コラムblog
ゴミ回収業者とは、ゴミを回収する業者です。
昨今、リサイクル・環境問題を受け、ゴミの減量化・再利用を目指し、ゴミの分別ルールを細かく規定する自治体が増えています。
結果、ゴミを出すのが面倒に感じている人も増えているようですが、その影響からゴミ回収業者への注目度・ニーズが高まっています。
そこでゴミ回収業者とは何をする業者なのかや、メリットについてを見てみましょう。
目次
ゴミ回収業者とは、その名称が示す通り、ゴミを回収する業者です。
ゴミ回収といえば自治体のゴミ収集をイメージする人が多いかもしれません。
しかし、ゴミ回収は決して自治体だけで行っている事業ではなく、民間事業者もあります。
また、ゴミ収集は決して自治体の独占稼業ではありません。
当たり前ですが違法性もありません。
ゴミ回収業者に依頼したからといって、法に問われることはありません。
ゴミ回収業者は、自治体のように常に決められた日時に収集活動を行っているのではなく、他の民間サービス同様、依頼を受けて業務を行います。
また、定期的な依頼を受けているゴミ回収業者もいます。
この場合、自治体同様、定められた期日にゴミ収集に来ますので、その都度連絡する必要はありません。
ゴミ回収業者の利用方法は自由です。
定期的な収集契約を締結することで自治体同様の使い勝手が実現しますし、必要な時だけ依頼することもできます。
民間サービスなので、自治体の収集のように、「自治体のルールに従う」ではなく、依頼者側の都合にて利用できる点も特徴です。
ゴミ回収業者の収集力は自治体の収集力と変わりません。
自治体では回収できるものの、ゴミ回収業者では回収できないゴミは基本的にありません。
ゴミ回収業者の料金は基本的にゴミの量に比例しますが、用意する車両単位です。
ゴミ回収業者が稼働させるトラックの台数で料金は異なります。
トラック一台分で済む量なのか、あるいは二台稼働させるのかによって料金が変わります。
他にも時間、スタッフの数等によっても変わります。
細かい料金体系に関してはゴミ回収業者によって異なります。
そのため、依頼するゴミ回収業者の料金体系は事前に確認しておきましょう。
多くのゴミ回収業者が登場していますので、料金もまた、依頼の判断材料の一つとなる部分です。
自治体がゴミ収集を用意しているにも関わらず、ゴミ回収業者の利用者が増えているのはそこにメリットがあるからこそです。
そこでゴミ回収業者を利用するメリットをご紹介しましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、昨今、自治体のゴミ出しルールは複雑化・細分化しています。
リサイクルを見越してのものではありますが、ゴミを捨てる側にとっては負担になっていることも多々あるのではないでしょうか。
その点、ゴミ回収業者は分別不要です。
これはゴミ回収業者が後で分けるからなので、利用者自身がゴミを分別する必要がありません。
例えば部屋の大掃除をしたいと思った時、ゴミ回収業者に依頼すれば多くのゴミを一気に搬出できます。
もし自分で大掃除をしたら、ゴミの分別を行いながらとなり、手間もかかることでしょう。
ゴミ回収業者はゴミの量を問いません。
この点は自治体も同様ではありますが、自治体のゴミ収集は基本的に、自分でゴミ収集場所までゴミを持ち運ぶ必要があります。
ですので、あまりにも大量のゴミがある場合、大きな負担となってしまいます。
しかしゴミ回収業者であれば自宅まで来てくれるので持ち運ぶ必要がありません。
大量のゴミでも問題なく回収してくれます。
粗大ゴミに関しては、自治体で回収する場合、ゴミ回収センターで受付を行い、粗大ゴミに応じた手数料を支払うためにゴミ処理券を購入する必要があります。
また、リサイクル法対象品目に関しては自治体では回収を行っていません。
販売店に問い合わせて処分する必要があります。
ですが、ゴミ回収業者であれば利用を依頼するだけです。
細かい品目まで伝える必要はありませんので、自治体の粗大ゴミ回収よりも手間がかかりません。
この点に関してはすべてのゴミ回収業者が該当する訳ではありませんが、民間業者だからこそ、それぞれが独自色を出したサービスを提供しています。
自治体のゴミ収集はあくまでもゴミを回収するだけですが、ハウスクリーニングを行っているゴミ回収業者もあります。
その他のサービスも同時に利用することで、ニーズをより的確に満たせます。
ゴミ回収業者もまた、多々ありますのでどのゴミ回収業者にすべきかという選択肢があります。
費用、回収方法、アフターサポート、信頼性等、それぞれ異なります。
ですので、ニーズにマッチしたゴミ回収業者を選ぶことができます。
また、選択肢が豊富なことから業者間でも競争があります。
利用者に寄り添ったサービスを心掛けているゴミ回収業者が多いのもそのためです。
ゴミ回収業者は多々ありますので、どのゴミ回収業者に依頼すべきかも考慮する必要があります。
そこで、ゴミ回収業者の選び方のポイントもチェックしておきましょう。
公式ホームページをチェックすることで、信頼できるゴミ回収業者なのか分かります。
例えば一般廃棄物処理業許可を得ている業者なのか、記載されている住所に本当に事務所があるのか等です。
住所に関しては地図アプリで確認できますので、記載されている住所を一度確認してみましょう。
見積や領収書を発行してくれるのかを確認しておきましょう。
なぜなら、見積もりや領収書は証拠になるからです。
もし何らかのトラブルが発生した場合、見積もりや領収書を証拠として、消費者センター等、然るべき団体に被害を訴えることになります。
この点は悪徳業者も理解していますので、領収書や見積もりなど、証拠になるものを残しません。
つまり、見積もりや領収書を発行してくれるゴミ回収業者であれば安心感が高まります。
料金体系が明確なゴミ回収業者の方が安心です。
公式ホームページに費用が掲載されていると安心ですが、実際に見積もりを出してもらった際、その費用で確定なのか、あるいは変動するのかなどゴミ回収業者によって異なります。
ですが、料金が不明瞭であればあるほど、トラブルやアクシデントに発展しやすいでしょう。
どれだけ依頼者に寄り添う姿勢を見せてくれるかもポイントです。
自治体のように、定めたルール以外は対応しない業者なのか、あるいは依頼者のニーズに寄り添い、できる限り対応してくれる業者なのかも確認しておきましょう。
ゴミを処分する時には、業者だけではなく、依頼者自身にとっても想定外のことが起きることが珍しくありません。
そのような時、柔軟に対応してくれる業者なのか、あるいは「事前に聞いていない」と突っぱねられてしまう業者なのかによって、その後の手間が変わります。
事前の依頼の際に業者の姿勢が垣間見えますので、よくチェックしておきましょう。
ゴミ回収業者とは民間サービスで、自治体のように指定された収集日に稼働しているのではなく、依頼を受けてゴミの処分を行います。
自治体の回収よりも手間がかかりませんが、費用が掛かりますので、事前にチェックしておきましょう。
ゴミ回収業者を上手く活用することで、ゴミ処理の負担も軽減されます。
ゴミ問題で悩んでいる方は選択肢の一つとして検討してみるのもよいでしょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名：新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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