ゴミ屋敷は初めからゴミ屋敷だった訳ではありません。
何らかの原因によって、次第にゴミが増え、ゴミ屋敷となってしまうのですが、原因は様々です。
そこでゴミ屋敷になってしまいやすい人の特徴をいくつかご紹介します。
該当するのであれば生活習慣や価値観を改めるなど、対策を取りましょう。
ゴミ屋敷になりやすい人の特徴
ゴミ屋敷は住人が生み出すものです。
そこには様々な要因がありますが、まずはゴミ屋敷になりやすい人の性格的な特徴についてご紹介します。
面倒くさがりな人はゴミ屋敷になりやすい
近年、環境問題等の影響から自治体によってゴミ出しのルールが細かく設定されており、几帳面な人でさえ少々面倒に感じるのではないでしょうか。
そのため、面倒くさがりな人は、分別が面倒に感じてしまい、ゴミの分別をしていないのでゴミが出せず、家の中にゴミが蓄積されていき、やがてがゴミ屋敷にしてしまう傾向にあります。
好きなだけゴミを捨てられるのであれば、何も考えずに捨てればよいだけですが、ゴミを捨てるルールを守らなければならないため、ルールが分からない、ルールを守るのが面倒だと感じてしまい、ゴミが捨てられません。
しかし生活を送ればゴミは出てくるものです。
結局はゴミが増える一方で、ゴミ屋敷に近付いていくのです。
物を捨てられない人はゴミ屋敷になりやすい
「大切な思い出がある」「大切な人にもらった物だから」など、物を大切にする人は、裏を返せば物を捨てられない人なので、次第に物が溢れていく傾向にあります。
ゴミ屋敷は他人から見ればゴミの集まりですが、ゴミではなくどれも大切なものだと主張するゴミ屋敷住居人は珍しくありません。
物が捨てられないため家の中のスペースを圧迫し、日常生活の中で出てくるゴミと混ざってしまうことで、一人ではどうすることもできない状況となり、ゴミ屋敷になってしまうケースもあります。
他人のゴミを気にする人はゴミ屋敷になりやすい
他人が出したゴミを見て、「まだ使えるのに勿体ない」と思うことはあるかもしれません。
その思いが行き過ぎて他人のゴミを回収する人は、ゴミ屋敷になってしまうリスクが高いです。
まだ使える物が捨てられていると勿体ない気持ちになるのが人情ですが、そこでゴミを回収するということは、自宅に物を増やすことになります。
実際、ゴミ屋敷になってしまった人も他人のゴミを回収する傾向が高いので、このような人は要注意です。
家や部屋に無頓着な人はゴミ屋敷になりやすい
仕事など家の外のことはしっかりしているのに、家の中、自分の部屋に関して無頓着な人はゴミ屋敷になりやすいです。
誰にも見られない家や自分の部屋が多少汚くなるのは仕方ないのですが、あまりにも無頓着な人は汚くても気にしないので、そのままゴミが溜まり、やがてはゴミ屋敷になってしまう可能性があります。
買い物が好きな人はゴミ屋敷になりやすい
買い物が好きな人もゴミ屋敷になりやすいです。
なぜなら、買い物とは物を増やすことを意味しています。
衝動買い、ストレス解消、さらには浪費癖など買い物が多い人は、捨てる速度よりも物が増える速度の方が速いので、やがては物が溢れてゴミ屋敷にしてしまう可能性があります。
ゴミ屋敷になりやすい環境の特徴
ゴミ屋敷は住居人の性格だけで決まるものではありません。
生活環境も、ゴミ屋敷のリスクを決める要因となります。
そこでゴミ屋敷になりやすい生活環境の特徴を紹介します。
毎日忙しい人はゴミ屋敷リスクが高い
毎日仕事に追われて忙しい人は、ゴミ屋敷になるリスクが高いです。
忙しいということは、やるべきことがあることを意味しています。
そのため、ゴミ捨ての優先順位が低くなります。
朝起きてすぐに出社し、夜遅くまで仕事して帰宅するなど家にいる時間が短い人は、家の状況を把握しきれていません。
