現代社会における生活とは、仕事に勉強、プライベート、子育て、介護などで毎日を忙しく過ごしている人が多くいます。
忙しく過ごすうちに段々と疎かになる家事が出てくるでしょうが、その中でも部屋の片付けや掃除は疎かになりやすい家事の代表です。
部屋が物やゴミで溢れて散らかった状態のことを今では「汚部屋」と呼ぶようになってきましたが、今この状態になる人が増えています。
普通に生活しているだけで汚部屋になる人には、どのような心理が働いているのでしょうか?
ここでは汚部屋を生んでしまう人の心理状態と、汚部屋にさせないためのポイントについて解説します。
目次
汚部屋化させる原因とは何か
部屋が散らかっている、という状態は日常では誰にでもよくあることですが、汚部屋になるまでに放置していた人の場合にはそうなる原因があります。
部屋のスペースに対して物が多い
汚部屋やゴミ屋敷になる原因の一番の特徴として、物の多さが挙げられます。
汚部屋やゴミ屋敷で生活している人は部屋のスペースに対して物量を遥かにオーバーしているケースがほとんどです。
部屋で過ごしているうちに物を収納する場所がなくなってくると、テーブルに置いたり椅子に掛けたりするようになり、やがて床やベッドに直接物を置くようになります。
床が物で溢れている状態にまでなったなら立派な汚部屋です。
物の定位置を決めていない
「ヘアワックスは洗面台」
「アイシャドウはドレッサー」
「アルミホイルはキッチン」
など、アイテムを属性で分けて各エリアに置いておく
…ここまでは多くの人が理解できていると思います。
ではヘアワックスは洗面台のどの引き出しに入れているのか、化粧品はファンデーション類やリップ類などジャンル分けして収納されているのか、アルミホイルは何番目の戸棚に入れているのか
…ここまで考えることが物の定位置の概念です。
これが決まっていないと、使ったまま適当な場所に置いて放置されることが重なって散らかることになります。
後回しにする癖がある
使ったものを元の位置に戻すことが面倒で「後で立った時にでも片付けよう」と考えることは一見理に適った効率的な動きに思えますが、こういった思考の人は実際に立った時にはすでに使ったものを片付けることを忘れています。
後回しにする癖がある人は、こういった積み重ねによって部屋に物が散乱するようになるのです。
勿体なくて物が捨てられない
普段使っていないにもかかわらず、勿体なくて手放すことができないと感じているものはありませんか?
例えば…
- サイズアウトして着られなくなった服だけれど当時高かったから手放せない
- 好きなブランドのショッパーだから何かの時に使うかもしれない
- テーマパークのお土産で貰ったクッキー缶が後で何かを入れるのに役立つかもしれない
まだ使えるものを手放すというのは難しいことですし、しかも思い入れがあるものとなると尚更です。
そういった気持ちかが積み重なって物が増えていくことになるのです。
つい衝動買いをしてしまう
買い物することは楽しいですよね。
しかも赤い色で「SAIL」や「半額」と書かれていると尚更興味が沸いてきます。
安く手に入れられてラッキー、とその場で満足いく買い物ができたとしても、果たしてそれは本当に自分にとって必要なものだったのでしょうか?
買った理由が「欲しいから」ではなく「値段の安さ」だったのではないですか?
このタイプの人は似たような系統の服を多く所有していることが多いです。
その分洋服全体の量が多くなり、行く行くは服がクローゼットから溢れることになります。
部屋が片付けられない人の心理状態
汚部屋化させる原因について述べましたが、そもそもその原因を作り出した要因とは何なのでしょうか?
