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埼玉県八潮市のゴミ屋敷に対する条例(八潮市まちの景観と空家等の対策の推進に関する条例)の内容とは


ゴミ屋敷問題により、道路から溢れたゴミや広がる悪臭など近隣住人とのトラブルは絶えません。
ゴミ屋敷の報道を目にしたことがある方も少なくないでしょう。

一人暮らしの高齢者が、痴呆や体力の衰えなどにより自力でゴミ出しができなくなり、ゴミ屋敷となるケースが多いです。
さらに、昨今の社会情勢もあり自宅で仕事をする人も増えたことからゴミ屋敷化が若年層にまで広がってきています。

この記事では、そのようなゴミ屋敷問題に対して埼玉県八潮市がどのように対応しているのか説明します。
さらに、八潮市独自の「ゴミ屋敷条例」と呼ばれる、「八潮市まちの景観と空家等の対策の推進に関する条例」を詳しく解説していきます。

埼玉県八潮市のゴミ屋敷に対する条例(八潮市まちの景観と空家等の対策の推進に関する条例)の内容とは

埼玉県八潮市のゴミ屋敷条例とは

埼玉県八潮市のゴミ屋敷条例とは

八潮市のゴミ屋敷条例は、以下の目的で2016年に「八潮市まちの景観と空家等の対策の推進に関する条例」として施行されました。

  • 八潮市の景観を守る
  • 空き家対策を行うという

この条例ができた背景には、ゴミ屋敷を取り締まる国の法律がないことが挙げられます。
法律でゴミ屋敷の問題を規制することができないため、その代わりとなるルールを一部の地方自治体が独自に定めているのです。

埼玉県八潮市のゴミ屋敷条例の特徴

八潮市のゴミ屋敷条例の特徴として「緊急安全措置」が設けられていることが挙げられます。
緊急安全措置とは、生命や身体、財産に危害が及ぶことを避けるためにとられる措置のことです。

具体的には、以下のような健康被害や環境被害を考慮した措置を「緊急安全措置」によって取ることができます。

  • 伸び放題となったゴミ屋敷内の草を刈る
  • 公共の道路にまで及ぶ堆積したゴミを移動または撤去する
  • 消臭、防虫、殺虫のための薬剤の使用

埼玉県八潮市ゴミ屋敷条例による対応①立入調査

埼玉県八潮市ゴミ屋敷条例による対応①立入調査

市民からの相談・連絡を受けて八潮市の職員がゴミ屋敷へ立入調査を行います。
立入調査では、ゴミの堆積量や内容はもちろん、ゴミ屋敷住人に対する健康状態や生活状況などのヒアリングも行われます。

しかし、ゴミ屋敷住人の中には長らく社会から孤立してきた人も多く、コミュニケーションを取ることを拒絶する人も少なくありません。
その場合、何度も足を運び信頼関係の構築に努める必要があります。

埼玉県八潮市ゴミ屋敷条例による対応②指導

立入調査の結果、以下の状態が認められた場合「特定空家等の適切な管理に関する指導書」がゴミ屋敷住人へ通達されます。

  • 放置した場合倒壊などの恐れがある
  • 放置した場合衛生有害となる恐れがある
  • 著しく景観を損なっている
  • 生活環境の安全を脅かしている

文書により通達が行われた上で、何度も八潮市の職員が通い具体的な清掃方法や改善のための指導が行われます。

埼玉県八潮市ゴミ屋敷条例による対応③勧告

複数回にわたるゴミ屋敷への訪問指導を受けても指導に応じない、状況が改善されないといった場合は、行うべき内容が期限と共に「​​特定空家等の適切な管理に関する勧告書」に記載され通達されます。

埼玉県八潮市ゴミ屋敷条例による対応④命令

勧告にも従わない場合には、罰金などの対処措置が盛り込まれた「特定空家等の適切な管理に関する命令書」が発行されます。
その命令にも従わない場合には50万以下の罰金が課される可能性があります。

埼玉県八潮市ゴミ屋敷条例による対応⑤行政代執行

埼玉県八潮市ゴミ屋敷条例による対応⑤行政代執行

命令にも従わない場合には上記の罰金が課せられる可能性がある他、行政代執行が行われます。
行政代執行は、ゴミ屋敷に住む本人に代わり行政が以下のことなどを行います。

  • ゴミの堆積を除去
  • 害を及ぼしている雑草や草木の対処

しかし、この行政代執行が行われるまでには数年単位の膨大な年月を要します。
いきなりゴミが強制撤去されることはまずありません。
訪問や助言、指導などが複数回にわたって行われます。
ゴミ屋敷の問題を根本解決するため、以下とも連携を取りながら慎重に措置が進められていきます。

  • 八潮市の介護サービス
  • 福祉施設
  • 町内会
  • ボランティグループ

まとめ

埼玉県八潮市のゴミ屋敷に対する条例(八潮市まちの景観と空家等の対策の推進に関する条例)の内容とは

この記事では、埼玉県八潮市がゴミ屋敷問題に対しどのように対応しているのか、八潮市独自の条例である「八潮市まちの景観と空家等の対策の推進に関する条例」の内容を詳しく解説してきました。

八潮市は独自の「緊急安全措置」を定め、なかなか動きにくい行政の体制をスピーディーに解決できるよう条例を定め活用しています。
また、全国の行政の中でもまだ一部しか行われていない、行政がゴミ屋敷住人に代わって片付けを行うゴミ屋敷条例の最終措置である「行政代執行」についても取り組んでいます。
ゴミ屋敷問題について行政の中でも積極的に取り組んでいる自治体と言えるでしょう。

しかし、ゴミ屋敷問題は一度ゴミを撤去し片付けたからといってすぐに改善するわけではありません。
人によっては、一度片付いたとしても数週間程度でまた元の状態に戻ってしまう人もいます。
そのような人には精神面や健康面において問題がある場合が多いです。
心のケアや福祉からのアプローチなど、ゴミ屋敷問題の根底にある原因に寄り添い解決していく必要があるでしょう。

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