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ゴミ屋敷片付け

ゴミ屋敷について、ケアマネが対応できること、できないこと

ゴミ屋敷について、ケアマネが対応できること、できないこと|ゴミ屋敷の片づけはゴミ屋敷バスター七福神
ゴミ屋敷について、ケアマネが対応できること、できないこと

近年、ケアマネが訪問介護者のお宅に伺った際、中が片づけられていないゴミで溢れるゴミ屋敷の状態だったといったケースが増えてきています。

少々散らかっている程度なら訪問介護の仕事に影響はないかと思いますが、足の踏み場がないほどのゴミ屋敷のような散らかり具合ならケアマネの仕事どころではありません。

訪問介護の利用者の家がゴミ屋敷だった場合、ケアマネが対応できることと、ケアマネが対応できないことを解説していきたいと思います。

目次

ケアマネが訪問介護者のお宅に伺ったらゴミ屋敷だった場合どうする?

ケアマネが訪問介護者のお宅に伺ったらゴミ屋敷だった場合どうする?

ケアマネや介護スタッフが訪問介護者のお宅に伺ったら中がゴミ屋敷だった・・・。

事前の情報では訪問介護者の家がゴミ屋敷だなんて聞いていなかった・・・。

そんなふうに予期せぬ事態に直面して戸惑われるケアマネの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に訪問したお宅がゴミ屋敷だった場合にどのような対応をしたのか経験したケアマネの方のお話をご紹介します。

まずは一旦すべて片づける

介護もままならないぐらいのゴミ屋敷っぷりの場合、多くのケースはケアマネが介護プランを作成する前に自治体もしくは専門業者に依頼をして一旦ゴミを全て片づけるといった流れになる場合が多いそうです。

ゴミ屋敷のような状態では、やはり介護スタッフが介護はできないということですね。

片付いたお部屋を維持するためにヘルパーを頼む

ゴミ屋敷となってしまった介護者は自力では部屋の片づけを行うのが難しい状態にあることが多いそうです。そのため、一旦全てのゴミを撤去しても時間が経てば、またゴミが徐々に部屋を埋め尽くしていってしまい、放っておけば最初のゴミ屋敷の状態へと逆戻りしてしまいます。

再度ゴミ屋敷となるのを防ぐべく、全てのゴミを撤去して介護スタッフが介護ができる環境を整えられたら、あとはその状態を維持できるよう週に数回ヘルパーなどに頼んで片づけてもらうという利用者さんも多いそうです。

ゴミ屋敷であることを事前にケアマネスタッフに伝える

ゴミ屋敷を作ってしまう介護者は、自力での片づけが困難なため、ゴミを撤去した後もまだまだ散らかっていたり、悪臭が残っていたりするケースもあります。

そういった環境のお家であることをケアマネやスタッフに事前に伝えて、大丈夫かどうかを確認するとスムーズに介護に繋がるとのことでした。

中には不衛生な環境が「生理的に無理」と感じる介護スタッフもいるようです。

また、「行ける」と思ったものの、いざ足を運んだら「やっぱり無理」となる介護スタッフもいるようで、お互いが気持ちよく介護ができるように、こうした状況を理解できるスタッフを現場に送る調整をすることも、ケアマネの仕事として大切になってくるようです。

ケアマネや介護スタッフはゴミ屋敷を片づけることはできる?

ケアマネや介護スタッフはゴミ屋敷を片づけることはできる?

では、介護事業者側では、依頼されたら介護者のゴミ屋敷を片づけることができるのでしょうか。

訪問介護サービスととゴミ屋敷との関係について見ていきたいと思います。

介護事業者側では片づけることはできない

結論からお話しすれば、介護事業者はゴミ屋敷の片づけはできません。

ケアマネの「業務外」という扱いになります。

掃除やゴミ出し程度なら、訪問介護の仕事の範囲内となりますが、ゴミ屋敷の清掃や大掃除となってくると清掃の規模が大きくなってくるため、介護保険で利用できる訪問介護サービスの範囲外ということになるのです。

介護保険サービスと介護保険外サービスがある

介護保険の訪問サービスで利用できるのは、「日常生活を送るうえでの必要最低限のサービス」になります。

介護保険サービスは課税所得に応じて自己負担額が1から~3割となりますが、介護保険外サービスは介護保険適用対象外となるため全額自己負担となってしまいます。

ただ、自治体によっては介護保険外サービスでも介護保険サービスと同じく1から~3割の自己負担額のところもあるので、保険外でケアマネの利用を希望される際は自治体に問い合わせてみるのが確実です。

ちなみに、介護保険サービスは原則要介護認定を受けた65歳以上の高齢者が対象となりますが、介護保険外サービスは自己負担が基本ということもあり、厳しい利用制限は定められておりません。

介護保険で利用できる訪問介護サービスとは?

