コラムblog
自宅から離れた大学への進学のため、一人暮らしをしている娘の家に遊びに行ったら、まさかの汚部屋状態に!
このようなケースで悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?
自宅を汚部屋にしてしまった娘に、頭ごなしに片付けをするように言っても、ほとんど効果はない場合もありますよね。
では、どうすれば娘の汚部屋をきれいに片付けさせられるのでしょうか?
今回はこんな悩みを持っている方のために、娘の部屋が汚部屋状態になってしまったときの解決方法について説明していきます。
目次
汚部屋とは、足の踏み場もないくらい、ゴミや物が溜まった汚い部屋のことです。
近年ではゴミ屋敷が社会問題になっていますが、こちらはゴミが溜まった住宅などを指します。
一方で汚部屋は一般的に、主にマンションやアパートなどで、ゴミが溜まっているお部屋の一部屋などを指しています。
汚部屋に住んでいる娘のなかには、実家にいた頃から部屋を散らかしていた人もいるでしょう。
この場合、一人暮らしをすれば、部屋を汚部屋にしてしまう確率は高いと言えます。
しかしなかには、一人暮らしを始めた途端に、部屋を汚部屋にしてしまった娘の方もいるのではないでしょうか。
この場合、いったい何が原因で娘の部屋を汚部屋にしてしまったのでしょうか?
ここでは、その主な理由について説明していきます。
実家にいるときは、娘の部屋が散らかりだしたら、親などが片付けるように注意してくれます。
しかし、一人暮らしの場合、娘に片付けをするよう注意してくれる人は誰もいません。
そのため、もともと散らかし癖のあった場合は、一気に部屋を汚部屋にしてしまいます。
娘が理系の学生や、アルバイトやサークルなどの活動もしている学生の場合は、忙しくてなかなか自分の時間が持てません。
この場合、片付けやゴミ出しをする暇がなく、休日も疲れて一日寝ていることが多いため、娘の部屋が汚部屋になってしまいます。
実際、社会人でも部屋を汚部屋にしてしまう理由は、仕事が忙しいというものが大半です。
娘が精神的に不安定な状態にある場合は、部屋を汚部屋にしてしまいがちです。
例えば、娘がうつ病などの精神疾患にかかってしまうと、何もする気力が起きず、片付けやゴミ出しもできません。
もし、きれい好きだったはずの娘の部屋が汚部屋になっていたら、大きなストレスや不安を抱えている可能性もあります。
その場合は、何か不安なことがないか話を聞いてあげましょう。
状態によっては、娘にクリニックへの受診も考えたほうがいいでしょう。
娘の部屋が汚部屋になっていたら、なんとか片付けをさせたいと思うはずです。
しかし冒頭で説明したとおり、頭ごなしに注意しても、片付けをさせることは難しいと言えるでしょう。
そのため、娘に部屋を片付けさせるためには、怒るよりも、説得することが重要です。
ここでは、娘に汚部屋を片付けるよう説得する方法について説明していきます。
汚部屋に住むことは、危険と隣合わせです。
ゴミにつまずいて転ぶ危険がありますし、積もったゴミが倒壊して、下敷きになってしまうこともあり得ます。
また、ゴミに火でも付けば、燃える物がたくさんある分、火が一気に燃え広がってしまうかもしれません。
集合住宅の場合、隣の部屋に燃え移る危険も高いと言えるでしょう。
そのため、娘には「汚いから」「だらしがないから」という理由ではなく、「危険だから」と言って説得するようにしましょう。
長いこと汚部屋に住んでいる人のなかには、そもそも片付け方が分からないという人もいます。
こういうタイプの人は、片付けたいという気持ちがあっても、片付けができません。
この場合は、娘と掃除の日程を決めて、汚部屋の片付けを手伝ってあげましょう。
片付けの仕方を教えてあげれば、その後は娘一人で片付けられるようになるかもしれません。
また、親思いの娘であれば、遠くから何度も片付けをしに来てもらうのは申し訳ないと思って、自主的に片付けをするようになることも期待できます。
娘を説得できたら、汚部屋の片付けを始めましょう。
汚部屋の片付けは、玄関から奥に向かって進めていくのが基本です。
なぜなら、奥の部屋から片付けを始めてしまうと、ゴミを詰めたゴミ袋が通路を塞いで、出られなくなってしまうからです。
まずは、コンビニ弁当の空き容器やペットボトルなど、明らかにゴミと分かるものを分別しながらゴミ袋に詰めていきましょう。
ゴミを片付け終わったら、ダンボールを用意して、そのなかにいらない物を入れていきましょう。
汚部屋にはゴミ以外にも、たくさんの不用品があります。
こうしたいらない物を処分して、物を少なくすることで、部屋が再び汚部屋に戻ってしまう確率を低くできるのです。
「1年以上使っていない物は捨てる」などのルールを作っておけば、いちいち捨てるかどうか迷わずに済むため、いる物といらない物の仕分けがスムーズに進められます。
ゴミや不用品の量が多すぎる場合、1~2人で片付けをするのは困難です。
また、集合住宅に住んでいる場合、家具や家電などの粗大ゴミを処分する際、それらを敷地外まで運ばなければなりません。
そのため、粗大ゴミが多い場合も、やはり自分たちで片付けをするのは難しいと言えるでしょう。
このような場合は、ゴミ屋敷清掃業者に依頼するのがおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者に依頼すれば、スタッフが部屋の中のゴミや不用品を全て運搬・回収してくれます。
部屋の状況を見て、自力で片付けるのが難しいと思ったら、依頼するようにしましょう。
一人暮らしをさせた途端、部屋を汚部屋にしてしまった娘に対して、怒りや落胆を感じる親は多いでしょう。
しかし、頭ごなしに叱っても、反発を生むだけです。
そこには彼女なりの理由があるかもしれないので、理由を聞いて、説得をしたうえで一緒に片付けをするようにするのがいいでしょう。
自力で片付けられない場合は、ゴミ屋敷清掃業者に依頼するという手もあります。
汚部屋に住むことは危険も多いので、汚部屋に住む娘を持つ人は、なるべく早くに解決できるよう対処しましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
\ SNSでシェアする /
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
もっと見る▼
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
※お見積り金額からのお値引きとなります。