寝ようと思って横になったり、気持ちよくウトウトしたりした瞬間にゴキブリを発見すると、眠気も穏やかな気持ちも一気に吹き飛んでしまいます。特に一人暮らしの人は、すぐ誰かに頼ることも連絡することも難しく、頑張って自力でゴキブリ退治をするか、鬱々とした気持ちで朝まで耐えるしかありません。
そんな時に頼りになるのが、すぐにできる対処法とゴキブリ駆除に有効な対策です。今回は、ゴキブリが出て寝れない時におすすめの、すぐにできるゴキブリ対処法と駆除対策を詳しくご紹介します。
目次
ゴキブリが出て寝れないときの対処法
いざ寝ようと思った時に現れるゴキブリは、眠る体制に入った体と心を一瞬で凍りつかせるほど、嫌悪と恐怖を感じる対象です。特に、「ゴキブリの気配を感じるだけでもイヤ」という人だと、カサカサッという音がしただけでも凍りつき、朝まで寝れないケースもよく見られます。
ゴキブリが室内に出てしまい寝れないときは、物理的にゴキブリと距離をとったり排除したりする方法が効果的です。ゴキブリが出て寝れないとき、やっておくと安心できる対処法を以下でご紹介します。
ゴキブリを探し出して駆除してから寝る
一番スタンダードなのは、ゴキブリを探し出して駆除してから寝る方法です。ゴキブリが苦手で想像力が豊かな人は、たとえ姿が見えなくてもゴキブリが這い回る音を聞いただけで恐怖心を煽られ、いつまでたっても落ち着きません。
ゴキブリを探し出し駆除すれば、完全に退治したことで安心感が生まれ、心身ともにゆっくりと眠れます。ただし、一人暮らしだと自分でゴキブリを駆除しなければならないので、苦手な人は離れた場所から使用できる駆除スプレーや、退治後の処理をしやすくするグッズなどを常備しておきましょう。
毒餌を仕掛けて、とりあえず寝る
「ゴキブリの姿さえ見えなければ良い」という人は、とりあえず毒餌を仕掛けてから寝るのも良い方法です。ゴキブリが動き回る音や気配は不快ですが、姿が見えず一定の距離から近寄ってこないのなら、ひとまず害はありません。
ゴキブリの姿を見た場所や、音や気配を感じた場所に毒餌を仕掛けておけば、いずれゴキブリは駆除されて快適な部屋を取り戻せます。即効性はないですが、ゴキブリが気になっても眠気が強く、とりあえず寝るのを優先したい人におすすめの方法です。
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別室へ移動して寝る
駆除スプレーも毒餌もなく、「ゴキブリ駆除はできないが少しでも安心して寝たい」という人は、ひとまず別室へ移動して寝ましょう。ゴキブリが出た部屋は、ゴキブリが好むような何かしらの原因があると考えられます。
駆除や対策をせず同じ部屋で寝てしまった場合、またゴキブリが出てくる可能性が高く、とても安心して寝られません。別室へ移動して寝れば、少なくとも「ゴキブリが隠れていてまた出るかもしれない部屋」からは脱出できるので、同室で寝るよりも安心感は得られます。
友人やホテルに一時避難して、寝る
友人の家やホテルに一時退避して、まずはしっかり寝てから翌日以降に対策する方法も有効です。特に、一人暮らしだと1K・1LDKに住むケースが多く、ゴキブリが出て寝られずに困っても、物理的に別室がないため自宅内退避はできません。
自家用車が大きめなら車内で寝ることも可能ですが、慣れていないと睡眠も浅くなりがちで、逆に寝不足になる可能性も高くなります。気軽に頼れる友人がいるなら友人へ連絡する、いない場合はビジネスホテルやカプセルホテルを利用するなどして、自宅以外の場所へ一時退避してから寝ましょう。
24時間対応のゴキブリ駆除業者を呼ぶ選択肢も
深夜に寝ようとしてゴキブリが出てしまい、「今すぐゴキブリを退治したい」と強く希望する人には、24時間対応のゴキブリ駆除業者を呼ぶ選択肢もあります。ゴキブリは、室内の思わぬ隙間や手が出しにくい場所に隠れることが多く、自分で退治しようと思っても姿すら見つけられないケースも少なくありません。
