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たばこの吸い殻の入った缶の捨て方!火災の原因や飲んでしまうリスクも!

吸い殻の入った缶の捨て方は、よく分からない喫煙者も多いのではないでしょうか。

喫煙場所が限られ、タバコも値上がりが続くなど喫煙者にとって何かと肩身の狭い思いが続いている状況です。

吸い殻の入った缶の捨て方も正しい方法をと心掛けても、いざ捨てる時になると、捨て方に迷う人も多いようです。

そこで吸い殻の入った缶の捨て方についてリサーチしてみました。

たばこの吸い殻の入った缶の捨て方!火災の原因や飲んでしまうリスクも!

吸い殻の入った缶の捨て方について

吸い殻の入った缶の捨て方に悩む男性

結論から言えば、吸い殻の入った缶については不燃ゴミとして捨てるケースが多いようです。

吸い殻だけを見れば燃えるゴミですが、缶が不燃ゴミなので、不燃ゴミとして扱われるケースが一般的のようです。

もしもですが、紙製のパック等に吸い殻を入れていれば捨て方としては燃えるゴミになります。

つまり、吸い殻そのものが問題になるのではなく、あくまでも吸い殻入れとして用いているケースの問題だと考えることができます。

吸い殻の入った缶の捨て方は、自治体に問い合わせてみるのも手

吸い殻の入った缶の捨て方に迷っている喫煙者は自治体に問い合わせてみることで、より確実な答えを得ることが可能です。

吸い殻に限らず、ゴミの捨て方は自治体によって微妙に異なります

燃えるゴミ、燃えないゴミといったカテゴリーに関しては全国でほぼ統一された価値観となっていますが、捨て方に関しては自治体によって独自にルールを制定していますので、吸い殻の入った缶の間違いない捨て方を把握するためには、住んでいる自治体に問い合わせてみましょう。

吸い殻の量は関係する?

ゴミの世界では「9割ルール」があります。

これは材料の9割に該当するもののカテゴリーで捨てるというもので、決して明文化されているものではないのですが、捨て方の「暗黙の了解」となっています。

つまり、アルミ缶を灰皿代わりにした場合、吸い殻が少量であれば不燃ゴミですが、仮に缶の9割以上が吸い殻だった場合はどうなるのか。

この点に関しては9割ルールを適用するのであれば可燃ゴミになるのですが、そもそもアルミ缶の容積の9割以上を吸い殻にする行為が現実的ではない点、さらにはアルミ缶に関しては回収業者が一度洗浄する点などから、基本的に不燃ゴミとして扱うようです。

吸い殻以外のゴミを入れている場合の捨て方は?

吸い殻だけを入れた缶の捨て方は不燃ゴミになりますが、では吸い殻以外にもいろいろと混ぜている場合にはどうなるのでしょうか。

始めは吸い殻だけを入れていたものの、次第に「ゴミ箱」として使うようになったり、あるいは捨てる局面になって様々なゴミを入れたりすることもあるかもしれませんが、この場合も基本的には不燃ゴミで捨てるケースが一般的のようです。

但し、様々なリスクが発生する恐れがあることから、缶の中に様々なゴミを入れる行為そのものが推奨できません。

そもそも、吸い殻を缶に入れることも、実はリスクのある行為です。

吸い殻を缶に入れる行為がリスクとなっている

吸い殻の入った缶をどう捨てるか悩む男性

自動販売機で飲み物を購入し、飲み干したら吸い殻を入れる灰皿代わりにする。

これは喫煙者にとっては決して珍しいものではなく、特に外で仕事をしている人にとっては、どこにでもある自動販売機、さらには缶ゴミのダストケースもあることから、比較的よく見かける光景です。

しかし実はアルミ缶を吸い殻代わりにすることは、様々なリスクが隠されています。

ではどのようなリスクがあるのか、ご紹介しましょう。

中が見えないことによる火種リスク

アルミ缶を灰皿代わりにする場合、基本的にはある程度液体を飲んでからです。

多少液体を残すことで火消し効果をと考えている人もいますが、基本的にアルミ缶の中は見えません。

そのため、吸い殻が完全に消えたかが分かりません。

自分自身では消えている、少し液体が残っているからそこで消えるはずだと思っていても、実際には消えておらず、火種となって残ってしまっているケースも十分に考えられます。

