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タバコの吸い殻正しい捨て方!家庭で嫌な臭いをおさえるコツ

タバコの吸い殻正しい捨て方!家庭で嫌な臭いをおさえるコツ

自宅や職場で喫煙したとき、気になるのが喫煙後のタバコの吸い殻の捨て方です。「灰皿に捨てれば問題ない」と簡単に考える人もいますが、正しい処理方法を知っておかないと、悪臭や環境汚染の原因になったり、最悪の場合火事になったりします。

間違ったタバコの吸い殻が及ぼす悪影響を知り、ワンランク上の喫煙マナーを身につけましょう。この記事では、タバコの吸い殻の正しい捨て方について、タバコの種類や状況別に詳しく解説します。

家でのタバコの吸い殻の捨て方

家でのタバコの吸い殻の捨て方

家でタバコの吸い殻を捨てる時に気をつけなければならないのは、次の3点です。

  1. 火事の危険性
  2. 環境への配慮
  3. 正しい捨て方

タバコの吸い殻自体は燃えるごみに該当しますが、使用後の吸い殻をそのまま燃えるごみで捨ててしまうと、火事になったり悪臭の原因になったりします。

タバコの吸い殻を捨てる時は、一手間加えて処理しましょう。家でタバコの吸い殻を捨てる時、家庭でもすぐ実践できるタバコの吸い殻の正しい捨て方を、以下で詳しくご紹介します。

水で濡らしてから、燃えるごみで捨てる

加熱されたタバコの吸い殻を水で濡らし、燃えるごみにまとめて捨てる方法です。タバコの吸い殻は小さいため、一定量溜まってから捨てるケースがよく見られますが、加熱された吸い殻が混じっていると火事になる可能性があります。

一回の喫煙ごとに吸い殻を水で濡らして処理すれば、喫煙者が気がつかないような火種も消火されるため、他のごみへの発火を防ぎ火事の心配がありません。あらかじめ灰皿に水を張ったり、灰皿の横に消火用の水を用意したりなど、自分に合った方法で工夫しましょう。

吸い殻のにおいを抑えるコツ

タバコの吸い殻は、できるだけにおいが周囲に漏れないよう、においを抑える工夫も大切です。一度水に濡らした吸い殻だけではなく、乾いている吸い殻も集めるとにおいがきつめになり、悪臭の原因になります。

タバコの吸い殻のにおいが気になるときは、ポリ袋にまとめしっかり口を閉じてにおい漏れを防ぎ、まとめたポリ袋ごと燃えるごみに出しましょう

特に、一回水で濡らした吸い殻は、フィルターやタバコの葉が溶け出し悪臭が発生しやすい状態です。個別の袋で密封してから燃えるごみに出せば、悪臭が抑えられ近隣住人への配慮できます。

ドリップ後に残ったコーヒーの粉や、タバコ専用の消臭剤も効果があるので、気になる人は試してみましょう。

タバコの吸い殻をリサイクル活用する

タバコの吸い殻をリサイクルに出し、新たな製品へ生まれ変わらせる方法です。

吸い殻は、細かく分けると紙・葉・フィルターに分けられ、それぞれをリサイクルすれば紙製品・プラスチック製品を作れます

タバコの吸い殻のリサイクルは、各自治体が行なっているリサイクル活動や、タバコのリサイクルを行なっている企業・団体を活用すれば可能です。興味がある人は、各自治体・企業・団体が行なっているリサイクル活動に参加してみましょう。

加熱式タバコの吸い殻の捨て方

加熱式タバコ吸い殻も、紙巻タバコと同様に吸い殻を水で冷やしてから捨てましょう。「火は使ってないのに?」と疑問を持つ人もいますが、加熱式タバコはライターのように着火こそしないものの、専用のスティックを高温で加熱しています。

加熱された専用スティックをそのまま捨てると他のごみに引火し、火事になる可能性があるための危険です。加熱式タバコも場合も、吸い終わったら専用スティックを水で濡らし、燃えるごみとして処理したりリサイクル活用したりしましょう。

