています。ただ、行政代執行の際はいくつかポイントがあるため、その内容について紹介しましょう。

行政代執行には流れがある

行政代執行は自治体の条例によって違いもありますが、流れがあることを認識しておくべきです。行政代執行されるとき、まず調査から始めます。団地の近隣住民などから相談を受けたときにどの程度のゴミ屋敷化とされているのか現地に赴き確認します。

その後は指導です。ゴミ屋敷に住んでいる人にゴミの撤去を行うように指示します。それでも、応じないようであればゴミを撤去するように勧告し、それでも何も変わらないなら撤去命令へと変わっていきます。最終的に命令に応じなければ、強制的に自治体がゴミを撤去する行政代執行になる流れです。

直ぐに撤去できるわけではない

行政代執行はいろいろな段階を踏んで、最終的に自治体主導へと変わります。そのため直ぐに行政側がゴミを撤去できるわけではありません。行政代執行されるまでの期間は自治体によって異なりますが、何ヶ月、または数年間待たなくてはいけないこともあるため、時間がかかることも予想されます。

そのため、団地のゴミ屋敷としての兆候があるようであれば、直ぐに自治体へ相談することが大事です。連絡をしないと自治体も動いてはくれず、団地のゴミ屋敷による近隣住民への危険性も高くなります。早めに相談することを心がけましょう。

団地のゴミ屋敷を構成する主なゴミは

団地のゴミ屋敷を構成する主なゴミ

団地のゴミ屋敷を構成する、主なゴミについても確認しておきましょう。ゴミ屋敷になってしまうのは、基本的に家庭内でよく出るものを放置していることが多いです。団地のゴミ屋敷化を防ぐために、以下のゴミについてしっかり確認しておきましょう。

ペットボトル

まずゴミ屋敷に必ずあるのはペットボトルです。ペットボトルはそのまま飲み干して放置してしまうことが多いゴミであり、知らない間にどんどん溜まっていくこともあります。ペットボトルはリサイクル対象でもあるため、地域によってはより細かく分別しなくてはいけないこともあります。

ただ、ペットボトルをずっと放置しておくと中身のジュースが腐って異臭を放つこともあるため、分別して捨てるようにすべきです。

コンビニ弁当の容器と袋

コンビニ袋の容器と袋も、そのまま放置しやすいゴミです。コンビニ袋は小さいので、そのまま放置しても問題ないように思えますが、弁当の汁や水滴などが付いていることもあるため、早く処理することが大事です。容器や袋も同じく水滴などが付いており、長く放置していると悪臭や害虫を呼び寄せることになります。

生ゴミ

生ゴミは1日放置しただけで腐って悪臭を放ちます。台所に放置しているなら悪臭だけでなく、害虫を呼び寄せることもあるため、袋でしっかり密封するようにしてください。

雑誌

雑誌は放置していても問題ないように思えますが、紙も劣化してくると腐食していきます。腐食した紙類はゴキブリなどの害虫のエサになるため、繁殖させてしまう原因です。古いものは処分するようにしましょう。

衣類

衣類も雑誌と同じく、長く放置していると劣化してきます。劣化した服も生地によっては害虫のエサになることがあるため、ずっと着ていない服は捨てるか古着屋に持っていくようにしましょう。

家具

家具も同じく劣化すると害虫のエサになる可能性があります。特に、木製の家具はシロアリなどが寄生することもあり、そこから別の害虫を引き寄せることもあるため、注意しましょう。

開けられていない食品

レトルト食品などで、長く開けられていないものは腐っている可能性があります。密封していたとしても腐っているなら臭いが漏れて悪臭や害虫、またカビの原因になることもあるため、捨てるようにしましょう。

まとめ

ゴミ屋敷化していると自分だけでなく、周りの住民にも迷惑

ゴミ屋敷化していると自分だけでなく、周りの住民にも迷惑をかけてしまうため、早急に改善する必要があります。もし行政代執行されると高額な費用負担になるため、その前にゴミ問題を改善しておくのがおすすめです。団地でのゴミ屋敷化に注意するようにしましょう。

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