着られなくなった子供服や、引越しを機に廃棄したい家具や家電、読み終わった本など、まだ利用できるけれど不要となったものを捨てるのは簡単です。
しかし、環境のことを考えるとリサイクルや寄付などを検討したいところです。
千葉市では、「リサイクル情報コーナー」という不用品のリサイクルを目的とした情報交換の場所が千葉市の各区役所に設けられています。
この記事では、千葉市が運営する「リサイクル情報コーナー」の活用方法や、リサイクルできなかった場合の不用品の処分方法について詳しく解説していきます。
目次
千葉市の不用品リサイクルへの取り組みとは
千葉市では、千葉市内に住所を持つ個人(事業者などは不可)を対象とした、リサイクル情報コーナーを設けています。
これは、家庭で不要となったものを提供したい人と、家庭で必要となったものを希望する人をつなげるものとなります。
不用品を譲りたい人と希望する人が互いに情報を出しあいます。
すると、リサイクル情報コーナーとして設けられた場所にそれぞれの情報が紙で各3ヶ月間掲載されます。
リサイクル情報コーナー内でマッチングすると、価格や引き渡し場所などについて直接交渉に入ることができる仕組みです。
千葉市のリサイクル情報コーナーを利用する方法
具体的に、どのようにリサイクル情報コーナーを利用したら良いのか、その手順ご紹介します。
千葉市のリサイクル情報コーナー利用方法①申し込みに必要な必要事項を準備する
申し込みの際に必要な、以下の準備をします。
- 譲りたい・希望したい商品の品名や型式
- 希望価格
- その他希望条件
- 連絡方法
申し込み方法が郵送やFAXの場合は紙に書いて送付します。
電話の場合は口頭で上記の内容を伝えます。
千葉市のリサイクル情報コーナー利用方法②掲載先の区役所を選択する
千葉市でリサイクル情報コーナーを取り扱う区役所は以下の6つの区役所です。
- 中央区役所
- 稲毛区役所
- 花見川区役所
- 緑区役所
- 美浜区役所
- 若葉区役所
この中からリサイクル情報の掲載を希望する区役所を選択しましょう。
引き渡しを考えるとお住まいの近くの区役所を選ぶと良いかもしれません。
千葉市のリサイクル情報コーナー利用方法③申し込み
掲載先の区役所が決まったら、掲載を希望する区役所の地域振興課へ直接申し込みを行います。
各区役所の窓口で受付を行っている他、ハガキでの郵送受付や、電話、FAXなどでも申し込みが可能です。
区役所の連絡先など詳しい情報については千葉市公式ホームページで確認してください。
千葉市のリサイクル情報コーナー利用方法④交渉する
リサイクル情報コーナーの掲示板で交渉したい相手がいたら、直接連絡を取り、価格や引き渡し場所などを交渉することができます。
千葉市のリサイクル情報コーナー利用方法⑤交渉成立を報告する
交渉が成立したら千葉市の廃棄物対策課へその旨を報告します。
報告を入れると掲載していた情報カードが引き下げられます。
また、掲載期間中に品物の引き下げを希望する際も廃棄物対策課へ連絡するようにしましょう。
千葉市のリサイクル情報コーナーを利用する際の注意点
掲載される期間は3ヶ月です。
交渉成立や掲載引き下げの連絡をしない限り、3ヶ月間掲載されます。
また、自転車を不用品リサイクルとして出す場合には、必ず防犯登録の解除手続きを行ってから譲るようにしましょう。
手続きが完了していないと、新たな引き取り手へ渡った後、盗難車両として認識されてしまう可能性があります。
千葉市のリサイクル情報コーナーは、フリマアプリやリサイクルショップなど民間リサイクル業界の拡大や利用者の減少に伴い、令和4年3月31日をもって終了となります。
千葉市のリサイクル情報コーナーで取扱い可能な商品は?
リサイクル情報コーナーで取扱ができる商品は以下の通りです。
- 電化製品
- 家具
- 衣料品
- 自転車
- 書籍
- AV機器
- ベビー用品
- 楽器
- 家庭雑貨品
- おもちゃ
- 学用品
- 石油・ガス器具
- 健康機器
- スポーツ・レジャー用品
- その他一般家庭用品全般
千葉市のリサイクル情報コーナーで取扱いできない商品は?
リサイクル情報コーナーで取扱いできない商品は以下の通りです。
- オートバイ
- 自動車
- 携帯電話
- 動植物
- 食料品
- 貴金属
- 美術品
- 宝石
- 化粧品
- 株主優待券や野球観戦チケットなどの金券類
リサイクル情報コーナーでは、販売目的の商品や事業活動における不用品の取扱は行っていません。
取扱い不可商品の処分方法については以下でまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
千葉市のリサイクル情報センターで取扱いがない不用品の処分方法
取扱いできない不用品はどのように処分したら良いのでしょうか。
代表的な方法をまとめました。
リサイクル不可商品の処分方法①人に譲る
最も手軽なのは、知人や友人に譲る方法です。
自分にとっては不要になったものでも、誰かにとって必要なものであれば価値あるものになります。
リサイクル不可商品の処分方法②ネットオークションやフリマアプリを利用して販売する
昨今、インターネットを利用したネットオークションやフリマアプリなどで不用品を売買する人が増えてきました。
手数料はかかりますが、一度に多くの人に売りたい物を紹介することができます。
ただし、以下のことを全て自分で行わなければならないので、注意が必要です。
- 商品の写真撮り
- 商品の説明
- 購入希望者とのコメントのやり取り
- 発送手配
リサイクル不可商品の処分方法③不用品業者に回収してもらう
「大量にある不用品を一気に整理したい」
「引っ越しなどで片付けの期限が迫っている」
「仕事が忙しいから最も効率よく片付けたい」
こういった場合に最適なのが不用品回収業者に依頼する方法です。
指定した日時に引き取ってもらうことができるため、自分から不用品を運ぶ、発送する必要がありません。
また、不用品回収業者によっては買取サービスも行っているため、不用品が片付く合間に買取作業を行ってもらうことも可能です。
買取サービスを利用する場合には、事前に申し出ておくとスムーズです。
まとめ
千葉市が運営する「リサイクル情報コーナー」の活用方法や、リサイクルできなかった場合の不用品の処分方法について詳しく解説してきました。
「リサイクル情報コーナー」を活用し、ゴミを少しでも減らすことは環境を守ことにも繋がります。
ただし、引っ越しで一度に大量の不用品を至急片付ける必要がある、大量の不用品一つ一つのもらい手を探す時間がないといった場合には不用品回収業者に一括して不用品の引き取りを依頼するのがおすすめです。最も効率的に、確実に片付けることができます。
最終的には、不用品を片付けるまでのスケジュールや物量、片付けにかかる手間や費用を総合的に鑑みた上で、自分に合った不用品の処分方法を選択すると良いでしょう。