外出先でのタバコの吸い殻の捨て方

外出先でのタバコの吸い殻の捨て方

外出先でタバコの吸い殻を処理するときは、自宅で喫煙する以上に周囲の人や環境への配慮が大切です。適切な捨て方をしないと、マナー違反を問われるだけではなく、法律違反で逮捕される可能性もあります

タバコのポイ捨ては軽犯罪法第1条27号に違反し、30日未満の拘留か1000円以上1万円未満の科料に処せられる犯罪行為です。

外出先での喫煙は、いつも以上に周囲の人の目を意識し、正しい方法で吸い殻を処理しましょう。具体的な方法を、以下で詳しく解説します。

喫煙所でタバコの吸い殻を捨てる

外出先に喫煙所があるときは、どのような種類のタバコであっても喫煙所でタバコを楽しみ、吸い殻を処理しましょう。場所がわからない・設置されていないからといって、指定された喫煙所以外で喫煙すると、たとえ吸い殻を正しく処理しても、非喫煙者に迷惑を掛けたりマナーの悪さを指摘されたりします。

喫煙所なら、タバコの匂いや煙で非喫煙者を悩ませる心配がありません。喫煙所によっては、タバコの吸い殻が燃えないよう水を貼った灰皿を設置していたり、臭いに配慮して空気清浄機を設けていたりします。他の利用者も気持ちよく過ごせるよう、喫煙所のルールとマナーを守りましょう。

たばこの吸い殻を携帯灰皿に捨てる

携帯灰皿を持ち歩き、タバコの吸い殻を携帯灰皿に捨てるのも良い方法です。携帯灰皿で一時的に処理して持ち帰れば、自宅での処理が可能でリサイクルにも出しやすくなります。

ただし、携帯灰皿は容量が少ないため、吸い殻を溜め込み過ぎるのは良くありません。たとえこまめに捨てるとしても、火種が残ってないか良く確認しないと、携帯灰皿内で発火する可能性があります。

携帯灰皿にタバコの吸い殻を捨てる前には、一旦水で濡らして吸い殻同士の着火を防止し、吸い殻を溜め込まずこまめに処分しましょう。

ペットボトルや空き缶にタバコの吸い殻をすてる​​

外出先で喫煙所が見つからず、携帯灰皿も持っていない喫煙者によく見られるのが、水分入りのペットボトルや空き缶にタバコの吸い殻を捨てる方法です。一見問題ないように思えますが、吸い殻入りのペットボトルや空き缶は、そのままだとリサイクル処理に回せません。

「あとで吸い殻を取り出そう」と放置した結果、自分自身や家族が飲み物と間違え、誤飲する可能性もあります。水分入りのペットボトルや空き缶は灰皿代わりにせず喫煙所や携帯灰皿を持ち歩くのが好ましいです。

やむを得ず、吸い殻を入れてしまった場合は取り出してからリサイクルに出しましょう。

新品未開封のタバコの捨て方​​

新品未開封のタバコの捨て方​​

タバコの種類を変えため不必要になったり、人からもらったりした新品未開封のタバコは、処分方法に困る人も珍しくありません。燃えるごみに出せるとわかっていても、未開封のタバコにもったいなさを感じ、本当に捨てて良いのか悩んでしまいます。

新品未開封のタバコは、燃えるごみで処分する以外にも、有効的な処理方法があります。新品未開封のタバコの捨て方を、以下で詳しく解説しましょう。

自治体の燃えるごみで捨てる

新品未開封のタバコを、開封せずそのまま燃えるごみの袋に入れて、各自治体の回収日に捨てる方法です。タバコ自体は燃えるごみに分別されるため、可燃ごみに出しても問題はありません。

ただし、新品未開封のタバコだとわかるようにごみ袋へ入れると、タバコ欲しさにごみを荒らされる可能性があります。実際に、ごみを荒らされた地域やマンションによっては、「袋の外からタバコだとわからないようにして捨てる」などの規則を設けたケースもあります。

誰かにごみを荒らされたりいたずらされたりする心配がある人は、新品未開封のタバコだとわからないよう、隠したり細工したりしてからごみ袋に入れましょう。

タバコ買取専門店で売る

未開封のタバコは、タバコ買取専門店へ売ることも可能です。タバコの売買は、「たばこ事業法第22条」により「製造たばこの小売販売業の許可」がいるため、一般的なリサイクルショップでは取引してもらえません。