汚部屋に住んでいる人の心の中にはこういった思いが隠れています。
部屋が散らかっていても生活できるから困らない
汚部屋を放置している人の中には、部屋の中が汚部屋になっていても暮らすことに不自由を感じていない、ということが挙げられます。
- 床に落ちているものは足でどければ問題なく進める
- キッチンが物で溢れていても、そもそも料理をしないので困らない
- 物が乱雑に積み重なっていてもどこに何があるか把握しているので支障がない
- ベッドに物が多く乗っているので変な体勢で寝ていたけど慣れてしまったので平気
このように、散らかった状態の部屋が常態化することによってそのうちこの環境が日常であるかのように錯覚します。
他人に迷惑をかけているわけではないので問題ないと考えている
自身の部屋が汚部屋になっていることを自覚していても慌てて掃除する理由はない、なぜなら自身が暮らす上で「何も困っていないし、誰にも迷惑をかけていないから」そのように考える人も中にはいるでしょう。
しかし、本当に他人に迷惑をかけていないと言い切れるのでしょうか?
自分では気づかないだけで、ゴミなどの悪臭が近所にまで匂いが漏れているかもしれません。
部屋に放置したゴミから繁殖したコバエが隣の家にまで入り込んで迷惑しているかもしれません。
もし大家さんや管理会社に部屋の中を見られたら退去するように言われるかもしれません。
直接クレームを言われていないだけで、汚部屋によって本当は誰かに迷惑をかけているかもしれないのです。
他者に対してそこまで考えが至らない人が、このような考えを持ちます。
本気出せばいつでも部屋の片付けができると思っている
「今は汚部屋だけど、誰かが来る予定ができたらばっちり掃除できるから大丈夫!」
このような考えの人の中には、過去に散らかった部屋をきれいにした成功体験を持っている人が多いです。
以前も成功したのだから次もやればできるだろうと考えています。
確かに汚部屋をきれいにしなければいけない理由があれば、自力で片付けることができるのかもしれません。
しかし、その「理由」はいつになったらできるのでしょう?
理由があれば実行できるけれど、理由がなければ現状維持のままです。
汚部屋を片付けることが面倒であることは恐らく変えられない事実なので、自ら理由を作ることはこの先もないでしょう。
物を捨てた後で損や後悔をしたくないと考えている
ものを大事にする精神、この心持ち自体は大変結構なことだと思います。
ただし、部屋に納まりきれない程の物を抱えているとしたら、自身の生活をも圧迫していることになるので手放す必要があります。
このために物を手放すのだとしても「ものを大事にしていない」ことにはなりません。
そのことが分かっていながらも物を手放さない理由とは何でしょう?
人は得をすることよりも損をしたくない生き物だと言われており、これをプロスペクト理論と言います。
プロスペクト理論によって、不要品を手放すことで…
- 後で「やっぱり取っておけばよかった」と思うことがあるのではないか?
- 手放したものはもしかしたら他人から見たら価値が高いものだったのでは?
このように考えます。
人は損失を回避する傾向があり、現実の損得と心理的な損得とが一致しないことがあるのです。
汚部屋に住み続けることによって起こる悪影響
汚部屋に住み続けても問題ないと考えても、実際にはあらゆる方面に悪い影響が出ています。
汚部屋がどれだけデメリットを生むことなのかを理解しましょう。
ダニやゴキブリなどの害虫が発生する
汚部屋の環境は害虫にとって餌が豊富で身を隠すところがある快適な空間です。
特に夏場にコンビニ弁当の食べ残しやカップラーメンのスープを放置していると、あっという間に害虫が沸きます。
コバエやゴキブリが汚部屋の中で繁殖すれば、食中毒や感染症を起こす可能性がありますし、ダニに至ってはハウスダストの原因となるため、吸い込むことで喘息やアレルギー性鼻炎などの病気を誘発することになります。
害虫が棲みつく部屋は衛生上、健康上ともに悪影響です。
悪臭を放つことで近隣住民とトラブルになる
汚部屋における生ごみの不始末やカビの放置によって悪臭を放つようになります。
臭いはわずかな隙間からでも漏れてしまうため、隣近所にも悪臭が漂うことになるでしょう。
もし悪臭の原因が汚部屋からだと隣近所に知られたらクレームになりますし、管理会社に連絡されれば最悪退去を命じられるかもしれません。
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運気が下がる
汚部屋で暮らしていると、まず自己肯定感が下がります。
なぜ周りの人は片付けができるのに自分はできないのだろうか、そうやって他人と比較してしまうと自分の価値が下がったような気持ちになります。
自己肯定感が下がることでネガティブになり、チャレンジ精神や新しい出会いにブレーキが掛かるようになるのです。
風水に科学的根拠はありませんが、風水的にもネガティブになるような環境は運が逃げるとされています。
汚部屋にならないためのポイントとは
汚部屋になる心理的な理由と汚部屋に住み続けるデメリットが分かったところで、どうしたら自身が汚部屋化しない人になれるのでしょうか?
