生活サイクルの変化や、子どもの成長とともに使わなくなってしまう自転車は案外多いですよね。
自転車は不燃ゴミや可燃ゴミとして処分ができないため、捨てようにも捨てられず、玄関先や庭の隅っこに放置したままになっている人も少なくないでしょう。
今回は、自転車の処分方法と費用、そして買取方法までご紹介いたします。
目次
自転車を処分する方法
自転車を処分するには、以下4つの方法があります。
|
粗大ゴミに出す
自転車を低費用で処分するのなら、自治体へ粗大ゴミとして出すのが手っ取り早いです。
処分費用は自治体によって異なりますが、400~800円程度で処分できます。
参考として、練馬区・品川区・大田区の処分料を以下にまとめました。
品目 |
練馬区 |
品川区 |
大田区 |
16インチ以上 |
800円 |
600円 |
800円 |
16インチ未満 |
400円 |
300円 |
800円 |
電動・大人用三輪車・3人乗り |
800円 |
600円 |
800円 |
自転車の車輪 |
400円 |
記載なし |
300円 |
見てわかる通り、自治体によって処分料に差があります。
また、インチや電動、三輪車など、形状や大きさによっても費用が異なるので注意しましょう。
粗大ゴミならあまりお金をかけずに処分できますが、収集日の指定はほぼできません。
また、引き取りまでに2週間以上かかることもあります。
そのため、引っ越しなど急ぎで処分したい方には不向きな処分方法です。
処分場へ持ち込む
自転車の処分方法に、直接処分場へ自己搬入する方法もあります。
自己搬入の場合、基本的には「自転車1台でいくら」と決まっているのではなく、1度の搬入でいくら、何キロでいくらなどと決められていることが多いです。
そのため、車に積む量であれば、自転車以外のゴミも一緒に処分できる場合があります。
また、搬入を受け入れている日であればいつ行っても良いので、粗大ゴミのように引き取りまで時間がかからないことも利点と言えます。
ただし、搬入場所が自宅から遠い場合、ガソリン代など別の費用がかさむ場合もあるので注意が必要です。
自治体によっては、事前受付が必要になる場合もあるので、受付時間などの事前確認も行いましょう。
不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者は、比較的スピーディーに引き取ってもらえます。
時期や業者にもよりますが、早い場合は即日で対応が可能な場合もあります。
また、収集場所まで自分で運び出さなくても、業者が自宅まで引き取りに来てくれるので、交通費もかかりません。
しかし、そのぶん費用は割高で、平均で1,500円~3,000円程度の費用がかかります。
ただし、不用品回収業者では自転車以外のものの引き取りも行っている場合もあります。
自転車だけなら割高になりますが、他にも不用品があるのなら、不用品回収業者に依頼していいかもしれません。
新しい自転車を購入したお店に引き取ってもらう
サイクルショップの中には、新しい自転車を購入したお客様に対して、古い自転車の引き取りを無料で行っているところがあります。
下取りをしてもらえるケースは少ないですが、無料で引き取ってもらえば、手間をかけずに手放せるうえに、処分費用も浮きお得に処分できます。
ただし、すべてのお店が引き取りを行っているわけではないので、引き取りを希望するのであれば、あらかじめ確認しておきましょう。
高需要・美品の自転車は、買取に出した方がお得!
使用頻度が少ない自転車や有名ブランドの自転車は、中古でもまだまだ需要が多く、買い手がつく可能性があります。
自分にとっては使わなくなった自転車であっても、買取に出すことでお得に処分できるケースも少なくありません。
自転車を買い取ってもらう方法は、以下の4つあります。
|
買取専門のサイクルショップへ売却する
自転車の買取を専門的に取り扱っているサイクルショップでは、当然ながら自転車についての知識が豊富なスタッフが在籍しています。
そのため、自転車の価値を見出してもらい、正しい査定額をつけてもらえる可能性が高いです。
リサイクルショップで売る
自転車だけに限らず、スポーツ用品や衣類、本、ホビー用品など、幅広いジャンルの買取を行っているリサイクルショップで売るのも一つの手です。
買取額は低めにはなりますが、他の不用品もまとめて買取に出すことができます。
また、日本全国に店舗があるため、利用しやすい点も大きなメリットです。
リサイクルショップの中には、無料で査定、引き取りまで行ってくれるリサイクルショップもあるので、まずは近隣にお店がないか調べてみましょう。
ネットオークションに出す
人気の高いブランドやプレミアがある自転車は、ネットオークションに出すと高値で買い手がつくケースもあります。
欲しい人が多ければ落札額はどんどん上がるケースもあるので、需要が多い自転車であればあるほど売れる確率も高くなります。
ただし、配送の手間や送料の負担などもあるので注意しましょう。
フリマアプリで売る
多く人が利用しているため、マウンテンバイク、ロードバイクのほか、子供乗せ付きの自転車なども需要が高く、すぐに買い手が見つかることもあります。
また、金額は自分で自由に決められるので、早く処分したいのなら価格を低めにするなど、自分のさじ加減次第で売買スピードも調整できます。
自転車を買い取ってもらうコツ&注意点
売却するのなら、できるだけ高値で売りたいですよね。
少し工夫をするだけで、買取金額をUPできる可能性があります。
自転車を磨き上げて、しっかりクリーニングをする
どんなにキレイな自転車でも、一度は人の手に渡った中古品です。
細かい汚れも徹底的に落とし、できるだけ新品の状態に近づける努力をしましょう。
ハンドル部分はとくに汚れやすいので、丁寧に磨き、ピカピカに仕上げておくと印象も良くなります。
自転車の買取時の注意点
自転車を手放す際は、防犯登録の抹消の手続きが必要です。
防犯登録とは、自転車が盗難されたときに備え、持ち主の情報を登録保管するものです。
期間は永久ではなく、地域によって5~10年程度と期間が決まっている場合があります。
そのため、防犯登録が切れている自転車は問題ありませんが、登録期間内の場合は、売却先のオーナーが窃盗罪となってしまう可能性もありますので、事前に登録抹消手続きをしなければなりません。
自転車の防犯登録抹消手続きは、各自治体によって異なりますので確認しておきましょう。
まとめ
今回は、自転車の処分方法と買取についてご紹介いたしました。
処分方法によってかかる費用が異なりますが、収集が早い、他の不用品もまとめて処分できるなど、それぞれメリットがありますので、自分に合った処分法を選びましょう。
また、もともと高価な自転車や状態の良い自転車の場合は、すぐに処分せず買取に出すことも視野に入れてみてください。
思いがけない臨時収入になる可能性もありますので、まずは一度査定に出してみてはいかがでしょうか。