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賃貸退去の立ち会いとは?立ち会いの流れやチェックポイントを解説

賃貸退去の立ち会いとは?立ち会いの流れやチェックポイントを解説

賃貸物件を退去する際に行われる「立ち会い」。これは、借主と管理会社または大家が一緒に室内の状態を確認し、原状回復の範囲や修繕費の負担などについて擦り合わせる手続きです。

しかし「どこをチェックされるのかわからない」「どこまで掃除すればいいのか不安」といった声も多く、当日になって慌てる方も少なくありません。実際、認識の違いからトラブルに発展してしまうこともあります。

本記事では、賃貸退去時の立ち会いについて、基本的な流れやチェックされやすいポイントについて詳しく解説します。初めて退去する方や退去トラブルを避けたい方は、ぜひ参考にしてください。

賃借を退去する際に立ち会う理由は?

賃借を退去する際に立ち会う理由は?

賃貸物件の退去時に最も多いトラブルが「修繕費を誰が負担するのか」の問題です。例えば、壁にできた小さな傷一つをとっても、それが入居前からあったものなのか、借主の不注意でできたものかによって、費用の負担者が変わってきます。立ち会いはこのような認識のズレを防ぎ、貸主と借主が納得のうえで退去手続きを進めるために設けられています。

この立ち会いは、退去時点の部屋の状態を双方が同時に確認できる唯一のタイミングです。もし後日、入居者に責任のない損耗に対して修繕費が請求されたとしても、立ち会いの場で説明しておけばその場で解決できる可能性が高くなります。反対に、立ち会いをせず鍵だけ返却してしまうと、不意の請求が届いても反論の機会を逃してしまうことにもなりかねません。

立ち会いは通常、引越し当日に行われることが多く、所要時間は10〜20分ほどです。ただし、物件の解約日前であれば、引越し日と別の日に設定することもできます。忙しい引越し当日と別日にすると、時間的にも余裕ができ落ち着いて対応できるでしょう。

また、貸主側は管理会社や不動産会社の担当者が代理として立ち会うのが一般的です。しかし、借主側は原則として入居者本人が立ち会うことが求められます。これは、室内の状態や使用状況を説明できる立場にある人が対応することで、誤解や後日のトラブルを予防しやすくするためです。

賃貸の退去の立ち会いまでにすることは?

賃貸の退去の立ち会いまでにすることは?

引っ越しは、住まいの移動だけでなく多くの手続きや準備が重なる大仕事です。退去直前になって慌てることがないよう、1か月前から前日までにやるべきことを把握しておきましょう。ここでは、退去の立ち会いまでにやっておくべきポイントを、時系列に沿って解説します。

【1か月前】

1.大家や管理会社に退去の連絡

新居への引越し日が決まったら、まず現在の物件の貸主または管理会社に退去の意思を伝える必要があります。多くの賃貸契約では、退去希望日の1か月前までに解約を通知することが義務付けられています。連絡が遅れると、旧居と新居の家賃が重なる期間が長くなり、経済的な負担が増えるため注意してください。通知の期限や解約方法は賃貸契約書に明記されているため、内容を確認して余裕を持って連絡を入れましょう。

2.退去届を提出

退去の意思を伝えたあとは、正式な手続きとして「退去届」を提出するケースが一般的です。これは、退去日を記録に残すための書類で、「言った言わない」などのトラブルを防ぐ目的があります。退去届は基本的に入居時の書類一式に含まれていますが、見つからない場合は管理会社に再発行を依頼できます。

3.引っ越し業者へ依頼

引越し業者への依頼は、引越し日が決まり次第なるべく早く行うのが鉄則です。特に3〜4月の繁忙期は予約が取りづらく、希望日が埋まってしまうことも珍しくありません。直前の予約になると、費用も割高になる傾向があるため、費用を抑えるには早めの行動が鍵です。引越し業者を選ぶ際は、複数の業者から相見積もりを取り、サービス内容を比較すると自分に合った業者が見つかりやすくなります。

【前日まで】

1.水道や電気、ガス会社へ停止の連絡

退去前に、使用しているライフライン(電気・ガス・水道)の停止手続きを忘れずに行いましょう。多くの地域では、インターネットや電話で1〜2週間前から手続きが可能です。手続き時には、お客様番号が必要になるケースがあるため、請求書から事前に確認しておくとスムーズです。なお、電気や水道は無人でも停止可能ですが、ガスの場合は立ち会いが必要なケースもあります。