特にヘビースモーカーの場合、吸い殻の量も多くなることから、消えていないアルミ缶の中に、新たな吸い殻を入れるのです。

火種となってしまい、大きな火災事故に発展する可能性も決してゼロではありません。

日常生活の中でも火災リスクはつきまとうものですが、火の気に気付いた際にすぐに消すことで、火災リスクは最小限に抑えることができます。

しかし、吸い殻の入った缶は先にもお伝えしたように中が見えません。

つまり、もしもですが缶の中で既に火災となっているとしても、見た目は分かりません。

ましてや缶はある程度耐久性がありますので、多少中で吸い殻が燃えてしまっていても、なかなか気付きにくいものです。

目に見えないものは注意を向けることが難しいだけに、中が見えない缶は「リスクのある空間」となっているのです。

季節によって乾燥することによるリスク

冬など、季節によっては吸い殻が乾燥してしまい、新たな火種となる可能性があります。

吸い殻の量が増え、中に入っていたであろう液体を吸収してしまい、かつ乾燥しているので水分が飛んでしまうと、吸い殻は乾燥して燃えやすい火種となりかねません。

吸い殻の入った缶に何も近付かなければよいのですが、火の気が近付いた際、缶の中には乾燥した燃えやすい吸い殻が入っているのです。

引火してしまう可能性もあれば、中身が見えないことから引火した時点では気付かず、大きな火災となってから気付かされるケースもあります

どうなるのか分からないリスク

吸い殻の入った缶の扱いを自身では気を付けているとしても、捨てた吸い殻の入った缶がどうなるのかまでは把握できません。

乾燥している季節、他の不燃ゴミと混ざってしまったり、あるいは何らかの形で火種と接触してしまい、火災となる可能性もあります。

「自宅で火災が起きないのであれば問題なし」とう問題ではありません。

吸い殻の入った缶を不燃ゴミとして捨てるということは、火種となりかねない物を捨てることを意味します。

例えばですが、不燃ゴミとして集積されていたところに、うっかり喫煙者がポイ捨てをしたことで、吸い殻に引火して大惨事が引き起こされてしまう可能性もあります。

このように、吸い殻の入った缶は、自身が捨てた後も火災リスクがあるのです。

捨てた後であれば責任はありません。

しかし、社会に大きなダメージを与えることになりかねません。

「自分の責任にならないから関係ない」ではなく、社会に余計な負担を与えない、リスクをもたらさないという観点が大切です。

吸い殻の入った缶を飲んでしまうリスク

吸い殻の入った缶の中身を飲んでしまうリスクが高まります。

中身を飲んでしまうのは大人とは限りません。飲み残しの缶を灰皿代わりに使ったことで子どもが誤って中身を飲み、ニコチン中毒になる事故が一定数起こっています。飲み残しの中身に溶け出したニコチンは中毒性が高く、それを子どもが摂取することでさらに中毒症状が悪化するので注意してください。

中毒症状としては嘔吐の症状が見られますが、重症化するとそれだけでは済みません。

火を使用しない加熱式たばこでも同様の事故が起こる可能性があるので、空き缶を吸い殻入れにすることはやめましょう。

空き缶がリサイクルできないリスク

吸い殻が空き缶のなかに入っていると、その缶はリサイクルできません。リサイクルするためには、空き缶のなかに入っている吸い殻を取り除かなければならず、そのために手間と時間を取られているのが現状です。

なお空き缶の吸い殻を取り除く作業は機械ではできず、すべて手作業で行われています。

ある自治体では、吸い殻の入った空き缶が1カ月に5,000個近くに上り、電池や使用済みマスクが出てくることもあるそうです。これらも手作業ですべて除去されてリサイクルできる状態にされています。ゴミ収集の人たちの迷惑になっていることを認識して、このようなことはやめたほうが良いでしょう。

吸い殻はどう扱うのが良いの?

吸い殻の入った缶をどう捨てるか

自動販売機で気軽に購入できる飲料水。飲み干した後に吸い殻入れにするのは合理的かもしれません。

しかし、缶ではなく、できる限り灰皿を活用しましょう。

近年は携帯型の灰皿もありますので、外でのお仕事の人はそちらを活用するなどして、吸い殻は灰皿を使用するよう心がけましょう

まとめ

吸い殻の入った缶の捨て方を知りマナーを守る

吸い殻の入った缶の捨て方は決して難しいものではありません。

しかし、吸い殻の入った缶は火災リスクがあります。

捨てた後まで責任が問われないとはいえ、火災にまで発展してしまった場合、社会・地域に負担をかけることになります。

多くの人が安心して暮らせる社会のためにも、吸い殻は缶に捨てるのではなく、家の中でも外でも灰皿を活用し、適切に処分することが大切です。

特に喫煙者への風当たりが強くなっている昨今、より適切なマナーが求められますので、缶に吸い殻を入れてそのまま捨てることは控えた方が良いでしょう。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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