タバコ買取専門店なら、タバコの販売許可があるため、リサイクルショップと同様に新品未開封のタバコを買い取ってもらえます。「勿体無い」「少しでもお金にしたい」と感じる人は、タバコ買取専門店を利用してみましょう。

注意!フリマアプリやオークションサイトの出の出品は禁止

未開封であってもなくても、タバコはフリマアプリやオークションサイトへ出品できません。フリマアプリやオークションサイトは、利用規約でニコチンを含むタバコの出品を禁止しています

​​フリマアプリやオークションサイトでは、加熱式タバコのカートリッジを出品している人もいるため誤解されがちですが、出品されているカートリッジはニコチン0のフレーバーです。ニコチンを含むタバコは、タバコ買取専門店を利用しましょう。

誤ったタバコの捨て方が与える影響

誤ったタバコの捨て方が与える影響

タバコの吸い殻の捨て方を間違えると、自分で考えている以上の悪影響が出る可能性があります。たとえポイ捨てしなくても、誤った捨て方が思いも寄らない災害の原因になるため、正しい捨て方まで理解して、周囲への配慮を怠らない姿勢が大切です。

誤ったタバコの捨て方がどのような影響を与えるのかを知り、環境にも優しいマナーを身につけましょう。誤ったタバコの捨て方が与える影響の具体的な例を、以下で詳しくご紹介します。

タバコをごみ箱に捨てると火災の原因に!

紙巻たばこ・加熱式タバコを問わず気をつけなければならないのが、火災への配慮です。消したつもりで火種がくすぶった紙巻きタバコや、温度が下がっていない加熱式タバコのフィルターをごみ箱に直接捨てると、火災の原因になる可能性があります。

特に、ごみ屋敷化した実家や自宅で喫煙し、温度が下がってない吸い殻をごみ箱に捨てた場合、自宅だけではなく近隣まで延焼し被害が拡大します。周囲に被害を及ぼさないためにも、タバコの吸い殻は水で濡らしてから処分しましょう。

タバコのポイ捨ては環境汚染に

タバコの吸い殻のポイ捨ては、景観を損ねるだけではなく、環境汚染の原因にもなります。例えば、タバコに含まれるニコチンは水に溶け出しやすく、地中や川へ流れ出した毒素が植物や海洋生物に取り込まれ、動植物が絶滅の危機に瀕します。

たとえ絶滅しなかったとしても、食物連鎖で人間が毒素を溜め込んだ動植物を口にすれば、人体にも悪影響を及ぼしかねません。

ポイ捨てされたタバコの吸い殻や加熱式タバコのプラスチックごみは、なかなか自然分解されないため、長期間放置されるとゆっくりではあるが確実に環境破壊を進行させます。タバコの吸い殻は、環境に配慮した正しい捨て方で処分しましょう。

加熱式タバコ本体の捨て方

加熱式タバコ本体の捨て方

加熱式タバコの本体は、さまざまな機器や素材が使用されているため、燃えるごみで処分できません。「燃えないごみなら問題ないのでは」と考える人もいますが、安全を考慮するなら、加熱式タバコ本体の構造を理解し、適切な処理が必要です。

いらなくなった加熱式タバコ本体は、回収・フリマやオークション・リサイクルなど、様々な方法で処分できます。加熱式タバコ本体の正しい捨て方を、以下で詳しく解説します。

​​小型家電回収ボックスで捨てる​​

加熱式タバコの本体は、小型家電回収ボックスで処分しましょう。熱式タバコの本体は、リチウムイオン電池やプラスチックなどを使用しているため、燃えるごみでは処分できません

加熱式タバコ本体を一般ごみで処分した場合、ごみ処理中に発火や爆発の可能性があるため危険です。加熱式タバコ本体のカテゴリーは「小型家電」なので、小型家電ボックスで処分しましょう。

小型家電ボックスは、各市町村役場の玄関横やショッピングモール・家電量販店・ホームセンターなどに設置されています。各自治体のホームページなどで設置場所を確認し、最寄りの小型家電回収ボックスで処分してください。