2.引っ越し

引っ越し当日は荷物の運び出しだけでなく、不用品の分別や処分などの作業もあります。特に不用品が大量に出る場合、ゴミ出しのルールや収集日を事前に確認しておきましょう。粗大ゴミの回収には申し込みから2〜3週間かかることもあるため、早めに手配しておく必要があります。間に合わない場合や急ぎで処分したい場合は、回収業者へ依頼するのも一つの方法です。

3.掃除

賃貸物件の退去後は、貸主側がハウスクリーニングを実施するため、借主が完璧に掃除をする義務はありません。しかし、全く掃除をせずに明け渡すのは、大家さんに失礼な行為ととられることもあります。また、あまりに汚れがひどいと、通常よりも高額なクリーニング費用や原状回復費用を請求される可能性もあるため、最低限の掃除は必要です。特に水回りの汚れやゴミの残置などはトラブルにつながりやすいため注意しましょう。

4.転居手続き

引越しが決まったら、住所変更の手続きも必要です。現在と同じ市区町村内での引越しであれば「転居届」を、別の市区町村へ移る場合は「転出届」と「転入届」を市役所の窓口に提出します。提出期限は引越し日から14日以内です。怠ると5万円以下の過料(罰金)が科されることもあるため、期限に注意してください。窓口が混雑して手続きに時間がかかることもあるため、余裕を持って市役所で手続きしましょう。

5.郵便物の転送手続き

転送手続きは旧住所宛ての郵便物を新居に届けてもらうための制度で、郵便局への「転居届」の提出が必要です。手続きは郵便局の窓口だけでなく、インターネットの「e転居」サービスからも行えます。転送期間は手続き完了日から1年間です。役所や金融機関からの重要書類も対象になります。届出を出してから、転送が開始するまでに3〜7営業日かかるため、早めに申請しておくと安心です。

【当日】

退去当日は、すべての荷物を運び出し、部屋の中を空にしてから立ち会いに臨みます。荷物が残っていると室内の確認が妨げられたり、運び出しの際に壁や床に傷がついて新たな修繕費が発生するリスクがあったりします。また、この日が住んでいた物件に入れる最後の機会となるため、忘れ物がないかの確認も重要です。収納の中やベランダ、洗面台など、隅々まで丁寧に確認してから鍵を返却しましょう。

賃貸の退去で立ち会いの流れ

賃貸の退去で立ち会いの流れ

退去時の立ち会いは、部屋の状態を貸主と借主の双方で確認し、原状回復の範囲について合意するための重要な機会です。初めての方にとっては「何をするのか」「どのくらい時間がかかるのか」など不安もあるでしょう。ここでは、当日の基本的な流れと注意点について解説します。

立ち会い担当者が部屋を訪れる

立ち会い当日、あらかじめ約束していた時間になると、管理会社の担当者が物件を訪問します。借主は、時間に遅れないよう事前に部屋の中で待機しておきましょう。この時点で、賃貸契約書や家の鍵、入居時に受け取った書類一式などを手元に用意しておくと、手続きがスムーズに進みます。

また、担当者が到着した際には簡単なあいさつとともに、今後の流れについて簡単に説明を受けることもあります。不安な点や確認したいことがある場合は、部屋の確認が始まる前のタイミングで聞いておくと安心です。立ち会いは時間にして10〜20分程度で終了することが多く、特別な問題がなければスムーズに進みます。

破損部分がないかどうか担当と一緒に確認

立ち会いが始まると担当者と借主が一緒に室内を巡回し、傷や汚れ、破損箇所の有無を細かくチェックします。主に確認されるのは、床や壁、天井、キッチン・浴室・トイレなどの水回り、収納、ドア、エアコンなどの設備です。損傷が「通常使用による経年劣化か」「借主の過失によるものか」の確認が目的です。

傷や汚れが見つかった場合には、担当者からその経緯について質問されることがあります。質問に答えられるよう、借主側は入居時に撮影した室内の写真や、入居チェックリストを用意しておくと安心です。入居当初からあった損傷であることを示すことができれば、費用請求の対象外と判断される可能性が高まります。なお、立ち会いの場では緊張してすべてを伝えきれないこともあるため、気になる点は事前にメモを準備しておくのがおすすめです。

補修内容などを確認して、書面にサイン

室内の確認がすべて終わると、立ち会い担当者から破損や汚れの状況を踏まえ、必要な補修や清掃の内容を伝えられます。併せて、敷金からの差し引き金額や返金の有無、精算方法についても具体的に説明されます。この内容に借主が同意すれば、退去に関する書類へ署名し、手続きは完了です。

