ゴミ屋敷の片付けをと思った時にやはり頼りになるのが専門業者です。費用がかかりますが、裏を返せば費用さえ支払えば確実にゴミ屋敷を綺麗に片付けてくれるのです。
特にゴミ屋敷ともなれば自力での片付けは決して簡単ではありません。しかし、いくら費用がかかるのか分からないので業者に依頼するのが難しいと思っている人も多いようです。
そこでゴミ屋敷の費用はどれくらいかかるのか、事例を交えながら解説していきましょう。
目次
- ゴミ屋敷の費用の決まり方
- 一般的なゴミ屋敷業者の片付け・清掃費用・料金
- ゴミ屋敷業者による実際の片付け費用・料金実例の紹介
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例①大阪府堺市のアパート:60万円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例②愛知県名古屋市のマンション:198,000円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例③東京都板橋区のマンション:44,000円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例④神奈川県横浜市のマンション:231,000円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑤京都府京都市のマンション:187,000円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑥兵庫県赤穂市のマンション:58,300円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑦埼玉県さいたま市のマンション:154,000円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑧東京都東大和市の一軒家:79,800円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑨和歌山県和歌山市のマンション:30万円
- ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑩岐阜県岐阜市のアパート:280,000円
- ゴミ屋敷の片付けを自力で行う場合の費用
- お金がないけどゴミ屋敷の片付けを依頼したい
- ゴミ屋敷片付けの費用面でのおすすめ業者の選び方
- ゴミ屋敷の費用についてのまとめ
ゴミ屋敷の費用の決まり方
まず、ゴミ屋敷の費用はどのように決まるのかについてをご説明しましょう。細かい部分は専門業者によって異なりますが、大まかな費用の決まり方はどの専門業者も基本的に同じです。
ゴミ屋敷の費用の決まり方①ゴミの量
ゴミ屋敷の費用の一つの目安となるのがゴミの量です。多ければ多いほど、運搬の手間がかかりますので費用は高くなります。
ここでポイントとなるのは間取りや敷地面積ではなく、あくまでもゴミの量です。ゴミ屋敷となると、部屋全体がゴミで埋もれますので敷地面積・建物の大きさ=ゴミの量と考えてよいのですが、あくまでもゴミの量です。
そのため、部屋全体がゴミで埋まっている訳ではない汚部屋の場合、広さ=費用とはなりません。あくまでもゴミの量で運搬する作業量が増えるので費用が高くなります。
ゴミ屋敷の費用の決まり方②ゴミ屋敷の立地
ゴミ屋敷の立地によっても費用は変わります。具体的に立地とは、車両が入れるか・入れないかです。
ゴミ屋敷の目の前まで車両を入れる場合と、入れない場合とでは作業負担が大きく変わります。
例えばゴミ屋敷の目の前に車両を停車できなければ、近隣のコインパーキングを借りたり、あるいはゴミ屋敷から遠くに停車するのでゴミの運搬作業に手間がかかります。
また、マンションのゴミ屋敷の場合はエレベーターの有無でも作業負担が変わりますので費用も変わります。
ゴミ屋敷の費用の決まり方③人件費
ゴミ屋敷の片付け作業を行うスタッフの人数・作業時間、つまりは人件費も費用を左右する部分となります。先にお伝えした2点も総合的に考えるとこの点に内包されると考えてよいかもしれません。
手間がかかるゴミ屋敷であればあるほど、必要なスタッフが増えます。また、少ないスタッフではあっても長時間の作業になればやはり費用は高くなります。
スタッフの人数・作業時間は人件費に直接影響が出る部分になりますので、少人数で短時間のゴミ屋敷片付けより、大人数の長時間のゴミ屋敷片付けの費用の方が高くなります。
一般的なゴミ屋敷業者の片付け・清掃費用・料金
ゴミ屋敷業者の片付け費用は、広さや間取り、ゴミの量のほか、ハウスクリーニングを行うかどうかによって大きく変わってきます。
一般的に部屋の数が少ないマンション/アパートと、一般的に部屋の数が多い一軒家のゴミ屋敷片付けにかかる費用相場を、七福神での事例を基にまとめました。
マンション/アパートの費用相場
間取りごとの基本料金は、以下の通りです。
間取り | 費用(税込) |
---|---|
1R/1K | 33,000円〜 |
1DK | 55,000円〜 |
1LDK | 88,000円〜 |
2DK | 121,000円〜 |
2LDK | 154,000円〜 |
ゴミの量や必要なスタッフの数などによって、上記の費用が変動します。
一軒家の費用相場
間取りごとの基本料金は、以下の通りです。
間取り | 費用(税込) |
---|---|
3DK | 187,000円〜 |
3LDK | 209,000円〜 |
4DK | 242,000円〜 |
4LDK | 264,000円〜 |
ゴミ屋敷業者による実際の片付け費用・料金実例の紹介