24時間対応のゴキブリ駆除業者は、ゴキブリが隠れそうな場所や侵入経路を把握しているので、深夜でも早急にゴキブリを発見・駆除してくれます。どれくらいの早さできてもらえるかは予約状況にもよりますが、相談できるだけでも不安を解消しやすくなるので、いざという時の選択肢としては最適です。
15度以下に部屋を冷やして寝る
ゴキブリが出て寝られない時は、部屋の温度を15度以下に冷やしてから寝る方法を試してみましょう。ゴキブリが活発に活動するのは、時期的に言うと春先から初秋にかけてで、18度〜25度程度の気温を好みます。
つまり、室内を気温15度以下に保てばゴキブリの動きは鈍くなり、隠れた場所から出てきにくく、室内に居続けられません。筆者が実際にこの方法を試したところ、エアコンで常に冷やしている自室にはゴキブリが出没せず、逆にエアコンを付けっ放しにしないリビングではゴキブリの姿が見られました。
明かりをつけたまま寝る
「室内が寒すぎると寝れない」「風邪を引きそう」という人には、明かりをつけたまま寝るのもおすすめです。ゴキブリは、暗くて適度な湿度と温度が揃っている場所を好み、明るい場所を避ける傾向が見られます。
したがって、明かりをつけたままにすればゴキブリは近づきにくくなり、とりあえず一晩凌ぐことは可能です。翌日以降に本格的なゴキブリ駆除対策をしなければ根本的な解決にはなりませんが、明かりをつけたまま寝ることに抵抗がなければ、もっとも簡単で実行しやすい対処法です。
ゴキブリが出ていない部屋で寝る
「対処する時間が惜しい」「とにかくすぐ寝たい」など、睡眠時間の確保を優先したい場合は、寝室からゴキブリが出ていない部屋へ移動して寝る方法もあります。ここでいうゴキブリが出ていない部屋とは、具体的にいうと「ゴキブリが出にくい部屋」「ゴキブリの出現頻度が低い部屋」のことです。
例えば、応接用の客間やお客様が泊まるためのゲストルームは、基本的にスッキリしていて隠れる場所が少なく、ゴキブリが好むような食べ物もありません。元々ゴキブリが出ていない、もしくは寄り付きにくい部屋なら、わざわざゴキブリが移動してくるとは考えにくいので、朝まで安心して寝られます。
長袖・長ズボンに着替えて寝る
長袖・長ズボンに着替えてから寝る対処法は、寝ている間に自分の体を守るのに効果的な方法です。ゴキブリは、いうなれば全身に何かしらの菌を纏っている状態で、接触すると病気を発症するケースも少なくありません。
長袖・長ズボンを着て寝れば、肌の露出面積が少なくなるので、自然にゴキブリと接触する確率を下げられます。ゴキブリは洋服のわずかな隙間からも入り込むので、できれば袖口・裾口が絞られた服装で、上衣の裾をズボンに仕舞うのが望ましいです。
深夜にゴキブリ駆除するより寝た方がいい理由
夜も更けていざ寝ようという時に出没するゴキブリは、睡眠を邪魔されたイライラもあいまって、つい速攻で駆除したいと思ってしまいます。しかし、深夜のゴキブリ駆除は効率が悪く、専門業者でなければスピーディーに解決できません。
深夜にゴキブリが出て困った時は、速攻で駆除しようと必死になるよりも、安心して眠れる環境を整えて寝た方が得策です。深夜にゴキブリが出て寝れない時、ゴキブリ駆除に必死になるより寝た方がいい理由を以下でご紹介します。
1匹だけなら、大量発生している可能性は低い
深夜に出たゴキブリが1匹だけなら、大量発生している可能性は低いので、寝る方を優先しても問題ありません。もし大量発生しているなら、深夜の寝る直前だけではなく、他の時間帯・別の部屋で何匹か見つけている筈です。