ただし、補修費用や請求内容に納得できない場合、不明点や疑問点はその場で解消し、場合によっては管理会社や貸主に再確認を求めても問題ありません。それでも意見が食い違い、トラブルに発展しそうな場合は、署名や捺印せずに一旦持ち帰り、国民生活センターや日本賃貸住宅管理協会に相談してもよいでしょう。

鍵の返却

補修内容への同意と書類へのサインが完了したら、退去立ち会いの最後のステップとして鍵を返却します。鍵は原則として、入居時に受け取った本数すべての返却が必要です。メインキーだけでなく、スペアキーも含まれるため、事前に手元の鍵が揃っているか確認しておきましょう。

もし鍵の紛失や返却漏れがあった場合は防犯上の観点から鍵の交換が必要となり、その費用を請求される可能性があります。費用は物件によって異なりますが、数千円〜数万円と高額になることもあるため注意が必要です。

鍵の返却が済めば、退去立ち会いは正式に終了となり、賃貸契約も事実上終了します。これで借主の責任も完了するため、気持ちよく新生活へと進むためにも最後まで丁寧に対応しましょう。

賃借の退去で立ち会いのチェックポイント

賃借の退去で立ち会いのチェックポイント

賃貸物件を退去する際、管理会社の担当者が室内を確認し、原状回復の必要がある箇所がないかチェックします。損傷が借主の過失か、経年劣化かによって負担の有無が変わるため、あらかじめ確認項目を把握しておくことで不要なトラブルを避けられます。

壁紙の傷や汚れ

壁紙の状態は、立ち会い時に特に注目されるポイントの一つです。日焼けによる色あせや画鋲の穴などは「通常の使用による経年劣化」として扱われ、借主に修繕費が請求されることは基本的にありません。一方で、ポスターを貼るために釘やネジを使って大きな穴を開けてしまった場合や、家具の搬出時に壁紙を破いてしまった場合などは過失とみなされ修繕費用を負担することになります。

床の傷や汚れ

床の状態は壁紙と並んでよく確認される項目です。家具や家電の設置によってできた床のへこみは「通常使用に伴う経年劣化」として扱われ、修繕費を請求されるケースは少ないといえます。一方で、重い物を落としてできた傷、飲み物をこぼしてできたシミ、ペットによる引っかき傷・汚れなど、明らかな過失による損傷は原状回復の対象となり、借主が費用を負担します。

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水回りのカビや汚れ

キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りは、湿気がこもりやすく、カビや汚れが発生しやすい場所です。これらの汚れは、日頃の掃除や手入れで防げるものと判断されます。そのため、退去時に汚れが放置されていると「通常使用を超える損耗」と見なされ、原状回復費用を請求される可能性があります。特に黒カビや水垢などは、目につきやすく厳しくチェックされがちです。

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タバコやお香などの匂い

立ち会い時、部屋に入った瞬間にまず確認されるのが「匂い」です。特にタバコやお香の匂いは強く残りやすく、壁紙やカーテン、天井にまで染み込んでいることがあります。タバコのヤニによる黄ばみや臭気は、通常のクリーニングでは取れません。そのため、クロスの張り替えや特殊清掃が必要となり、高額な費用請求につながるケースもあります。住んでいる本人は気づきにくいこともあるため、事前に第三者に確認してもらったり、消臭対策を徹底的にしたりしましょう。

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網戸

網戸は普段あまり意識されないかもしれませんが、退去時には立派なチェック対象です。破れやたるみがある場合、それが自然劣化によるものか、借主の故意・過失によるものか厳しくジャッジされます。例えば、掃除中に破ってしまった、ペットが引っかいたなどの明確な原因がある場合は、高い確率で修繕費を請求されます。また、開閉がスムーズにできるかどうか、サッシのレールが破損していないかなども確認対象です。

エアコン

備え付けのエアコンも、退去時のチェック項目として見逃せないポイントです。確認されるのは、正常に動作するかどうか、冷暖房が効くか、異音がしないか、リモコンが正常に使えるかなどです。通常の使用で故障した場合は貸主側の負担になるのが一般的ですが、フィルターの汚れがひどい場合やエアコンからの水漏れを放置したことで壁にカビや腐食が発生した場合などは、借主の過失と判断される可能性があります。また、リモコンを紛失した場合もその弁償を求められるケースがあるため注意が必要です。

温水洗浄便座

温水洗浄便座(いわゆるウォシュレット)を自分で設置していた場合、原状回復義務の一環として退去時には原則として取り外し、元の便座に戻さなくてはなりません。ただし、大家や管理会社の許可があり「そのままで構わない」と言われた場合には、設置したままでも問題ありません。取り外して再利用する場合は、水漏れなどがないよう注意して作業を行いましょう。

