家具は日常生活の中でなくてはならない大切なものですが、経年劣化・損傷、あるいは生活環境の変化等、不要になったら処分しなければなりません。
しかし家具は貴重な物であり、かつニーズもあります。
例え自分自身にとっては不要な家具であっても、他の人が見れば「まだまだ使える」「是非使いたい」と思う物もあります。
規定のルールに従って家具を処分するとなれば費用が掛かりますが、方法によってはお金を得られる場合もあります。
そこで、家具を少しでもお得に処分するための方法をご紹介します。
目次
家具を処分してお金にする方法
価値のある家具であれば、処分することでお金になる可能性があります。
そのための方法をいくつかご紹介します。
フリマアプリやオークションを活用する
スマホで手軽に行えるフリマアプリやオークションを活用し、家具を処分してみましょう。
フリマアプリにせよオークションにせよ、スマートフォンで家具を撮影し、出品するだけです。
既にフリマアプリやオークションのアカウントを取得・登録している場合、簡単な作業だけで出品できます。
出品した商品に購入希望者が現れることで、取引が成立し、処分できます。
注意点は、大型の家具の場合、送料が高くなります。
いくら家具が安くても、送料が高くなってしまうと購入を躊躇う人も出てくることでしょう。
利用者が多い点もメリット
フリマアプリやオークションは多くの利用者がいます。
そのため出品が埋もれてしまうケースや必ず買い手が付くとは限りませんので、引っ越し等、急ぎの時には、期日までに処分できない可能性もあります。
リサイクルショップへ持ち込み処分する
リサイクルショップへ持ち込み、処分する方法もあります。
この場合も、フリマアプリやオークション同様、お金を得られます。
また、店頭に持ち込みますので、いわば即決です。
フリマアプリやオークションのように、買い手が登場するのを待つのではなく、買い手である業者のお店まで出向きますので、その場でお金となります。
期日が迫っているので早く処分したい場合には、フリマアプリやオークションよりも有効でしょう。
リサイクルショップ利用時の注意点
注意点としては、リサイクルショップまで持ち込まなければならない点です。
訪問買取に対応しているリサイクルショップであれば、業者が自宅まで来て買取ってくれます。
しかし、訪問買取に対応していないリサイクルショップで処分する場合、店頭まで自力で運ばなければなりません。
大型家具の場合、マイカーを所有していても大きな負担となるでしょう。
リサイクルショップによって買取価格は異なる
リサイクルショップの家具の買取価格は、いわば言い値です。
家具の買取には、例えばCDやゲームソフトのような相場がありません。
リサイクルショップ側が売れると思えばそれなりの額での買取になります。
しかし売れないと思えば、購入価格の何十分の一と低額の買取価格を提示されるケースもあります。
家具を有効活用してもらいたい場合の処分方法
自身では不要となってしまったものの、まだまだ使える家具、あるいは本当は使い続けたいものの引っ越し先の間取りと合わない、リフォームすることになったので不要になるなど、やむにやまれぬ事情で処分を強いられるケースもあるのではないでしょうか。
そのような家具は、できればまだまだ使ってもらいたいと思うものです。
そこで、家具を有効活用してもらいたい場合の処分方法もご紹介します。
友人や知人に家具を譲る
家具を欲している友人や知人に譲る方法です。
家具をゴミ・不用品として処分するのではなく、使用を前提に譲渡することで、有効活用が可能です。
リサイクルという観点から素晴らしい方法ではありますが、家具を欲している友人や知人を見つけなければなりません。
周辺に家具を欲している友人や知人が見当たらない場合は、他の方法を模索しなければなりませんので、急いでいる時には不向きな方法です。
自治体・行政のリサイクルサービスを利用する
ゴミ問題に真剣に取り組む自治体が増えています。
ゴミの減量の一環として、リサイクルイベントを開催している自治体もありますので、出品者として不要な家具を提供し、他の人に譲渡する形で処分する方法もあります。
お金にはなりませんが、友人や知人への譲渡同様、家具の有効利用になります。
但し、すべての自治体にて行われているものではありませんので、お住まいの自治体で、家具を含めた不用品のリサイクルイベント・サービスが開催されていないか確認してみましょう。
開催されている自治体にお住まいであれば、家具の処分方法として有効活用してみましょう。
譲渡アプリを利用する
まだまだ知名度が高いとは言えませんが、いわゆる「譲渡アプリ」を活用し、不要となった家具を譲渡する形での処分も可能です。
譲渡アプリは無料で譲渡したり、あるいはお金を設定して売却することも可能です。
住まいの地域にて検索が可能なので、フリマアプリやオークションのように、遠方まで発送する可能性が低く、移送の手間が簡略化されます。
家具のように大きな物ですと、移送するだけでも大変ですし、運送業者を利用すれば送料も高くなってしまいます。
ですが、近くの住人相手であれば、送料負担も軽減されますし、無料であれば取引も成立しやすいです。
利用者が多いとは言い難い
「譲渡アプリ」は、フリマアプリやオークション程の知名度はありません。
そのため、譲渡希望者の絶対数が少ないことから、フリマアプリやオークションの方が相手を見つけやすいとの指摘もあります。
手間や時間をかけずに家具を処分する方法
「お得」とは、お金だけを指すものではありません。
自治体で処分してもらうよりも、時間や手間がかからない処分方法もまた、お得だと考えてよいのではないでしょうか。
そこで、時間・手間という観点からお得な処分方法もいくつかご紹介します。
引っ越し時に業者に依頼する
引っ越しする場合、家具の処分に対応している引っ越し業者があります。
家具だけではなく、不用品の処分を引き受けてくれる引っ越し業者もあります。
引っ越しを依頼する際に、新居に運んでもらう荷物と処分してもらう荷物に分類し、その場での処分が可能です。
引っ越し時という限られた条件ではありますが、その場で処分してもらえますので手間はかかりません。
また、買取に対応している引っ越し業者であれば、引っ越し料金から家具の買取代金を差し引くので、引っ越し料金が多少お得になります。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者であれば、条件を問いません。
いつでも依頼した時に、家具、さらには他の不用品も同時に回収してくれますので手間も時間もかかりません。
例えば家具だけではなく、自転車、健康器具、衣服等、ジャンルの異なるものであっても、不用品回収業者であれば全て回収が可能です。
ただし、不用品回収業者も様々です。
信頼できる不用品回収業者を選ぶことが求められますので、ある程度情報収集が必要です。
家具の処分は様々な方法がある
家具をお得に処分したいと思ったとき、その方法は様々です。
そのため、何を求めるのかによって、ベストな選択肢は変わります。
自身の置かれている状況や、家具をどのように処分したいのかを考え、適切な方法を選択することが求められます。