深夜に寝る場所で1匹だけ発見したということは、まだ大量発生にはいたっておらず、そもそも部屋に住み着いていないケースも考えられます。したがって、深夜にゴキブリが1匹出ても慌てる必要はなく、ひとまず寝てしまって構いません。
ゴキブリは一晩で急に増えたりしない
ゴキブリは繁殖力があるものの、一晩で急に増殖したりしないので、ひとまず寝てから翌日対処しても十分間に合います。ゴキブリは卵鞘(ランショウ)と呼ばれるカプセルのような卵から孵化しますが、産み付けたからといってすぐに卵から孵るわけではありません。
卵鞘の産み付けから実際に卵が孵るまでは数週間以上かかるため、それまでに駆除できればゴキブリが増えるのを防げます。つまり、深夜に見かけたゴキブリが卵鞘を抱えていたとしても、卵が孵るまで数週間の猶予があるので、当日は寝てしまっても大丈夫です。
寝不足で頭が回らなくなると、翌日の対策にも響く
ゴキブリが出て寝られないからといって、深夜に色々考えたり対処に動いたりすると、寝不足で頭が回らず翌日以降の対策にも悪影響が出てしまいます。例えば、眠いのに寝られずイライラしながらムキになってゴキブリ退治しても、頭も体も疲れているため上手く対処できません。
眠れないまま翌朝を迎え、いざ駆除業者へ依頼したり必要な駆除剤を購入したりしようと思っても、寝不足な頭では正常な判断がしづらく、業者選びや購入商品を間違えやすいです。急がば回れのことわざ通り、まずは寝るのを優先して頭をスッキリさせた方が、本格的な駆除対策を立てる時に適切な判断ができて失敗しにくくなります。
夜間に害虫駆除業者を呼ぶと料金が高くなる
夜間に害虫駆除業者を呼ぶと、通常料金に夜間料金が加算されて、思った以上に料金がかかるケースも少なくありません。害虫駆除業者の多くは、駆除をする場所の広さや作業に必要な時間・作業内容である程度の金額を定めていますが、これは基本的に昼間の作業を想定していて、夜間料金はオプションになることも多いです。
もし、選んだ業者が夜間料金を設定していた場合、昼間に作業するよりも料金が高くなってしまいます。特に、ゴキブリ駆除を業者に依頼したいが料金も気にかかる人は、一旦寝る方向に切り替えてしっかり睡眠を取り、翌朝以降に落ち着いて信頼できる害虫駆除業者を選びましょう。
見失ったゴキブリをそのままにしておくのは危険
寝ようとした時にゴキブリを発見したら、ムキになって駆除するよりも一旦寝た方がおすすめですが、だからといって見失ったゴキブリを放置するのは大変危険です。ゴキブリが増えると、日常生活でさまざまなリスクを負いやすくなり、いざ退治しようと思った時には被害が拡大していることもあります。
ゴキブリを見失ったら放置せず、できるだけ早く対処してリスクを軽減することが大切です。見失ったゴキブリをそのままにした場合、どのような危険が潜んでいるのかを以下で解説します。
ゴキブリの繁殖力はすごい
見失ったゴキブリをそのまま放置した場合、最初に考えられるのは繁殖力の強さが招く、ゴキブリ増殖の危険性です。ゴキブリが産み付ける卵鞘(ランショウ)は、簡単に言うと卵を保存するカプセルのような役割があり、その中にはゴキブリの卵が最低でも20個以上、多ければ40個以上も詰まっています。
つまり、見失ったゴキブリが1匹だったとしてもその1匹が卵鞘を産みつければ、最大40匹以上ゴキブリが増えてしまうのです。増えたゴキブリがさらに卵鞘を産めば、あっという間に増殖して近隣にまでゴキブリ被害が拡大する可能性も、決して大げさな話ではありません。
ゴキブリは病気やアレルギーの原因に
ゴキブリの大繁殖だけでもかなり怖いですが、もっと恐ろしいのがゴキブリから病原菌を移されたり、アレルギーを引き起こしたりする可能性です。ゴキブリは、下水や排水溝といった不潔な場所を好み、体に感染症の元となる菌やウィルスを付着させています。
