どこから手をつけたらいいのか分からないほど部屋が散らかってしまったら、あなたはどうしますか?
そうなった場合、無理して自分で片付けるより、部屋の掃除専門業者に依頼するのがおすすめです。
でも、費用は一体いくらくらいかかるのでしょうか。
不安になる人に、少しでも安い料金で依頼するためのコツをご紹介します。
目次
専門業者の作業内容は?
部屋の掃除業者は、短時間できれいに部屋を片付けてくれる掃除・片付けのプロです。
普通の状態の部屋はもちろん、素人ではどうにもならないレベルのゴミ屋敷であっても、徹底的に整理整頓を行います。
また、ゴミや不用品を処分し、部屋を美しく磨き上げてくれます。
キッチンやトイレ、お風呂場だけというように、部分的な掃除も依頼可能です。
もちろん、家中を徹底的に片付けてもらうことも依頼できます。
清掃と片付け
部屋の掃除を依頼できる業者として、他にはハウスクリーニング業者があります。
ハウスクリーニング業者は、あくまでも一般的な清掃を行う業者です。
そのため、ゴミ屋敷のハードな清掃や、孤独死のあった部屋の特殊清掃には対応できないようです。
しかし、部屋の掃除業者なら、基本的にどんな清掃にも対応してもらえます。
ゴミで足の踏み場もなく、汚物があったり害虫が発生しているようなゴミ屋敷であってもOKな業者がほとんどです。
ゴミや不用品の回収・処分
部屋掃除業者は、基本的に不用品を引き取ってくれます。
ゴミ屋敷を片付ける際に、掃除だけでなくゴミや不用品の処分が必要な場合は、部屋の掃除業者がおすすめです。
その他のサポート
近年注目されている「生前整理」ですが、このサポートを行う部屋掃除業者も増えているようです。
また、女性の中には、業者に部屋の掃除を頼みたくても恥ずかしい、男性に部屋に入られるのは嫌だと思う人もいるようです。
このような悩みを持つ人のために、女性スタッフが在籍している業者もあります。
悩んでいないで、相談してみましょう。
部屋掃除業者に依頼するメリットとは?
自分で汚した自分の部屋の掃除は自分でするべきものですが、あまりにひどい状態になってしまうと、もうお手上げです。
部屋の掃除を業者に依頼する4つのメリットを説明します。
スピーディー・確実性
なんといっても1番のメリットは、スピーディーさです。
プロが効率的に片付けてくれるので、短時間で部屋がきれいになります。
素人が一人で行えば、数日から数週間ほどもかかる作業です。
自分一人で片付けようとして、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
しかし、プロならほとんどの場合、数時間ほどで終わります。
もちろん、作業終了後の部屋にごみ袋も不用品も残りません。
また、業者に依頼すれば、確実に汚部屋を改善することができます。
賃貸物件などの場合、予算にもよりますが原状復帰の状態にまできれいにすることも可能です。
物の仕分け
部屋の中にはさまざまな物が散乱しています。
片付けるには、物の仕分けをする必要がありますが、これが意外と面倒なものです。
必要な物と不要な物に仕分けるというシンプルな作業であっても、物が多ければ多いほど手間も時間もかかります。
しかし、業者に依頼した場合、プロが手早く仕分けてくれます。
立ち会いながら業者に指示することも可能です。
ゴミ・不用品の処分
自分で片付けをした場合、不用品やゴミの回収を自治体に頼るため、自治体が指定する日程に合わせなくてはなりません。
そのため、タイミングが合わずに長い間、ゴミや不用品を保管しなくてはならない場合も出てきます。
しかし、業者に依頼すれば、片付けの終了とともにゴミや不用品も回収してもらえるので、自分で処分する必要がなくなります。
もちろん、重いものや大きいものを自分で運ぶ必要もありません。
近隣への配慮
自分の部屋が汚部屋であること、掃除を依頼していることを近隣の人には知られたくないものです。
でも、心配ありません。
専門業者は、スピーディーに作業を終えるため、ほぼ近隣に気づかれる前に作業を終えてくれます。
また、友人を装い、私服で作業に来てくれる業者もあるようです。
依頼の際に問い合わせてみましょう。
部屋の掃除業者の料金はどのくらい?