汚部屋にならないためには、毎日以下のことを意識して過ごすことが重要です。
不要なものはどんどん捨てる
物が多すぎるが故の汚部屋なので、目についた不用品はどんどん捨てるようにしましょう。
要る物か不要なものかを判別するためには段ボール箱を用意して「取っておく用の箱」にして、ジャンルを問わず、要るものは一旦その中に入れておきましょう。
不要なものはゴミ袋に入れていきます。
これは使うかな?もう使わないかな?悩んだものがあればこちらも一旦段ボール箱などに「後で決める箱」として入れて、まとまった時間がある時に判断して箱の中身を減らしていきましょう。
物の定位置を決める
物の定位置を決めておくことで使った後に戻す習慣が作られます。
その習慣さえ身に付けば探し物が減りますし、部屋も散らかりにくくなるでしょう。
物の定位置を覚えきれない時は、マスキングテープに名称を書いて定位置に貼っておけば何度か使って戻すうちに記憶されるでしょう。
収納スペースがいっぱいであれば、先に不要品の処分を進めてください。
毎日少しづつ片付ける
毎日部屋の掃除をするとなると心理的なハードルが上がるので、毎日少しずつ続けていける範囲で捨てていきましょう。
例えば、平日はゴミ袋に不要なものを毎日必ず3つ以上入れることを目標にして、週末はそのゴミ袋をゴミ出しする、などのルーティンを作ってコツコツ進めていくと無理なく続けられます。
ここで重要なことは継続させることです。
自身が継続できそうなオリジナルのルーティンを考えましょう。
自力での汚部屋の片付けが難しいならゴミ屋敷バスター七福神にお任せください
心身ともに疲れている時に汚部屋の掃除をすることは苦痛でしかありません。
かといってそのまま汚部屋を放置して過ごすことも精神衛生上悪いままです。
一度家の中を真っさらにリセットしたい、きれいになった部屋でゆっくり過ごしたい、そんな時はゴミ屋敷バスター七福神にお任せください。
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ゴミ屋敷バスター七福神の汚部屋・ゴミ屋敷清掃の基本料金
ゴミ屋敷バスター七福神の基本料金は以下になります。
特急料金、深夜料金は一切掛かりませんので、お客様のご都合の良い日時をご要望ください。
間取り | 御料金・費用(税込) |
---|---|
1R/1K | 33,000円〜 |
1DK | 55,000円〜 |
1LDK | 88,000円〜 |
2DK | 121,000円〜 |
2LDK | 154,000円〜 |
3DK | 187,000円〜 |
3LDK | 209,000円〜 |
4DK | 242,000円〜 |
4LDK | 264,000円〜 |
また、相談やお見積もりは無料で行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
汚部屋から抜け出すためには自身の心と向き合おう
汚部屋を作る要因には「いざとなったら何とかする」「誰にも迷惑をかけていない」という心理的状態があります。
しかし、実際には他人に迷惑をかけることもありますし、汚部屋は自分から動かなければ改善されません。
思い立ったその時に、毎日コツコツとできることから始めていきましょう。
直ぐにでもリセットしたい、自力で片付けるのは無理だと判断した場合は専門業者に依頼することで、迅速に汚部屋を片付けることができます。
一度業者に部屋をきれいにしてもらってから、汚部屋にしない習慣を始めるのも一つの手です。
様々な選択肢があるので、自身に合った方法を選び、汚部屋の解消に取り組みましょう。