ハウスクリーニングといえばキッチンだけ、あるいは浴室、空調機器等、部分的な掃除だと思っている方も多いようですが、実際には部屋全体のクリーニングにも対応しています。
ゴミ部屋・汚部屋と呼ばれているような部屋全体が汚い状態だったり、あるいはゴミ屋敷等に対応しているハウスクリーニング業者も多々ありますが、気になるのは費用です。
そこで部屋全体のハウスクリーニングを依頼した際の費用や、コストを抑えるためのポイント等をご紹介していきましょう。
目次
部屋全体のハウスクリーニングの費用相場
部屋全体のハウスクリーニングの費用は、部屋の広さによって異なります。
- 1R・1K:30,000~40,000円
- 1LDK~2LDK:40,000~70,000円
- 3LDK~4LDK:75,000~100,000円
- 5LDK~:100,000円~
一般論として、部屋が広ければ広いほど、ハウスクリーニングの費用は高くなります。
例えば一口に「ワンルーム(1R)」といっても、15平米のワンルームと30平米のワンルームとではハウスクリーニングの費用は異なります。
70平米の4LDKと90平米の3LDKであれば、部屋の数は4LDKの家の方が多いですが、部屋の広さは3LDKの家の方が大きいので、ハウスクリーニングの費用は3LDKの家の方が高くなる傾向にあります。
そのため、上記はあくまでも目安です。
また、部屋全体のハウスクリーニングではあっても、部屋以外で費用が決まる部分もあります。
その点をいくつかご紹介しましょう。
汚れの度合い
部屋全体がどれだけ汚れているのかによって、ハウスクリーニングの負担が変わります。
汚れていればいるほど、大きな負担となるので費用は高くなります。
錆や油汚れ、垢などがひどければひどいほど、費用は増えます。
家屋環境
家の環境もハウスクリーニングの費用が決まる要素の一つです。
具体的には、家のドアから駐車場までの距離です。
ハウスクリーニングの業者は車で依頼者の家までやってきます。
そして車からハウスクリーニングのための道具を出し、家まで運んでクリーニングを行います。
つまり、玄関のドアから駐車場まで長ければ長いほど、負担が増えるのです。
玄関の目の前に車を停車できればよいでしょう。
しかし、遠くに駐車せざるを得なかったり、近くのコインパーキングを借りる場合には、当然その費用分、ハウスクリーニングの費用が高くなります。
部屋全体のハウスクリーニングの費用を抑える方法
部屋全体のハウスクリーニングは、部分的なハウスクリーニングと比べると費用は高くなってしまいがちです。
しかし、多少ではありますが費用を抑える方法もあります。
そこで部屋全体のハウスクリーニング費用を抑える方法をいくつかご紹介しましょう。
部屋全体のハウスクリーニングの費用を抑える方法①できる範囲で綺麗にする
先に、部屋全体が汚れていればいるほど、ハウスクリーニングの費用は高くなるとお伝えしました。
裏を返せば、綺麗であれば費用が安くなりますので、ハウスクリーニングに依頼する際、ある程度自らで綺麗にしておくのも手です。
しつこい汚れ等、専門機器でなければ綺麗にできない部分は別として、ゴミの片付けのような自らでも行えることをこなしておくことで、多少ではありますが、費用を抑えることができます。
動線を確保しておく
掃除とまでは言いませんが、部屋全体のハウスクリーニングを依頼する際に、導線を確保しておくとハウスクリーニングの手間が軽減されるので費用が安くなることもあります。
動線とはまさに「動くライン」です。
部屋全体の動線を確保していれば、ハウスクリーニングの作業の際、スムーズに動けます。
一方、動線が確保されていないと、ハウスクリーニングの前に動線を確保しなければならないので手間がかかります。
部屋全体のハウスクリーニングの費用を抑える方法②協力する姿勢を見せる
ハウスクリーニングの業者に「任せました、お願いします」ではなく、「できることがあれば言ってください」な姿勢を示すこともまた、費用を抑えるコツです。
これには二つの理由があります。
まずは実際にハウスクリーニング業者の作業が軽減されること。
そしてもう一つは人情的な面です。
「あれだけ協力してくれたのだから少し安くしよう」と思ってもらえることで、費用を抑える効果が期待できます。
部屋全体のハウスクリーニングの費用を抑える方法③相見積もりを取る
こちらはハウスクリーニング業者を決める前の段階ですが、部屋全体のハウスクリーニングを依頼する際、多数の業者から見積もりを取ることで、安い業者がどこなのかを把握できます。
一社だけに依頼すると、提示された金額が安いのか高いのか判断が難しいです。
業界関係者であれば分かるでしょう。
しかし初めて、あるいは久しぶりにハウスクリーニングを依頼する人は、分からないものです。
そこで多くの業者から見積もりを取ることで、どこが安いのかが把握できますので、安い業者に部屋全体のハウスクリーニングを選ぶことで、高い業者よりも安い金額で依頼できます。
部屋全体のハウスクリーニングを任せる業者の選び方
部屋全体のハウスクリーニングとなれば、どうしても大がかりなものになります。
そのため、依頼する業者を選ぶ際には、通常のハウスクリーニングとはまた違った点を意識する必要があります。
そこで具体的に、何を意識するのかをご紹介しましょう。
部屋全体のハウスクリーニングを任せる業者の選び方①業者の規模
ハウスクリーニングは、個人で行っている業者から会社組織として運営されている所まで様々です。
キッチンだけ、浴室だけであれば個人で運営しているハウスクリーニング業者でも問題ないでしょう。
しかし部屋全体のハウスクリーニングとなれば、それなりにスタッフが必要になりますので、多くのスタッフが在籍しているハウスクリーニング業者を選んだ方が確実です。
部屋全体のハウスクリーニングを任せる業者の選び方②実績
厳密には、「部屋全体のハウスクリーニングの実績」です。
先にもお伝えしたように、部分的なハウスクリーニングと部屋全体のハウスクリーニングは異なるものです。
そのため「ハウスクリーニングの実績がある」だけではなく、部屋全体のハウスクリーニングの実績のある業者を選びましょう。
ハウスクリーニングではあっても、ノウハウが異なりますので部屋全体のハウスクリーニングの実績の有無は重要です。
部屋全体のハウスクリーニングを任せる業者の選び方③自社車両の保有
基本的にハウスクリーニング業者は車両で移動しますので自社車両を持っていない業者はいないでしょう。
厳密には「ゴミの運搬のための車両」です。
水回りのハウスクリーニングであればゴミはさほどでません。
しかし部屋全体のハウスクリーニングとなればゴミも出ます。
そのゴミを運搬できるかは、自社車両を保有しているかに尽きます。
もしも自社車両を保有していない場合、部屋全体のハウスクリーニングの時だけ借りるので費用が割高になったり、あるいはゴミ捨てには対応していないので自分自身でゴミを捨てなければなりません。
部屋全体のハウスクリーニングのまとめ
部屋全体のハウスクリーニングの費用は1R・1Kで30,000~40,000円からです。
間取りが増えるごとに費用が高まりますが、できる範囲で自ら片付けたり、協力する姿勢を見せることで安くなる可能性があります。
一方で、部屋全体のハウスクリーニングとなれば全ての業者が対応できる訳ではありません。
業者の規模、実績、自社運搬車両の保有等をチェックし、安心して任せられる業者に依頼しましょう。