コラムblog
汚部屋と呼ばれる汚い部屋は、なぜ生まれてしまうのでしょうか。
誰もが汚部屋にしたいと思っている訳ではないものの、気付けば汚部屋になってしまっている人もいます。
そこで、なぜ汚部屋になってしまうのか、心理面から解説します。
目次
誰しも汚部屋にしようと思って汚部屋にする訳ではありません。
汚部屋となってしまっている人の多くが、気付けば汚部屋になって困っています。
そこでなぜ汚部屋となってしまうのか、その心理をいくつかの角度からご紹介しましょう。
汚部屋ではあるものの、本気で整理整頓や片づけを行えばいつでもすぐに汚部屋を解消できると考えている人もいます。
綺麗ではないことは認めているものの、掃除をすればいつでも解消出来るとの思いがあることから、汚部屋をさほど問題視していません。
しかし、このタイプの汚部屋住人が本気を出して清掃する機会はなかなかありません。
結局は掃除をしない自分への言い訳であって、本気で掃除をするつもりはありません。
確かに汚い部屋ではあるけれど、誰かが遊びに来るわけではないので困っていないと考える人もいます。
このような心理の汚部屋住人もいます。
汚いとは自覚しているものの、誰も来ないので自分さえ許容できれば問題なしと思うのです。
むしろ誰かに迷惑をかけている訳ではないので、汚部屋のままでも良いかなと汚い部屋に正当性を与えてしまうのです。
一人暮らしで、かつ毎日が忙しい人にとっては、汚部屋よりも仕事の方が断然優先順位が高いことでしょう。
それこそ自宅には寝に帰るだけです。
夜遅くに帰宅し、朝早くに出社する生活を繰り返していれば、汚部屋というよりも家そのものにあまり関心を持てなくなってしまうものです。
そのため、汚部屋になっても部屋にいる時間が短いのでさほど害がないのです。
昨今、ゴミの出し方は多くの自治体で細分化しています。
リサイクルや環境問題を受け、できる限りゴミを減らし、かつリサイクルできるものはリサイクルする風潮が高まっています。
そのため、ゴミの出し方が良く分からない人が増えています。
ゴミの出し方が分からなければゴミを捨てることが出来ません。
そして次第に汚部屋となってしまいます。
ですが、ゴミの出し方が良く分からないから仕方ないと開き直りの心理が働いている人が多いです。
汚部屋を片付けるためには行動あるのみですが、行動に移すためには、どのような心理が良いのかを知っておくのも良いでしょう。
心理状態は人それぞれ気の持ちよう次第な面があります。
ですが、意識することで汚部屋解決の糸口が見えてきます。
汚部屋は誰かが解決してくれるものではないと自覚することが大切です。
確かに汚部屋は誰にも迷惑をかけていないかもしれませんが、汚部屋は部屋の見えない所にダメージを与えます。
虫が巣食ったり異臭が部屋に染みついてしまうこともあります。
かといって誰か勝手に汚部屋を解消することはありません。
あくまでも汚部屋を片付けられるのは自分だけだと自覚しましょう。
汚部屋にしてしまう心理で紹介しましたが、誰にも迷惑をかけていないからと汚部屋にしてしまう人もいます。
ですが、厳密には汚部屋にすることで迷惑をかけるケースがあります。
汚部屋から異臭や腐食すれば不動産所有者は迷惑を被ります。
確かに表面上は誰にも迷惑をかけていないように見えるかもしれませんが、それは自身が迷惑をかけていることに気付いていないだけです。
忙しい、ゴミ出しのルールが難しいからと汚部屋にしてしまっている人は無責任と考えることもできます。
忙しいから仕方がない、ゴミ出しのルールが難しいから仕方ないという心理は、いわば他人任せです。
忙しいのも、ゴミ出しのルールを把握しないのもすべては自己責任です。
そして、誰かのせいにしたり、仕方ないと開き直ったところで何もしなければ解決しません。
転勤が決まったり、汚部屋が明るみになって管理人から退去を迫られるなど、強制的に家を離れることになった場合どうするのかを考えましょう。
「部屋が片づかないので引っ越しできません」は通用しません。
汚部屋の問題解決のための 具体的な解決方法についてもいくつかご紹介しましょう。
汚部屋の状態とは物が多い状態です。
収納よりも多いことからどこに片付ければよいのか分からず、汚部屋になることもあります。
つまり、収納と物のバランスが比例していませんので、とにかく物を捨てましょう。
それまで汚部屋として無造作に転がっていたものが大切なものだとは思えません。
床にあるものはすべて捨てるくらいの勢いで物を捨てていきましょう。
汚部屋は一日で解消する必要はありません。
あくまでも自分の部屋です。
一度に問題を解決するのではなく、コツコツと進めることも大切です。
例えば一日ゴミ袋一杯分と決めて取り組むのもよいでしょう。
一度に片づけようとすると、到底一日では難しいことから片付けのモチベーションを低下させてしまうこともあります。
一度に片づけようとするのではなく、コツコツと時間をかけて掃除をするという選択肢もあります。
捨てるのではなく、フリマアプリに出品していくらで売れるのかを楽しむなど、汚部屋解消に娯楽性を出すのも良いでしょう。
無機質に片づけるだけでは面白くありませんが、娯楽性があれば、汚部屋解消のモチベーションも変わってくるのではないでしょうか。
フリマアプリだけではなく、オークションサイトも良いでしょう。
売れた金額で何かを購入することを目的とするなど、娯楽性を追求することで心理面も変わることでしょう。
汚部屋解消を引き受けてくれるサービスもあります。
お金こそかかりますが、自分の手間はかかりませんので、業者に依頼するのも手です。
業者であれば要望に合わせて汚部屋を解消します。
むしろ自分で頑張るのが面倒な人は、不用品回収業者など丸投げ可能な業者に依頼した方が効率が良いです。
汚部屋を生むのは、仕方ないという心理や誰にも迷惑をかけていないといった心理的な要因もあります。
しかし、目に見えていない部分で迷惑をかけていますし、何より汚部屋は自らで動かなければ解消しません。
一方で、汚部屋解消を引き受けてくれるサービスもありますので、自力で汚部屋解消にチャレンジするのが面倒な場合、業者に依頼した方が手っ取り早く汚部屋解消が実現します。
選択肢は多々ありますので、自分に合った方法、心理にマッチした方法で汚部屋を解消しましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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