介護保険で利用できる訪問介護サービスとは?

ここからは介護保険の訪問サービス内で利用できるサービスには、どのようなものがあるのかをまとめていきます。

大きく分けると「身体介助」「生活介助」の2つに分けられますが、どのような内容なのかを見ていきましょう。

身体介護サービスの内容

身体介護サービスは、

  • 食事の介助
  • 清拭や入浴の介助
  • 排せつの介助
  • 起床・就寝の介助
  • 着替えの介助や体位変換
  • 移動などの生活動作の介助
  • 服薬の介助
  • 通院の往復の介助(診療の待ち時間は介護保険対象外)
  • 投票所へ行く際の投票所への往復介助

などがその対象として挙げられます。

日々の生活の身の回りのことに加え、通院や投票への同行なども利用できるサービスに含まれてきます。

生活援助サービスの内容

生活援助サービスは、

  • 掃除
  • 洗濯
  • 一般的な食事の準備や調理
  • 生活必需品の買い物
  • 薬の受け取り
  • 衣服の整理・補修

などがその対象として挙げられます。

本人の介助以外に、健康的な生活を送るために掃除や洗濯なども対象となってくるのが特徴です。この掃除のところに、ゴミ屋敷の片付けも含まれそうにも思えますが、あくまでも訪問介護サービスのついで程度に行えるものかどうかというところでしょう。

出典:豊島区WEBサイト

介護保険で利用できない訪問介護サービスとは?

介護保険で利用できない訪問介護サービスとは?

介護保険内で利用できるサービスを前の項目でお話しましたが、介護保険内の対象とならないサービスはどのような行為が該当するのかをまとめていきます。

介護者の援助に該当しない場合

行政は、介護スタッフのサービスが介護者への援助ではなく、ご家族のためのものだったり、ご家族が行うことが適当と判断される行為は介護保険外としています。

例えば、ペットの世話やお庭の管理、介護者の金銭管理などは、介護スタッフの仕事の範囲外のものと判断されます。

介護スタッフが行わなくても日常生活に支障がない場合

こちらは

  • 旅行の同伴
  • 話し相手
  • 洗車

などが当てはまります。

介護スタッフのサービスを受けなくても暮らしには困らないようなことは、介護保険の対象外となります。

日常的に行われる家事の範囲を超える場合

ゴミ屋敷の片づけはここに該当します。

ゴミ屋敷の片づけ以外にも、

  • 部屋のワックスがけ
  • 大きな家具を移動させての掃除
  • 家屋の修繕

なども当てはまります。

これらは、日々の家事の範囲を超えているため介護スタッフに頼むことはできません。

介護保険外の自費で介護スタッフに依頼できるサービス内容の例とは?

続いて、介護保険サービスの対象外となり、介護事業者によっては自費で依頼できるような項目を見ていきましょう。

自費で依頼できるかもしれないサービス内容

  • 宅食
  • 訪問理容師
  • 認知症の方の見守り
  • 送迎
  • 家事代行
  • 外出付き添い

などがその対象として挙げられます。

このように生活がより豊かになるような援助が受けられますが、多くの場合は10割自己負担となるため、経済的な負担が大きいことがネックにもなります。

介護保険外のサービスを行っている事業者

介護保険外のケアマネのサービスを行っている事業は、

  • 市区町村が運営している非営利目的のもの
  • 民間企業が実施している営利目的のもの

など様々な種類があります。

ボランティア、NPO、民間企業、社会福祉法人、協同組合と業態は多岐にわたるので、依頼する場所によって自己負担額やサービス内容が異なってきます。

訪問介護の利用を検討する際は、充分に下調べをしてから利用するのが安心でしょう。

ゴミ屋敷の清掃は訪問介護サービスの対象外

ゴミ屋敷の清掃は訪問介護サービスの対象外

ここまでお話ししてきたように、ゴミ屋敷の清掃は介護保険のサービス対象外となります。

なのでケアマネや介護スタッフが片づけを行うことはできません。

とはいえ、介護を受けないと生活に影響が出てきますし、ゴミ屋敷の状態では不衛生なので状況を改善する必要が出てきます。

掃除、ゴミ出しは、訪問介護の仕事の範囲内

日常の家事の範囲内と思われる掃除やゴミ出しレベルなら介護スタッフの仕事の範囲内となります。

どこからが範囲内でどこからが範囲外となるその境目は難しいところですが、掃除に追われて利用者の介護がままならないような状況で判断するのではないかと思います。

こちらもケアマネの判断となるところもあるので、ゴミ屋敷改善に迷ったり困ったりしたら相談してみるのがおすすめです。どのようにしたらいいのか指示をもらいましょう。

訪問介護の範囲を超えるゴミは専門家に任せよう

介護に影響が出るような状態のゴミ屋敷をそのままにしておくのは衛生的ではないし、ゴミにつまずいて思わぬ怪我をしたり、ゴミに引火して火災に発展するなどの恐れも出てきます。