換気扇

退去時の立ち会いでは、換気扇の動作確認や汚れの状態もチェックされます。換気扇はキッチン・浴室・トイレなど複数箇所に設置されていますが、特にキッチンの換気扇には油汚れが付きやすいため注意深くチェックが入ることが多いです。雑巾で拭けば落ちる程度の軽度な汚れであれば、原状回復費用を請求されることはほとんどありませんが、長期間放置された油汚れやホコリがこびりついている場合は、借主の管理不足とみなされ、クリーニング代が請求される可能性があります

畳はフローリングとは異なり、素材が柔らかく吸湿性が高いため、シミやカビなどダメージが残りやすい性質があります。特に、タバコの灰による焦げや、飲み物をこぼして放置したことによるシミ、カビの発生などは「通常の使用範囲を超える損耗」とされ、基本的に修繕費の請求対象です。一方で、日焼けによる変色や家具を置いていたことによる凹みは経年劣化と判断されるため、基本的には請求対象外です。

賃貸の退去の立ち会いで準備しておくもの

賃貸の退去の立ち会いで準備しておくもの

退去の立ち会いをスムーズに進めるためには、必要な持ち物を事前に確認しておきましょう。多くの場合、管理会社から当日の持ち物について案内がありますが、基本的な準備としては、以下に挙げるものを揃えておくと安心です。

  • 賃貸借契約書
  • 印鑑
  • 筆記用具
  • 身分証明書
  • 鍵やスペアキー
  • デジタルカメラやスマートフォン
  • 銀行口座
  • 入居時の写真

注意点、用途などを一つずつ解説します。

賃貸借契約書

退去時の原状回復義務については、賃貸借契約書に明記されています。特に「特約」の項目に注意が必要で、原状回復に関する独自の取り決めが記載されている場合があります。原状回復におけるトラブルは、この特約の内容の認識違いによって発生するケースもあるため、事前に目を通しておきましょう。

印鑑

退去立ち会い時には、原状回復費用や敷金の精算内容などについて確認し、同意したうえで書類に署名・捺印する場面があります。基本的には認印で問題ありませんが、シャチハタは使用不可とする管理会社もあるため注意が必要です。当日になって押印ができず手続きが滞ると、再訪や郵送対応など手間が増えてしまう可能性もあります。

筆記用具

退去時の立ち会いでは、契約書への記入や確認事項のメモが必要になるケースがあります。例えば、新住所や敷金返還先の口座情報を書き込むことがあるほか、修繕箇所の説明や見積もりに関する重要な話を記録する際にも役立ちます。筆記用具は現地で貸してもらえることもありますが、万が一に備えて自分でボールペンやメモ帳を用意しておくと安心です。

身分証明書

退去立ち会い当日は、本人確認のために身分証明書の提示を求められる場合があります。身分証の種類は、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど顔写真付きの身分証を持参しておけば間違いありません。提示できないと手続きが進められない場合もあるので、忘れずに準備しておきましょう。

鍵やスペアキー

退去立ち会いでは、借りていた鍵をすべて返却する必要があります。これは契約終了の重要な手続きの一つで、鍵の返却をもって「物件の引き渡し完了」と見なされるためです。渡された本数だけでなく、自分で複製したスペアキーがある場合もすべて返却対象です。もし、鍵が足りない、紛失したなどの場合には鍵交換費用を借主が負担するケースもあるため、事前に本数を確認して確実に揃えておきましょう。

デジタルカメラやスマートフォン

立ち会い当日は、室内の状態を記録できるようにスマートフォンやデジタルカメラを持参するのがおすすめです。後日「傷があった」「汚れていた」といったトラブルが発生した場合、写真があれば客観的な証拠として活用できます。特に、壁や床、水回りなど原状回復費用が発生しやすい場所は重点的に撮影しておきましょう。

銀行口座

退去時に敷金が返金される場合、立ち会い当日に振込先として銀行口座を記入する場合があります。事前に通帳やキャッシュカードを準備しておけば記入ミスを防げるため、用意しておきましょう。

入居時の写真

退去時の立ち会いでは、入居時の写真があると交渉の際に有利に働きます。壁のキズや床の汚れなどを巡って入居前からあったものかどうかで費用負担が変わることもあるため、証拠として提出できる写真はトラブル防止に効果的です。

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賃貸の退去で立ち会いに関するよくある質問

賃貸の退去で立ち会いに関するよくある質問

ここでは、立ち会いに関するよくある質問とその対処法について解説します。

退去時に立ち会いができない場合は?

