コラムblog
外に出ない生活が続き、特に若い人に汚部屋の住人が増えているそうです。
汚部屋での生活は、不衛生から健康被害を引き起こしやすくなります。
でも、汚部屋の弊害はそれだけではないんです。
「汚部屋に住んでいると運気が下がる」と聞いたことはありませんか?
部屋が汚いと、運気を下げ、人生に悪影響を及ぼすというのは本当なのでしょうか。
また逆に、片付けをすれば運気がアップするというのは本当なのでしょうか。
目次
汚れた部屋に住んでいると、さまざまな悪影響があります。
具体的には、どんなことがあるのでしょうか。
汚部屋には、以下のハウスダストがいっぱいです。
- ダニの死骸やフン
- 自分の角質やフケ
- ホコリ
このような中で生活していると、皮膚が痒くなったり、吸い込んでアレルギー性鼻炎を起こしたりするリスクが高まります。
今はアレルギー症状が出ていなくても、ハウスダストに接し続けると、アレルギーや喘息などを発症する可能性が高くなります。
ウイルスや病原菌は、溜まったホコリの中にひそんでいます。
これらが空気に乗って広がり、口や鼻から吸い込んでしまうことになります。
掃除されていない汚部屋は、まさに埃と病原菌の温床です。
このような環境で生活していると、感染症のリスクが高まります。
散らかっている部屋は、集中力を欠く原因になります。
さまざまなものが溢れる部屋では心が安定しづらく、やる気もなくなっていきます。
散らかった部屋の状態が視覚から入って脳に伝わると、脳がストレスを感じ、処理機能が低下すると言われています。
また、散らかった部屋に住む人は、そうでない人に比べて鬱傾向が高く、ストレスを感じた時に分泌されるコルチゾールというホルモンが多く分泌されることもわかっています。
部屋が散らかれば散らかるほどイライラは増えます。
そして、心身ともに疲れて精神状態が悪化し、鬱病につながってしまうケースも少なくありません。
掃除されていない不潔な部屋には、ゴキブリ、ダニ、ハエなどさまざまな害虫が発生します。
このような害虫は、病原菌を媒介したり、人を刺したり、死骸やフンがアレルギー症状を引き起こします。
また、紙類を餌とするシミ虫や雑食性のシバン虫などは小さいですが、人間の食糧も荒らして大量発生する危険があります。
汚部屋は、ゴミなど不潔なものがたくさんある上、換気や掃除をしていないため、臭います。
たとえ入浴をしていても、洋服や持ち物には部屋の臭いがつきやすいものです。
住人本人は鼻が慣れてしまって気がつかなくても、周りからは「臭い」と思われ、人間関係にヒビが入りかねません。
ものが整理されていない汚部屋では、落ちている物につまづいて転んだり、何かを踏んで足を切ったりなど、怪我のリスクが高まります。
また、足の踏み場もないため、地震などが起こった場合、スムーズに避難することもできなくなり非常に危険です。
地震などの災害時には、避難するための動線が確保できなくなってしまいます。
散らかっている部屋では、必要な物をすぐに取り出すことができません。
探し出せず、部屋のどこかにあるのに同じものを買わざるを得ないことになりかねません。
また、自分の持ち物も把握できなくなってしまうので、持っているものを使うことなく眠ったままになってしまいます。
また、掃除がされていないためにエアコンにホコリが溜まり、電気代が余分にかかったり、不潔な環境で病気になれば病院代もかかってしまいます。
このように、汚部屋は、まさに「百害あって一利なし」といえます。
そのまま住んでいても、良いことは一つもないと言っていいでしょう。
汚部屋から受ける悪影響は、すでにそれだけで運を下げていると言えますが、次は、風水の観点から汚部屋を見てみましょう。
風水でも、片付いていない部屋は運気を下げると言われています。
汚部屋には、モノはたくさんありますが、ほとんどが価値のないものであることが多いでしょう。
風水では、そのようなモノで溢れ返った部屋では、運気も停滞してしまうと言われています。
外から入ってくる「気」が流れずによどんでいると、それは良くないものに変化してしまいます。
魚を飼っている水槽は、水を循環させていないと、よどんで腐ってしまいますね。
汚部屋はそれと同じようなものと考えると分かりやすいでしょう。