上記のゴミ屋敷費用の算定方法を踏まえたうえで、実際のゴミ屋敷掃除・片付けでかかった費用をご紹介します。
シミュレーションではなく、実際にかかった費用になりますので、参考になる部分も多いはずです。
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例①大阪府堺市のアパート:60万円
大阪府の2LDKのアパートのゴミ屋敷の片付けでは60万円の費用がかかりました。作業人数4人、5時間の片付けで2トントラック2台分のゴミを回収した費用となります。
物が溜まっているゴミ屋敷を片付けたいとのことで、「ゴミ屋敷」ではありましたが、表面上のゴミを片付けるだけで綺麗な状態となったことが分かっていただけるのではないでしょうか。
事例:https://777fukujin.com/works/naka-sakai-n/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例②愛知県名古屋市のマンション:198,000円
愛知県名古屋市の1Kのマンションのゴミ屋敷の片付けの費用は198,000円でした。作業人数5人、およそ3時間でトラック1台分のゴミを回収。
ユニットバスが使用できないレベルとなっていましたが、ゴミを片付けることで綺麗なユニットバスが戻りました。
事例:https://777fukujin.com/works/minato-nagoya-y/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例③東京都板橋区のマンション:44,000円
ゴミ屋敷というよりも汚部屋といった方が良い程度だったので、44,000円と安価な費用となりました。1名にて2時間で片付けが完了。軽トラック1台分程度のゴミでした。
実はこの事例はとても貴重です。なぜなら、ゴミ屋敷の片付け依頼は、このように、決してゴミで溢れているような状況ではなくても依頼できることの証明だからです。
少し部屋が汚くなった程度でも、専門業者に依頼して綺麗にしてもらうことができるのです。
事例:https://777fukujin.com/works/itabashi-tokyo-m/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例④神奈川県横浜市のマンション:231,000円
神奈川県横浜市の1Kのマンションのゴミ屋敷片付けの費用は231,000円でした。作業人数4人で4時間の作業は、トラック1台分のゴミを回収。
ユニット・トイレが特に汚い状態で、使用不可に陥っていたものの、綺麗に片付けたことで使用できる状態となりました。
事例:https://777fukujin.com/works/aoba-yokohama-y/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑤京都府京都市のマンション:187,000円
京都府京都市のマンションのゴミ屋敷の片付け費用は187,000円でした。
作業人数4人による5時間の作業は2トントラックおよそ1台分のゴミを回収。部屋全体にゴミが溜まってしまっている状態でしたが、綺麗に片付けるとフローリングが現れました。
事例:https://777fukujin.com/works/sakyo-kyoto-m/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑥兵庫県赤穂市のマンション:58,300円
兵庫県赤穂市のマンションのゴミ屋敷の片付け費用は58,300円でした。
作業人数1人、3時間の作業でバン1台分のゴミを回収。部屋の状態は汚いものでしたが、ゴミの量はさほど多くなかったことから、費用もさほど高くはありませんでした。
ゴミ屋敷だとは思っても、ゴミがそこまで多くなければこの程度の費用でゴミ屋敷の片付けが行えるということです。
事例:https://777fukujin.com/works/ako-hyogo-d/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑦埼玉県さいたま市のマンション:154,000円
埼玉県さいたま市のマンションのゴミ屋敷の片付け費用は154,000円でした。作業人数2人による、4時間の作業でおよそバン1台分のゴミを回収。
バン1台というゴミの量は先の事例と同じですがゴミ屋敷環境の差によって費用が変わることが分かっていただける事例です。
事例:https://777fukujin.com/works/iwatuki-saitama-n/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑧東京都東大和市の一軒家:79,800円
東京都東大和市の一軒家のゴミ屋敷片付け費用は79,800円でした。
一軒家の方がマンションよりも高そうだと思っている方も多いかと思いますが、作業人数2人による2時間の作業は駐車場のみの片付け依頼だったのでこの程度の費用となりました。
事例:https://777fukujin.com/works/higashiyamato-tokyo-a/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑨和歌山県和歌山市のマンション:30万円
和歌山県和歌山市のワンルームマンションのゴミ屋敷片付け費用は30万円でした。作業人数3人による2時間の作業にてゴミはハイエース1台分。
部屋の中に溜め込んでいたゴミを片付けるだけで、綺麗なフローリングが見えてくると、それまでとは大きく異なる印象のお部屋となりました
