私たちの生活に欠かせないものとなりつつあるエアコン。
そんなエアコンですが、最後にいつ掃除をしたか覚えていないという方もいるのではないでしょうか。
一人暮らしでも、家族で暮らす家も、エアコンがない家の方が、現在となっては珍しいかもしれません。
そんな、当たり前のように使っているエアコンの掃除の方法は意外に知らない方も多いかもしれません。
そこで今回の記事では、エアコンの掃除方法についてまとめたものを紹介したいと思います。
エアコンを掃除しないとどうなるのか
なぜ、エアコン掃除をしないといけないか分からないと、掃除をする気になりませんよね。
エアコン掃除のメリットとして、「自身の健康を守ること」「電気代の節約」の2つがあります。
エアコンを掃除するメリット①自身の健康を守る
長期間エアコンの掃除をしないと、ほこりや内部にカビが発生してしまいます。
そのほこりやカビをエアコン稼働する度に、自身や家族の方がこれらを吸い込んでいる可能性があります。
カビが繁殖するのに適した温度が、20〜35度、湿度80%です。
また、ほこりや人の垢やタバコなどなんでも餌にして繁殖します。
カビを体内に吸い込むと、症状がひどくなると肺炎などを引き起こすかもしれません。
エアコンを掃除するメリット②電気代の節約
エアコンにほこりがたまることにより、フィルターが目詰まりを起こして、エアコンが効率よく働かなくなってしまいます。
ほこりが詰まっていると、エアコンが綺麗な状態以上に電力を消費してしまうので、電気代が高騰してしまうかもしれません。
自分でエアコンを掃除できる3箇所
自分でエアコンを掃除できる箇所は取り外せるパーツの3箇所です。
自分でエアコンを掃除する①フィルター
フィルターの主な役割は、お部屋の空気に含まれるチリやほこりなどを取り除いてくれる部分です。
毎日使えば使うほど汚れが溜まっていきますので、掃除の目安としてはこまめに週1回掃除した方が良いでしょう。
自分でエアコンを掃除する②ルーバー
ルーバーは風向き調節のために上下に動く羽のような役割をする場所です。
フィルターと比べると汚れは溜まりにくいので、掃除の目安として3ヶ月に1回くらい拭き取り掃除をしてあげましょう。
自分でエアコンを掃除する③カバー
前面パネルと呼ばれるカバーはフィルターを覆っている所です。
エアコンの機体によって外し方が異なるので、無理に開けないように気をつけて下さい。
フィルターに比べると汚れも溜まりにくいので、掃除の目安として3ヶ月に1回程度掃除しましょう。
エアコンの掃除方法
自分で掃除が出来る場所が分かった所で、次はどのようにエアコンを掃除するか紹介をします。
エアコンの掃除で用意するもの
エアコンを掃除する際に、用意するものの一例として、以下のような掃除道具があげられます。
- 脚立や椅子
- 掃除機
- 雑巾
- ハンディモップ
- ゴム手袋
- 新聞紙
- バケツ
- 歯ブラシ
- 綿棒
- 洗濯用の中性洗剤
エアコンの掃除手順
エアコンの掃除手順①準備をする
ほこりや汚れ防止のために、エアコンの下あたりの床に新聞紙やビニールなどを敷きましょう。
また、脚立や椅子などはぐらつかないか確認し、足場を固めます。
エアコンの掃除手順②電源を切りコンセントを抜く
エアコン掃除の基本ですが、コンセントをつけたままにしておくと感電の恐れがあるので、掃除に取り掛かる前に必ず抜きましょう。
エアコンの掃除手順③エアコン上部や表面のほこりを取る
ほこりを撒き散らさないためにも、エアコンの上部や表面のほこりをまず拭き取りましょう。
その際、濡れた雑巾などだと故障の原因になりかねないので、渇いた雑巾やハンディモップを利用するようにしましょう。
エアコンの掃除手順④パーツを取り外す
各パーツを取り外していきます。
カバー、フィルター、ルーバーの順に取り外していきましょう。
エアコンの機種により外し方など異なるので、説明書などで確認しながら外しましょう。
エアコンの掃除手順⑤取り外したパーツを掃除する
取り外したパーツに付着しているほこりや汚れを、掃除機で吸い取ります。
その後に水洗いをするので軽くほこりを取る程度で大丈夫です。
エアコンの掃除手順⑥パーツを洗剤で洗う
取り外したパーツは洗濯洗剤を使用し、お風呂場等で丸洗いをします。
その際、手が荒れるのでゴム手袋を装着するとよいでしょう。
また、歯ブラシや綿棒などを利用すると細かい汚れも掃除できます。
その後、しっかり水洗いをします。
エアコンの掃除手順⑦乾燥させる
生乾きのまま装着すると、臭いやカビの繁殖の原因になるので、しっかり乾かしてから元に戻します。
エアコンの掃除手順⑧送風運転をする
乾燥させ、パーツを装着したら水分を飛ばす意味でも、30分ほど送風運転をして乾かします。
エアコンの掃除をプロに依頼する
エアコン内部のパーツやフィンやファンなどといった部分は難しい箇所は、専門の業者に依頼することも一つの方法です。
なぜなら、大変というだけでなく、正しくエアコンクリーナーを使用しないと、カビの発生や発火などの可能性もあるからです。
プロにお願いすることで、エアコンを分解し、内部や配管まで綺麗にしてくれるので、1〜2年に1度くらいはクリーニングが必要ではないでしょうか。
エアコン掃除業者の料金相場
大手のエアコン清掃料金を紹介します。
エアコン料金を調べていて、意外だったのがお掃除機能付きのエアコン料金が高かったことでした。
お掃除機能が付いていると掃除の頻度は少なくて済む分、パーツが複雑化しており取り外しが大変だからです。
また、全体を掃除するのではなく、部分的にお願いしたいなど要望がある場合は、料金も異なるので一度見積もりなどしてもらった方が良いでしょう。
会社名 |
お掃除機能なし |
お掃除機能付き |
天井埋め込みタイプ |
A社 |
14,300円(税込) |
25,300円(税込) |
要見積もり |
B社 |
12,000円(税込) |
16,500円〜23,100円(税込) |
33,000円〜38,500円(税込) |
C社 |
14,190円(税込) |
21,780円(税込) |
31,240円〜(税込) |
まとめ
今回はエアコンの掃除をしたいと考えている人に向けて、掃除方法を紹介してきました。
エアコンは夏・冬とほぼ1年中稼働しているので、知らず知らずのうちにほこりが溜まっています。
エアコン掃除のポイントは、マメに掃除をすることです。
なぜなら、掃除をしないことで、故障の原因にもなり、エアコンの寿命を縮めてしまうからです。
また、カビやほこりが充満した部屋で過ごすことで、私たちの体内にも悪影響を及ぼします。
新年始まったばかり、綺麗で新鮮な空気でスタートを切るために、まずは出来ることから掃除を始めませんか。