退去時にどうしても本人が立ち会えない場合は、信頼できる家族や知人にお願いし、代理を立てることも可能です。その際は、不動産会社または管理会社へ事前に連絡し、代理人の立ち会いを希望する旨を伝え、了承を得ておきましょう。加えて、代理人が正式に手続きを行えるよう、委任状を準備しておく要があります。

また、代理人には部屋の使い方や損傷の有無などをきちんと共有し、質問された際に説明できるようにしておくと安心です。入居時の写真や記録、メモがあれば、立ち会い当日に提示してもらうことで、スムーズに確認作業が進みます。

賃貸の退去の立ち会いで気をつけるポイントは?

退去時の立ち会いでは、思わぬトラブルを防ぐためにも、事前の準備が欠かせません。まず確認しておきたいのが賃貸借契約書の内容です。特に「原状回復」に関する条項は、貸主・借主の責任範囲を判断する基準となるため、内容をよく読み込んでおきましょう

立ち会い当日はできるだけ室内を整理し、掃除を済ませておくのがマナーです。また、軽微な汚れでも清掃の有無によって印象が変わり、クリーニング費用が変動する可能性がある観点でも、整理・清掃はおすすめです。また、室内にキズやシミなどがある場合は「いつからあったものなのか」「どのような原因でできたのか」を説明できるようにしておくと、担当者との認識のズレを防げます。

身に覚えのない傷や汚れを請求をされたらどうしたら良いの?

退去時の立ち会いで、身に覚えのない傷や汚れに対して修繕費を請求された場合は、焦ってその場でサインをしないことが大切です。一度署名してしまうと、内容を後から覆すのは困難です。まずは冷静に、どの箇所が問題となっているのかを確認し、立ち会い担当者に理由を丁寧に尋ねましょう。

もし説明に納得できない場合は、その場で判断せず、管理会社や大家に再度相談して確認してもらうのがおすすめです。それでも解決しないときは、「国民生活センター」や「日本賃貸住宅管理協会」「法テラス」などの公的な相談機関を利用しましょう。特に国民生活センターでは、毎年1万件を超える原状回復トラブルに関する相談が寄せられており、適切な助言を受けられます。

参考:国民生活センター

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賃貸の退去で立ち会いをしないデメリットは?

賃貸の退去で立ち会いをしないデメリットは?

退去時に立ち会いを行わないと、後から思いもよらない修繕費やクリーニング費を請求されるリスクがあります。立ち会いは、借主と管理会社が室内を一緒に確認し、傷や汚れの有無、その原因について話し合える唯一の機会です。この場を欠くと「いつできた損傷か」「自分に責任があるのか」といった説明ができず、不利な判断を受けやすくなります

また、敷金の清算も立ち会いを前提に行われるため、借主が立ち会わないことで納得できない内容で費用を差し引かれてしまう恐れもあります。立ち会いは通常10〜20分ほどで終わるため、できるだけ都合をつけて同席しましょう。

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まとめ

まとめ

今回は、賃貸物件の退去に伴う立ち会いについて詳しく解説しました。

引越しの時期は、荷造りや新居への準備に追われるあまり、つい退去に関する準備を後回しにしてしまいがちです。しかし、立ち会いは修繕費の精算や敷金の返還など、金銭に関わる重要な手続きであり、後々のトラブルを防ぐためにもできるだけ本人が同席することが望まれます

万が一、納得できない修繕費を請求された場合は、その場でサインをせず、冷静に状況を整理して対応することが大切です。また、退去時に大量の不用品が出たときや、部屋の汚れが心配な方は、専門業者に依頼することで負担を大きく軽減できます。

ゴミ屋敷バスター七福神では、退去前のハウスクリーニングや不用品の回収に対応しています。忙しい引越しの時期でも安心してお任せいただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間20,000件以上のゴミ屋敷片付け・遺品整理の実績「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国規模で展開する株式会社クオーレの代表取締役。
複数の職を経て、2011年、25歳の頃に仲間と共に株式会社クオーレを設立。 不用品回収業としてスタートし、遺品整理やゴミ屋敷片付けを中心に手掛けるように。
現在は愛知の他、岐阜・静岡・神奈川・埼玉・千葉・栃木・東京・静岡・大阪・和歌山にも支店や支社を構え、 精力的に事業を拡大している。

新家 喜夫(ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長)

監修者 新家 喜夫ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長)

遺品整理やゴミ屋敷片付けが必要な方のために活動し、数々のメディア取材を受けてきた。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長を務め、著書も出版している。
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