たとえ1匹でも見失ったまま放置すれば、ゴキブリを媒介した菌から病気を発症するリスクは避けられず、深刻な健康被害を招きかねません。さらに、ゴキブリの死骸やフンの飛沫はアレルギーの原因になりやすく、呼吸器系の病気を引き起こすこともあります。
ゴキブリの習性と特徴
ゴキブリの習性や特徴を知っていると、素早く安全な駆除が可能です。深夜にゴキブリを見逃した時、どうしても見つからなければ寝るのを優先した方が得策ですが、駆除や対策するなら習性と特徴を知っていた方が、格段にやりやすくなります。
ゴキブリが活動する時間帯や好んで隠れる場所・寄せ付ける条件などを知り、見逃したゴキブリの駆除や予防に役立てましょう。ゴキブリの習性と特徴を以下でご紹介しますので、駆除や予防の前にチェックしてください。
ゴキブリが隠れやすい場所
ゴキブリが隠れやすいのは、主に次のような場所です。
- 室内の家具・家電の下や壁との境目
- キッチン全体(シンクの排水溝周り・シンク下の収納・食器棚の裏など)
- 浴室・洗面台周り(排水溝周辺・洗面台下の収納・洗濯機の下や裏など)
- トイレ周り
- 片付けられていないペットトイレ周辺
- エアコンの中
- 天井裏や床下・下駄箱
上記のような場所は、暗くて湿気がたまりやすく、場合によってはゴキブリの餌となるホコリやカビなども発生します。ゴキブリの駆除・予防をする時は、ご紹介した場所を必ずチェックしてみましょう。
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ゴキブリが最も活動的になる時間帯
ゴキブリが最も活動的になる時間帯は、日没後の夕方6時から夜の9時頃と、深夜帯から夜明け前の朝6時頃までです。ゴキブリは夜行性なので、日中はほぼ現れることがありません。
夕方6時頃から活動を始めたゴキブリは、人間が寝静まる深夜帯に本格的な活動に入り、餌を探したり交尾相手を求めたりと活発な動きを見せます。人間が寝ようとした時にゴキブリを見かけてしまうのは、ゴキブリが活動的になる時間帯と重なっているからです。
ゴキブリの侵入経路が再発させる
一度ゴキブリの侵入経路が出来上がってしまうと、1匹だけを駆除しても他のゴキブリが同じ侵入経路で入り込み被害が再発します。どの種類のゴキブリも、体に厚みがなく手足がギザギザしているため、指一本以下のわずかな隙間さえあれば侵入は可能です。
見かけたゴキブリを退治できたとしても、侵入経路がそのままなら他のゴキブリが入り込んでしまい、駆除と再発が繰り返されてしまいます。被害再発を防ぐには、見つけたゴキブリの駆除だけではなく侵入経路も探し、危険な場所を全て塞ぐしかありません。
ゴキブリの糞が再発をしやすくさせる
ゴキブリの糞が取り除かれていないのも、被害を再発しやすくする原因の一つです。ゴキブリの排泄物(糞尿)には、集合フェロモンと呼ばれる成分が含まれており、臭いを嗅ぎつけた仲間を呼び寄せるという特徴があります。
見つけたゴキブリを退治しても、ゴキブリの排泄物を撤去し綺麗に消臭しなければ、ゴキブリ被害の再発を回避できません。ゴキブリ本体の駆除はもちろんですが、集合フェロモンを発するゴキブリの排泄物ための徹底的な掃除も、ゴキブリ被害の再発を防ぐためには必要な作業と言えます。
生ごみや食べ残しがゴキブリを誘引させる
人間が出した生ゴミや食べ残しは、ゴキブリを誘引させる原因です。例えば、キッチンのシンクに置きっ放しにした生ゴミや食べ残し、洗わずにゴミ袋に入れて放置しているお弁当の空などがあると、簡単にゴキブリを引き寄せてしまいます。
ただでさえ隠れる場所として最適なキッチンに、餌になりそうなゴミが放置されていれば、次々とゴキブリを誘引してしまい駆除にキリがありません。一匹でもゴキブリを見つけたら、生ゴミや食べ残しを毎食後綺麗に処分し、ゴキブリを寄せ付けない環境を整えてください。
ゴキブリが出たらすぐにやりたい駆除・対策方法9選