そのため、ゴミがあることに気づかなかったり、気づいていてもゴミ出しよりも大切なことがあることから、次第にゴミが蓄積され、ゴミ屋敷にしてしまう可能性があります。
一人暮らしはゴミ屋敷リスクが高い
一人暮らしの場合、誰に何も言われません。
同居人がいれば、部屋が汚くなれば注意されたり、代わりに掃除をしてくれることでしょう。
しかし一人暮らしの場合、どれだけ部屋が汚くなっても、何も言われませんし、誰かが掃除をすることもありません。
そのため、自分が掃除をしない限り、部屋が綺麗になることはありません。
部屋が汚いままでも気にしない人が一人暮らしをしている場合、ゴミ屋敷になるリスクは高いです。
ゴミ出しルールの厳しい自治体に住んでいる人はゴミ屋敷リスクが高い
ゴミ出しのルールは自治体によって異なります。
これは自治体のゴミ処理能力の違いによるもので、比較的大らかな自治体もあれば、事細かに分別ルールを用意している自治体もあります。
事細かな分別ルールのある自治体に住んでおり、かつ先に挙げた性格の人は、ゴミを捨てることが苦痛・負担となり、部屋にゴミを溜めてしまい、やがてはゴミ屋敷となってしまう可能性があります。
ゴミ屋敷になりやすい生活習慣の人の特徴
ゴミ屋敷は性格、環境だけではなく、生活習慣も要因となります。
そこでゴミ屋敷になりやすい生活習慣についてもいくつかご紹介しましょう。
夜勤が多い人はゴミ屋敷リスクが潜んでいる
夜勤が多い人は、ゴミ捨てが難しいことから、ゴミ屋敷になりやすいです。
一般的に、多くの自治体でゴミ出しはその日の朝と決められています。
そのため、夜勤が多い人は、ゴミ出しの時間に仕事をしていますので、ゴミを捨てることができません。
24時間いつでも捨てられる環境のマンションであれば良いのですが、ゴミ出しの時間や曜日が指定されている場合、日常生活の中でごみを捨てるタイミングが合わず、結局はゴミが蓄積されてゴミ屋敷になってしまう可能性があります。
コンビニ弁当が多い人はゴミ屋敷リスクが潜んでいる
自炊でもなく、かといって外食でもなく、食事はコンビニやスーパーのお弁当やお惣菜ばかりという人は、ゴミ屋敷のリスクが潜んでいます。
なぜなら、食事の度にゴミが出るからです。
自炊でもゴミは出ますが、コンビニやスーパーのお弁当やお惣菜の場合、容器は燃えないゴミ、割りばしは燃えるゴミ、余ったり使わなかった調味料は中身を捨ててから燃えないゴミといったように、分別が面倒です。
便利ではあるもののゴミ屋敷リスクを高める
毎日のようにコンビニ・スーパーに食事を頼れば、毎日分別に迫られます。
忙しくなったり、気が乗らない時などに分別を怠ることでゴミが溜まり、掃除が面倒になって気付いたらゴミ屋敷になってしまうリスクがあります。
何事もまとめてやろうとする人はゴミ屋敷リスクが潜んでいる
コツコツではなく、まとめてやる人はゴミ屋敷リスクが高くなります。
例えば、毎日こまめに掃除を行うのではなく、休日にまとめてと考えている人です。
このような生活習慣は決して悪い訳ではないのですが、まとめて行おうと思っていた日に用事が入ってしまったり、体調を崩すなどして実践できなかった場合、そのまま放置されてしまいます。
結局は、その後にまとめてやろうと考えるものの、何らかの事情で実践できないと、ゴミが蓄積されていき、やがてはゴミ屋敷になってしまう可能性があります。
ゴミ屋敷になりやすい人の特徴を覚えて未然に防ごう
ゴミ屋敷になりやすい人や生活習慣、性格の特徴をいくつかご紹介しました。
該当するからと言って必ずゴミ屋敷になるわけではありませんが、該当している項目が多ければ多いほど、ゴミ屋敷のリスクが高まります。
これらの特徴を踏まえ、該当する項目が多い人は、常日頃から掃除を意識し、ゴミ屋敷にならないよう心がけましょう。