フリマアプリやオークションサイトで売る

処分したい加熱式タバコの本体がまだ使用可能な場合、フリマアプリやオークションで売るのも良い方法です。フリマアプリやオークションは、ニコチンが含まれるタバコそのものの取引はできませんが、加熱式タバコの本体は家電機器なので取引できます

例えば、未使用品のwith2だと2千円弱、限定モデルのploomXだと4千円弱で取引されるケースも見られます。ただし、フリマアプリやオークションは、あくまで個人取引です。

マナーの悪い人に当たったり、支払いトラブルが起こったりなどのトラブルがあっても、個人で対応しなければならないので注意しましょう。

無料回収・リサイクル回収で捨てる

加熱式タバコ本体を販売している店舗によっては、無料回収・リサイクル回収を行なっています。自治体の回収ボックスが遠い人は、販売店の無料回収・リサイクル回収が便利です。

ただし、加熱式タバコ本体の無料回収サービスは、全ての機種対象にしているわけではありません。IQOS製品・lil製品は店舗回収の対象外なので、フィリップ・モリス・ジャパン合同会社の回収サービスを利用してください。

無料回収はあくまで加熱式タバコ本体のみで、充電用ケーブルやアダプターは回収してもらえないため注意しましょう

ライターの捨て方と注意点

加熱式タバコ本体の捨て方

喫煙者が気をつけなければならないのは、タバコの吸い殻の捨て方だけではありません。紙巻きタバコユーザーの場合、ライターの捨て方にも注意が必要です。

ライターの捨て方を間違えると、ごみ処理中に爆発したり他のごみに燃え移ったりして、職員が怪我をする可能性もあります。正しいライターの捨て方を身につけ、危険を回避しましょう。ライターの正しい捨て方と注意点を、以下で詳しく解説します。

中身を使い切ってから捨てる

ライターは、着火を防ぐためガスを使い切ってから捨てましょう。ライターの内部には、着火するための液体燃料やガスが入っています。中身が入ったままのライターを捨てると、ごみ処理中に発火する可能性があり大変危険です。

中身を使い切ったライターなら、液体燃料やガスが入っていないため、着火の可能性が下がります。各地方自治体で定めた規則や注意点を確認し、着火しない状態まで処理をしてから、規則に従って処分しましょう。

自治体のごみ収集で捨てる

ライターは、本体の種類に合わせて各自治体のごみ収集に出しましょう。ライターは可燃性の液体やガスを使用しているため、カテゴリーとしては発火性危険物です。

しかし、発火しないよう事前に処理をし、本体がプラスチックでできているなら燃えるごみに出しても問題ありません。例えば、使い捨ての100円ライターの本体はほぼプラスチックなので、ガスを使い切ってしまえば燃えるごみで捨てられます

ジッポライターの場合本体が金属なので、中身を使い切ったら燃えないごみで捨てましょう。

タバコの吸い殻処分も七福神にお任せください

タバコの吸い殻処分も七福神にお任せください

タバコの吸い殻処分にお困りの方は、七福神にお任せください。ペットボトルや空き缶に吸い殻が入っていると、分別してから捨てようと思っても、まず吸い殻を取り出せねばならず、時間も労力も掛かります。

七福神にご依頼いただければ、自分でペットボトルや空き缶から吸い殻を取り出さなくても、そのままの状態で回収いたします。気軽なご相談はもちろん、訪問見積もりも無料で承ります

「実家を片付けたいが吸い殻入りの空き缶やペットボトルが多すぎる」「リサイクルに出せないごみが多くて困っている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

タバコの吸い殻は、種類を問わず悪臭や火災・環境汚染の原因になりやすいため、正しい方法で処分しなければなりません。例えば、火災を防ぐために水で濡らす、吸い殻をポリ袋にまとめてから燃えるごみで出すなど、周囲への影響に配慮した処分方法が大切です。

吸い殻を集めてリサイクルに出したり、加熱式タバコの本体を回収してもらったりすれば、ごみも減らせて環境改善にも貢献できます。自力での処理が難しい場合は専門家に相談して、タバコの吸い殻を正しく処分しましょう。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 新家 喜夫

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。

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