ゴキブリは繁殖力が強く、放置すればあっという間に増殖するため、できればすぐに駆除や対策を行うのが理想的です。しかし、ゴキブリの駆除・対策は方法もさまざまで、状況によってはすぐにできないケースも多く、方法が適切でなければ思ったような効果を得られません。
そこでここでは、ゴキブリが出たらすぐにやりたい駆除・対策方法をご紹介し、それぞれのやり方や効果を解説します。現状とやり方・効果を照らし合わせ、最適な駆除・対策方法を選ぶ時の参考にしてみましょう。
1.ゴキブリ用の燻煙剤で隠れているゴキブリも駆除
ゴキブリ用の燻煙剤は、見かけたゴキブリはもちろんのこと、隠れたゴキブリまで一気に駆除したい人におすすめの方法です。燻煙剤は、薬剤を高温で気化して家中に回す方法で、ゴキブリを駆除したり侵入を阻止したりするのに役立ちます。
気化した薬剤は、室内から天井裏、壁の隙間・床下にまで回るため、手が届かないような場所に隠れたゴキブリも逃しません。家財道具を保護したり、使用中は家の中に入れなかったりといった点は不便ですが、燻煙剤を焚くだけでゴキブリを一網打尽にできるので、一気に駆除したい人には最適です。
2.殺虫剤を常備する
「見つけたらすぐに駆除して安心したい」という人は、自宅に殺虫剤を常備しておきましょう。いつでも使用可能な場所に殺虫剤があれば、ゴキブリを見逃す頻度がかなり低くなるうえ、その場で確実に仕留められる安心感があります。
特に、強力なスプレータイプの殺虫剤なら、少し遠くからでも効果を得られるので、一人暮らしでゴキブリが苦手な人でも試しやすいです。駆除して動かなくなったゴキブリの処理だけはしなければなりませんが、新聞紙を被せたり二重にした手袋やビニール袋で掴めば、ゴキブリから何かしらの菌を移される心配もありません。
3.ゴキブリが出やすい場所に毒餌を設置
ゴキブリが出やすい場所に毒餌を設置する方法は、ゴキブリを見るのも触るのも嫌という人にぴったりの方法です。ゴキブリを見た場所や出やすそうな場所に毒餌を置くだけなので、ゴキブリを見たり触ったりする不安はほぼありません。
毒餌にもさまざまな種類がありますが、ゴキブリを根絶的に駆除したい人は、巣ごと退治できるタイプの毒餌を選んでください。巣ごと退治できるタイプの毒餌は糞にも殺虫効果があり、巣に帰ったゴキブリの糞を仲間が食べることで、巣内のゴキブリを全て退治してくれます。
4.待ち伏せ型のゴキブリトラップを仕掛ける
「ペットがいるから毒餌を設置するのは心配」という人は、待ち伏せ型のゴキブリトラップを仕掛けてみましょう。待ち伏せ型は、ゴキブリが好む臭いがする薬剤をトラップの中央に設置し、トラップに入り込んだゴキブリを逃さないようにする仕組みです。
とりもち状の粘着テープや複雑な作りの容器など、トラップの形状こそさまざまですが、基本的におびき寄せて捕まえるというシンプルな作りなので、初めての人でも簡単に仕掛けられます。捕まえたゴキブリの処理も、トラップごとゴミに捨てればOKなので、ゴキブリに触れることもありません。
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5.外からの侵入経路を完全に遮断する
すでに室内に入ったゴキブリの駆除も大切ですが、再発させないためにはゴキブリの侵入経路を遮断することも重要です。例えば、室内に次のような箇所があった場合、外にいるゴキブリは簡単に室内へ入り込んでしまいます。
- 窓枠の隙間
- エアコンのダクト
- 古いタイプで隙間の多い換気扇
- 外壁のひび割れ
- コーキングが剥がれている水回り
- ポスト付きのドア
- 家屋の通気口
上記のような場所は、ゴキブリなら入り込めそうな隙間が空いていることも多く、完全に遮断しなければ外からの侵入を防げません。賃貸物件の場合は大家さんの許可が必要ですが、室内外をくまなくチェックして、気になる隙間を可能な限り塞ぐなどの対策をしましょう。
