朝晩だけでなく、日中の気温も低くなってきて肌寒さを感じられるようになりました。
冬が迫ってくると、年末の大掃除が頭をよぎる人も少なくないでしょう。
年末はお正月の準備や、帰省、旅行などやることが多いので、効率よく掃除を済ませるには早めの行動が大切です。
とはいえ、毎日の家事と子育て、仕事に追われながら大掃除も進めていくのはそう簡単ではありませんよね。
そこで今回は、年末の大掃除を効率よく、手間をかけずに終わらせるハウスクリーニングのコツについてご紹介いたします。
目次
年末の大掃除は「すべてを年末にしないこと」が重要!
“年末大掃除”というと、年末年始のお休みに入ってからするという人が多いでしょう。
しかし、大掃除は必ずしも年末にする必要はありません。
年末は家のなかが慌ただしい!
年末は普段の家事に加えて、おせち料理を作ったり、帰省の準備をしたり、何かと慌ただしいですよね。
また、学校や会社がお休みに入ると、家族が自宅で過ごすことが多いため、ハウスクリーニングもしづらくなります。
コンロもフル稼働しますから、キッチンの掃除や片付けどころではありませんよね。
年末に大掃除をすると、時間的にも体力的にも、キャパオーバーをして頑張りすぎてしまうこともあるため、結果的に体調不良を起こしてしまうなんてこともありえます。
日ごろからこまめに掃除をしておくことが大事
すきま時間を見つけては、日ごろから少しずつ家のなかをキレイにしていくことが重要です。
例えば、いつもの家事に加えて、「今日はトイレの黒ずみを掃除しよう」など、何か1つ済ませておくと、大掃除の手間が減らせます。
また、毎日使うキッチンは汚れたままにせず、1日の終わりにしっかり汚れを拭き落としておくなど、キレイをキープする努力をすることも大切です。
落としにくい油汚れも、付着してすぐなら簡単に掃除できます。
毎日こまめに掃除をしておけば、頑固な油汚れが蓄積することも避けられるので、大掃除がぐっとラクになるのです。
冷蔵庫も、食材を買い出しに行く前に、庫内のゴミや野菜くずを取っておく、拭き掃除しておくと掃除の手間が省けます。
ハウスクリーニングの順番
年末に大掃除をする際は、手のかからない部分から順番に行っていくと、効率よくハウスクリーニングが進みます。
掃除や片付ける箇所が多い部分から手をつけてしまうと、1箇所がなかなか終わらずにやる気も低下してしまいがちです。
さっとハウスクリーニングが済ませられる部分を先に行いましょう。
ハウスクリーニングの順番を以下にまとめました。
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玄関は面積が狭く、掃除する部分が比較的少ないので、一番最初に行いましょう。
水回りは、トイレ、洗面台、浴室と、普段掃除をする頻度が多く手間がかからない部分からキレイにします。
窓は、窓数が少ない部屋から、掃除する箇所が多いリビングは後回しにするようにしましょう。
部屋の掃除箇所別、ハウスクリーニング方法
大掃除とは言っても、どんな風に掃除をすればよいのかイメージが湧いてこない方もいるでしょう。
また、ハウスクリーニングをするには、事前に必要な道具や洗剤などのアイテムを揃えておく必要があります。
年末年始は大掃除をする家庭が多いことから、アイテムが品薄になる場合も少なくありません。
年末の忙しいときに、掃除アイテムを買い出しにいくのも手間がかかります。
そうならないためにも、部分別の掃除方法を事前に把握しておくことが重要です。
今回は、玄関とトイレの掃除方法をピックアップしてご紹介いたします。
効率の良いハウスクリーニング①玄関
玄関は家のなかでも面積が狭く、掃除をするのにそこまで時間がかからない場所です。
人を迎え入れる玄関をキレイにすることは、家の運気を上げるのにも良い効果があるので、まずは玄関から掃除を始めましょう。
玄関のハウスクリーニングで用意するもの
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靴箱からいったん靴を取り出し、砂やほこりをかき出します。
傘や靴を整頓し、使っていないものは断捨離をしましょう。
靴箱の砂やほこりを取り、消毒用エタノールでさっと拭いてカビを防止しましょう。
汚れがなかなか落ちない部分は、メラニンスポンジでこすります。
玄関の壁やドアを掃除する際は、雑巾を使って、水拭き、乾拭きをすることで、普段の掃除では取れないような汚れもキレイにすることができます。
効率の良いハウスクリーニング②トイレ
毎日使うトイレは、普段から掃除をする頻度も多い部分でしょう。
しかし、便器だけでなく壁や床にも目には見えない汚れが蓄積しています。
便器内の汚れも、落ちやすい汚れだけでなく黒ずみや水垢も溜まっているので、大掃除の際は、頑固な汚れもしっかり掃除しましょう。
トイレのハウスクリーニングで用意するもの
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トイレマットやカバー、タオル類は、年末ではなく時間のある時に洗濯を済ませておくことが大切です。
大掃除の際は、便器、壁、床の3箇所を徹底的にキレイにします。
まずは、トイレ用の中性洗剤で、タンク外側と手洗い器を噴き上げます。
なかなか落ちない水垢は、使い古しの歯ブラシでこすると落としやすいです。
タンク内に発生した黒カビや便器内の黒ずみは、酸素系漂白剤を使います。
トイレ用ブラシや歯ブラシで、黒ずみをこすり洗いしましょう。
便器に溜まった尿石汚れには、酸性洗剤で溶かし落とします。
尿石部分にトイレットペーパーを敷いてから酸性洗剤をかけると、汚れに浸透するので落ちやすいです。
ただし、塩素系と酸性洗剤は同時に使うと有毒ガスが発生する恐れがありますので、混ざらないよう十分注意して掃除を進めていきましょう。
時間と手間のかかる部分はプロのハウスクリーニングを活用
エアコンやレンジフードなど、自分ではなかなか汚れが落とせない部分は、思い切ってプロのハウスクリーニングへお任せするのも一つの手段です。
自分では時間がかかる掃除も、プロなら短時間でピカピカに仕上げてくれます。
ただし、年末年始はハウスクリーニング業者も繁忙期のため、とても混み合います。
予約がとれづらいことはもちろん、年末の忙しい時期は料金が高い場合もあるため、早めに依頼を済ませておくようにしましょう。
日頃からこまめに掃除をする習慣を身に着け、ハウスクリーニングのコツを掴み、プロも活用して、年末の大掃除も比較的ラクに乗り切りましょう!