毒親をご存知でしょうか?
ネット等では見かける機会が増えている言葉ですが、毒親は汚部屋で暮らしているケースが多いとの説があるようです。
そこで毒親とはどんな存在なのかや、毒親と汚部屋の相関性等について解説していきましょう。
目次
毒親とは?
毒親とは、決して明確に定義されている言葉ではないのですが、大まかな意味として「子供にとって毒になる親」の略称です。
そのため、毒親にもいくつかのパターンがあります。
過保護な毒親
子供に対して過保護・過干渉な親を毒親と呼ぶケースがあります。
過保護や過干渉が行き過ぎてしまうと、子供にとっては負担です。
ましてや子供のためを思ってのものではなく、あくまでも親自身の価値観を押し付けるかのような過保護・過干渉になりますので、子供にとって負担となる、つまりは毒親となってしまうのです。
放置する毒親
先とは逆で、子供を放置する親も毒親として扱われることがあります。
過保護・過干渉は問題ですが、だからといって放置するのも問題です。
子供への適切な教育は親の責務ですが放棄して自分を優先した生活を送ってしまうのです。
ただし、一般的には放置系よりも過保護・過干渉系の親を毒親と称することが多いです。
毒親は汚部屋率が高い?その理由とは
毒親とは子供に対して適切な距離感を持つことができずに悪影響を与える親です。
そんな毒親ですが、汚部屋率が高いと囁かれています。
なぜ毒親は汚部屋率が高いのか、その理由をいくつかご紹介しましょう。
自分本位だから
毒親とは子供をまるで自分の物のように扱います。
つまり、自分本位であることが伺えます。
そのため、部屋の掃除や片付けが苦手な傾向も多いです。
汚部屋であっても自分は問題ない、誰にも迷惑を与えていない。
このような理屈から部屋の掃除に対して消極的なので、汚部屋にしてしまう率が高いのです。
判断力が鈍いから
毒親は適切な判断ができないことから、子供への距離感を間違え、悪影響を与えています。
つまり、掃除に関しても判断力が悪影響を及ぼしてしまうので、汚部屋化させてしまうという理屈です。
整理整頓はパズルのような側面もあります。
何をどこにしまうのかはもちろんですが、使う時のこと、部屋全体のバランス等も考慮する必要がありますのでそれらが分からず、汚部屋にしてしまうのです。
悪いことだと思っていない
毒親は汚部屋を悪いことだと思っていないケースも多いです。
「多少汚い」くらいには思っていても、汚いからと言って誰かに迷惑をかけている訳ではない。
このような考えから、汚部屋にしてしまう毒親もいます。
確かに汚部屋は法律に違反している行為ではありませんので、「だから何が悪いんだ」と開き直ってしまう毒親もいます。
周囲からどう思われているのかという意識が欠如している
毒親は自分本位だとお伝えしました。
さらに言えば、周囲からどのように思われているのかという意識が欠如します。
本来、人間は周囲からどう思われるのかが行動のブレーキになることもありますが、そのような意識が欠如している毒親は、周囲からの視線を意識しません。
つまり、汚部屋となっても周囲からどう思われるのかなど考えませんのでブレーキになりません。
一般的には、汚部屋やゴミ屋敷は周囲からの視線も抑止力の一つとなりますが、毒親にはそのような考え方がありませんので、汚部屋でも気にしないのです。
大切にされてこなかったので物を大切にしない
毒親となる理由は様々ですが、自分自身が親から大切にされてこなかったので、子供との適切な距離感の構築ができずに毒親となってしまうケースも見受けられます。
大切に育てられることで、物を大切にする大切さを理解できるのですが、大切にされていないので、物の大切さが分からず、汚部屋にさせてしまうケースも見受けられます。
部屋の整理整頓の優先順位が低い
毒親にとって子供の存在は大きいです。
過保護・過干渉となるのも子供の存在が大きいからこそ。
つまり、毒親の中で子供の存在が何よりも優先順位の高いものになっており、部屋の状態とは比べものにならないのです。
そのため、汚部屋よりも子供が優先です。
部屋の状態よりも子供が気になりますので、汚部屋云々ではなく、あくまでも子供が気になるのです。
毒親の汚部屋を改善する方法
毒親にとって汚部屋は大した問題ではありません。
だからこそ汚部屋にしてしまっているのですし、汚部屋を改善しようとも思っていません。
そのため、汚部屋の解消は決して簡単ではありませんが、毒親の汚部屋を改善するためのポイントをいくつかご紹介しましょう。
汚部屋の前に子供との関係
毒親は汚部屋を問題だと思っていません。
問題意識があればその点を上手く刺激して掃除・片付けをするよう導くことができるのですが、汚部屋に対しての問題意識が低いです。
そのため、まずすべきは汚部屋の問題定義ではなく子供との距離感の再構築・関係修復です。
良くも悪くも子供の存在が大きすぎる毒親が、子供との適切な距離感を掴み、毒親から抜け出せば自ずと汚部屋への問題意識も高まります。
関係を修復しつつ汚部屋を掃除する
毒親との関係を修復することで、自ずと汚部屋への問題意識は高まるものです。
しかし、関係修復には時間がかかるのも事実です。
そこで汚部屋の掃除を子供が行うことで、毒親に対して問題提起するアプローチもあります。
子供が片付けを自発的に行うことで、毒親の心情面に訴える手法です。
ただし、「余計なことをするな」と反発されてしまう可能性もあるので、慎重に行いましょう。
汚部屋掃除に条件を出す
毒親に汚部屋の問題意識を持ってもらうために、汚部屋の掃除を提案してみましょう。
ただし、普通に提案するだけでは拒否されるのは火を見るよりも明らかです。
そこで「汚部屋を掃除してくれたら〇〇をする」といったように、何らかの条件を出してみましょう。
ただし、条件次第では毒親ぶりをエスカレートさせてしまうリスクもありますので、「する」ではなく「前向きに考える」など上手くぼかして伝えましょう。
業者の力を借りて汚部屋を解消する
正常な親子関係の構築が難しかったり、あるいは汚部屋の状態がひどいのであれば業者の力を借りるのも有効な手法です。
専門業者に依頼することで、汚部屋は確実に解消されます。
専門業者の手によって短時間で汚部屋を解消しすることで、親子関係にも変化が見られる可能性があります。
ただし、こちらはタイミングが大切です。
毒親を説得することができない場合には、毒親がいない時に行った方が良いでしょう。
毒親がいるときでは、専門業者に対して失礼な言動や、ともすれば妨害行動に走る恐れがあります。
毒親と汚部屋についてのまとめ
毒親とは子供への過保護・過干渉がエスカレートしている存在です。
子供の優先順位が高い点に加え、周囲からの視線を気にしなかったり、そもそも汚部屋を悪いと思っていないことから汚部屋リスクが高いです。
そのため、毒親の汚部屋を解消するためにはまずは親子の関係の再構築が大切です。
また、それらが難しいのであれば秘密裏に専門業者に依頼し、汚部屋を解消する方法もあります。
いずれにせよ、毒親の汚部屋の解決は一筋縄ではいきませんので長期戦を覚悟しておきましょう。