部屋の掃除業者に依頼したいけれど、どのくらい料金がかかるのか分からないと、なかなか依頼に踏み切れないですよね。
そこで、おおよその料金の目安をご紹介します。
部屋の掃除業者の基本料金は、部屋の数・大きさで決まることが多いようです。
部屋が多ければ多いほど、片付ける場所が増えるのはもちろん、処理しなくてはならないゴミや不用品の量も増えるからです。
部屋の大きさによる価格の相場は以下が目安となります。
部屋の広さ | 料金の目安 |
1R | 3万円〜10万円 |
1K | 3万5千円〜10万円 |
1DK | 5万円〜12万円 |
1LDK | 6万円〜20万円 |
2K | 7万円〜25万円 |
2DK | 8万円〜25万円 |
2LDK | 9万円〜30万円 |
3DK | 15万円〜40万円 |
3LDK | 18万円〜50万円 |
4DK | 20万円〜60万円 |
4LDK | 23万円〜70万円 |
料金の幅が広いのは、どれだけ手間がかかるかによっても価格が変動するからです。
この料金に以下の料金が加算されたものが、その部屋の掃除料金となります。
- スタッフの人数
- 延長時間
- 駐車場料金や交通費
- オプション追加料金
実際に依頼する場合には、必ず現地見積もりをしてもらい、自分の希望も伝えて相談しましょう。
安い料金で依頼するコツは?
便利な部屋の掃除業者ですが、費用はできるだけ安く抑えたいですね。
安い料金で依頼する3つのポイントをご紹介します。
自分でできるだけ作業しておく
業者の料金は以下によって決まります。
- ゴミの多さ
- 部屋の広さ
- 汚れの酷さ
であれば、この作業量を少なくすれば、料金を抑えることができます。
事前に自分でできる限りの作業をしておけば、それだけ料金を抑えることにつながるわけです。
たとえば、以下のように一部でもいいので作業を終わらせておくと、その分、料金が安くなります。
- ゴミの分別をしておく
- ゴミをまとめておく
- できるところの掃除はしておく
売れるものは売っておく
不用品の中で、まだ使えそうなものがあれば、売却しましょう。
リサイクルショップに持ち込んだり、ネットオークションやフリマアプリなどで売るのもいいですね。
業者によっては、掃除の際に不用品を買い取ってくれるところもあります。
できそうなら先に売却しておけば、片付けがより早く終わります。
オプション料金がかからないよう工夫する
部屋の状態や位置によって以下のようなオプション料金がかかることがあります。
階段料金
以下のような作業場所で片付けを行う際、追加料金として加算されます。
- 2階建以上の一戸建て
- エレベーターのないマンション・アパートの2階以上
上記のような場合、無理せず簡単に階下に下ろせるものがあれば自分でおろしましょう。
大きな家具や重いものは危険なので、業者に任せてください。
また、業者の中には階段料金がかからないところもあるので、このような業者を探すのもおすすめです。
スタッフ追加料金
部屋の状態によってスタッフの人数を増やさなくてはならない場合、スタッフ追加の人件費がかかります。
この料金をプラスしないためには、自分自身がスタッフと一緒に作業をしましょう。
お手伝いをすることで割り引きを実施している業者もあるので、そのような業者を探すのもいいですね。
時間外料金
基本的に、業者は希望の時間帯に応じてくれますが以下の時間帯に作業を依頼する場合は、対応料金が発生することがあります。
- 一般的な営業時間外
- 深夜
- 早朝
この料金を加算しないためには、できるだけ営業時間内に依頼するか、希望する時間帯に営業している業者、時間外料金のかからない業者を探しましょう。
相見積もりを取る
業者に依頼する際に必ず行いたいのは、複数の業者から相見積もりを取るということです。
見積もりは現地で行うのが基本になります。
なので、それぞれの業者の違いや、どんなところに料金がかかるのかがよく分かります。
見積もりの際には自分の希望を必ず伝えましょう。
スタッフとのやりとりの中で、信頼できる業者かどうかも判断しやすくなります。
値下げ交渉をする
複数の業者から相見積もりを取ったら、思い切って値下げ交渉をしてみましょう。
「他社さんと悩んでいます」と伝えると、応じてもらいやすくなります。
また、応じてもらえればその日に契約すると伝えると、さらに効果的です。
ちょっとハードルは高いかもしれませんが、意外と応じてもらえることも多いので、相談してみてください。
まとめ
汚部屋、ゴミ屋敷になってしまった自分の住まい。
こんなところに住み続けていては、精神的ストレスが溜まるだけでなく、細菌の発生や悪臭による健康被害が起こる危険性もあります。
もう引っ越すしかないのかな……と悩む前に、業者に依頼しましょう。
部屋がきれいになれば、精神的にも肉体的にも健康的になれるだけではありません。
引っ越しをしなくても心機一転することができます。
できるだけ料金を安く抑えて、新しい生活をスタートさせましょう。