魚を元気に、健康に飼うためには、水槽をきれいにして、きれいな水を循環させることが大切です。
ゴミや、部屋に溜まったホコリは、部屋に“負の気”を引き入れてしまいます。
さらに、散らかっていることで風通しが悪くなり、気の巡りが悪くなります。
こうして、良い運気を呼び込めない部屋で無気力に過ごすことになっていくのです。
汚部屋生活は、良いことが本当に一つもありません。
そこで、簡単にできる片付け方を見ていきましょう。
まず最初に、空いたペットボトルや紙くずなど、明らかな「ゴミ」を捨てましょう。
ゴミなので、迷うことなく捨てられるでしょう。
次に、家に残ったモノを「要」「不要」に仕分けします。
このとき、「もったいない」と思ってはいけません。
たとえ新品であっても、使っていないもの、今後も使わないものは思いきって捨ててしまいましょう。
考えすぎると迷ってしまいます。
時間をかけず、直感で仕分けてどんどん捨てていくのがコツです。
不用品が仕分けできたら、処分します。
せっかく仕分けしても、そのまま放置していたら意味がありません。
自治体の回収に出す場合は、ルールを守って出しましょう。
大量にゴミや不用品がある場合や、少しでも早く処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。
タイミングが合えば即日回収もでき、不用品の運び出しから処分まですべて行ってもらえます。
不用品がなくなったあとは、必要なものを整理して収納しましょう。
頻繁に使うものは取りやすい場所へ、使用頻度が低いものやシーズンオフのものは奥の方にしまい、使い勝手を考えて整理するのがコツです。
大切なのは、すぐ取り出せる場所に掃除道具を収納することです。
掃除が億劫にならないような工夫をしましょう。
風水では、キッチンやバスルーム、トイレなどの水回りをきれいにすることが運気を上げると言われています。
水回りは、散らかりやすい場所と言えます。
ひどいケースでは、バスタブやシンクの中にまでモノが詰め込まれていることもあるようです。
これら水回りをしっかり掃除し、スッキリしましょう。
また、風水では玄関も大切な場所の一つです。
玄関は、良い気をどんどん入れて、気を循環させる大切な場所です。
そのため、玄関が汚れていると良い運気を呼び込めないと言われています。
靴が出しっぱなしになっていたり、モノが積んであったりしていませんか?
玄関から出入りするのも不自由だなんてもってのほかです。
土やホコリをきれいに掃除し、清潔に保ちましょう。
また、昼間の太陽光に近い色の明るい照明に変えましょう。
太陽の光は金運を呼び込むと言われています。
清潔な玄関マットを敷いたり、観葉植物を置いたりするなど、気持ちの良い玄関にしましょう。
汚部屋を脱出することも大切ですが、せっかくきれいにした部屋を、ずっと保ちたいですね。
汚部屋の住人に逆戻りしないためには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。
何かを出して使ったら、必ず片付けるクセをつけましょう。
それには、モノの居場所を決めておきます。
出しても決まった位置にしまえば、モノが散らかることはありません。
ゴミや不要なものが出たら、すぐに捨てましょう。
ポストに入れられたチラシやDMなどは溜まりやすいでしょう。
必要な書類や郵便以外は置いておかず、すぐに捨ててしまいましょう。
忙しい中、毎日掃除をするのは難しい人が多いでしょう。
整頓された部屋はきれいに見えますが、ホコリなどがどうしても溜まってしまいます。
週に1日程度でいいので、簡単に掃除やモノの整理をする日を作りましょう。
一度きれいになった部屋は、掃除もそれほど大変ではありません。
サッとホコリを取るだけでも清潔になります。
汚部屋は、心身ともに悪影響を与えます。
目の前に積まれたモノの山は、もしかしたら心の虚しさを表しているのかもしれません。
不用品が多すぎる時は、不用品回収業者に回収を依頼するのもアリですよ。
汚部屋を脱出して、運気を上げましょう!
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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