訪問介護利用者の費用負担とはなりますが、一旦家の中のゴミを全て撤去してリセットした環境で介護を受けるのがベストと言えるので、ゴミ屋敷の片づけは専門業者に依頼をするのが安心でしょう。

一旦お部屋の中の状態がリセットされれば、あとはヘルパーやケアマネの力を借りて生活に困らないレベルの環境を維持することが期待できます。

ゴミ屋敷清掃会社の選び方

ゴミ屋敷清掃会社の選び方

では、ゴミ屋敷の専門業者はどのような会社を選べばいいのでしょうか。

ゴミ屋敷の専門業者を選ぶ際のポイントをまとめていきます。

追加費用が発生しない

ゴミ屋敷の専門業者を選ぶ際は必ず見積もりを出してもらいましょう。

そして、その見積もりに金額だけではなく、どの作業にいくら費用がかかるかなどの内訳が明記されているかどうかもしっかりと確認をします。

この明細や内訳を確認せずに、金額が安いと飛びついてしまうと、後から追加費用を請求されて予定よりも高くなってしまったというケースも存在します。

金銭トラブルを防ぐためにも、見積もりを依頼して、その内訳を確認し、分からないことがあれば納得できるまで質問をしておくと安心です。

ゴミの仕分けをしっかり行ってくれる

多くのゴミ屋敷の専門業者は、出たゴミをそのまま回収していってくれるので心配は要らないと思いますが、ゴミの仕分けをきちんと行っているかも確かめておきたいところです。

中には、回収した不用品を不法投棄してしまうような悪徳業者まで存在しています。

持ち主が分かるようなものがどこかに不法投棄されていたら、思わぬトラブルに巻き込まれることも考えられるので、業者を選ぶ際は安心できる業者かどうかしっかりと見定めなければいけません。

口コミがいい業者を選ぶ

安心できるゴミ屋敷清掃業者かどうかを確認する場合、口コミを確認してみるのもおすすめです。

ただ、口コミサイトは競合会社が他社の口コミを悪く書いたりするなど、口コミを鵜呑みにできないところもあるので、あくまで参考程度に口コミサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

実際の知人などで便利屋などを利用したことがある方に、おすすめの業者を聞いてみるのもいいでしょう。

ゴミ屋敷清掃会社の相場

ゴミ屋敷清掃会社の相場

最後に、ゴミ屋敷の専門業者を利用する際の相場の目安をご紹介します。

ゴミ屋敷バスター七福神の料金プラン

間取り御料金・費用(税込)
1R/1K33,000円〜
1DK55,000円〜
1LDK88,000円〜
2DK121,000円〜
2LDK154,000円〜
3DK187,000円〜
3LDK   209,000円〜
4DK242,000円〜
4LDK264,000円〜

当社は、

  • 見積もり費用
  • 車両代
  • 出張料
  • 特急料金
  • 深夜料金

の全てが0円無料で行わせて頂いております。

〇ゴミ屋敷バスター七福神と一般的な片付け業者との料金体系の比較表

項目A社B社七福神
基本料金(作業料)4,400円2,750円         上記提示料金
出張費3,300円4,400円無料
車両費3,300円4,400円無料
特急料金未対応5,500円無料
深夜料金9,625円未対応無料
リサイクル未対応一部対応対応
追加料金27,500円24,200円無料
通常合計金額38,500円35,750円33,000円
深夜合計金額48,125円未対応33,000円
特急合計金額未対応41,250円33,000円

ゴミ屋敷片づけ専門業者の利用を検討されている方は、上記料金表を参考にしてみてください。

また、「どこから片づけていいか分からない」など、ゴミ屋敷の片付けでお困りの際は、ゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください。

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散らかった部屋からの脱出
要らない物の整理整頓
など片付けのお悩みに
お応えします!

この記事を読んで少しでもゴミ屋敷や汚部屋を掃除したい、
要らない不用品を整理したいなど片付け・清掃を検討された場合は
是非、まずはお気軽にゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください!

この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 新家 喜夫

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。

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