事例:https://777fukujin.com/works/wakayama-t/
ゴミ屋敷業者の費用・料金事例⑩岐阜県岐阜市のアパート:280,000円
岐阜県岐阜市のゴミ屋敷の片付け費用は280,000円でした。
作業人数4人による3時間の作業は2トントラックおよそ1台分のゴミを回収。ゴミは多かったものの、家屋そのものは綺麗だったのでゴミがなくなるだけで部屋の印象が大きく変わりました。
事例:https://777fukujin.com/works/gifu-s/
ゴミ屋敷の片付けを自力で行う場合の費用
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の費用はご紹介させていただいた通りです。では自力でゴミ屋敷を片付けた場合、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。
大まかにですが算出してみるとしましょう。
ゴミ屋敷を自力で片付けた場合の費用
自力でのゴミ屋敷片付けで発生する費用の一つが備品です。自力ではあっても、軍手やゴミ袋程度は用意しておきたいところ。いずれも100円均一でも販売しているので安価な費用で手に入ります。
自力でのゴミ屋敷片付け費用がかかるケース
自力でのゴミ屋敷片付けで費用がかかるケースとして考えられるのが粗大ゴミが多い場合です。自治体のゴミ収集車では回収できないゴミが多いゴミ屋敷の場合、分別してゴミ収集所に持っていくのではなく、自治体が定める粗大ゴミ処分の手順に従うことになります。
別途費用がかかるだけではなく、事前に申し込みも必要で、場合によっては何日も後の回収となることから、費用よりも手間がかかることがデメリットだと感じる人も多いようです。
時間=お金という考え方なら自力でも費用がかかる
もしもゴミ屋敷の片付けのために会社・仕事を休めばお給料が減る分、費用がかかると考えることもできます。会社員で有給休暇を取得できるなら良いでしょう。
じかしフリーランスや自営業の方は、仕事を休んだ分の所得が発生しません。一日の所得がゴミ屋敷依頼費用よりも高額であれば、仕事を休んで自力でゴミ屋敷片付けを頑張るより、専門業者を依頼した方がコストパフォーマンスは高くなります。
お金がないけどゴミ屋敷の片付けを依頼したい
基本的に、専門業者にゴミ屋敷片付けを依頼すれば費用が発生します。しかしクレジットカード払いや分割払いに対応している業者であれば月々の費用を抑えることができます。
また、不用品の買取システムを導入している業者であれば、買取分費用に補填され、相殺されます。お金がないと悩んでいる方は、これらを参考にしてみてはいかがでしょうか。
ゴミ屋敷片付けの費用面でのおすすめ業者の選び方
ゴミ屋敷の片付け業者は多々ありますが、ここでは費用面に関しておすすめの業者のポイントをいくつかご紹介しましょう。
業者の選び方① ゴミ屋敷片付け費用が明朗
公式ホームページにゴミ屋敷の具体的な費用が記載されている業者がおすすめです。逆に「詳しくはお問い合わせください」「ご相談ください」と、具体的費用が記載されていない場合、「問い合わせ」というアクションを一つ挟まなければ費用が把握できません。
その点、公式ホームページに費用が記載されている業者であれば、問い合わせることなく費用を把握できるので、依頼した場合の予算感を含めた計画を立てやすいです。
業者の選び方② 常にゴミ屋敷費用が同じ
ゴミ屋敷の片付け費用がシーズンによって変動する業者もいます。専門業者は年末年始や土日、お盆、長期連休等が依頼が増えるタイミングです。そのため、上記のタイミングだけ高い費用を設定している業者もあります。
忙しい時期の費用を高くすることは決して悪いことではありませんが、費用が変わる業者に依頼すると、意見の齟齬が出る可能性があります。
安い費用だと思って依頼したら、実はその日は繁忙期費用で思っていたよりも高額費用となってしまったというケースもあります。このようなリスクを回避するためにも、常に同じ費用の業者を依頼した方が良いでしょう。
業者の選び方③ 費用をかけずにできることを用意している
ゴミ屋敷の片付け作業に費用が発生するのは当然ですが、見積もりや特急料金、深夜作業料金等を無料に設定している業者は安心です。
特に見積もりに関しては、軽い気持ちで見積もりを依頼したものの、費用を請求されるようでは損をした気持ちになってしまうのではないでしょうか。
費用はトラブルになりやすいからこそ
また、トラブルの温床になりかねません。「無料だから依頼した」「すべて無料だとは言っていない」といった水掛け論的なトラブル事例もあります。
しかし、これらを元々無料で提供している業者であれば、そのようなトラブルは発生しません。
業者の選び方④ 損害補償に加入している業者
ゴミ屋敷費用とは別に、損害補償に加入している業者もおすすめです。なぜなら、「もしも」はいつ起きるか分かりません。
業者も万全を期して作業を行っていますが、何らかのミスを起こしてしまったり、ゴミ屋敷の場合は床や柱といった住宅施設が腐敗しており、思わぬ損傷をもたらしてしまうケースも0とは言い切れません。
しかし損害補償に加入している業者であれば、そのような時に補償があるので安心です。ある意味、費用よりも重要な部分です。
ゴミ屋敷の費用についてのまとめ
ゴミ屋敷の費用はゴミの量やゴミ屋敷環境等、作業量に応じて変わります。
しかし、実際に依頼してみなければ分からない部分もあります。そのため、事例等を確認し、実際に依頼したらどれだけの費用が掛かるのかをシミュレーションしておくのも良いでしょう。
また、明朗会計や常に同じ費用、さらには損害保険に加入している業者等であればトラブルが発生するリスクが軽減します。
これらを元に、ゴミ屋敷の片付けを任せられる業者を探して依頼してみましょう。