コラムblog
「汚れた部屋で子育てしても子供に影響はないのか…」
「子供のためにも部屋を清潔に保ちたいが何から始めていいか分からない」
「気がついたらゴミが散乱している汚部屋状態になってしまった」
もともと掃除が苦手で、子育ての忙しさで部屋がますます片付かなくなる状況はよくあることです。
上記のような悩みを持つ子育て世代の方も少なくないでしょう。
この記事では、汚部屋での子育てが子供に与える影響や、汚部屋を卒業して清潔な生活空間を保つための具体的な改善方法を解説していきます。
目次
子育て中に汚部屋になりやすいのは、主に以下の2つの理由が関係します。
子供の寝かしつけや、食事、入浴など、毎日子供のお世話はノンストップで発生します。
子育てに加えて、家族の洗濯や買い物、場合によっては仕事が入ってくる方も多いでしょう。
子育て中に汚部屋になる人に多い特徴として、以下の2つが観察されます。
- 配偶者や身近な親族にサポートをお願いできない
- 周囲にこの状況を知られるのが恥ずかしいと感じる
上記のような状況では、当然部屋を掃除する時間の確保は難しくなります。
いつか使えるかもしれないと放置してしまうことで、部屋がゴミで散乱した状態になる傾向にあります。
増え続ける物を整理するためにも捨てることが重要です。
子供のおもちゃや洗濯物、通販で購入した品々などで部屋が溢れかえった状態が日常化していくと、汚部屋となるリスクが高まります。
通販やネットショッピングで買い物がより簡単便利になったことも原因でしょう。
いま、より物を捨てることに意識を向ける必要があるのです。
部屋に物がない状態を寂しいと感じてしまい、片付けられないことで汚部屋化が進む人もいます。
大切な人や環境との別れなどによる焦燥感から、自分の心の隙間を埋めるように物を溜め込み始める人もいます。
その他、常にストックがたくさんないと安心できなかったり、そもそも汚部屋と感じていない場合もあります。
このような場合は自分自身での片付けは難しいかもしれません。
友人にサポートをお願いしたり、プロの清掃業者に依頼するのが良いでしょう。
汚部屋での子育ては子供の心身に悪影響を及ぼしかねません。
また、今は良くても数年後や大人になった時に影響が出てくる場合もあります。
以下に汚部屋での子育ては避けたい4つの理由をまとめました。
汚部屋にはダニの死骸や害虫の糞、埃などが溜まりやすくなります。
ですから、汚部屋で子育てをするとアレルギーや喘息の症状を引き起こすリスクが上昇します。
その他にも、以下のような健康被害を引き起こす可能性もあります。
- 目の痒み
- 鼻炎
- ダニに刺される
- 皮膚に発疹が出る
- 気管支炎や肺炎
特に小さいお子さんがいる場合には注意が必要でしょう。
育ち盛りの子供には脳と体を適度に休ませる時間が必要です。
しかし、汚部屋の場合、散乱している洋服やゴミから視覚・嗅覚・触覚などを通して過多な情報が伝わってきてしまいます。
ですから、脳が休まりにくい環境です。
また、ゴミが生活スペースを圧迫するため眠るための十分なスペース確保も難しくなります。
そうなると体をしっかりと休ませることも難しくなるでしょう。
結果として慢性的なストレス状態が続くことになります。
汚部屋に帰る度に落ち込んだり疲労を感じたりなど、精神的に不安定な状態となる可能性もあるでしょう。
子供が学校に通い始めるとクラスに友達もでき始め、家に招かれる機会も増えてきます。
汚部屋が当たり前だと思っていた状況から、きれいに整頓された家庭を見るようになることで自分の家との違いをはっきりと認識するようになるでしょう。
そうすると「自分の家は汚いんだ」「他の家とは違って変わっているんだ」と劣等感を抱くようになる場合もあります。
劣等感から、友人に家に行っていいか尋ねられても断り続けるかもしれません。
また、汚部屋であることを友達に知られ学校でからかわれ、噂の対象となってしまうケースも考えられます。
結果として、友達ができにくくなり孤独感を強く感じるような学校生活を送るようになる可能性もあるのです。
もし親が片付けを全くしなければ、子供は片付けの仕方を知らないまま育つことになります。
場合によっては快適な生活を送るためには片付けが必要という意識そのものが育ちにくいかもしれません。
よく「子供は親の背中を見て育つ」と言われる通り、子供は親の真似をして物事を覚えていきます。
言語も母親の話す言葉を最初に覚えるように、生活の仕方や片付け方においても母親のやり方を真似るようになります。
結果として、将来大人になっても片付けを苦手に感じる子に育つ可能性があるのです。
汚部屋での子育ては、子どもへの健康被害のリスクと心理的悪影響があります。
汚部屋での子育てを卒業するための改善には、以下の2つの方法が効果的です。
汚部屋の片付け方として、まずは自力もしくは友人に協力を依頼し部屋を掃除するやり方があります。
いずれにせよ計画を立てて根気よく行っていくことが大切になってきます。
コツは、一度に大量に片付けようと思わないことです。
大量のゴミを前に挫折してしまう可能もあるため、範囲を決めて少しずつ行いましょう。
可能であれば子供や家族の力も借りて行うと作業が一気に片付きますし、片付けを家族で学ぶ良い機会にもつながります。
以下のような悩みがある場合、プロの片付け業者に頼ると良いでしょう。
- 引っ越しなどのために片付けの期限が決まっている
- 片付けたいけれど何から始めたらいいかわからない
- 周囲に汚部屋であることを知られたくない
費用や日取りについて相談するためにも、まずは見積もり依頼からスタートです。
3社を目安に相見積もりをとると相場感がわかり、安心できるでしょう。
せっかく綺麗に片付けても、同じ生活習慣を送る限り汚部屋に逆戻りすることは明らかです。
片付け後、汚部屋に戻らないためには、片付けを習慣化する必要があります。
例えば、以下のようなルールを決めて習慣化することできれいな部屋が保たれるようになります。
- 使ったものは元の定位置に戻す
- ゴミを出す曜日と時間を決める
- 何か一つ購入したら一つ捨てる
決めたルールを紙に書き出し、毎日一つずつチェックしながら行うことで習慣化を定着させる効果も期待できるでしょう。
汚部屋での子育てには心身の健康被害へのリスクもあり、早期の改善が必要です。
しかし、長年の習慣が汚部屋を作り出しており、その改善には根気と時間が必要です。
お部屋を片付けたいが何から始めて良いか分からない場合には、プロの片付け業者に相談してみるのがおすすめです。
快適な生活環境を取り戻し、心身ともに健やかな状態で子育てができるよう、まずは環境を整えましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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