6.家の湿気対策を行なう
ゴキブリの侵入防止対策では、家の湿気対策も欠かせないポイントです。ゴキブリは、カビや苔などを餌として好みますが、湿気が多い家は室内もカビやすく、ゴキブリを寄せ付ける条件が揃っています。
綺麗に掃除しているつもりでも、湿気があるとフロアカーペットの裏や壁紙にカビが生えるケースも多く、餌を求めたゴキブリが寄り付きやすい状態です。積極的に換気したり、カーテンを開けて光を取り入れたりなど、日常生活の中で湿気対策を自然に取り入れることが大切です。
7.室内にある植木鉢を取り除く
室内に観葉植物などの植木鉢を置いている人は、植木鉢を取り除くだけでもゴキブリ対策になります。室内の観葉植物のほとんどは、水受け皿の上に植木鉢が置かれており、常に水を含んでいることも珍しくありません。
ゴキブリは水場を好み植物の肥料も格好の餌になるので、室内の観葉植物はゴキブリを寄せ付けやすく、隠れる場所まで提供している状態です。室内の植木鉢を取り除けば、ゴキブリの好む餌や水・隠れ場所がなくなるので、ゴキブリを引き寄せる確率は格段に下がります。
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8.こまめな掃除を心がける
こまめな掃除をして室内を綺麗に保つのも、ゴキブリ対策では外せないポイントです。ゴキブリは雑食ですが、特に人間の髪の毛や皮脂よごれ・有機物系のゴミなどを好み、生ゴミやビールの飲み残し・ペットフード・お菓子にも目がありません。
ホコリやカビも餌になるため、掃除をせず生ゴミも放置された部屋は、ゴキブリに餌場認定されてしまいます。こまめな掃除で湿気とホコリ・ゴミを常時排除すれば、餌になるものがほとんどないのでゴキブリは寄り付きにくくなり、餌場認定されることもありません。
9.ゴミ屋敷や汚部屋は即片付ける
- 現在部屋が散らかっていて、ゴミ屋敷や汚部屋化している人は、速攻で片付け始めることをおすすめ。
- ゴミ屋敷や汚部屋は、足の踏み場もなく物が散乱していて、ゴキブリの餌にも隠れる場所にも不自由がない。
- 最悪の場合、室内のどこかでゴキブリが巣を作っても気づくことすらできず、近隣にまでゴキブリ被害を与える可能性もある。
- どこから手をつければ良いかわからない場合は、家族や友人・知人・片付け専門業者の手を借りて、一刻も早く室内を片付けゴキブリを追い出そう。
ゴキブリが出たゴミ屋敷・汚部屋もバスター七福神が片付けます
「ゴキブリが出たけど家が汚すぎて対処できない」「片付けもゴキブリ駆除も両方したいが、別々に業者を探すのは面倒」という方は、ぜひ七福神におまかせください。七福神は、ゴミ屋敷の片付けから本格的なゴキブリ駆除まで、あらゆる悩みの解決実績が豊富な専門業者です。
「ゴミ屋敷の片付けとゴキブリ駆除を両方お願いしたい」とご依頼いただければ、ゴキブリが隠れているゴミ屋敷を早急に片付けたあと、徹底的なゴキブリ駆除と清掃を行い、快適なお部屋をいち早く取り戻します。お見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
夜中にゴキブリが出て寝れない時は、できれば速攻で駆除するのが理想的ですが、無理な場合は別の部屋へ移動したり、友人宅へ非難したりして寝るのを優先しても問題ありません。翌朝以降にしっかり駆除して侵入防止対策も行えば、ゴキブリが巣を作ったり増殖したりするリスクも回避できます。
ただし、室内がゴミ屋敷レベルで散らかっていたり掃除が行き届いてなかったりすると、侵入対策をしてもゴキブリ被害の再発を防ぎきれません。自分だけでは対処しきれない場合は、片付け専門業者や害虫駆除業者に依頼して、ゴキブリを寄せ付けない綺麗な室内を取り戻しましょう。